BLOOD+

Production I.G制作による日本のテレビアニメ作品

これはこのページの過去の版です。真紅の流星 (会話 | 投稿記録) による 2006年9月23日 (土) 11:10個人設定で未設定ならUTC)時点の版であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。


BLOOD+(ブラッドプラス)はProduction I.G制作のアニメ作品。2005年10月8日(一部地域は10月15日)よりMBSTBS系で放送、2006年9月23日(一部地域は9月30日)の放送をもって終了。 ファンによる略称は「血+」「B+」「ブラプラ」。


注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。


作品概要

2000年に劇場公開された『BLOOD THE LAST VAMPIRE』の「少女が刀を使って翼手を斬る」というコンセプトをそのままにし、キャラクター・ストーリーを一新して製作された。

機動戦士ガンダムSEED』シリーズ、『鋼の錬金術師』等の大人気アニメを連発するTBS土曜18時枠、通称・土6の新作として話題を集める。

メディアミックスとして、小説版・複数のコミック版・ゲーム版が存在する。

翼手との戦いや小夜の出生の謎を追いながら、世界各国をまわって行くストーリーとなっている。大きく分け「沖縄」編(1話~7話、14、15話)、「ベトナム」編(8話~13話)、「ロシア」編(16話~19話)、「フランス」編(20話~32話)、「イギリス」編(33話~40話)、「アメリカ」編(41話~最終話)となっている。

更に2部構成となっており、小夜とハジの沖縄での出会いから赤い盾崩壊までを描いた第1部。そしてその1年後の戦いを描いた第2部に分けられる。

あらすじ

沖縄県沖縄市コザに住む高校生・音無小夜は、家族や友人に囲まれ幸福な日々を過ごしていた。しかし小夜には1年前の記憶がなく、小夜の父、宮城ジョージも小夜の兄弟、宮城カイ・リクも小夜にとっては血のつながらない家族であったが小夜にはそんなことはどうでも良いことであった。

しかしそんな小夜の幸福な日常は、忘れ物を取りに行った学校で謎の怪物と遭遇したことを境に終わりを告げる。教師を喰い殺したその怪物を前になす術もない小夜は、ハジと名乗る青年に助けられ、口移しで血を飲まされるや性格が一変し、たちまちその怪物を倒してしまった。しかし小夜には自分の能力について自覚を持つことが出来ず、ハジもまた小夜の過去について何も教えてはくれはしなかった。

やがて、その怪物が「翼手」と呼ばれる人間が変異した存在である事を知る。そして小夜は父の店によく現れる謎の男・デヴィッドにより「赤い盾」という組織に引き渡されることとなる。小夜は「能力が覚醒するまで」という条件で、ジョージが赤い盾に代わって面倒をみていたのである。しかし、小夜が赤い盾に向かおうとしたまさにその日、小夜たちを翼手が襲い、小夜をかばったジョージは重傷を負ってしまう。そのジョージも翼手の研究をすすめる謎のフランス人、ヴァン・アルジャーノに指揮された米軍兵士によって拉致され、米軍の研究施設で翼手へと改造されてしまう。

小夜はデヴィッドらと共にジョージの救出に向かうが、翼手に改造されたジョージは小夜の手で倒されることを望み、米軍の研究施設も爆撃によって破壊されてしまう。ジョージを失った小夜は赤い盾の一員として、翼手と戦うことを決意し、カイ・リクの兄弟もまた小夜と共に行動する道を選ぶ。

ベトナムで苦しい戦いを続けた小夜は、シベリア鉄道ロシアへと向かうが、その道中で小夜の前に、アンシェル・ゴールドスミスという男が現れる。アンシェルは小夜に「自分自身の過去が知りたければ、『動物園』に行け」と謎めいた言葉をささやいて、姿を消す。「動物園」とは、フランスの富豪、初代ジョエル・ゴルドシュミットがあらゆる動物を集め、動物実験に没頭した屋敷のことである。今は廃墟と化したその屋敷跡にたどり着いた時、小夜はすべてを思い出した。1883年、初代ジョエルの誕生日に彼を驚かせようと、塔に幽閉されていた少女、ディーヴァの封印を解いたことがすべての始まりだったことを・・・。

キャラクター

翼手の女王

音無小夜(おとなし さや)(声優喜多村英梨
この作品の主人公。コザ商業高校生徒。陸上部所属。宮城ジョージの養女で、カイの義妹であり、リクの義姉である。1833年、アイスランドで発見された謎の生物のミイラ・SAYA(小夜の名前は、母親の名前を受け継いだ)の胎内にあった繭から生まれた双子の姉。初代ジョエル・ゴルドシュミットによって、上流階級の子女に相応しい育てられ方をする。10代後半から外見が変化することはなくなった。
外見は、ベリーショート(動物園時ではディーヴァと同じくらいの長髪だった)の黒髪に茶色の瞳(翼手を感知すると瞳は真紅になる)。東洋人系の容姿。ピンクが好きで、動物園時代のドレスや普段着、鍵の色もピンク。
1883年、初代ジョエルを驚かせようと、自分の双子の妹である(小夜はそのことを知らなかった)ディーヴァが幽閉されていた塔の鍵を開けたことで、世界中に翼手の災厄を齎したことを悔い、以後、赤い盾の一員としてディーヴァや翼手と死闘を繰り広げている。
2~3年活動して30年程眠るという周期を繰り返している。しかし、ベトナム戦争時、ベトナムに出現したディーヴァを倒す為に、赤い盾が無理矢理小夜を眠りから覚ました為、暴走し、大量虐殺を起こした。小夜が過去の記憶を失っていたのも、無理矢理眠りから覚ましたことの後遺症と思われる。ディーヴァを倒したら、自分を殺してほしいという約束をハジとしている。
序盤ではすぐ傷が治ったりと再生力も高かったが、以降は眠りの時が近付いている為再生能力も落ち、貧血を起こして意識を失ったりするところから本人もかなり焦燥を感じている。そしてディーヴァを倒した後、ハジとカイの説得でディーヴァの娘たちを殺す事、自身も死ぬ事を留まる。その後沖縄にカイと共に帰り、高校にも復帰、沖縄の友人たちやかつての赤い盾の仲間達とひと時の平穏を過ごした後、眠りにつく。
桂明日香の漫画版ではかなり実力や体質が異なり、ディーヴァの歌を聞くと暴走し、再生能力もアニメに比べて再生描写が明確になっている(傷口から泡がたち、再生・治癒する)。また暴走した場合、そのスピードは圧倒的で大量発生した翼手を次々と斬殺したり、小夜に襲い掛かったジェイムズを数秒で瞬殺したり、翼手の女王(漫画では始祖翼手と呼ばれる)に相応しい実力を備えている。またアニメと比べ、胸は大きく、シャワーシーンの描写やカイに胸を触られるなどグラマラスな体型を強調する描写が多い。
ディーヴァ(声優:矢島晶子
小夜の双子の妹。小夜とは対照的に実験動物として扱われ、名前も与えられず、塔に幽閉されていた(生活環境の違いで小夜との比較データをとるため)。「ディーヴァ」の名は彼女の歌声を聞いた小夜がその歌声に因んで名づけた(ディーヴァとはラテン語で「歌姫」と言う意味がある)。自分の身の回りの世話を担当していたアンシェル・ゴールドスミスをいつの間にか(意図的に)シュヴァリエとしていた。
小夜とは一卵性双生児の為、よく似た容姿だが差異としては小夜より白い肌、青い瞳、青みがかかった黒の長髪を腰まで伸ばしている、グラマラスな体型である、また声質が違う。
1883年、小夜が興味本位で塔の鍵を開けたのを期に、アンシェルとハジを除く初代ジョエルの屋敷の関係者全員を殺害し屋敷に放火して、逃亡。以後、シュヴァリエの数を増やし、アナスタシア、エヴァ・ブラウン等の歴史の表舞台に立ち世界を動かしながら、世界中に翼手の災厄をばらまいている。
人間らしい生活をしてこなかった為、性格は子供らしく無垢で、粗暴(精神年齢は幼女並みである)。その為、どんなに欲しがっていたものでも飽きるとすぐに壊したり、見捨ててしまう残虐性を持つ。
宮城リクに異常に執着し、彼を手篭めにした後、自らの血を与えて殺害している。その後、リクとの子供を妊娠、アンシェルにより摘出されている。またリクに擬態し(顔と体型だけで身体は女性のまま)、彼の姿で歌姫・ディーヴァとしても活動している。その後、カイをシュヴァリエにしようと二度試みるもの、一度目は小夜に妨害され、二度目はカイに拒絶されて諦める。なお、ハジも彼女の花婿候補ではあるが、アニメ版では何故彼女が彼に興味を示さなかったのかは定かではない(桂明日香の漫画版ではハジが小夜のシュヴァリエになる以前、段々小夜と仲良くするハジを邪魔者と見なしていたためだと思われる。)
戦闘能力は、小夜と違い社会性に縛られず、摂取している血の量も格段に多い為か小夜より上。しかしリクとの子供を妊娠し、その子供を摘出され、自分の血の効果がなくなることで、小夜を殺せなくなり(ディーヴァはこの事を知らなかった)結果、相撃ちかと思われたが小夜は死なずディーヴァは小夜の剣に貫かれ結晶化し死亡。

宮城家

宮城ジョージ(みやぐすく ジョージ)(声:大塚芳忠
小夜・カイ・リクの義父。物語開始時59歳。元アメリカ軍兵士。米軍時代に小夜の暴走に遭遇し、上官だった先代・デヴィッドの遺言で小夜を宮城家の墓に封印していた。
沖縄市で大衆酒場「OMORO」を経営しており、妻子を交通事故で失った後は、同じ事故で両親を失ったカイとリクの兄弟を引き取り、面倒をみていた(本人曰く、不思議な縁を感じたかららしい)。小夜が目覚めた後も、小夜を実の娘のようにかわいがっており、赤い盾に引き渡すことに躊躇していた。
だが、小夜を庇って翼手に傷つけられた後、米軍に拉致され、研究施設「ヤンバル」にてD67を投与されてしまう。小夜とデヴィッドたちがかけつけ、脱出ルートのエレベータへと駆け込んだが、翼手が侵入。小夜を庇い、翼手に切り裂かれ重傷を負い失神するも最後の力を振り絞り、翼手を切り裂いた(このシーンはジョージの声を担当する大塚も「とても素晴らしい場面」とコメントしている)。そしてその重傷が元で翼手化が始まり、理性を失う前に小夜に自分の息の根を止めるよう頼み、小夜の腕の中で亡くなった。しかし理想の父親として小夜やカイの心の中ではいつもまでも生き続けている。
アニメ版の小夜の新しい刀に埋め込まれている赤い石は、翼手化した際のジョージの血が結晶化した物。
漫画版では死んでおらず、ベトナムへ旅立った小夜とカイたちの帰りを沖縄で待ち続けている。
宮城カイ(みやぐすく カイ)(声優:吉野裕行
小夜の義兄でリクの実兄。物語開始時17歳。香里の話によると、女子からの人気は高いらしい。
1年前までは野球部に所属し(ポジションはピッチャー)、エースとして活躍していたが肘の故障により断念。以後、真央・カトウ・カキモトと言った不良仲間とつるむようになり、荒れた生活を送る。
ジョージの死後も小夜と行動を共にし、小夜の力になろうとするが翼手に対しては全くの無力(但し、チンピラに絡まれていたイレーヌを助けたりした事から、人間相手にはそれなりに強い)であり、そのことに苦悩した事もある。しかし、様々な出会いや別れを通して成長した。また、現在では射撃の腕前は一流になり、銃で小夜の援護にまわることが多い(ジョエルに特注の弾丸を作らせた事もある)。常に着用するネックレスにはリクの遺体の欠片が入っている。
亡き父・ジョージの口癖であった「ナンクルナイサ」という沖縄の方言を強く心に刻んでいる。
最後はディーヴァの娘たちを育てる決意をし、小夜と共に沖縄へ戻り「OMORO」の店長をしながら、ディーヴァの娘たちの父親となる。
宮城リク(みやぐすく リク)(声優:矢島晶子
小夜の義弟でカイの実弟。物語開始時14歳。本とゲーム好きな物静かで中性的な少年。運動神経の高いカイに密かな憧れを抱いている。また、香里の母からは相当可愛く思われているようだ。
頭の回転が速く、さりげなく周囲の人物に気を遣うことも多い。翼手を操るディーヴァの歌声を聴くことが出来る(その時の本人は超音波みたいな音だと思っていた)。ジョージの死後もカイ同様に小夜と行動を共にしていたが、ディーヴァに血を吸われた後、瀕死の状態になり命を救う為に小夜から血を与えられ、以降は彼女のシュヴァリエとなった。この時、リクの身体はジュリアによって分析され、翼手の生態が明らかとなった。最期は赤い盾本部をディーヴァとカールが強襲した際にディーヴァに手篭めにされ、彼女の血を受け死亡した。
外見・言動ともに愛らしく、男女を問わず多くのファンを獲得した。その為、無残な最期を遂げた後、ファンの間からは製作陣に対して激しい怒りの声があがった。
モデルは神木隆之介らしい。

シュヴァリエ

小夜側

ハジ(声優:小西克幸、少年期:進藤尚美
小夜のシュヴァリエ。ロマの民の出身。元はアンシェルによって小夜の交配相手として連れて来られた人間の少年だった(それまで人売人に売られ、主を転々とし、その度夜伽の相手をしていた。また、アンシェルとも面識がある)。
ジョエルの屋敷に来た当初(12歳)はすっかり人間不信になっていたが、小夜とのチェロ等の交流を通じ、彼女に心を許していく。当初の性格はアニメ版と桂明日香の漫画版では大きく異なっており、アニメ版の方は当初小夜に対して反抗的であったのに対し、桂明日香の漫画版では初めから小夜に対して従順である。恐らく小夜に対しては単なる従者としての好意以上のものを抱いてると思われ、桂明日香の漫画版では動物園時代、小夜とは相思相愛の仲だったことが描かれている。
1883年、21歳の時に小夜のために百合の花を取ろうとして崖から転落し、その際、小夜から血を与えられてシュヴァリエとなる(桂明日香の漫画版ではディーヴァによって殺害され、小夜から血を与えられてシュヴァリエとなった)。以後、小夜と行動を共にし、ディーヴァや翼手と死闘を繰り広げている。しかし、ベトナム戦争時には暴走した小夜にカールと同じく右腕を切り落とされてしまう。切られた時に小夜の血が付いていたのか、その右腕はずっと翼手化しており、普段は包帯で隠している。ベトナムの一件以降、赤い盾からも行方を晦まし沖縄で小夜と再会するまで、行方不明となっていた(一時期は香港にいた)。
戦闘時は翼手化した右手とチェロケースを武器にして戦う。小夜が眠りについている時等、手持ち無沙汰な時はチェロを弾いている為、チェロの腕前はプロ並みである。言葉遣いは丁寧。
過去に小夜が怯えてしまったので翼手の力は封印していたが、小夜を救う為、再度使用。大きな漆黒の翼を広げる。
最終話でカイに説得され、自身の本音を告白し、小夜を殺す事を拒否する。その直後、倒したと思っていたアンシェルの奇襲を受け窮地に陥るも、ハジの小夜の血が付着した刀の一撃で止めを刺す、だが自身もアンシェルに捕らわれ逃げ遅れ行方不明となった。しかし、実は隠れて生きていたことがラストで示唆されている。
宮城リク
宮城家の項参照。
ソロモン・ゴールドスミス
ディーヴァ側の項を参照。

ディーヴァ側

アンシェル・ゴールドスミス(声優:中田譲治
ディーヴァ側シュヴァリエの長男。ユダヤ系と見られる。ゴールドスミス・ホールディングス総帥。長男としてシュヴァリエを統率する。髭面で3本の下睫毛が特徴。
人間だった頃は初代ジョエルの助手で、ディーヴァの世話を担当していたがディーヴァに魅せられ、「ボルドーの惨劇」の当日にディーヴァのシュヴァリエとなった(と、公式HPでは説明されている。しかし、SAYAから繭を摘出した際には、初代ジョエルとほぼ同じぐらいの年齢だったアンシェルが、ハジが「動物園」に来た時には、初代ジョエルよりもはるかに若い外見であり、現在も初代ジョエルが死んだ時よりもはるかに若い外見であることから考えると、ハジが「動物園」に来るはるか以前にシュヴァリエになっていないと説明がつかない)。
ディーヴァの逃亡後、どの人種が翼手に最も適しているかの研究の為に、様々な人種の人間をディーヴァのシュヴァリエとしていった。しかも、ゴルトシュミット家崩壊のどさくさに紛れていつの間にかゴールドスミスの名を名乗った。また、ハジを買って来たのも彼で、彼とも面識がある。
動物学者として、翼手の生態解明に異常な情熱を注ぎ、アイスランドのキルベドに翼手開発の研究所を建設する等、翼手研究のスポンサー役を買って出ている。更に「デルタ計画」と呼ばれるプロジェクトを推進している。
性格は冷酷非情であり、同じシュヴァリエであっても自分が用済みと判断した者は容赦なく切り捨てる。また、自分たちの花嫁候補である小夜も「ディーヴァの脅威となる」という理由で抹殺する方針をとった。また、ディーヴァも自分の実験のための存在としてしか見ていなかったようである。

49話においてハジと対峙し、左翼をもぎ取るなど優勢をとるが、ハジの起死回生の行動で塔にある避雷針に串刺しにされ、落雷に遭い致命傷を負う。最終話においては、野望の再建のためにディーヴァの娘たちを強奪しようと、完全な翼手化が出来ない状態でも小夜たちを襲撃する。しかし、サヤの剣を用いたハジの手によって止めを刺される。

翼手化時は、ドラゴン型に変化する。また、翼手化せずとも巨大な衝撃波を掌底から発射したり、ソロモンの腕を吹き飛ばしたり出来る。
名前の由来はロスチャイルド家のアムシェル・マイアー・フォン・ロートシルトからであると思われる。
グレゴリー・エフィモヴィチ・ラスプーチン(声優:名塚佳織
ディーヴァ側シュヴァリエの次男。実在の人物。スラブ系ロシア革命直後、ソーニャという少女に擬態し、小夜に挑むが敗れる。
漫画「BLOOD+A(アダージョ)」では宮廷にいる人間を次々と翼手化させていった。美しいものに執着しており、自分が生み出した翼手でも美しくなければすぐ殺してしまう。
マルティン・ボルマン
ディーヴァ側シュヴァリエの三男。実在の人物。ゲルマン系。姿は12話でカールが見ている写真で確認できる。
アドルフ・ヒトラーの側近として活躍するが、ヒトラーの愛人エヴァ・ブラウンに擬態していたディーヴァと内通した為、アンシェルの怒りを買い、アンシェルからシュヴァリエ殺しの命を受けたソロモンによって1945年に殺害される。小説版のみ登場。
ソロモン・ゴールドスミス(声優:辻谷耕史
ディーヴァ側シュヴァリエの四男。後に小夜側シュヴァリエの三男。名前からしてユダヤ系と思われる。ゴールドスミス家の末弟の1人でサンクフレシュ・ファルマシーのCEO(後に解任される)。類まれなる美貌ゆえか、女性ファンが多い。丁寧な口調で話し、物腰も柔らかい。
かつての本業は医師。ゴールドスミス家は第一次世界大戦の戦時景気で賑わっており、ソロモンは権力を拡大する事を意図した家族により軍に入るはずだったが、医学を学び、人を助ける道を歩みたかったソロモンは家を出る。そんなソロモンにアンシェルは軍に入らずとも良いように計らい、勉学に務める環境を提供した。
第一次世界大戦末期にフランスで医師として働き始めた頃、アンシェルの城の地下で人間の業から逃れる為にシュヴァリエとなった。しかし、小夜や赤い盾といつ果てるともない戦いを繰り広げ、人間以上の業の深さを見せるアンシェルに次第に反発するようになった。また、自分の花嫁候補である小夜に対する愛を抑えられず、40話でディーヴァやアンシェルに決別を宣言し(38話でも、ディーヴァを裏切るような行為をしていたため、小夜から「敵なのに」と言われた事がある。)、小夜を拉致する。しかし、小夜とハジを始めとする仲間達の結束を崩すことは出来ず、小夜とソロモンが結ばれることはなかった。
46話では小夜に振られた事で自暴自棄になっていた。そこにネイサンが現れ、ディーヴァの子供をソロモンに見せる為にディーヴァの元へソロモンを連れて行く。そこでネイサンに「お前のやっている事は無駄」と言われるが、ディーヴァに切りかかる。しかし、返り討ちに遭いネイサン宅の地下室で束縛されたが、47話でネイサンに解放される。その後、ジェイムズと戦闘している小夜の助けに向かうが、彼が奪っていた小夜の剣が左胸をかすめてしまう。戦闘後、血を越えて小夜のシュヴァリエと認められるも、剣をかすめたところから結晶化が始まり、その後、路地裏でアンシェルに襲い掛かるも力及ばず、剣に変えた左腕がアンシェルに届く前に結晶化して力尽きる。ネイサンはソロモンに対し、「最初に会った相手が、ディーヴァではなく小夜だったら、この世界が変わっていたかも知れない」と語った。
翼手化時は巨大な翼と剣状の腕が特徴的な姿となる。また、翼を使って飛行する事も出来る。腕を変形させた剣の切れ味は凄まじく、翼手化したジェイムズの右腕をも切り落とした。
漫画版では、かなり性格が違い、冷酷非情。シュヴァリエから除名されたシャール(元カール)を実験室モニター越しに「(シュヴァリエの)恥さらし」と罵ったり、右腕と両足を切断した(この時のソロモンの手はブレードのような手ではなく、爬虫類のような鋭い爪の生えた手をしていた)。更に、シュヴァリエ化したリクを気絶させる為に全身を八つ裂きにしたり、それを阻んだ赤い盾のスタッフを殺したりもした。また、笑顔でそれらを遂行していたところから見ても、ソロモンの笑顔はアニメ版のような温厚さを表すものではなく、彼の残虐性を表す為の描写がされている。
名前の由来はロスチャイルド家のザーロモン・マイアー・フォン・ロートシルトからであると思われる。その他では、ソロモン王や、国の名前からとったという。
カール・フェイオン(声優:佐々木望
ディーヴァ側シュヴァリエの五男。ベトナム人(アンシェルはモンゴロイドと言っていたが、カールと言う名前はドイツで見られる名前である)。小夜が潜入したベトナムの全寮制女学校「リセ・ドゥ・サンクフレシュ」の理事長(後に辞任)でこの学校に出没するファントムの正体でもある。また、サンクフレシュ製薬会社のベトナム支社担当もしている。
元々はベトナムからの留学生で医学を学んでいたが、第一次世界大戦末期頃(ソロモンより少し後)、シュヴァリエの生態を知るために、アンシェルらによって無理矢理シュヴァリエとされ、たびたび人体実験を施されていた。シュヴァリエとなった後は、ディーヴァに愛を求めたが叶わず、自分と同じように孤立しているように見えた小夜に執着するようになり、小夜に度々戦いを挑んだ(これらの身勝手な行為はジェイムズの反感を買っていた)。
序盤で小夜と対峙するが、敗れ行方不明になる。しかし、29話にて復帰。31~32話でディーヴァと共に赤い盾の本拠地であった豪華客船を強襲し赤い盾を崩壊させる。その後も小夜を追い続けていたが、アンシェルから小夜抹殺の責任者から外されてしまう。カールはそれに反発し、37話で勝手にコープスコーズを5体持ち出して、小夜に戦いを挑んだが敗れ、死亡。因みに彼女からは最後まで「ファントム」と呼ばれ、「カール」と呼ばれることはなかった。
ベトナム戦争時に一度小夜に右腕を切断され(小夜の血で結晶化してしまった為、その部分は自分で引きちぎっている)、義手(のような物)を着けていたが29話で復帰した時点ではアンシェルにツメを発射できる新たな腕を着けられていた。(モーゼスがカイを殺そうとした時にツメを発射したことから、コープスコーズの試作品だったのかもしれない。)
漫画版では大きく扱いが異なり、人種もベトナム人ではなくフランス系白人。ベトナム戦争で右腕を失ったのは同じだが、その失態をアンシェルに咎められ、シュヴァリエから除名されてしまう。そして、「シャール」(カールのフランス語形)と言う名を与えられ実験体となる。
お子様体型で右腕が無く、が嫌い。また、小夜の学校に米軍を率いて突入したり、小夜をベトナムに呼び出すためリクを誘拐したりした。何故かヴァンにべったりしており(結局、裏切られるが)、ソロモンやアンシェルが嫌い。最後はベトナムで、リクを殺したと思った(実際にはシャールに撃ったヴァンの銃撃をリクが庇った)小夜によって殺された。
尚、小夜との戦闘データを取る為に、アンシェルがシャールの腕に起爆装置を仕込んで爆発させたことから、アンシェルからも嫌われていたようだ(ディーヴァの愛を受ける為にアンシェルが仕組んだ事と思われる)。また、捕らえたリクとの交流を通じて、人間を見下す心境にも多少迷いが起きていた。
名前の由来はロスチャイルド家のカール・マイアー・フォン・ロートシルトからであると思われる。
ジェイムズ・アイアンサイド(声優:大川透
ディーヴァ側シュヴァリエの六男。アフリカ系アメリカ人。アメリカ海軍の原子力空母副艦長を勤める。階級は恐らく中佐
第二次世界大戦末期のベルリン陥落時に連合軍の一員として従軍、瀕死の重傷を負うが、アンシェルに助けられシュヴァリエとなる。しかし、そこにはネグロイドの被験体が欲しいと言う彼の思惑もあった。シュヴァリエの中で最も堅物で融通の利かない性格。
物語後半、アンシェルの命で小夜抹殺の責任者となり、36話で彼女と戦う。有利な戦局に持ち込むが、ネイサンに止められる。この行動にジェイムズは激怒するが、「殺すぞ」と恫喝され、撤退する(この台詞はカールの「レッツダンス」等と共にシュヴァリエの名言とされている)。
その後、38話にて小夜とクリスチーナ島で対峙するが、小夜・シフ・ハジの連携攻撃と突如現れたソロモンの裏切りによって、彼に右腕、小夜に左腕と左足を切断され、核燃料廃棄坑に突き落とされたが、ネイサンに助けられる(どうやって救出したかは謎)。
その後はシフ(厳密に言えばコープスコーズ)の肉体を移植され復活する(移植された肉体は白人のもので、体の色が斑になっている)が、ディーヴァの寵愛を失ってしまう。その事がかなりショックだった為、小夜に協力して自分を倒すのに一役買ったシフに対して卑劣な罠を仕掛けた。(ジェイムズ自身、これを芸術と称しているところから、相当な怒りと悲しみに陥っているようだ)。また、自分を裏切り、ディーヴァをも裏切ったソロモンに激しい怒りをぶつけた。
これらの経緯から、ディーヴァに対する愛が人一倍強い事が分かる。何故ジェイムズがここまで彼女を崇拝するかと言うと、幼い頃母を失い、絶望していた自分を助けてくれたディーヴァに宗教的忠誠心を感じた為である。その為か、ネイサンからは「マザコン」と揶揄される。
翼手化時は獣のような姿だが、鎧のような硬い表皮によって攻撃を防ぐ。主な攻撃方法は中指の突きと肩のトゲの射出。また、シフの肉体を移植されてからはカールと同様ツメを発射できるようになり、伸縮自在のツメも操る。しかし、その影響か47話で小夜との戦闘中にソーンが身体中にまわり、体が脆くなった所に彼女の剣をうけ、遂に死亡した。
漫画版では赤い盾本部を襲撃した際に、ネイサンと共に小夜に襲い掛かったが、ディーヴァの歌を聞いて理性を失い暴走した小夜に一瞬で一刀両断され、死亡(死亡した確実な描写は無いが、ディーヴァの元に退却したネイサンが「ジェイムズが殺られたわ」と言っていた所から見て死亡した可能性が高い)。アニメ程の実力も活躍も翼手化した姿も見せず、無残に散った。
名前の由来はロスチャイルド家のジャコブ・マイエール・ド・ロチルド(通称ジェイムズ)からであると思われる。
ネイサン・マーラー(声優:藤原啓治
ディーヴァ側シュヴァリエの七男(但し、他の兄弟と違ってディーヴァとの血の繋がりは無い可能性がある)。人種不明。ニューヨーク・メトロポリタンオペラハウスのプロデューサー。歌姫・ディーヴァのプロデュースを担当する。オカマ言葉や芝居じみた口調で話すのが特徴。ジェイムズがお気に入りで、度々秋波を送っている(但し、彼はその気ではない)。
相手を恫喝する時には低い地声で話す。ディーヴァを巡ってアンシェルと次第に対立を深めていた(ネイサン曰く、アンシェルはディーヴァを実験対象としか見ていない」との事)。
人間形態時でも翼手化したジェイムズを脅えさせたり、アンシェルを動揺させる所から見て実力の方はシュヴァリエ兄弟の中でも最強のものと思われる。また、軽くはたくだけで翼手を吹っ飛ばすことができる。また、48話での本人の台詞により真の正体は小夜とディーヴァの母親・SAYAのシュヴァリエと推測される。ディーヴァの死後、主を失った自分の存在はもう意味ないとし、小夜に殺害を求め、望み通りに殺害された。そのため、その真の実力は不明だった。しかし、最終話で記者として生きていることが判明する。
翼手化時には青紫のエイリアンのような頭部とカマキリのような腕を持つ翼手になる。何もせずに、アンシェルのグラスにヒビを入れたり、捕らえられたソロモンの鎖を破壊したりしたところから音波もしくは衝撃波を操ることが出来るものとされる。
漫画版ではディーヴァに全く相手にもされず、またディーヴァの非情さに動揺したりとアニメ版とは性格が多少違う。
名前の由来はロスチャイルド家のネイサン・メイアー・ロスチャイルドからであると思われる。
アレクセイ・ロマノフ(声優:森川智之
歴史から消されたシュヴァリエ。実在の人物。スラブ系。『BLOOD+ ~双翼のバトル輪舞曲(ロンド)~』に登場。
グレゴリーがシュヴァリエになった頃、ディーヴァのシュヴァリエとなったが、グレゴリー戦死の際にディーヴァを危険な目にあわせたとしてシュヴァリエから除名された。
ゲーム内では楊翔学園の理事長を務めている。更にD(デルタ)67に変わる薬としてE(イプシロン)88Vを開発しそれを手土産に再びシュヴァリエの座に返り咲こうとしていた。
翼手化時は、飛行能力を得て口からの超音波により攻撃を加える。

SAYA側

ネイサン・マーラー
ディーヴァ側の項参照。

赤い盾

この中には、元メンバー等も含まれる。

デヴィッド(声優:小杉十郎太
赤い盾のエージェント。堅物な性格。推定年齢43~45歳。「デヴィッド」という名は、赤い盾において小夜のサポート役を任ぜられるものが継ぐコードネームであり、本名は不明。因みに先代のデヴィッドは彼の父だったが、親子二代でデヴィッドの名を継いだ者はこの2人以外には居ない。
父の部下であり、自身の仲間だったジョージの死に責任を感じてか、宮城兄弟の事を気にかけていた。沖縄から各国を回り赤い盾本部に辿りつくまで小夜が任務につく際は、直属の上司として小夜に指示を与え、実質のリーダーであった。しかし、作戦時、副長官のコリンズの慎重策の為に十分なバックアップを得られず、そのことが後の赤い盾崩壊に繋がった。
赤い盾崩壊後、アルコールに溺れ一時荒れた生活を送っていたが小夜やジョエルと再会し、自分を取り戻した。また、42話ではコリンズに殺されそうになったジュリアを救出し、負傷したが、46話で復帰した。最終話で、ジュリアが妊娠している事が示唆されていた事から、ジュリアと結婚したと思われる。
ルイス(声優:長嶝高士
赤い盾のエージェント。「ルイス」という名もまた「デヴィッド」と同様、諜報活動を行う者が継ぐコードネーム。本名は「チャーリー」。常にサングラスをかけている。明るい性格の黒人で、赤い盾のムードメーカーである。諜報活動に従事し、情報収集力は高い。また、料理の腕も一流で、仲間に自慢の料理を振舞うこともある。
今は太っているが、かつてCIAに所属していた時は、今とは似ても似つかない体格だったらしい。またCIAに属する前はアメリカンフットボールの選手をしていたが、故障によって選手生活を断念した。
公式HPのコラムによると、当初は6話で死ぬ予定だったと言う。
ジュリア・シルヴァスタイン(声優:甲斐田裕子
赤い盾のメディカル・スタッフ。小夜の体調管理やデヴィッドの補佐を担当する。彼に気があり、露出度の高い服を着て色々とアピールしたりしていた(但し、デヴィッド本人は全く気付いていない)。
リクの身体を分析して、翼手の生態の解明に成功する。しかし、翼手研究の成果の公表を望む恩師コリンズに半ば騙される形で赤い盾を裏切ることとなり、一時、ディーヴァ陣営に身を置いた(それと同時に、露出度の高い服を着なくなった。)。彼女の担当医の座をアンシェルから命じられたが、元々担当医の座に就いていたコリンズから怒りを買う。そのために殺されそうになったがデヴィッドに助けられ、小夜陣営に復帰した。また、最終話にて(恐らくはデヴィッドの子供を)妊娠している事が示唆されており、デヴィッドと結婚したものと思われる。
ジョエル・ゴルドシュミット(声優:石田彰
赤い盾長官。ゴルドシュミット家当主として、ジョエルの名と赤い盾長官の地位を受け継ぐ。
当初はコリンズの慎重策を採用していたため、ディーヴァ陣営の掃討に手こずる結果となり、更にはコリンズに裏切られて、翼手研究の成果も持ち出されてしまう。その直後には、ディーヴァとカールの攻撃をうけ、赤い盾は崩壊し、彼自身も脊髄に怪我を負い、車椅子で移動する下半身不随の身となる。しかし、ディーヴァ打倒の意思は捨てておらず、自らの経済力(ゴルドシュミット家は鉱物の値段を決定する程の力を持つ)を背景に、小夜のサポートを行っている。
初代ジョエルに仕えていたアンシェルとは顔見知りで、39話では2人の会話での戦いが見られた。
コリンズ・アイストン(声優:梅津秀行
赤い盾副長官。ジュリアの恩師でもある。また、ヴァンも彼の講義を受けた事がある。
「翼手研究の成果を発表したい」という名誉欲にかられて、赤い盾を裏切り、翼手研究の成果をアンシェルにもたらす。しかし、ディーヴァ陣営でジュリアの能力の方が高く評価されたことに嫉妬し、ジュリアを謀殺しようとしたが、デヴィッドに阻まれ、失敗。逐電し以後の消息不明。
エリザベータ(声優:深見梨加
ロシアでの小夜達をサポートする赤い盾のエージェント。愛称は「リーザ」。
小夜達と共にシベリア鉄道に乗り、エカテリンブルグを目指すが、老女に擬態したアンシェルに殺害されてしまい、彼と入れ替わる。その後、小夜と対峙し動物園に行かせるよう仕向けた。
余談だが、ロシアから帰還した直後のシュヴァリエの会合でも、ジュリアとディーヴァの妊娠発覚の際も、アンシェルはエリザベータに擬態していた所からかなり彼に気に入られたようだ。
クララ(声優:朴璐美
赤い盾特務部隊のメンバー。浅黒い肌の女性。元CIAで、その当時からルイスの同僚だった。ニカラグアで翼手と遭遇し、以後翼手殲滅を誓ったらしい。コンパスの軸の部分に小夜の血で作った結晶が仕込まれている。また特務部隊は皆、銃の弾の先端に小夜の血で作った結晶が仕込まれている。
13話で小夜に斬られて重傷を負い、死期を悟った彼女は手榴弾を使って翼手化した子供と共に自爆した。
漫画版では屋敷に突入したのは小夜とハジだけで、更に子供翼手も登場せず、死ぬことはなかった。
スペンサー(声優:桐本琢也
赤い盾特務部隊のメンバー。金髪クルーカットの軍人風の男性。
13話で狂戦士化した小夜と翼手化した子供の戦闘に巻き込まれ死亡。
マッコイ(声優:稲田徹
アフリカ系。名前からして英語圏出身かと思われる。赤い盾特務部隊のメンバー。坊主でバンダナをつけている。
ファントムの屋敷に突入する前に、子供翼手に顔面を食い荒らされ、死亡。
ロジャース(声優:黒田崇矢
赤い盾特務部隊のメンバー。サングラスをつけている男。
ファントムの屋敷に突入する前に、翼手化した子供の戦闘の最中に死亡したと思われる。
生前「小夜の血を弾丸に詰めて撃ちこめば良いのでは」と言うファンの疑問を代弁する台詞を言った(この方法では理由は明確ではないが、翼手に効果がないらしい。ジュリア曰くジョエルの日記にもその事実は記されているとのこと)。

シフ

モーゼス(声優:矢薙直樹
シフのリーダー的存在で、いつも右目を隠している前髪が特徴的な美少年。巨大なを武器とする。
アイスランドのキルぺドの実験施設で死を待つばかりであった仲間たちを率いて実験施設を脱出し、ヴォリスから聞いた情報を頼りに、自分たちが生き延びる術として、小夜の血を求め、彼女を襲う。その後、小夜の血が自分たちに不適合であることを知り、今度はディーヴァの血を求めて、ジェイムズを倒すなど小夜とも共闘した。また、コープスコーズには彼の遺伝子が利用されている。
45話ではカルマンを助ける為にカイを殺そうとするが、カルマンに止められる。その直前に直射日光を浴びてしまい、徐々に体が蝕まれていた。その後、カルマンと共に自ら夕日を浴び、ルルゥやカイに自分たちの思い出を託して消滅した。
シフの中では人気が高く、彼の呆気無いとも言える最期にファンからは「死なせる必要があったのか」と言った怒りの声が上がった。
名前の由来はロスチャイルド家の祖モーゼス・アムシェル・バウアーからであると思われる。
カルマン(声優:野島健児
シフのメンバー。(コルセスカ)を武器とする。眼鏡が特徴的な青年。すぐ苛立つ反面、仲間思いでもある。メンバーの中ではナンバー2の存在でモーゼスを補佐したり、他の仲間をまとめたりする。
小夜とは共に戦う事もあったが、やはり彼女との共闘には否定的で、シフだけで生きていく道を模索した。しかし、44話でソーンが発生。45話ではこれが全身に広がってしまう。更にジェイムズに自分達が生き延びる術はないことを聞かされて前途を儚み、モーゼスと共に自ら夕日を浴び消滅。ソーンが発生し、街に逃げた際にはイレーヌ達の幻(?)を見ていた。
名前の由来はロスチャイルド家のカール・マイアー・フォン・ロートシルト(通称カルマン)からであると思われる。また、小説版でイレーヌの兄であることが明らかになった。
イレーヌ(声優:豊口めぐみ
シフのメンバー。大を武器とする。聴覚に優れ、小夜のいる場所を瞬時に把握する能力を持つ。内心では小夜との戦いを望んでいなかった。大人しい美少女。
パリの街中でカイと出会い、人間的に成長するが、ソーンが発生してしまう。カイが小夜を説得したおかげで、彼女の血をもらうが、彼女の体は結晶化してしまい、小夜の血がシフにとって不適合であることを自ら体現してしまう事となった。
名前の由来はロスチャイルド家の人間からであると言われている。また、小説版でカルマンの妹であることが明らかになった。
ルルゥ(声優:斎藤千和
シフのメンバー。大きな目が特徴の女の子。大きなを武器とする。
シフの中で小夜に最も懐き、食料である血液をもらったり、テレビを見せてもらったりと小夜陣営にすっかり溶け込んでいる。また、ジェイムズとコープスコーズに襲われた時には真っ先に小夜に助けを求めた。その後、延命の方法も見つかり、死の呪縛から解放され、シフの中で唯一の生き残る。
ギー(声優:福山潤
シフのメンバー。白髪で中性的な容姿の男。シャマハダルを武器とする。
21話でソーンが発生した為、仲間と共に小夜・ハジを襲い、ハジの血を手に入れる。しかし、ソーンは収まらず「シュヴァリエの血で助からない事を知っただけでも良い」と言い残し死亡。
名前の由来はロスチャイルド家の末裔に残る人名「ギー」からであると言う。
ダーズ(声優:西前忠久
シフのメンバー。巨漢でスキンヘッドの男。巨大なハンマーを駆使して戦う。
35話時点でソーンが発生してしまい、ジェイムズとコープスコーズの強襲の際にグドリフを庇い死亡。
なお、同じProduction I.G制作のアニメ・攻殻機動隊バトーに酷似している。
グドリフ(声優:遊佐浩二
シフのメンバー。サングラスをつけている。武器はサーベル。
35話時点でソーンが発生してしまい、ジェイムズとコープスコーズの強襲後に死亡。サングラスを愛用していた為、素顔は最後まで分からなかった。
ヤーン(声優:土門仁
シフのメンバー。武器はピッケルのようなもの。26話で小夜を襲うが返り討ちにあった。名前からして、オランダ系もしくはフランス系と思われる。
ゲスタス(声優:田坂秀樹
シフのメンバー。ナイフの刃と槍の柄を組み合わせたような武器を使用する。ディスマスとは双子。
20話でヴァンの研究施設を襲撃。その後、ソロモンを襲うが反撃に遭い死亡。
名前の由来はイエス・キリストと共に磔刑に処されたゲスタスからと思われる。
ディスマス(声優:若林直美
シフのメンバー。ナタのような武器を使用する。ゲスタスとは双子。
20話でヴァンの研究施設を襲撃。その後、ソロモンを襲い右腕を切り落とすが反撃に遭い死亡。
名前の由来はイエス・キリストと共に磔刑に処された聖ディスマスからと思われる。

その他

金城香里(きんじょう かおり)(声優:門脇舞
コザ商業高校生徒。陸上部所属。小夜の親友。小夜に対して友情以上の感情を抱いている。
ヴァン・アルジャーノ(声優:諏訪部順一
D67の戦略担当官。フランスマルセイユ出身。五人兄弟の末っ子。元ネタは及川光博らしい。
常にキャンディーを持ち歩き(味のキャンディーが好きらしい)、話しながら口にふくむことも多い。これはコミュニケーションツールとして使用している(甘党と言うわけではない)。
実は喘息持ちで兄弟からも苛められていた。そのような経緯から必死で努力し、大学まで行った。
ソロモンの下で翼手研究に従事していたが、ソロモンから重要機密を教えてもらえないことに反発し、アンシェル直属の部下となる。ソロモンがディーヴァの下を去ると、その後任として、サンクフレシュ・アメリカのCEOに就任した。コリンズの教え子でもあり、彼とジュリアの引き抜きの際にも暗躍した。
しかし、彼はデルタ計画の真相を知らされておらず、結局はアンシェル達翼手側にその立場を利用されているだけの存在だった。全てが終わった後、グラント国防長官との癒着がスキャンダルとなり、調査委員会に連行された。
謝花真央(じゃはな まお)(声優:小清水亜美
コザ商業高校生徒。カイのガールフレンド。父親はヤクザ
カイが小夜と旅立った後も、彼を忘れることが出来ず、実家の金を持ち出して、カイを追って岡村とヨーロッパに渡る。彼と再会後、カイに対する恋心を持ち続けながらも、彼と小夜の関係を取り持つよう努力したりもする。下品な言葉と、目の前で煙草を吸われる事が嫌い。
41話で沖縄に帰ろうとしたが、小夜の秘密を知り、最後まで戦いに同行する事を決意する。また、ディーヴァとの戦いが終わった後も、復学せず、岡村についていった。
漫画版の彼女の姿はアニメ版と比べると随分違い、真央を庇って重症を負った小夜の回復能力と血を欲して近づいてきた姿を見て小夜を「化け物」と呼び、そのまま小夜から離れた。
岡村昭宏(おかむら あきひろ)(声優:伊藤健太郎
翼手の謎を追う地方紙の記者。母親からは「あーくん」と呼ばれる。
父親は早くに死んだ為、顔は余り覚えていないと言う。高校ではラグビー部、大学ではラグビー同好会に所属していた。
真央にパトロンとなってもらい、彼女とともにヨーロッパに渡る。小夜と合流後は、デヴィッドらと共に情報収集に協力する。
最終話で、その後真央と共に中東に渡った。
父親はベトナム戦争の際に翼手と小夜を見た事があるらしい。
アーチャー(声優:遊佐浩二
ヴァンの側近。控えめだが、ヴァンに対する忠誠心は高い。
実はヤンバル自然環境保護センターの生き残りで、有能であったためヴァンが引き抜いた。また、第4期OPにも登場しており、視聴者を驚かせた。
ヴァンの下で活躍してきたが、48話におけるディーヴァのコンサートで翼手化したブレッドに殺されてしまったと思われた。しかし、最終話にて生存が判明。更に、グラントとサンクフレシュの癒着を探っていた捜査官であることが明かされた。
初代ジョエル・ゴルドシュミット(声優:飯田和平
フランスの富豪。ラマルクの動物哲学に傾倒し、自身の屋敷に様々な動物を集めて、動物実験に没頭した。
アンシェルと共にアイスランドで発見された謎の生物のミイラ・SAYAの胎内から繭を取り出す作業を行っていた時、誤ってアンシェルが血を繭にたらしたことで、小夜とディーヴァが誕生した。小夜を自分の手で人間らしく育て、ディーヴァは実験動物として扱い、アンシェルに世話を任せた。
小夜に対しては愛情を持って接していたようだが、小夜とハジを交配させ、受胎させた後に標本にしようとしていたことから、小夜もまた彼にとっては実験動物に過ぎなかったようだ。漫画版では、その事が明確になっている。
1883年の自分の誕生日に、ディーヴァに殺害される。その最期は自業自得とでも言うべきものであった。

沖縄編

カトウ・カキモト(声優:坂詰貴之白熊寛嗣
カイの不良仲間。14話でのバーベキューにも参加している。
キムラ
真央の父親の会社に勤めている。外見からしてヤクザと思われる。
アツシ
6話で名前だけ登場したリクにゲームを貸している29歳のゲーマー。
チャールズ・ハッチャー
21歳の米軍上等兵。米軍内部ではかなり素行の悪い人物だったようで、ニュースでは稲嶺の殺害犯が彼となっている。おそらく、1話で登場した翼手として「処分」された可能性が高い。
フォレスト(声優:北沢洋
元米軍海兵隊員。通称「泣き虫フォレスト」。アメリカに帰る予定だったが、翼手化してしまい小夜に倒される。
レイミ(声優:中尾衣里
沖縄のバーで働くフォレストの恋人。翼手化したフォレストに襲撃され、殺された。
稲嶺純一郎(いなみね じゅんいちろう)(声優:飯島肇
小夜の通うコザ商業高校の教師(外見からして体育教師と思われる)。翼手に切り裂かれ殺された。死体は米軍によって回収されたようだ。
名前の由来は稲嶺惠一小泉純一郎からと思われる。
竹田(たけだ)(声優:沢木郁也
岡村の上司。本作の企画担当の竹田菁滋がモデル。
反町(そりまち)(声優:小野大輔
岡村の大学での後輩で、ラグビー同好会に入っていた。現在は全国紙の新聞記者。
ステップアップの為の地方転勤で沖縄にやって来た(つまり左遷)。
助川寛久(すけがわ もとひさ)(声優:側見民雄
那覇大学の法医学教授。過去に検死体を米軍に持っていかれた過去がある。その時の事を恨みに思っていた為、わざと隙を見せて岡村にその時の写真を盗み見させた。
その後、岡村からワイン(中身はデルタ67)の鑑定依頼を受けるが、ワインはルイスによって奪われてしまった。
キョウコ
小夜と香里の友人。ヨナミネに告白して付き合い始めた。
ヨナミネ
キョウコが告白して付き合い始めた3年の先輩。彼女とのデートに母親を連れるほどマザコンらしい。

ベトナム編

ミン(声優:門脇舞
ベトナムで小夜が通う「リセ・ドゥ・サンクフレシュ」の学生。寄宿舎で小夜と同室になった少女。眼鏡をかけている。
おしゃべりで明るい性格で、この地での小夜の大事な友人となるが、覚醒して血だらけの小夜を見てしまう。
Ms.リー(声優:一城みゆ希
リセ・ドゥ・サンクフレシュの教師。とても厳格な人物だが、小夜が季節外れの転校生だと言う事で、携帯電話を持っていた事を見逃したりもしている。
アンナマリー(声優:浅野まゆみ
小夜、ミンのクラスメイト。何時も取り巻きを連れている。Ms.リーのお気に入りで規則を守らない生徒のことを告げ口するらしい。また、庭師のファントム(ハジの事、実際のファントムではなかったが)ファンクラブ会長でもある。
チェン・ベニ・アリスン(声優:佐藤泉美青山桐子前田ゆきえ
リセでの小夜の友人。小夜、ミンを含む仲良しグループの面々。
ムイ(声優:鈴木里彩
カイとリクがベトナムで出会った少女。地雷で左足を失っている。
ピアノを弾くのが上手で、奨学金でフランスの音楽学校に留学できる予定だったが、父親がケガをしたため留学をあきらめる。
サンクフレシュ製薬から提供された薬を服用していたが、それにはデルタ67が入っており、13話では体にひび割れが走り、翼手化が始まってしまった。その為、赤い盾の管理下に置かれていたが、赤い盾崩壊後どうなったかは不明。リクとは相思相愛の関係だった。
漫画版では小夜・カイと出会い、小夜がベトナムで出会った大切な友人となったが、サンクフレッシュ製薬がムイの村に提供していた薬物(デルタ67)を服用していたため、ソロモンがシャールの屋敷からディーヴァの歌声を流した時に完全に翼手化してしまい、完全な化け物になってしまった。その後、デヴィッドに諭された小夜によってムイは「」をもって救われた。

ロシア編

テッド・A・アダムズ(声優:緒方賢一
血液学者。ベトナム戦争中はベトナムの研究所に在職。ベトナム時代はデルタ67の研究責任者だったが、ベトナム戦争後に数人の仲間とロシアに亡命した。
キルベド設立にかかわったヴォリスは、ベトナム時代の仕事仲間である。
フィリップ・ローゼンバーグ(声優:松岡文雄
テッドと共に、ベトナムからロシアへ亡命した研究者の一人。テッドの家の近くの工業団地に住んでいる重病人。
アンドレイ(声優:西前忠久
テッドの息子。ベトナムから持ち帰ったデルタ67を投与したせいで翼手化した。半ばミイラになっていたが、テッドを襲いその血を飲んで復活した。
スヴェルドロフスク51でコンクリートに詰められ封印されていたが、コンクリートから解放され、スヴェルドロフスク51からデヴィッド、ルイス、テッドが脱出する際に襲い掛かってきたが、カイの投げたガソリン缶にデヴィッドの放った銃弾が引火し重傷を負い、テッドの仕掛けたプラスチック爆弾でスヴェルドロフスク51ごと生き埋めにされた。
ヴォリス(声優:永田博丈
アイスランドで研究を続けている、テッドの元同僚。アイスランドのキルベドで、アンシェルの依頼で遺伝子操作の研究に没頭し、シフを生み出したらしい。
最期はシフたちのキルベド脱出の際に殺害され、死に際に「小夜の血があればお前たちは助かる」と言い残した。
ソーニャ(声優:名塚佳織
小夜が過去に出会った少女。以前はエカテリンブルグに住んでいたが、ロシア革命が起きたのでポクロフスコエ村の近くの村に戻ってきた。村に来てまだ2年位らしい。父であるユーリの研究を誇りに思っている。
その正体はシュヴァリエのグレゴリー・ラスプーチンである。本物のソーニャは1915年前後に殺されたものと思われる。
ユーリ
ソーニャの父で科学者。 ポクロフスコエ村の近くの村に住んで、奇怪な研究(人間を作り出す実験)に手を染めていた。後に体全部の血が抜かれた状態で死体が発見された。

イギリス編

グレイ(声優:菅生隆之
元軍人で、デヴィッドが米軍に所属していた時の教官。現在は引退し、イギリスで農園をやりながら戦争孤児を育てている。孤児は正式な里親が見つかったら引き取ってもらうことにしてなっているので、グレイ曰く「一時養育所」。
赤い盾崩壊後、デヴィッド達を匿った。
モニーク(声優:名塚佳織
グレイの所に住んでいる褐色の肌・金髪の孤児の少女で、幼い孤児たちの面倒も見ているお姉さん的立場。グレイをお義父さんと呼び、カイに好意を抱いている。
褐色の肌と、英国の社会事情から見ておそらくパキスタン系の血を引いていると思われる。
ハヴィア(声優:門脇舞
グレイの所に住んでいる孤児の少女。グレイの家で行われた彼女の誕生パーティで、小夜に熊のぬいぐるみを貰った。
ナハビ(声優:森永理科
グレイの所に住んでいる孤児の少年。誕生日にはゲームが欲しいらしく、小夜に「ゲームが欲しい」と頼み込んだ。

アメリカ編

ミスター・グラント(声優:西前忠久
現役のアメリカ国防長官。ドナルド・ラムズフェルドのような存在。
アンシェルとは密接な繋がりがあるが、実は彼を始末しようとしており、39話で暗殺に成功したかと思いきや、シュヴァリエであるため普通に生きており、驚いている。
48話におけるディーヴァのニューヨーク公演にて翼手化したブレッドに脅え、逃げまわる。その後、ヴァンをアメリカ人じゃないと言う理由で見捨て、自分だけ警護を付けてオペラハウスから脱出し、オペラハウスを爆撃させ、翼手を一掃した。その後、オペラハウスの爆撃をテロリストの犯行のように見せかけるが、サンクフレシュグループとの癒着がスキャンダルとなっており、窮地にたたされている模様。
ブレッド(声優:一木美名子
米国女性政治家。アフリカ系アメリカ人。アフリカ系としてはかなり珍しく、政府の上層で活躍している。
翼手を作り、世界を混乱させ、それをコープスコーズに始末させることによって莫大な利益と絶対的な世界の信頼を得ようとしていたが、デイーヴァのコンサートの際、自分が翼手になってしまった。その後、SPたちのマシンピストルのラッシュを受けて転落し、消息不明。自業自得とも言える結果であった。
名前の由来はパンからである。これは、実在の現アメリカ国務長官のコンドリーザ・ライス=米と対照的にした事からと思われる。外見もライス国務長官にそっくりである。

ロシアン・ローズ編

ヴァレリ
小説『BLOOD+ ロシアン・ローズ』の登場人物。小夜をサポートする赤い盾5人の内の1人。優等生でとても真面目な性格。マクシムに憧れを抱いている。
マクシム
小説『BLOOD+ ロシアン・ローズ』の登場人物。小夜をサポートする赤い盾5人の内の1人。5人の中のリーダー的存在で、穏やかで温和。公爵夫人らの人気が高く、馬や銃の扱いも長けている。
ロジオン
小説『BLOOD+ ロシアン・ローズ』の登場人物。小夜をサポートする赤い盾5人の内の1人。野生的で、落ち着きが無くじっとしているのが苦手。2階から飛び降りるなど、身のこなしがいい。
キリル
小説『BLOOD+ ロシアン・ローズ』の登場人物。小夜をサポートする赤い盾5人の内の1人。勝気で自尊心が強く、負けず嫌いの部分がある。小夜がサロンに潜り込む際に、小夜を自分の遠縁という設定にした。
エドアルド
小説『BLOOD+ ロシアン・ローズ』の登場人物。小夜をサポートする赤い盾5人の内の1人。寡黙で余り喋らないが思慮深い。キリルに対しては特別な想い入れがある。

夜行城市編

西龍芳(にしたつよし)

漫画『BLOOD+ 夜行城市』の登場人物。1993年2月、当時の香港で起きた失血死事件を追っていた香港警察の刑事。よく「西」の読み方を変え「サイ」と呼ばれている。ハジによく似た弟がいたが、湾岸戦争で翼手に殺された。墓は日本にあるらしい。
翼手に襲われた際ハジを目撃し、倒れた彼を家に連れ帰る。

道良(ドウリョン)

漫画『BLOOD+ 夜行城市』の登場人物。トニー・リンという偽名を使い情報屋をしている青年。裏で黄秀文と繋がっていた。

(ザウ)

漫画『BLOOD+ 夜行城市』の登場人物。女口調の法医科学化験室の人間。西が拾った赤い結晶を化け物のかさぶたと診断する。

黄秀文(ウォン・サウマン)

漫画『BLOOD+ 夜行城市』の登場人物。不老不死薬の開発をしていた黄家の当主。ベトナムから極秘にワイン(シャトー・デュエル)を輸入し、そこから新薬を作り出していた。また、道良を使い西から警察の動きを探らせていた。
その目的は「人を、人の姿のままで無敵を誇る不老不死の存在に変える事」だった。
アイザック
漫画『BLOOD+ 夜行城市』の登場人物。赤い盾のメンバーの1人。香港警察に圧力をかけ、失血死事件の捜査権を奪い取った。翼手との戦いから銃の腕はかなりのものと推測される。
最後は1人で翼手の群れに立ち向かうが、彼の遺体が発見されなかったため、遺体をを赤い盾が回収したか生きて脱出したものと思われる。
「アイザック」の名前はデヴィットと同じく先代のものを引き継いだらしい。

One Night Kiss編

青山(あおやま)
ゲーム『BLOOD+ ONE NIGHT KISS』の登場人物。公安の特殊広域捜査担当の刑事。髪型はリーゼントでサングラスをかけている。
過去にパートナーだった紅を殺された過去を持っており、今でも復讐に燃えている。
化け物が出たとの知らせを聞き式ニュータウンにやって来た。
赤間(あかま)
ゲーム『BLOOD+ ONE NIGHT KISS』の登場人物。ひょうひょうとした性格。
青山をサポートする刑事だが…
島村(しまむら)
ゲーム『BLOOD+ ONE NIGHT KISS』の登場人物。
井沢(いざわ)
ゲーム『BLOOD+ ONE NIGHT KISS』の登場人物。ボクシングが得意な町の不良的存在。佐分利エレクトロニクスの社員。
池川(いけがわ)
ゲーム『BLOOD+ ONE NIGHT KISS』の登場人物。式ニュータウンに暮らす女性。冷たい表情をしている(髪も白く、幽霊のよう)。
子供がいるのだが、夫の姿は見当たらない。
吉岡(よしおか)
ゲーム『BLOOD+ ONE NIGHT KISS』の登場人物。井沢たちとつるんでいる不良。井沢と同じく佐分利エレクトロニクスの社員。
池川に執着しているらしい。
福岡(ふくおか)
ゲーム『BLOOD+ ONE NIGHT KISS』の登場人物。式東高校に通う高校生。小夜と仲良くなる。
桃山(ももやま)
ゲーム『BLOOD+ ONE NIGHT KISS』の登場人物。式警察署の交通課に勤務する婦人警官。

最後のかけら(ファイナルピース)編

伽門(かもん)
ゲーム『BLOOD+ ~ファイナルピース~最後のかけら』の登場人物。出自などの詳細は不明。鼻に絆創膏をつけている。活発な性格。
小夜たちが暮らすOMOROの近くに弟の李門と共に引っ越してきた。
李門(りもん)
ゲーム『BLOOD+ ~ファイナルピース~最後のかけら』の登場人物。伽門の弟。一見すると女性のようだが、男性である。常に伽門と行動する。
旭(あきら)
ゲーム『BLOOD+ ~ファイナルピース~最後のかけら』の登場人物。小夜と同年齢ぐらいの少年。小夜の前に度々現れ、彼女に客観的なアドバイスを送る。
詳細は一切謎で、小夜のみが会話できる。
志麻子(しまこ)
ゲーム『BLOOD+ ~ファイナルピース~最後のかけら』の登場人物。日本人で年齢は10歳位。ラム、アイデゥーと共に各地を転々とする生活を送る。子供達のリーダー格。
ラム
ゲーム『BLOOD+ ~ファイナルピース~最後のかけら』の登場人物。10歳位のベトナム人。志麻子、アイデゥーと共に暮らしている。子供達のムードメーカー的存在。
アイデゥー
ゲーム『BLOOD+ ~ファイナルピース~最後のかけら』の登場人物。12歳位でアフリカ出身。志麻子、ラムと共に行動する。行動力があり、好奇心旺盛な性格。
サム
ゲーム『BLOOD+ ~ファイナルピース~最後のかけら』の登場人物。翼手化した人間を元に戻す研究をしている。小夜に惹かれている。
ガイ
ゲーム『BLOOD+ ~ファイナルピース~最後のかけら』の登場人物。戦争を無くす為に、テロのような活動を行っている。目的は不明だが、小夜を付け狙う。

用語解説

赤い盾
ディーヴァの逃亡以後、翼手の災厄を世界中にもたらしてしまったことを反省した、初代ジョエルの子孫が創設した組織。ディーヴァの打倒と翼手の掃討を目的とする。長官は、ゴルドシュミット家の当主が自動的に就任する。また、ゴルドシュミット家の当主は初代ジョエルの罪の重さを認識するために、代々ジョエルの名と赤い盾長官の地位を受け継がなくてはならない。
翼手に対する有効な戦力は小夜のみで、ディーヴァとカールの襲撃によって、本部としていた豪華客船が沈められた際、小夜の行方が分からなくなったことで、組織としては崩壊した。小夜の発見以後、赤い盾から小夜陣営にはせ参じたのは、ジョエル・デヴィッド・ルイスのみで、後にジュリアが加わった。カイ・真央・岡村は赤い盾のメンバーではないが、個人的に小夜をサポートしている。また、シフが事実上消滅したことで、ルルゥも小夜陣営に加わった。だが、彼らは赤い盾を名乗っているわけではない。
赤い盾に属する者は、人間の頃に自らと関わりのあった翼手の、小夜の血によって精製される結晶を、装飾品の一部として身につけている。それは、赤い盾のメンバー同士の身分証明としても使われている(現代のデヴィッドは十字架に結晶を填めている。小夜は後半から、折れた刀の代わりに用意された、新しい刀の鍔元に亡き義父・ジョージの結晶を、カイはペンダントとして亡き弟・リクの結晶をそれぞれ持っている)。
名前の由来は、シュヴァリエ、シフ達の名前の由来にもなっている、「ロスチャイルド」家のドイツ語表記、「Rothschildt(ロートシルト)」が、「赤い盾」という意味であることによる。
翼手
人間の体内にはない第5の塩基(ジュリアはD塩基と名づけた)を持つことによって、擬態化の能力と驚異的な身体能力を持つに至った生物。翼手の女王から血を与えられることでシュヴァリエの翼手となるが、ディーヴァ陣営はD67を投与することによって人工的に翼手を作り出している。またその翼手に攻撃された者は「感染」という形で翼手化し、シュヴァリエが血を与えても翼手となる。
翼手の女王から直に血を与えられれば、翼手となっても人間としての理性や知能、そして外見を保有することが出来るが、D67を投与された場合は、怪物のような外見となり、理性や知能も失ってしまう。一般的にはD67を投与された者のみが翼手と呼ばれているが、小夜・ディーヴァ・シュヴァリエ・シフも翼手である。
弱点は翼手の女王の、自分が血を貰わなかった方の血。それを体内に投与されると結晶化して死に至る。それが唯一の翼手殲滅の手段と説明されたが、劇中後半以降では定義がかなり曖昧になっており(コープスコーズやシフが翼手を殺していた事から)、脳や脊髄に修復不能なダメージを受けても死に至るらしい。また、翼手は身体を修復するのに大量の血を必要とする為、大量出血でも死に至る。これらは恐らく後付け設定であると思われる。
シフ
アイスランドのキルベドの実験施設で人工的に作られた翼手である少年少女達が実験施設を脱出して創設した組織。
日光に弱く、修道僧のような格好をしている。一定期間が経過すると、ソーンというヒビが体内に現れ、死に至る。メンバーは実験施設の研究員であったヴォリスから自分達が生き延びる為に小夜の血が有効である可能性が高いと聞きだし、小夜の血を狙った。しかし、イレーヌの死によって、小夜の血が不適合であることが分かり、今度はディーヴァの血を求めた。翼手化時には手にカールやジェイムズ達の基となった赤いツメが表れる。だが、ジェイムズからディーヴァの血もまたシフのメンバーを延命させることは出来ないと聞かされ、絶望したモーゼスとカルマンが自殺し、事実上消滅した。唯一の生き残りであるルルゥは小夜達の世話になっている。
名前の由来はジェイコブ・シフからであると思われる。また、モーゼス・カルマン・イレーヌ・ギーはロスチャイルド家に関係する人名が由来。
シュヴァリエ
フランス語で騎士と言う意味。翼手の女王から直接血を与えられ、翼手と化した人間のこと。普通の翼手と違い、翼手と人間の姿を自由に行き来出来るのが特徴。またシュヴァリエは全て男性であり、女性のシュヴァリエは確認されていない。これは翼手が女王を介して子孫を残すからであると思われる。
半不老不死の肉体を手にし、驚異的な身体能力も身に付く(但し、シュヴァリエになったリクには特別な身体能力が見られなかった事から、その能力を駆使するにはしばらく時間がかかると思われる)他、睡眠も必要なくなる。その一方で血液を渇望するようになり、血液以外のものを口にしても、喉の渇きや空腹を癒すことは出来なくなり、自分に血を与えてくれた者のことを常に考えるようになる。自分に血を与えた者の姉または妹と交配し、子孫を残す。
アンシェルとグレゴリーは他の人間に自由に擬態する事ができ、おそらく他のシュヴァリエも可能と思われる。擬態の際、服装も変わり、またソロモンも翼手形態から人間の姿に戻る際に服装も元に戻っていた事から、擬態は服装も含んでいると思われる。
遺伝子的には翼手の女王とそのシュヴァリエはジェイムズやネイサンの発言から母と子の関係になるものとされる。
通常の翼手と同じく、翼手の女王の血を貰わなかった方の血が、弱点。また、首を狩るか全身を焼き尽くしても死んでしまう。
ジョエルの日記
初代ジョエルによる小夜およびディーヴァの観察日記のこと。ディーヴァの逃亡以後、赤い盾の長官によって小夜とディーヴァの戦いの記録が付け加えられている。赤い盾はこの日記の叙述に基づいて、作戦を立案する。また秘密保持の為、この日記を目にした者は、赤い盾から元の世界に復帰することは事実上不可能になる。
「ボルドーの惨劇」の日は唯一、何も記載されていない。また小夜の血を弾丸に入れて放つことが出来ないこと等も記されている。
ボルドーの惨劇
1883年の初代ジョエル・ゴルドシュミットの誕生日パーティで起きた事件。小夜が初代ジョエルを驚かせようと塔に幽閉された少女・ディーヴァを解放した為に初代ジョエルやパーティの来客は皆、彼女により殺され、「動物園」も全焼してしまう。そしてディーヴァはシュヴァリエになった世話係・アンシェルと共に逃走する。後の翼手の厄災の元凶とされる日。
コープスコーズ
対翼手用人型兵器。三位一体による連携を主な戦術としている。キルベドの実験施設での研究成果とジュリアによって齎された翼手研究の成果によって作られた。生後48日程で実践投入出来るらしい。日本刀を主武装とする。
正式名は戦術特殊強化兵団。外見は人型だが、中身は最新の遺伝子工学で作り上げられた生物学的ロボットである。翼手のみを攻撃し、普通の人間は襲わないように改良されている。ソーンをコントロールされており、7日間の生命しか持たないように調整されている(しかし、調整によって延命も可能)。また、ジェイムズの身体の補完には彼らの肉体が使用されている(カールもこの肉体を使用した可能性が高い)。
シフの中で最も優秀なモーゼスの遺伝子が利用されている為、容姿はみなモーゼスと瓜二つである。また、コープスコーズ(Corpse Corps)と言う名前は死体部隊と言う意味。
なお、漫画版では随分とデザインが異なり、人間の子供をベースとした小型のものになっており、マントを羽織り、翼手の再生能力を一時的に低下させる細胞を組み込んだ両手の鉤爪で翼手を攻撃する。通称「翼手殺し」。
D(デルタ)67
ディーヴァの血液を元に造られた、人間を翼手にする薬品。これにより翼手化した者は人間の頃の知性・記憶・容姿も失い怪物と化す。そして戦闘能力はシュヴァリエの翼手に比べ、大きく劣っている。初期の物は翼手化までに時間がかかっていたが(数日を要する)、シベリア鉄道に乗っていた青年達に投与された物は数時間で完全に翼手化に至らせた。
デルタ計画(プロジェクト)
アメリカ合衆国政府とゴールドスミス・ホールディングスが共謀したプロジェクト。サンクフレシュ製薬の製品によって誕生する翼手をアメリカと問題をもつ国に発生させ、そしてアメリカの保有するコープスコーズの派遣要請を余儀なくさせる事で、事実上その国をアメリカの手中に収めるプロジェクト。それだけでなくコープスコーズ派遣による莫大な利益と、世界の信頼をも得るものである。
しかしその裏側のアンシェルの策略では、全世界中継させたディーヴァの歌声をきっかけに全世界に翼手を誕生させ、世界を翼手で満たす目的であった。最終的には総人口の30人に1人、およそ2億人が翼手となる。
サンクフレシュ製薬(サンクフレシュ・ファルマシー)
正式名称・サンクフレシュ・ファルマシー。筆頭株主はゴールドスミス・ホールディングス。
ヴァンが一時、出向していた製薬会社。(ヴァンの所属は、ゴールドスミス・ホールディングス)本社はフランスにある。また、ベトナム支社にはカールが居る(後に辞任したと思われる)。
元はフランスの片田舎にあった製薬会社だったが、ソロモンがCEOに就任するや、僅か5年で世界的な企業に成長した。また、デルタ67を秘密裏に開発しており、米軍などに供給している。
ソロモンがディーヴァに決別を宣言した後、解体され(その際、彼はCEOを解任された)、ヴァンをCEOとするサンクフレシュ・アメリカを中心とする企業グループに再編された。
尚、「サンクフレシュ」はフランス語で「5本の矢」と言う意味で、 5本矢を組み合わせたマークは、ロスチャイルド家の家紋でもある。
ゴールドスミス・ホールディングス
資本に物を言わせて世界中の名立たる企業の株主になっている企業。サンクフレシュの筆頭株主であり、傘下にはサンクフレシュ・ファルマシーも含まれている。
総帥はアンシェル・ゴールドスミス。2度の世界大戦で財を成したという。
翼手の女王
子を産むことが出来る女性の翼手の事(48話までは小夜とディーヴァの事だが、49話以降はディーヴァの子供達の事)。
誕生してから10代後半までは歳相当の容姿で育つが、以降は歳をとらなくなる。そして2,3年の活動をすると以降30年間は繭を作り、眠りにつかなければならない。
翼手の女王は自分の姉妹のシュヴァリエと交配することで妊娠し、双子の女児の子孫を残す。ディーヴァは小夜のシュヴァリエであるリクと交配して妊娠し、体内から繭が取り出されている。そして子を宿し、産むとその血に片方の翼手の女王(及びそれが作り出した翼手)に死に至らしめる効果は無くなる。
漫画版では始祖翼手と呼ばれる。
E(イプシロン)88V
『BLOOD+ ~双翼のバトル輪舞曲(ロンド)~』に登場する。D(デルタ)67に変わる薬品としてアレクセイが開発させた。単体では機能せず翼手の声帯を持つ少女の歌声を聞かせることが必要。

サブタイトル

  1.  ファーストキス
  2.  魔法の言葉
  3.  はじまりの場所
  4.  アブない少年
  5.  暗い森の向こうへ
  6.  おとうさんの手
  7.  私がやらなきゃ
  8.  ファントム・オブ・ザ・スクール
  9.  それぞれの虹
  10.  あなたに会いたい
  11.  ダンスのあとで
  12.  白い霧にさそわれて
  13.  ジャングル・パラダイス
  14.  さいごの日曜日
  15.  おいかけたいの!
  16.  シベリアンエクスプレス
  17.  約束憶えてる?
  18.  エカテリンブルグの月
  19.  折れたココロ
  20.  シュヴァリエ
  21.  すっぱいブドウ
  22.  動物園
  23.  ふたりのシュヴァリエ
  24.  軽やかなる歌声
  25.  赤い盾
  26.  サヤに従うもの
  27.  パリ・ジュテーム
  28.  限りあるもの
  29.  呪われた血
  30.  ジョエルの日記
  31.  壊れゆく盾
  32.  ボーイ・ミーツ・ガール
  33.  信じるチカラ
  34.  俺達のいる世界
  35.  希望のない明日
  36.  すれちがう想い
  37.  狂おしいまでに
  38.  決戦の島
  39.  魔法の言葉をもう一度
  40.  シュヴァリエの見る夢
  41.  私の居場所
  42.  響く、歌声
  43.  こころ乱れて
  44.  光の中に
  45.  手のひらを太陽に
  46.  あした天気になあれ
  47.  全ての血を超えて
  48.  摩天楼オペラ
  49.  二人の女王
  50.  ナンクルナイサ

スタッフ

主題歌

オープニングテーマ

  1. 青空のナミダ
    作曲:田中秀典、作詞:高橋瞳・渡辺なつみ/歌:高橋瞳
  2. SEASON'S CALL
    作詞:HYDE、作曲:KAZ、編曲:KAZ・HYDE /歌:HYDE
  3. Colors of the Heart
    作詞:TAKUYA∞Alice ice、作曲:TAKUYA∞/歌:UVERworld
  4. 「雷音」
    作詞、作曲:ジン/歌:ジン

エンディングテーマ

  1. 「語り継ぐこと」
    作詞:HUSSY_R、作曲:田鹿祐一、編曲:常田真太郎/歌:元ちとせ
  2. 「CRY NO MORE」
    作詞:康珍化、作曲:Linsei、編曲:河野伸/歌:中島美嘉
  3. This Love
    作詞:アンジェラ・アキ、作詞:アンジェラ・アキ/歌:アンジェラ・アキ
  4. 「Brand New Map」
    作詞:立田野純、作曲:和田昌哉/歌:K

メディアミックス

漫画

『BLOOD+』
漫画;桂明日香月刊少年エース連載。テレビアニメ版をベースとしたコミカライズ。
『BLOOD+ A(アダージョ)』
漫画:スエカネクミコビーンズエース連載。
『BLOOD+ 夜行城市』
漫画:如月弘鷹CIEL連載。ベトナム戦争後からアニメ版の間の話。小夜は回想時のみの登場。

小説

『BLOOD+』
著:池端亮、イラスト:箸井地図角川スニーカー文庫刊。テレビアニメ版をベースとしたノベライズ。
『BLOOD+ ロシアン・ローズ』
著:漲月かりの、イラスト:高城リョウ角川ビーンズ文庫刊。

ゲーム

『BLOOD+ 双翼のバトル輪舞曲(ロンド)』
プレイステーション2用ソフト。2006年7月27日発売。ベトナム編とロシア編の間のストーリー。
『BLOOD+ ONE NIGHT KISS』
プレイステーション2用ソフト。2006年8月31日発売。沖縄編とベトナム編の間のストーリー。
『BLOOD+ ファイナルピース』
プレイステーション・ポータブル用ソフト。2006年9月7日発売。

外部リンク

MBSTBS 土曜18:00枠(通称“土6”)
前番組 番組名 次番組
BLOOD+