国家安全法・国歌法反対デモ
香港における反国歌法・国安法デモ
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反国歌法・国安法デモ(はんこっかほう・こくあんほうデモ)は、2020年5月24日に香港のインターネットユーザーが発起し、香港島で自発的に行われた中華人民共和国国歌法及び国家安全法に反対するデモ活動である。
反国歌法・国安法デモ | |||
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2019年-2020年香港民主化デモ内で発生 | |||
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日時 | 2020年5月24日 | から||
場所 | ![]() | ||
原因 | 香港政府が「国歌法」推進を検討 全国人民代表大会で「国家安全法」を香港へ導入検討する議案が提出 | ||
目的 |
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手段 | 道路を占拠するデモ | ||
参加集団 | |||
死傷者数 | |||
負傷者 | 10人以上[1] | ||
逮捕者 | 193人[2] |
経緯
2020年5月24日、新型コロナウイルスの感染拡大以降では最大規模となる「全人代による国家安全法制定を認める決議」[3]や「中華人民共和国国歌法」への抗議活動が行われ、香港メディアによれば数千人が参加した。デモ参加者は道路の封鎖やデモ行進を行い、「天滅中共」や「香港独立」などと書かれたプラカードの掲示やシュプレヒコールなどで抗議し、一部の参加者は商店のガラスを割るなどした[4]。
28日には第13期全国人民代表大会で香港への「国家安全法」導入が正式決定し[5]、香港市民の間には無力感から海外に活路を見いだそうとする動きも目立ち、移民を検討する市民が急増している[6]。
国際社会の反応
- アメリカ合衆国 - アメリカ合衆国のドナルド・トランプ大統領は29日のホワイトハウスでの記者会見で、中国が香港に国家安全法の導入を決めたことに関し「中国は香港に約束していた『一国二制度』を『一国一制度』に変えた」と批判。「香港の高度の自治は保証されなくなった」と述べ、アメリカが香港に認めている優遇措置を見直す手続への着手を表明した[7]。
- 北朝鮮 - 北朝鮮外務省の報道官が朝鮮中央通信の質問に対して、アメリカなどの共同非難声明を「外部勢力と追随勢力の陰謀」と非難し、「香港問題は徹底的に中国の内政に属する問題として、いかなる国や勢力もそれに対してどうのこうのと言う権利がなく、われわれは香港の安定と社会経済発展を阻害する外部の干渉行為に断固反対、排撃する」と述べ、中国政府を支持した[8]。
脚注
- ^ “醫管局:示威活動10人送院 清潔工心臟病發情況危殆”. 明報新聞網 (2020年5月24日). 2020年5月25日閲覧。
- ^ “警方指昨共拘捕193人 涉參與暴動非法集結等”. 香港電台. (2020年5月25日) 2020年5月26日閲覧。
- ^ 5月22日開幕の全国人民代表大会第13期第3回会議で審議されていた議案。
- ^ INC, SANKEI DIGITAL (2020年5月24日). “【動画】香港デモで180人以上を逮捕 国家安全法に抗議 市民からは怒り、不安、不満”. 産経ニュース. 2020年5月29日閲覧。
- ^ “中国、香港の治安統制を強化 安全法採択で一国二制度危機に(共同通信)”. Yahoo!ニュース. 2020年5月29日閲覧。
- ^ “香港市民に無力感、移住の動きも デモ広がり欠く―国家安全法、来月施行か:時事ドットコム”. 時事ドットコム. 2020年5月29日閲覧。
- ^ INC, SANKEI DIGITAL (2020年5月30日). “トランプ氏、香港の優遇措置見直し WHOと「断絶」も”. 産経ニュース. 2020年5月30日閲覧。
- ^ “「外部勢力と追随勢力の陰謀」北朝鮮外務省、香港問題で中国を支持”. デイリーNK (2020年5月30日). 2020年5月30日閲覧。