史上最強の弟子ケンイチ
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『史上最強の弟子ケンイチ』(しじょうさいきょうのでし ケンイチ)は、週刊少年サンデーで連載している松江名俊の格闘コメディー漫画。
単行本は21巻まで刊行されている(2006年8月現在)。なお、単行本の初版では、全巻表紙の裏におまけイラストが描かれている。 この漫画は元々は少年サンデー超増刊で連載中だった「戦え!梁山泊 史上最強の弟子」があまりにも人気であったため、急遽週刊少年サンデー誌上でリメイクという形で連載されることになった異色の作品である。このような形で連載された作品は他に「こわしや我聞」などがある。そのため、「戦え!梁山泊 史上最強の弟子」とは若干設定が異なる。また、単行本には未収録作品である、「史上最強の弟子 燃えろケンイチ」という読みきりも存在する。他にもサンデー本誌で行った応募者購入グッズとして、書き下ろしトランプがある。いずれも画集等での収録が待たれている。2006年10月7日24時55分、TVアニメ化が決定している
注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。
概要
少年誌連載の格闘技漫画の場合、敵を倒すたびにより強い新たな敵が登場して戦いの内容のエスカレートによって序盤に登場した強力なキャラクターが雑魚化したり、序盤は地味だった戦いの内容がインフレーションを起こし次第に現実離れしてしまうことが多いが、本作の場合は「師匠」と「弟子」というヒエラルキーが存在するため、そういった現象が回避されている。基本的に全キャラ二枚目・キャラが立っているため全員主人公にできるほど。
- 師匠(達人/マスタークラス)
- パンチ一発で相手を10メートル以上吹っ飛ばしたり、拳銃の一斉射撃でも簡単に回避して逆襲できる非常識なレベル(最早ギャグと言っても良い程)の強さを持った格闘家。
- ひとくちに達人級と言ってもピンキリであり、ランクもある模様(逆鬼は特A級と評価された)。長老クラスの達人だと並の達人をデコピン程度で秒殺できる。
- 人間離れした身体能力の裏にはなにやら秘密があるようである(叶 翔のドーピング疑惑に対する拳聖の言葉を借りれば)
- 弟子(ディサイプル)
- 比較的現実に近いレベルの強さの格闘家。だが、あくまでも比較的であり徐々に現実離れしつつある(特にケンイチの敵やライバル達)。
梁山泊の師匠たちには「弟子のケンカに師匠は出ない」という鉄則があり、ケンイチがいくら危機に陥ろうと敵の師匠の干渉がない限り手助けはしてくれない。あくまでもケンイチ自身が強くなるしかピンチを乗り切れないと言うのが本作の基本的なストーリーパターンとなる。ちなみに、梁山泊における特訓のほとんどは敵との戦いよりも危険性が高い(死んだ方がマシ的な)ものばかりである。
ケンイチの対戦相手の武術についての解説を読者にするため、そのジャンルに対応した師匠(または美羽)が側にいる。(本作は比較的中国武術の登場数が多いので、剣星が解説役となる場合が多い)
準達人級と呼ばれる存在が最近確認され、美羽や蓮華、YOMIの幹部たちはこれに相当すると思われる。
主な登場人物とその組織構成
梁山泊
本作では『活人こそ武術の真髄』を掲げる最強の武道家達人集団とその道場を指す。所用で出かけているという事で、未だにその姿名前が登場していない豪傑がもう一人存在する。
- 白浜兼一(しらはま けんいち)(声優:関智一)
- 16歳。梁山泊の一番弟子。
- 元々は気弱なイジメられっ子で、それが原因での転校経験もあった。最初はイジメ対策として空手部に入部するが、同級生の大門寺と退部を懸けて試合をし、勝利するが自ら反則負けとし、退部した。その後副将の筑波に目をつけられ、梁山泊に入門、一番弟子となる。今は「降りかかる暴挙に対抗するため」「自分の信念を貫くため」「大切な人を守るため」武術をやっている。日々過酷さを増す壮絶な戦いに備え、過酷な武術の修行に(本人の意思とは無関係に)身を投じる事になる。秋雨曰く、「才能のない兼一は命懸けという諸刃の剣を使わなければある一定の水準を越えられない」ため、ほぼ殺人未遂(一度死亡したことがある。)の修行に耐えている。現在は「最強の弟子」としてYOMIに命を狙われている。本来は花を育てるのが好きな心優しい少年なのだが、大切な友人が傷つけられそうになれば全力で立ち向かっていく。美羽に想いを寄せている。師匠達曰く「武術の才能は全くない」が、「やられる才能」と「努力する才能」は認められている。
- かつて美羽と交換した太陰大極図のバッジを今も大切に持っている。
- 新白連合斬り込み隊長。
- 風林寺美羽(ふうりんじ みう)(声優:川上とも子)
- 武術:我流(師が風林寺隼斗のため)
- タイプ:“動”の者
- 必殺技:風林寺光鵬翼(ふうりんじこうほうよく)
- 風林寺隼人の孫娘。成績優秀、品行方正、運動神経抜群、スタイル完璧と正に「史上最強のヒロイン」と呼べる存在。元々は名門校・松竹林高校に通っていたが、その存在感から周りに妬まれ、イジメを受けて荒涼高校に転校してきた。その頃の経験から学校内で目立つことを嫌い、伊達眼鏡をかけている。
- 乳房が極めて大きいことから、キサラからは「牛乳(うしぢち)」、ほのかからは「ムチプリ」と呼ばれる。大の猫好きで、キサラと一緒に猫で遊んでいることが多い。学校では新体操部に所属している。先輩の鷹島千尋からエースの座を奪った。演劇部の公演「ロミオとジュリエット」のジュリエット役として出演、最初はダイコンだったが、秋雨の教えや谷本のリードによって著しい成長を見せる。
- 両親は既に死亡したとされており、現在は祖父・隼人が唯一の肉親。幼少時代から祖父により武術の指導を受け、彼の世直しの旅に同行していた。それゆえ、武術の腕前は準達人級。
- 風林寺隼斗(ふうりんじ はやと)(声優:有川博)
- 武術:我流
- タイプ:“動”の者
- 得意技:人手裏剣、数え抜き手、無限無影突き、亡心破衝撃(ぼうしんはしょうげき)など
- 美羽の祖父。曲者揃いの梁山泊の豪傑らをまとめ上げる長老であり、無敵超人の異名を持つ豪傑中の豪傑。
- 生涯無敗。本人によれば昔はいじめられっ子だったらしいが、いじめられたら必ず百倍にして返していたという。若気の至りで500人の達人を半殺しにしてしまったことがあるらしく、それから戦って戦って戦い抜いたらいつの間にかじじいになっていたというとんでもない人物。その強さは“地球史上”最強とも思えるほどで、鮫や熊を素手で倒したり、海の上を走ったり、プールの水を蹴りで割ったりとその超人ぶりを度々発揮している。
- 幼い美羽を連れて武者修行(世直し)の旅をしていた時があり、今も気が向くと一人でどこかに放浪の旅に出てしまう。
- 鳥獣戯画の臨写が好きで、美羽に内緒で高い金を払って集めている。理由はアパチャイとの死闘がピークに達した時、「鳥獣戯画ってとっても素敵なデザインかも」と思ったかららしい。それを知った兼一の記憶を亡心破衝撃(他人の記憶を消去する技。消す範囲は隼斗の意思によって調節が可能。)によって消したりと、バレないようにと必死。
- 逆鬼至緒(さかき しお)(声優:石塚運昇)
- 武術:空手
- タイプ:“動”の者
- 必殺技:不動砂塵爆(ふどうさじんばく)
- 29歳。あまりの強さゆえ、空手界を追放された、ケンカ百段の異名を持つ空手家。
- 見た目は大変怖いが、性格は面倒見がよい兄貴的人物。それを悟られるのが恥ずかしくてわざとそっけない態度を取ることが多いが、とにかく嘘が下手なのでモロバレ。また、小さい子供におじさんと言われた時には「お兄さん」と訂正させるなど愛嬌のある面も。酒とギャンブルが大好き。
- 昔、世界ケンカ旅行をしていた経歴があり、それゆえ英語が堪能。昔、イギリス人のマイクロフトとフランス人のクリストファーと組んで仕事をしていたが、人殺しを良しとしない逆鬼と後に反りが合わなくなり、隙を突いて逆鬼を殺そうとした二人を返り討ちにし、砂漠に生き埋めにしトリオを解散した。
- 兼一とは何かと馬が合い、師匠の中では彼を一番気にかけていると思われる。
- 警察からたまに仕事の依頼が来る。
- 岬越寺秋雨(こうえつじ あきさめ)(声優:小杉十郎太)
- 武術:柔術
- タイプ:“静”の者
- 必殺技:悶虐陣破壊地獄(もんぎゃくじんはかいじごく)
- 38歳。哲学する柔術家の異名を持つ柔術家。
- 冷静沈着・才気煥発で、独自の悟りを開いている。ゆえに、長老が居ない時は大体彼が梁山泊のまとめ役。一見するとおだやかな人が良い性格に見えるが、キレると一番恐ろしい。
- 芸術家としても著名な上、医者としても有能、更に音楽、外国語までこなす。接骨院を経営している。機械やからくりを作る技術も高く、兼一の修行道具を毎回新開発している。特に兼一を主動力にした、生活や移動に便利な機械を作るのが得意。兼一曰く『なんでも超人』。劇中ではその万能ぶりからよく「ドラ○もん」と兼一に呼ばれ、助けを求められていた。ただし、ピーマンが食べられないという弱点も。
- 独自のトレーニング理論により、全身の筋肉をピンク筋(瞬発力の白筋と持久力の赤筋の中間に属する性質の筋肉)へと変えており、梁山泊の師匠らの中でも比較的小柄でありながら、逆鬼さえ一目置くほどの恐るべき筋力を誇る。
- 彼の柔術はあらゆる物を取り込んで昇華し、「岬越寺流」と呼ばれている。
- 嘘をつくときヒゲをいじるという癖がある。また、血を見ると性格が変わる。唯一の弱点はピーマン。
- アパチャイ・ホパチャイ(声優:石丸博也)
- 武術:ムエタイ
- タイプ:“動”の者
- 必殺技:アパンチ、チャイキック
- 28歳。幼い時から命がけの裏の戦いを生き抜いてきており、裏ムエタイ界の死神の異名を持つ。
- 長老が世直しの旅の際に出会い、そのまま付いて来てしまった。かなり間違った日本語を覚えている。間違ったことは細かく覚えているらしい。性格は純真で子供の様という表現がぴったりで、子供や動物にとても好かれる。手加減というものが非常に下手。そのため、度々兼一を殺しかけており、一度本当に殺したこともある。後に「子供達と遊ぶつもりで教えればよい」という長老の助言のもと、死なない程度の手加減が出来るようになった。その人柄の良さと驚異的身体能力で、兼一たちの通う荒涼高校バスケ部の助っ人として逆転勝利に貢献したり、火事で取り残された赤ん坊を救うなど、各方面の人々から『謎の巨人』として伝説化されている。第一回人気投票で第3位に輝き、事実上、全師匠連の中で最も人気の高い師匠といえる。口癖は「アパパパパ」「イ~ヤバダバドゥ」など。よく兼一の妹のほのかとオセロで遊んでいる。その為、知らず知らずの内にオセロの実力は秋雨にも引けを取らない実力に
- 馬剣星(ば けんせい)(声優:二又一成)
- 武術:各種中国拳法
- タイプ:“静”の者
- 必殺技:浸透水鏡掌(しんとうすいきょうしょう)
- 41歳。中国鳳凰武侠連盟の最高責任者で、あらゆる中国拳法の達人の異名を持つ。だが、「飽きた」と言う理由で、今は妻と息子に全権を委ねている。
- 兄に馬槍月、娘に馬蓮華がいる。鍼灸院を経営し、梁山泊の家計を助ける。また中華料理も達人級で、梁山泊の昼食は彼が当番。それを利用してピーマンが食べられない秋雨に対し優位に立つことも。好きなものは女子高生で趣味は盗撮というスケベ親父で、美羽やしぐれにセクハラを行うことも多々。だがその強さは本物。今でこそ禿げてはいるが昔はかなりの美形で、星の数ほど恋愛経験をしたことがあるという自称「中国の光源氏」。そのためか、兼一の恋愛を助言するキャラクターでもある。
- 兼一とは、師弟関係と言うよりもエロ友達感覚。しかし実は美羽、そして兼一のことを実の子供のように大切にしており、時折考え深い助言・心配りを行うことも。
- 香坂しぐれ(こうさか しぐれ)(声優:能登麻美子)
- 武術:各種武器
- タイプ:“静”の者
- 必殺技:香坂流相剥斬り(こうさかりゅうあいはぎぎり)
- 年齢不詳。剣と兵器の申し子の異名を持つ、グラマラスなお姉さん。
- 主に日本刀(父の形見で肌身離さず持ち歩いている)と鎖鎌、手裏剣で戦うが、彼女の手にあるものはすべて強力な武器となり、しゃもじでも刃物並みの切れ味を示す。対ワルキューレ戦ではしゃもじで敵を圧倒していた。13年前に父は秋雨との決闘の末に死亡し、その後、香坂八郎兵衛(こうさか はちろべえ)に引き取られ、武術を教わる。八郎兵衛が死去した後に梁山泊に住み込み、かつて父が作っていた刀を回収することを目標としている。幼い頃から感情をほとんど表に出さない性格。第一回人気投票では第4位という結果になり、その上しぐれのみの番外編まで作成されたほど人気が高い。相棒にネズミの闘忠丸がいる。一人称は「ボク」。言葉のテンポが独特。泳げないケンイチに水泳を教えるなど、彼をそれなりに気に入っている様子である。その為、武器を使おうとしない兼一に対して、他の師匠と比べ指導をする機会が少ないことを寂しがっている。時々お茶目な行動を取る事がある。下着はさらしとふんどしを愛用。プールや海でも水着をつけずにふんどしで泳ぐため、美羽に注意されている。
- 天井を歩いたり、餃子を縦に積んだりすることが出来る(自称、みらの風)。食事は天井裏で取る。
- 闘忠丸(とうちゅうまる)
- 風林寺砕牙(ふうりんじ さいが)
- 美羽の父親で秋雨の親友。既に他界しており、名前だけの登場。叶翔により“闇”と関わりがあることが判明した。墓には墓碑銘はなく、生きている可能性もある。
- 風林寺静羽(ふうりんじ しずは)
- 美羽の母親。幼少時の美羽を守るため敵と戦い、雪山にて死亡。
白浜家
- 白浜ほのか
- 白浜元次(しらはま もとつぐ)
- 白浜さおり
- 母。38歳。一見おとなしそうだが暴走した夫の元次をフライパンで沈めるなど、白浜家の事実上の最高権力者。かなりスタイルのいいお母さん。38歳には見えない程若々しい。なんだかんだ言いつつも夫婦仲は良い。
新白連合
読みは「しんぱくれんごう」。新島春男が兼一の名前と力を利用する形で結成された。ラグナレクを脱退した者などを巧みに引き込み、次第に強大化してきている。当初、兼一は連合の存在に否定的であったが、自分を慕ってくれる構成員を放っておけず、いつの間にか公認している。最近は新島が戦闘能力が低い構成員を直々に教育し、敵対組織に対する諜報活動を盛んに行っている。 将来的には新島の手によって新格闘技団体へと変える予定。
初期メンバー
立ち上げから間もない頃に参加した面々。
- 新島春男(にいじま はるお)
- 武術:なし
- 必殺技:無影八艘飛び、かっぱの川流れ、洗脳話術、新島ブレインウォッシュ
- 新白連合総督。長い耳・新島イヤーとアヤシゲセンサーが特徴的なまるで宇宙人のような風貌をしている。強い不良に従い、弱いものいじめをする外面内面共に悪魔のような男だった。しかし結構情に厚い側面も垣間見せる。情報収集能力は桁外れで、敵の情報をいち早く調査する。ケンカは出来ないが逃げ足は異常に速く、他人を巧みな話術で洗脳したり自ら策を提唱して大局を動かす。YOMIとの戦いが一通り終えたら、闇とうまく折り合いをつけて、新白連合財団法人にしようとしている。教会や神社に入ると気分が悪くなる体質で、いったん入ると自力で歩くことさえもできなくなる。宇宙人パワーで気配を消すことができる。
- 水沼(みずぬま)
- 武術:空手
- 必殺技:バックマシンガンアタック
- 兼一に不良から助けられたことから、兼一を目標として陣営に参加。アラン須菱の弟子になってから必殺技を習得。しかし当初はアランに出会い鬼幽会に入り、力こそ全てと思っていたが、兼一と逆鬼により目を覚ます。しかし闇の流派狩りにより鬼幽会は潰され、師であるアラン須菱はその際、火のエンブレムを持つ男から彼を庇って意識不明。その復讐のためにDオブDに参戦。しかし初戦の対ブラックフォース戦にて敗退。重傷を負い戦線離脱。
- 松井(まつい)
- 武術:なし
- 必殺技:新白スラッシュ
- おそらく新島に最も忠実な男。旗持ち。「~じゃい」などと特徴的なしゃべりをする。通信簿に「人の話を聞いていない」とよく書かれる。彼の主義は「旗は魂だから絶対に地面につけない」。旗がないと自信をなくす。
ラグナレク脱退組
ラグナレクを脱退後に新白連合に加わったメンバー。
- 武田一基(たけだ いっき)(声優:矢尾一樹)
- 武術:ボクシング
- 必殺技:幻の左、ウルトラボロパンチ、ジャイアントネコメガエルパンチ
- 元ラグナレク・キサラ隊の「技の3人衆」の一人で、ボクシングの使い手で「突きの武田」の異名を持つ。両腕が使えたら拳豪級と呼ばれていた。
- ボクシング界でも期待の新人だったが、友人とともに不良と戦った際に利き腕である左腕が不随となり、以後落ちぶれる。しかし兼一との勝負に敗れ、岬越寺秋雨の治療を受けた際に動かなくなっていた左腕も治療してもらった。ボクサー生命を救ってもらったことから、兼一と友好関係を結ぶも、そのつながりから連合に無理矢理加入させられる。脱会後ボクシングジムに戻ったが、連合加入以後は新島の揃えた器具が充実している連合本部に入り浸り、部には顔を出さなくなる。最初は嫌がっていたが兼一との友情と、新島による洗脳を受けた結果今や立派な連合の副隊長に。
- 兼一が梁山泊での修行により強くなっていくにつれ、彼との実力の開きにコンプレックスを感じてきたが、隻眼・跛足のボクサー、ジェームズ志場と出会い弟子入り。地下格闘場での修行を経て実力は急上昇中。
- 宇喜田孝造(うきた こうぞう)(声優:大川透)
- 武術:柔道
- 必殺技:逆エビ背負い投げ
- 武田と同じく元ラグナレク・キサラ隊の「技の3人衆」の一人にして現新白連合副隊長。柔道の使い手で「投げの宇喜田」の異名を持つ。
- 名門柔道場に所属していたが、勝つために手段を選ばない非道さから破門され、ラグナレクに入隊。しかし兼一に敗れた後、立ち直っていく武田を見て自分もやり直す決意をし、武田への脱会リンチの際に同じく脱会。武田と共に巻き込まれる形で連合入りする。
- ラグナレク時代の上司であった南条キサラに惚れており、気を惹くために猫の写真を見せていたりした。最近周囲の者と自分の実力に差を感じ始めていたため、道場に復帰して修行を積む。が、しかし修行のランク設定を誤り、他の連中に差をつけられた感が大きい。そのせいで本人自体DオブDで生き残れるか危機感を抱いているものの、キサラへの想いゆえに参戦に踏み切る。「古い恩師を探す」と言っていたが、練習量があまり変わらない点から、見つからなかった様子。
- 九弦院響(くげんいん ひびき)(声優:真殿光昭)
- 武術:我流(特殊なカウンター中心)
- タイプ:“静”の者
- 必殺技:輪唱アタック、グランディオーソカウンター、鎮魂歌バスター
- 元・第五拳豪ジークフリート。最高のメロディーは戦いの中から生まれると信じている。ラグナレクでも浮いた存在だったが、トールとは何かと馬が合うのか親友だった。家は資産家で、音楽学校の超特待生。
- 兼一に敗れて以来自分探しの旅に出た。自分の作曲法に限界を感じて海で一日中泣いていたが、新島の魂のピアニカに深い感銘を受けて連合入りを決意した。現在は、「自分の師となる人物がチベットに現れる気がする」という予感がしたという理由で、実際にチベットへと旅立った。なぜかチベットの寺院でひたすら回転をし続け、いつの間にか近隣の人たちに信仰されていたりする。DオブD会場にはまだ到着していない。
- 谷本夏(たにもと なつ)(声優:堀川りょう)
- 武術:劈掛拳・八極拳
- タイプ:“動”の者
- 得意技:烏龍盤打、倒発鳥雷撃後脳。
- 元第六拳豪ハーミット。師匠は剣星の兄・馬槍月。
- 6歳まで重病を患った妹・楓とともに孤児院で育つが、一代で巨大コンツェルンを作り上げた男・谷本に、妹の治療を見返りに跡継ぎとして引き取られる。そんな中、養父が妹を診療していた女医と恋に落ちるが、財産目当てで近づいた女医の手により妹・養父、共に死去。その苦い経験からかなりの医者嫌い。天涯孤独の身となり幼い頃から莫大な遺産を一人で管理するが、それを狙う者達に命を狙われた。しかし拳聖によって救われ、彼の言葉から武術を学ぶ決心をし、槍月を見つけ出し修行を受け、スリーオブカードの統率力を学ぶためラグナレクに入隊。
- 学校では心優しい優等生を演技しているが、気に入らない相手を前にすると一変。友情・愛を否定する冷酷な性格を現す。しかしそれも悲しき運命によって演じざるを得なかったものであり、本当は心優しい努力家だが、同時にかなりの頑固者なのでそれをストレートには表に出せない。
- ロキの術中にはまり、それを機にラグナレクを脱退。新島によって連合入りの既成事実を作り上げられるが、本人は未だに承服していない様子。だが兼一との対戦から、連合の危機に駆けつけるなど(本人はそのつもりはないと言い張っているが)微妙な変化が見られる。また亡くなった妹の思いから、兼一の妹であるほのかには逆らえず、「ジャニーズ系」→「なっつん」などと呼ばれ、振り回されている。
- 妹との約束で何事も勝ちにこだわる。そのため、ほのかに何度もオセロを挑むも一度も勝てず、こき使われている。
- 師の馬 槍月を探している。
- 南條キサラ(なんじょう きさら)(声優:高山みなみ)
- 元・第八拳豪バルキリー。努力家で、何事にも真摯な思いで臨む性格。テコンドーに関しても男に負けたくない、との思いで練習を続けていたが、ある日の試合で対戦相手の男性が自分が女であるとの理由で手を抜いていたことを知り、それ以来ルール無用のストリートファイトに明け暮れる。そんな中第三拳豪のフレイヤに強い感銘を受け、彼女直属の部隊ワルキューレの一員としてラグナレク入りを果たす。しかし男と対等に戦うためには武器を持つことが重要だと考えるフレイヤに対し、素手で男と対等に渡り合うことを信念とするキサラは、その後ワルキューレの一員であることを辞め、独自の路線をたどることになる。
- 猫好きが共通する美羽のペースに巻き込まれたり、兼一に感化されたりしてる内にその変化を反逆と見なされラグナレクを脱会することになる。脱会の余波から自分の部下を守るために、連合と手を組む形で現在に至る。
- 貧乳が悩みで、美羽をライバル視するものの仲はそれほど悪くない。ちなみに、密かに成績上位者である。
- 久賀舘要(くがたち かなめ)(声優:田中敦子)
ラグナレク
初期メンバー『スリーオブカード』に惹かれた強者達によって構成された武闘派不良集団。拳聖緒方一神斎を象徴として奉戴しているが、彼と面識があるのは第一拳豪のみ。スリーオブカードを含めた幹部八人を特に『八拳豪』という。新白連合との抗争に敗れ、壊滅した。
象徴
- 拳聖
- ラグナレクがカリスマとして崇める達人。詳細は緒方一神斎の項参照。
スリーオブカード
初期メンバーの総称。これを以ってラグナレクの前身とする認識がされている。
- 第一拳豪オーディーン(声優:成田剣)
- 武術:我流
- タイプ:“静”“動”の者
- 必殺技:交差撃墜(クロッシングショットダウン)、グングニル
- 本名朝宮龍斗(あさみや りゅうと)。兼一の幼馴染。拳聖の直弟子。拳聖に出会う前までは様々な武術・武道を習っていた。試合で過剰に相手を打ちのめしてしまう為、入門しては破門される日々を送っていたが、偶然、拳聖が真剣勝負で人を殺す瞬間を目の当たりにしたことから拳聖に教えを乞うことになる。自身の間合いを「制空圏」として支配する格闘術をマスターしており、弟子クラスとしては数少ない“緊湊”のレベルに到達している武術家である。
- この漫画に於いては格闘家を「心を落ち着かせ、冷静に相手を観察して自分の体を動かす」"静の者"のタイプと「感情を爆発させ、本能に従い思うが侭に体を動かす」"動の者"の二つのタイプに分類している。オーディンは通常は"静の者"のタイプであるが、興奮するとこの"静"と"動"の両方の気を同時に発動させるハイブリッドタイプでもある。だが"静"と"動"は、本来なら矛盾・相反しあう性質であるため、最悪の場合精神と肉体が崩壊する危険性がある。
- 兼一はそんな彼を救うために奮戦、勝利する。その後拳聖の手によりその場から連れ去られ、現在行方不明。
- 第二拳豪バーサーカー(声優:中田譲治)
- 武術:なし
- タイプ:“動”の者
- 必殺技:バーサクモード
- 本名不明(キャラクターのモデルは「戦え!梁山泊。史上最強の弟子」に登場した吉川将吾であるがこちらの方ではまだ本名が出ていない)ケンカマニア。特に誰の指導も受けたことはなく完全な我流であるが、類稀な肉体と生まれ持った格闘の素質は弟子クラスとしては最高レベルにあり、第一拳豪オーディーンと並び称される強さを誇る天才。攻撃を受け続けることで「バーサクモード」と呼ばれる精神状態になると、アドレナリンの大量分泌によって痛覚の伝導が遮断され、とてつもない怪力を発揮し攻撃力が倍増する。典型的な“動”タイプの格闘家で対ハーミット戦では右腕の関節をはずされても戦いを続けた。長老曰く「己の力にのまれとる、完全な状態とはいえんのう」
- 第三拳豪フレイヤ(声優:田中敦子)
- 拳聖に憧れを抱いて、オーディーン、バーサーカーとともにラグナレクを結成。杖術使い。自身の配下に女武器使い集団であるワルキューレがいる。キサラも元ワルキューレのメンバーで彼女を慕っていた(もっとも彼女が武器を強要したせいでキサラがワルキューレから脱退する羽目になったが)。杖術の理念「神武不殺」の強い信念を持っている
その他の拳豪
数字は拳豪に入った順であるため実力順ではない。また拳豪同士は私闘を禁じられているためその完全な実力順は分からない。しかし第一拳豪から第三拳豪と、それ以下の拳豪では実力差がある。
- 第四拳豪ロキ(声優:藤原啓治)
- 武術:我流
- タイプ:“静”の者
- 得意技:五連続インパクトパンチ。
- 「戦う参謀」を名乗る陰謀家。部下を○○号と呼び名前では決して呼ばない。ラグナレクで五本の指に入る美形であるが、自分の素顔を見られるのを嫌うため(新島曰く、「悪の美学」らしい)常に網眼鏡をつけている。
- また自分の影武者がたくさんおり、なぜか自分と体型が全く異なる通称デブロキを影においている所を見ると意外とユーモアに長けた人物なのかもしれない。
- オーディーンに反旗を翻すべく暗躍し、新・八拳豪を擁する「神聖ラグナレク」を結成、第二拳豪バーサーカーをリーダーに奉り上げてクーデターにおよぶが、バーサーカーは応じずあえなく失敗に終わった。その後の消息は不明。
- 第五拳豪ジークフリート(声優:真殿光昭)
- 本名九弦院響(くげんいん ひびき)。「不死身の作曲家」の異名を持つ、絶対音感による変則カウンターの使い手。作曲家でもあり、セリフの端々にやたらと音楽用語を挿入する。対新島戦で逃げる新島の先を行く所から見ると相当足が速い上に地理にも明るいものと思われる(新島は逃げ足だけならこの漫画随一なため)。兼一の必殺技「無拍子」の名付け親でもある。
- 第六拳豪ハーミット(声優:堀川りょう)
- 本名谷本夏(たにもと なつ)。馬槍月の弟子で劈掛拳、八極拳の使い手。兼一とは二度にわたり戦っているが、いずれも決着はついていない。学校での顔と兼一達に見せる顔の違いがあまりにも激しい。
その他構成メンバー
本編で名称の明らかになっているもののみ列挙
- 突きの武田
- 本名武田一基。元ボクサーで「技の三人衆」が一人。
- 投げの宇喜田
- 本名宇喜田孝造。柔道家崩れで「技の三人衆」が一人。
- 蹴りの古賀
- 本名古賀太一(こがたいち)。「技の三人衆」が一人。いまいち恵まれないポジション。場の空気が読めない節がある。
- 辻新之助(つじ しんのすけ)
- ラグナレク・辻隊隊長。詳細はその他を参照。
- 20号(声優:愛河里花子)
- 第四拳豪ロキの腹心。女性。つねにゴーグルを着用しており、素顔は謎に包まれている。新島を捕獲した際、乳房を揉みしだかれた。
- 古川たかし(ふるかわたかし)
- 「俺の名は古川たかし」がちょこっとだけ有名な雑魚。自称:魔剣(要はただのナイフ)の使い手。
- ワルキューレ
闇
梁山泊とは対極の『殺人こそ武術の真髄』を掲げ追求する武道家集団の通称。戦後すぐに結成され、国は黙認している。一影九拳と呼ばれる10人の幹部を中心に構成されている。梁山泊とは敵対関係にある。故に梁山泊を越えるには梁山泊が育てているという史上最強の弟子=白浜兼一を自分たちの育てている弟子が倒すことによって、その真理が正しいことを世に示そうとしている。無手組と武器組の2つがあるが、これまでは主に無手組の人物が登場している。
- 一影
- 武術:不明
- タイプ:不明
- 必殺技:不明
- “闇”の最高幹部。本編未登場であり素性は一切不明。裏ボクシング界の破壊神といわれたジェームズ志場とかつて戦い、彼の右目と右足を不具にした。
- 拳聖(緒方一神斎)(おがた いっしんさい)
- 人越拳神(本郷晶)(ほんごう あきら)
- 武術:不明
- タイプ:不明
- 必殺技:不明
- 一影九拳が一人。弟子はスパルナ=叶翔。
- 弟子の翔には、かなり懐かれている様子。格闘技大会などの類を見世物と考えているらしく、「DオブD」に出たいといった翔を「見世物に出る必要は無い」といって許可しなかった。
- 殲滅の拳士(アレクサンドル・ガイダル)
- 拳魔邪神(シルクァッド・ジュナザード)
- 武術:プンチャック・シラット
- タイプ:不明
- 必殺技:不明
- 一影九拳が一人。弟子はナガラジャ=ラデン・ジェイハンであったが彼を見限り、自らの叫び声で雪崩を起こして彼を生き埋めにした。隼斗が昔闘い苦戦したという達人は恐らく彼。
- 笑う鋼拳(ディエゴ・カーロ)
- 武術:ルチャ・リブレ
- タイプ:不明
- 必殺技:不明
- 一影九拳が一人で、弟子はカストル・ポルックスの2人。DオブDを取り仕切っており、島の主とも気が合っている。
- かなりの派手好きの様であり、超ド派手に乱入した新島のやり方を気に入り、「DオブD」への参加を許可した。主催者であり審判でもあるがその判定基準は気分しだいでかなりいい加減。
- クリストファー・エクレール
- 李天門(り てんもん)
- 武術:地躺拳
- タイプ:“動”の者
- 必殺技:地躺拳連環掌拳脚法
- 長年裏社会に生きてきたが、闇に所属し表社会に姿を現す。しかし娘や娘と同い年の少年少女には非情に徹しきれず、その優しさを馬剣星に指摘され、闇を抜ける。
YOMI(ヨミ)
また闇・無手組の育成機関で、闇に属する達人の弟子たちによって構成されるチーム。対立していたラグナレクの壊滅により、台頭を現す。闇の目的である『最強の弟子(兼一)の打倒』は彼らの手によって行われる。闇の幹部連である『一影九拳』の弟子達(拳聖の弟子、朝宮龍斗を除く9名)はそれぞれ、漢字が一文字書かれたプラチナ製のエンブレム(空、月、王、流、炎、水、氷、鋼、無)を持つ。
- 叶 翔(かのう しょう)
- 武術:不明
- タイプ:“動”の者
- 必殺技:不明
- 一影九拳が一人、人越拳神本郷晶の弟子で、YOMIのリーダー。YOMIでのコードネームは「美しき翼を持つ者」”スパルナ”。とある縁で美羽に惚れ、闇に勧誘する。彼女の父である風林寺砕牙と関係があるようだが……。
- 好きなモノは鳥。嫌いなモノは翼のないもの。その所為かエンブレムの文字は「空」。
- ボリス・イワノフ
- 武術:コマンドサンボ
- タイプ:“静”の者
- 必殺技:死神の輪
- 一影九拳が一人、アレクサンドルの弟子。YOMIに属するように師匠に言われ、ロシアから日本にやってきた。軍人ではないがそのように教育されており、命令は徹底して遂行する。美羽を戦闘不能(不意打ちとはいえ)にする程の実力者。必殺技は「Кольцо бог смерти(コリツオー ボーフ スミエールチ)」和訳すると死神の輪。極寒の地から来た為か、それとも何時いかなる時も冷静でいるように叩き込まれた為かエンブレムの文字は「氷」。拳聖に嵌められ梁山泊と知らず、道場破りを敢行。そこで兼一と戦い、互角のまま戦うも水入りが入り、その際エンブレムを兼一に預け、殺してそれを取り返すというYOMIの決闘法で決着を誓い梁山泊から撤退した。
- ラデン・ティダード・ジェイハン
- 武術:プンチャック・シラット
- タイプ:“静”の者
- 必殺技:各種ジュルス、猛獣跳撃(スラガンハリマウ)
- 一影九拳が一人、拳魔邪神シルクァッド・ジュナザードの弟子。コードネームは「蛇の王」”ナガラジャ”。東南アジアの小国、ティダード王国の皇太子にしての使い手。勝つためには手段を選ばず、そのくせプライドが非常に高い。雪山で兼一と闘うも敗れてしまい、師匠にも見限られてしまう。その後雪崩に巻き込まれて消息を絶つ。王族だけあり、エンブレムの文字は「王」。
- 「萌え」にという言葉に興味を持ち、秋葉原へ使いの者を派遣するが結局よく分からなかった。
- カストル
- 武術:ルチャ・リブレ
- タイプ:"動"の者
- 必殺技:不明
- 一影九拳が一人笑う鋼拳ディエゴ・カーロの弟子。ルチャ・リブレの使い手で、匿名希望を名乗り地下格闘場で兼一と初遭遇。自分以上に注目を集める兼一に興味を持ち、観客をあおって戦いに持ち込もうとするが同行していた逆鬼のにらみ倒しによって失敗する。一見すると露出度の高い服装の女にしか見えないが、ピンチを演出して逆転勝利を演出するなどレスラーとしての素質もそうとうに高い。エンブレムの文字は「鋼」
- 李雷薙(り らいち)
- 武術:地躺拳
- タイプ:“動”の者
- 必殺技:韓湘子、藍采和、張果老
- 李天門の娘で、父と同様地躺拳の使い手。コードネームはスパーク。本質は自然を愛する心優しい少女だが、家族のために非情に徹して兼一を狙った。凄まじい執念であったが、兼一の信念の前に敗れ、父と共に姿を消す。一影九拳の弟子ではない為エンブレムは持っていない。
DオブD参加者
- DオブD (Disparate of Disciple。 「様々な弟子たち」の意か?)とは20歳未満の弟子たちによって開催される武術大会である(Disciple=弟子)。ケンイチと美羽は正規ルートから梁山泊チームとして参加するが、新島率いる新白連合は飛び入りで大会に参加している。
- 主催者は笑う鋼拳ディエゴ・カーロ
ブラックフォースチーム
- 新白連合の一回戦の相手。某国の特殊部隊精鋭によって編成されたチーム。
- K隊長
- 武術:ワイヤー
- 必殺技:不明
- ブラックフォースチームの隊長。ワイヤーを張り巡らせ、相手の動きを封じた上での戦法を用いる。フレイヤと対戦するも敗れ、自害しようとする。フレイヤに自害を阻止され憤慨するも、ディエゴに「敗者は勝者に従え」との言葉を受けて項垂れる。
- J隊員
- 武術:ボクシング
- 必殺技:不明
- ブラックフォースチームの先鋒。水沼と対戦するが、実力差があるにも関わらずボコボコにしたため、新白連合チームの怒りを買う。次の相手である武田のジャイアントネコガエルパンチで沈む。
- その他3名
- トールの雷槌によって1コマで戦闘不能となる。
キックボクシングチーム
- 我流Xの一回戦の相手。
- 呂塞五郎兵衛
- 武術:キックボクシング
- 必殺技:超時空飛びヒザ蹴り
- チームの下っ端を装いながら年齢をごまかし、DオブDに参加した。キックの魔獣の異名をとる達人級の選手だが、謎(?)の選手、我流Xに指一本で敗れる。
中国三大武術チーム
- 梁山泊の一回戦の相手。中国鳳凰武侠連盟の敵対勢力黒虎白竜門会に属する弟子チーム。そのため馬剣星の弟子チームである梁山泊を激しく敵視している。
- 太極拳、八卦掌、形意拳の3つで成っている。本来なら少林拳を含めた四大武術となるが、彼らは裏の人間なので仏門(=少林拳)は含まれていない。
- 郭誠天(かく せいてん)
- 武術:太極拳
- 必殺技:三頭竜六合陣
- チームのリーダー的存在。
- 帳射林(ちょう いんりん)
- 武術:八卦掌
- 必殺技:三頭竜六合陣
- チームの紅一点。
- 楊鉄魁(よう てっかい)
- 武術:形意拳
- 必殺技:三頭竜六合陣
- 無口で隻眼。時折現実味のある冗談を言う。
- 彼らの放つ三位一体の合わせ技三頭竜六合陣はマスタークラスに近い威力があると思われる。(この技で吹っ飛ぶケンイチを見て、観戦していた新白連合のメンバーが「交通事故だろ!」と評していたため)
その他
- 辻新之助(つじ しんのすけ)
- 馬連華(ば れんか)
- 耳のようになっている髪はその時の感情によって七変化する。そこをつかまれると力が抜ける。
- 馬槍月(ば そうげつ)
- 武術:各種中国拳法
- タイプ:“動”の者
- 必殺技:不明
- 拳豪鬼神といういかにも一影九拳っぽい異名を持つ達人で、馬剣星の実兄。剣星の拳とほぼ対極である剛の拳の使い手。また谷本夏に武術を指導した人物でもある。剣星との戦いの後、行方不明に。
- 白眉(はくび)
- 劉玄孫(りゅうげんそん)
- 諸葛孔暗(しょかつこうあん)
- 武術:戳脚門
- 必殺技:不明
- 白眉門弟。前述の劉玄孫と共に失踪した馬蓮華を捜索していた所、ひょんなことから兼一とプールで戦うことになる。名前の由来は「三国志」に出てくる諸葛孔明と思われる。
- 山本大樹(やまもと たいき)
- 武術:山本流柔術
- タイプ:不明
- 必殺技:不明
- 山本流柔術の伝承者にして達人。息子と共に山の中で世俗から離れた暮らしをしている。秋雨の友人。息子の修行の時に、天狗に変装する。
- ジェームズ志場(ジェームズ しば)
- 武術:裏ボクシング
- タイプ:不明
- 得意技:左ストレート、ジャイアントネコメガエルパンチ等
- 裏ボクシング界の破壊神(ちなみにインド神話にシバという破壊神が存在する)の異名を持つボクサー。達人級。自分のことを「我が輩」と言い、語尾に「である」と付ける、いかにも偉そうな喋り方だが、どこか憎めない人物。武田一基を弟子に採った。
- 動物が好きで、レアな動物を見つけてはケージに入れて飼育している。そのため自らの技名にも動物の名前が入っていることが多い。秋雨とは「秋雨っち」「志場っち」と呼び合っていて、悪友のような間柄だと思われる。その時のテンションによって髭が上下に動く。
- 以前“闇”の『一影』と闘い、右目と右足が使えなくなり裏ボクシングから引退。今ではパチンコで生計を立てている世捨て人。だが今でもボクシングへの情熱は失ってはいないようで彼が住んでいるあばら家にはボクシングのリングがある。最近、武田をアンダーグラウンドな闘技場に出させて自分の懐を温めている。
- 兼一、武田の財布をすり、金を抜いた。
- 鷹島千尋(たかしま ちひろ)
- 新体操部の2年生。エースだったが美羽にその座を奪われ、日陰者となってしまった。嫌味を言ったりするが美羽を追い越すために特訓を続けている模様。「戦え梁山泊! 史上最強の弟子」では同級生として登場し、美羽とキサラの仲を取り持つという奇妙な役回りだった。
- 泉優香(いずみ ゆうか)
- 兼一の所属する園芸部の部長でクラスメイト。大人しい性格をしており、不良に捕われたりした。兼一に好意を抱いており、帰りを一緒に誘おうとするがいつも美羽によって阻まれる(美羽に他意はない)。また、その美羽と同棲していると勘違いし、ショックを受けていた。薙刀部の友人(姫野 真琴)とよく一緒にいる。月刊版『戦え梁山泊!』ではケンイチを巡って美羽と三角関係になる第二のヒロインであったのだが、週刊版ではそのポジションを連華に奪われてしまい、存在意義がほとんどなくなってしまったキャラである。
- 腕立て伏せが一回も出来ない。
- 姫野真琴(ひめの まこと)
- 島山&田中(しまやま、たなか)
- 兼一のクラスメート。当初は兼一を「フヌケン」呼ばわりしてイジメていたが、美羽に近づくだめに兼一の友達を語りだす。しかしそれが仇となって武田、宇喜田に連れ去られてしまう。ところが助けに来た兼一を置き去りにして逃げ出す。その後わずかながら罪悪感に苛まれるものの逆に兼一に巻き込んでしまった事を謝罪され、改めて友人となる。改心した彼らの出番が増えると思われたが、これ以降全く出番が無い。
- 安永福次郎(やすなが ふくじろう)
- 兼一のクラスの担任で、日本史教師。53歳。
- 厳格な人物だが、その実生徒たちのことを真剣に考えている。長い教師生活から人を見る目に長けており、家庭訪問を行った際に梁山泊での狂言を見抜く。趣味は文化財鑑賞で、秋雨のファンでもある。副担任である小野の天然っぷりに少々手こずっている模様。
- 小野杏子(おの きょうこ)
- 兼一のクラスの副担任で、国語教師。園芸部の顧問も務めている。28歳。
- 生徒からも心配される程の天然とユルさで、安永にいつも注意されている。手が隠れるほど袖の長い服をいつも着用している。
戦え梁山泊! 史上最強の弟子
本作の前身となる作品に『戦え梁山泊! 史上最強の弟子』(少年サンデー超増刊に連載されていた。全5巻)がある。内容は似ているが、本作では『戦え梁山泊!~』から設定に変更が加えられたり登場人物が増えたりしており、別の物語になっている。
『戦え梁山泊!~』と本作との主な設定の違いとして、以下のような点が挙げられる。
- 美羽と兼一の通う高校
- 『戦え梁山泊!~』では、美羽は兼一と別の高校に通っている(ちなみにバス通学)。
- 一部キャラの名前や風貌の変更
- 武田や馬槍月は、風貌が完全に変更されている。武田については名前も「竹ノ内」であった。
- 兼一と対立する不良グループの名前の変更
- 『戦え梁山泊!~』では兼一と対立する不良グループの名前は「スネイク」であった。
- スネイクの幹部は3人で、上位から“トップワン”吉川将吾、“トップツー”ハーミットこと杉本夏、“トップスリー”南条キサラで、いずれも「ケンイチ」ではラグナレクのメンバーとして登場している。(吉川将吾は「バーサーカー」として登場)
- ちなみに「ラグナレク」はスネイクと対立するライバルグループの名前であった。
本・物語関連
武術・武道関連
TVアニメ
スタッフ
- 監督:亀垣一
- シリーズ構成・脚本:菅良幸
- キャラクターデザイン:須藤昌朋
- 美術監督:坂本信人
- 色彩設計:海峰重信
- 音響監督:田中章喜
- アニメーション制作:トムス・エンタテインメント
原作版からの変更点
放送局
この項目は最新・正確な番組情報を提供するものではありません。録画・録音・視聴・聴取などの際には放送局の公式Webサイトなどで確認してください。免責事項もあわせてご覧ください。※このテンプレートは過去の議論により既に廃止されており、現在は使用すべきではありません。詳細はWikipedia‐ノート:ウィキプロジェクト 放送番組#番組警告テンプレートの廃止提案をご覧ください。 |
放送区分 | 放送局 | 放送開始 | 放送曜日/放送時間 |
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テレビ東京系 | テレビ東京 | 2006年10月7日~ | 土曜 24:55~25:25 |
テレビ大阪 | 土曜 25:30~26:00 | ||
TVQ九州放送 | 2006年10月 9日~ | 月曜 26:53~27:23 | |
テレビせとうち | 2006年10月10日~ | 火曜 25:43~26:13 | |
テレビ愛知 | 2006年10月11日~ | 水曜 25:58~26:28 | |
テレビ北海道 | 水曜 26:30~27:00 | ||
BSデジタル放送 | BSジャパン | 2006年10月 8日~ | 日曜 24:30~25:00 |
テレビ東京 土曜24:55枠 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
史上最強の弟子ケンイチ
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外部リンク