テオフィモ・ロペス 対 ワシル・ロマチェンコ
テオフィモ・ロペス 対 ワシル・ロマチェンコ戦(テオフィモ・ロペス たい ワシル・ロマチェンコせん)は、2020年10月17日、アメリカ合衆国ラスベガスのMGMグランド内ザ・バブルで開催されたプロボクシングの試合。IBF世界ライト級王者のロペスとWBA・WBC・WBO世界ライト級統一王者のロマチェンコが行う4団体王座統一戦。イベント名は『ウィナー・テイクス・オール』[1]。通算で4回目となる4団体統一戦となった。
| 開催日 | 2020年10月17日 | |
| 認定王座 | WBA・WBC・IBF・WBO世界ライト級王座統一戦 リングマガジン世界ライト級タイトルマッチ | |
| 開催地 | アメリカ合衆国・ラスベガス | |
| 会場 | MGMグランド内ザ・バブル | |
| 観衆 | 無観客 | |
| リングアナ | マーク・シュノック | |
| 放送局 | ESPN | |
| 主催 | ボブ・アラム(トップランク) | |
|
| ||
| テオフィモ・ロペス 対 ワシル・ロマチェンコ | ||
| The Takeover(奪取、獲得) | Hi-Tech(ハイテク、高性能) | |
| 比較データ | ||
|---|---|---|
| 23歳 | 年齢 | 32歳 |
| ニューヨーク市ブルックリン区 | 出身地 | オデッサ州ビルホルド・ドニストロフスキー |
| 15戦 15勝 (12KO) 無敗 | 戦績 | 15戦 14勝 (10KO) 1敗 |
| 173cm | 身長 | 170cm |
| 135 lb (61 kg) | 体重 | 135 lb (61 kg) |
| 174cm | リーチ | 166cm |
| テオフィモ・ロペス・シニア | 指導者 | アナトニー・ロマチェンコ |
| IBF世界ライト級王者 | 評価 | 北京オリンピックフェザー級金メダリスト・ロンドンオリンピックライト級金メダリスト・WBA世界ライト級スーパー王者・WBC世界ライト級フランチャイズ王者・WBO世界ライト級王者・世界3階級制覇王者 |
|
| ||
| 結果 | ロペス12回判定勝ち(3-0) | |
| 主審 | ラッセル・モーラ | |
| 副審 | ジュリー・レダーマン スティーブ・ウェスフェルド ティム・チーザム | |
試合成立まで
2019年12月14日、ロペスがマディソン・スクエア・ガーデンでIBF世界ライト級王者リチャード・カミーと対戦。2回1分13秒TKO勝ちを収め王座を獲得した。この試合のリングサイドで3団体ライト級統一王者のロマチェンコが観戦しており、試合終了後のインタビューにてロペスとの4団体統一戦に前向きなコメントを残した[2]。
2020年5月19日、トップランクのボブ・アラムがESPNの取材に答え、ロペスとロマチェンコによる4団体統一戦を当初5月に予定していたが新型コロナウイルスの影響で新たにスケジュールを練り直さなければならなず、ロマチェンコが母国ウクライナに帰っており、アメリカに入国できる時期が不透明なことから、両陣営とも一試合を挟む可能性があった中、「両陣営とも暫定的な試合は臨んでいない。9月に統一戦を計画する」とコメントした[3]。
2020年6月7日、ボブ・アラムはSky Sportsのインタビューにてロペスとロマチェンコの試合をアレジアント・スタジアムで開催するプランがあることを発表した[4]。
2020年8月、トップランクが10月5日を目途に試合開催を目指す中、ロペス陣営がファイトマネーで難色を見せており今秋の試合実現が困難になったとESPNが報道[5]。しかしロマチェンコ陣営がファイトマネーを譲歩したことにより、10月17日に挙行されることを複数のメディアが報じた[6]。
2020年8月31日、ロマチェンコが母国ウクライナからアメリカ入りし、「10月17日が待ちきれない」とコメントした[7]。
2020年9月7日、トップランクは10月17日にMGMグランド内ザ・バブルにてロペスvsロマチェンコが正式に決定したことを発表した[8]。
2020年10月14日、ロペスとロマチェンコによる記者会見が行われ、オフィシャル陣もレフェリーはラッセル・モーラ、ジャッジはジュリー・レダーマン、スティーブ・ワイスフェルド、ティム・チータムと発表された[9]。
2020年10月16日、前日計量が行われ、両者ともリミットの135ポンドで一発で計量をパスした[10]。
2020年10月17日、ラスベガスのMGMグランド内ザ・バブルで行われた4団体王座統一戦に於いて、ロペスが12回3-0(116-112、119-109、117-111)の判定勝ちを収め4団体統一に成功した[11]。
脚注
- ^ ロマチェンコvs.ロペスのポスターが好評 ライト級4冠戦はウィナー・テイクス・オール! Boxing News(ボクシングニュース)2020年9月15日
- ^ 新星ロペスがコミーを2回TKO IBFライト級奪取 Boxing News(ボクシングニュース)2019年12月15日
- ^ ロマチェンコとロペス 「調整試合は不要」で一致 注目ライト級4団体統一戦は9月開催目指す Boxing News(ボクシングニュース)2020年5月20日
- ^ 注目ライト級統一戦 ロマチェンコvs.ロペス 9月 NFLスタジアムで1万人規模のイベント計画 Boxing News(ボクシングニュース)2020年6月8日
- ^ ロマチェンコvs.ロペス 10月開催は困難か 注目ライト級統一戦 ファイトマネーが障壁に Boxing News(ボクシングニュース)2020年8月5日
- ^ 注目のライト級4団体統一戦 10.17ラスベガス内定 ロマチェンコ報酬譲歩でロペスと合意か Boxing News(ボクシングニュース)2020年8月19日
- ^ ロマチェンコ米国入り ライト級統一戦へ準備加速 ロペス撃破へ「10月17日が待ちきれない」 Boxing News(ボクシングニュース)2020年9月1日
- ^ ビッグマッチ正式決定 ロマチェンコvs.T・ロペス 10.17最強王者とスター候補がライト級統一戦 Boxing News(ボクシングニュース)2020年9月8日
- ^ ライト級4冠戦迫る ロマチェンコ「頭脳戦になる」 IBF王者ロペスは新時代到来を宣言 Boxing News(ボクシングニュース)2020年10月15日
- ^ 絶対王者ロマチェンコか、下克上狙うロペスか あすライト級4冠統一戦ゴング 4-1でロマ有利 Boxing News(ボクシングニュース)2020年10月17日
- ^ ロペスが世代交代宣言! 判定でライト級4団体統一 有利予想のロマチェンコはまさかの敗北 Boxing News(ボクシングニュース)2020年10月18日
外部リンク
| 先代 オレクサンドル・ウシク 対 ムラト・ガシエフ戦 |
ボクシング世界4団体王座統一戦 2020年10月17日 |
次代 N/A |