燃えよデブゴン TOKYO MISSION
『燃えよデブゴン TOKYO MISSION』(もえよデブゴン トウキョウミッション、原題:肥龍過江 Enter the Fat Dragon)は、2020年制作の香港のアクション・コメディ映画。
| 燃えよデブゴン TOKYO MISSION | |
|---|---|
| タイトル表記 | |
| 繁体字 | 肥龍過江 |
| 簡体字 | 肥龙过江 |
| 注音符号 | Fei lung gwoh gong |
| 英題 | Enter the Fat Dragon |
| 各種情報 | |
| 監督 | 谷垣健治 |
| 脚本 |
ウォン・ジン ルイ・クーナン ロナルド・チャン |
| 製作 |
ドニー・イェン ウォン・ジン コニー・ウォン |
| 製作総指揮 |
ウォン・ジン ユー・ドン |
| 出演者 |
ドニー・イェン 竹中直人 |
| 音楽 |
チャン・クォンウィン ケイ・チャン |
| 撮影 |
石坂拓郎 フォン・ユンマン |
| 編集 | リー・カーウィン |
| 製作会社 | 保利博纳电影发行有限公司 |
| 配給 |
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| 公開 |
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| 上映時間 | 96分 |
| 製作国 |
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| 言語 | 広東語、日本語 |
| 興行収入 |
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サモ・ハン・キンポー主演の往年の人気シリーズ『燃えよデブゴン』を、ドニー・イェン主演で現代の東京を舞台にリブートした新たな作品であり[4][5]、以前の『燃えよデブゴン』シリーズと設定上のつながりはない。本作の製作に至る経緯は「エピソード」を参照。
あらすじ
香港警察の熱血刑事チュウ・フクロンは女優ソン・ホーイとの結婚写真撮影当日、銀行強盗に遭遇する。フクロンの同僚刑事・ファンは黄色いバンの車内で現場待機していたが、犯人たちが誤ってバンに乗り込んでしまったため、フクロンは走行するバンの車内外でファンとともに大捕物を繰り広げる。追跡中にフクロンによってファンはバンの車外に放り出される。過激な追跡劇の末、フクロンが乗ったバンは香港警察に突入し、香港警察の長官を轢く寸前で停車した。
銀行強盗の犯人が逮捕されたことによりファンは警視に栄進するが、バンの車内にいたフクロンは騒動の全責任を取らされ、閑職の証拠品保管室(香港警察地下)に左遷、おまけにホーイからまで別れを切り出されてしまう。やけになったフクロンは暴飲暴食に走り、6か月後には激太りして体重120kgになってしまった。
そんなある日、フクロンは香港警察の上司となったファンから、日本で起きたひき逃げ事件の容疑者で、銀行強盗事件の爆破被害で負傷し入院していた山本勇二を日本に護送する任務を命じられた。フクロンは日本行きの飛行機で偶然、築地市場でのイベントに出演するため日本に向かうホーイと再開する。
日本に到着したフクロンは警視庁の遠藤刑事、広東語通訳のマギーの2名と合流して山本を護送するが、トイレ休憩に立ち寄った道の駅で、山本に逃げられてしまう。これらの騒動の黒幕は、築地市場の裏で麻薬密売を取り仕切る暴力団・東野組の島倉だった。以前、築地市場である映像を偶然撮影してしまった山本は島倉たちに狙われていたのである。
激太りしても並外れた身体能力と正義に燃える心を失っていなかったフクロンは、遠藤刑事の動向に不信感を覚え、新宿・歌舞伎町に在住する香港人のシウサーたちと協力しながら、東野組の島倉一味と戦うことになってしまう。ホーイを人質にとった島倉が選んだフクロンとの決戦場所は、東京タワーだった。
キャスト
- チュウ・フクロン(朱福龍):ドニー・イェン(甄子丹)
- 香港警察の熱血刑事だが、騒動を起こしたため捜査現場を外され、左遷されてしまう。ひょんなことから、ファンに命じられた仕事で日本に出張するが…。
- ソン・ホーイ(宋可兒):ニキ・チョウ(周勵淇)
- フクロンの彼女で、売れない香港女優。大騒動をきっかけに、フクロンとは一旦破局する。築地市場のイベントの仕事で来日するが…。
- ファン(黄):ルイス・チョン(張繼聰)
- 香港警察で警視に出世。部下になったフクロンとは喧嘩しながらも、陰ながら支える存在。
- 香港警察長官:アンソニー・チャン(陳友)
- フクロンが乗ったバンに轢かれそうになったことに激怒し、フクロンを左遷する。
- 香港の駐車監視員:ウォン・チョーラム(王祖藍)
- カメオ出演。ファンに反則切符を切ろうとするも、ファンが香港警察の身分証を示すと悪態を吐いて立ち去る。
- シウサー(瀟洒/瀟灑哥):ウォン・ジン(バリー・ウォン)(王晶)[6]
- 香港人の元刑事。訳あって、今は歌舞伎町で甘栗の屋台を経営している。
- フォンワー(芳華):テレサ・モウ(毛舜筠)
- シウフー(小虎):チェイニー・リン(林秋楠)
- フォンワーの甥。小さいながらもカンフーの達人。
- 警視庁の刑事。一見すると単なる無気力・無能な人間だが、実は裏でヤクザと癒着している悪徳刑事。
- マギー:ジェシカ・ジャン(湛琪清)
- 警視庁で働く広東語通訳。
- 築地市場の裏で麻薬密売を仕切る暴力団・東野組の若手幹部。冷酷非道で、自分の利益のためには手段を選ばない。遠藤刑事とも裏でつながっている。
- 東野太郎:渡辺哲
- 東野組組長。香港映画の熱心なファンで、映画で見かけたホーイの面白さを気に入り、島倉に命じてホーイを日本・築地市場のイベントに呼ぶ。
- 東野組若頭:島津健太郎
- 東野組長の忠実な側近。島倉によって惨殺される。エンドロールの役名は「Goofy(高飛)」。
- 山本勇二:葉山豪
- 日本のアダルトビデオ監督。ある映像を撮ってしまったことにより島倉たちに狙われており、日本での護送中に、道の駅でデコトラに飛び移って逃走する。その後、島倉たちに野球の硬球を投げつけられる拷問を受け、殺害される。
- 築地の人魚:バービー
- カメオ出演。山本が監督する映像作品『築地マーメイド』[9]の主演女優。
- 東野組組員:三元雅芸
- フォンワーの火鍋店を襲撃するヤクザのリーダー。作中では様々な襲撃シーンで重要な役割を担う。エンドロールの役名は「Benny(賓尼)」。
- シウサーが歌舞伎町で経営する甘栗店の売り子。
- 市長:大石吾朗
- 東野組が仕切る築地市場のイベントに出席する。
エピソード
製作について
- 本作主演のドニー・イェンが以前、太った男(特殊メイクで変装したドニーの一人二役)と共演するCMを制作したところ、香港映画の業界内の評判が良かった[11][12]。本作は、太ったドニー主演のカンフー映画を撮ったら、サモ・ハン・キンポー主演の『燃えよデブゴン』(1978年)の再現ができるのではないか、というドニーのアイデアを元に製作が開始されたものである[13]。監督の谷垣健治も、最初の発想は「ドニーが太ったら面白い」という程度のものであったと述べている[14]。
- 本作のタイトルは中国語・英語ともに『燃えよデブゴン』と同一の「肥龍過江/Enter the Fat Dragon」であるが、ストーリー設定は『燃えよデブゴン』シリーズと完全に独立した別個の作品である。ただし、本作に『燃えよデブゴン』のタイトルを使用するため、主演のドニー・イェンたちはわざわざ『燃えよデブゴン』(1978年)の版権買い戻しまで行っている[15]。
- 本作の監督である谷垣健治はドニー・イェンのチームで長年仕事をともにしており、深い信頼関係を築いている。この映画の撮影も、先述のCM撮影の監督が谷垣だったことから、ドニー・イェンから「お前が(映画の)監督(も)やれ」と言われた谷垣が、映画監督の仕事を引き受けたものである[16]。
- 谷垣の当初の構想は「太ったドニーが東京で屋台を引きながら悪者をやっつける」というものだったが、ウォン・ジンが脚本を書き、ドニー・イェンがアイデアを入れた結果、当初の構想と全く違う話になってしまった[17]。
- 当初、ドニー・イェンは本作のために体重を増やすつもりでいたが、『イップ・マン 完結』(2019年)の撮影と並行していたため、体型を変えるわけには行かず、本作では特殊メイクで太った体型にせざるを得なかった。その結果、アクション時に特殊メイクによる荷重の負担(数十kg以上)が体にかかることになり、自然に太るよりもかえって大変だったと回想している[18]。
過去作品へのオマージュ
- ブルース・リー主演『ドラゴンへの道』(1972年)のメインテーマが、本作のオープニング・エンディング、作中のフクロンのスマートフォンの着信音に一貫して使用されている。
- 本作の日本版以外では、『死亡遊戯』(1972年)主演のブルース・リーと同じ、黄色に黒のラインのジャージ(トラックスーツ)を着用してヌンチャクを振り回すフクロンの写真が各種広報用に使用されている。このシーンは本作中に登場しない広報専用のものであるが、東京タワーでの最終決戦ではフクロンが別の衣装でヌンチャクを使用する。
- 黄色いバンが走り回る冒頭のアクションシーンはジャッキー・チェン主演『スパルタンX』(1984年)、フォンワーの火鍋料理店がヤクザに襲撃されるシーンは『ドラゴンへの道』、タワーでの最終決戦は『死亡遊戯』などを想起させるものであり、本作全体を通して、香港カンフー映画に対するオマージュと敬意に溢れる内容となっている。
- 島倉率いる東野組のヤクザたちが野球のボール(硬球)を山本に投げつけて拷問する本作のシーンは、北野武監督・主演『アウトレイジ ビヨンド』(2012年)を想起させる[19]。
- 漫画家のみうらじゅんは、本作日本語版の公式サイトで「スゴイ!ドニー先生がお一人で70年代のカンフーブームを再現されている。しかも『死亡の塔』を彷彿させる東京で。そのセットもまた、スゴイ!」と評している[20]。
- 本編冒頭に出てくるドニー・イェン主演『SPL/狼よ静かに死ね』(2005年)の回想シーンは、本作用にわざわざ当時の場所と衣装で取り直したものである[21]。
撮影情報
ロケ地
- 本作のロケは香港、日本、中国・深圳の3つのエリアで行われた[22]。
- 市場のアクションシーンは築地市場ではなく、千葉の成田市場で撮影された。東野組本部としてロケに使用されたのは、東京都小金井市の大森武蔵野苑(大森邸)である。その他、栃木県佐野市の「道の駅 どまんなか たぬま」[23]、六本木、新橋、東京タワー付近の芝公園、東京都荒川区のアルファスタジオ、日活調布撮影所などで撮影が行われた[24]。
中国・深圳でのセット撮影
- 歌舞伎町を思わせる繁華街と東京タワーのアクションシーンは、全て中国・深圳のスタジオセット内で撮影されている。
- 日本上映版では「格闘シーンは実際に東京タワーで撮影されたものではない」との注意書きテロップが冒頭に表示される。
- 繁華街のセットには歌舞伎町一番街入口を模したアーチがあり、「黄金一番街」という看板が掲げられている。監督の谷垣によると「新宿西口の思い出横丁、歌舞伎町、中華街、そしてゴールデン街のイメージを組み合わせたような街のセット」である[25]。
- 繁華街のセットは、格闘映画の仕事に慣れている中国の美術部スタッフが、屋根の瓦をウレタンで作ったり、見えない部分を通り抜けられるようにするなど、アクション用に様々な工夫を凝らしたものである[26]。
- 繁華街の看板は「天下一品」「楽釜製麺所」など実在する店名が多数書かれているが、フォンワーが自分の車(一汽VWボーラ)で突っ込むコンビニ店舗の看板は、セブン-イレブンの「7 ELEVEN」によく似せた「Z PLUS」のロゴになっている。
- 東京タワーのシーンに登場する警視庁のヘリコプターも、中国の美術部スタッフが製作した精巧なモックアップである[27][28] 。
- その他、香港の銀行や香港警察地下の保管室なども全てセットであり[29]、製作費用の総額は約1000万人民元(日本円で約1億6千万円)であった[30]。
- 本作の繁華街や東京タワーの格闘シーンのメイキング動画を、YouTubeで視聴することができる[31]。
出演車両
- 冒頭の黄色いバン(フォード・トランジット)のアクションシーンでも、セットが活用されている。走行シーンは実際のバン車両を使用しているが、内部の格闘シーンは実物より一回り大きいバンの車内空間をセットとして組み、その中で撮影している[32]。フォード・トランジットは、日本国内向けのバン車両(トヨタ・ハイエースや日産・キャラバンなど)と比べると大型のバンであるが、車内高さはハイルーフ仕様でも最大で約180cmであり[33]、実物を使用した車内格闘シーンの撮影が物理的に困難だったため、セット撮影を行ったのである。
- 山本が道の駅で逃走する際に飛び移ったデコトラは、「黒潮船団」所属の「龍虎丸」である。
- 繁華街のアクションシーンは中国・深圳のスタジオで撮影されているため、出演する車両は全て左ハンドルである。一国二制度を取る中国では、元植民地だった香港とマカオは左側通行・右ハンドルであるが、中国大陸側は右側通行・左ハンドルであり、原則として右ハンドル車は中国国内(大陸側)に輸入禁止となっているためである。終盤の繁華街のシーンで遠藤刑事が乗ってくる覆面パトカーは、トヨタ・マークXの中国生産車「一汽豊田Reiz」である[34]。
- 繁華街のシーンの最後で遠藤刑事を撥ねるトヨタ・ハイエース スーパーロングは右ハンドルになっている[35]。これは、遠藤刑事が路上に飛び出すカット以降が日本ロケの映像に切り替わっているためである。その後、島倉が東京タワーからフクロンに電話を掛けるカット以降は、東京タワーの外観シーンを除き、再び中国・深圳のスタジオ撮影に戻っている。
- 日本ロケで使用されたパトカー(劇用車)はトヨタ・クラウンであるが、中国のスタジオ撮影で使用されたパトカーはトヨタ・コロナの中国輸出仕様車[36]である。
出演者のエピソードなど
脚注
- ^ “ドニー・イェン×谷垣健治! 「燃えよデブゴン TOKYO MISSION」2021年1月1日公開決定”. 映画.com. (2020年10月12日) 2021年1月14日閲覧。
- ^ “スリムなドニー・イェンが大暴れ!『燃えよデブゴン』冒頭カンフー&カーアクション映像”. シネマトゥデイ. (2020年12月8日) 2021年1月14日閲覧。
- ^ “Enter the Fat Dragon (2020)”. Box Office Mojo. 2019年10月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年2月21日閲覧。
- ^ “Donnie Yen eat-kicks in the New ‘Enter the Fat Dragon’ Poster” (2018年3月18日). 2021年1月14日閲覧。
- ^ “Donnie Yen to star in remake of 'Enter the Fat Dragon'” (2017年9月7日). 2021年1月14日閲覧。
- ^ ウォン・ジンの本業は映画プロデューサーであるが、本作では俳優としても出演している。
- ^ 中国語版の役名は「遠藤助三(日本警方)」となっているが、日本上映版の公式資料は全て「遠藤刑事」の表記で統一されている。
- ^ 各国語版資料では名字「島倉」の表記だけで、下の名前は記載されていないが、作中で東野組若頭(高飛)から「タカシ」と複数回呼ばれている。
- ^ 映画公式パンフレット P.17の谷垣監督インタビューに、劇中劇のタイトル名として『築地マーメイド』と明記されている。
- ^ 声優・鈴村健一の実弟。アクション俳優、映画監督などを務める。
- ^ twin (2021年1月1日). “『燃えよデブゴン/TOKYO MISSION』の元ネタとなったCMはこちらです”. 映画『燃えよデブゴン/TOKYO MISSION』公式Twitter. 2021年1月17日閲覧。
- ^ twin (2015年3月10日). “Donnie Yen - 2015 Funny Commercial - SinoMax and SuperHeroFilms”. YouTube. 2021年1月17日閲覧。
- ^ 映画公式パンフレット P.10~11
- ^ 映画公式パンフレット P.15
- ^ 映画公式パンフレット P.10~11
- ^ 映画公式パンフレット P.16
- ^ 映画公式パンフレット P.15
- ^ 映画公式パンフレット P.11
- ^ 『アウトレイジ ビヨンド』では大友(北野武)が、自らを裏切った石原(加瀬亮)をバッティングセンターのイスに縛り付け、ピッチングマシーンにより野球の硬球を高速で浴びせる拷問によって、石原を死に至らしめた。
- ^ “映画『燃えよデブゴン TOKYO MISSION』オフィシャルサイト Comment”. 映画『燃えよデブゴン TOKYO MISSION』オフィシャルサイト (2021年1月1日). 2021年1月17日閲覧。
- ^ 映画公式パンフレット P.16
- ^ 映画公式パンフレット P.16
- ^ 道の駅の撮影場所が富士山から遠く離れた栃木県のため、道の駅に入る直前に背景に映り込む大きい富士山は、日本のイメージを醸し出す目的でCG合成したものとみられる。
- ^ 映画公式パンフレット P.16
- ^ 映画公式パンフレット P.16
- ^ 映画公式パンフレット P.16
- ^ 映画公式パンフレット P.16
- ^ 谷垣健治 (2021年1月15日). “建設中の東○タワーセット。ヘリもちゃんと作ったんだぜ!(ドヤ顔)”. 谷垣健治 公式Twitter. 2021年1月17日閲覧。
- ^ 谷垣健治 (2021年1月15日). “銀行も歌舞伎町も東○タワーもヘリも忘れ物保管室も警察署も全部セット。車内で戦うバンだって実寸だと人が立てないから一回り大きいサイズの車両を作った。”. 谷垣健治 公式Twitter. 2021年1月20日閲覧。
- ^ 映画公式パンフレット P.16
- ^ Jelly mov3 (2020年4月15日). “【製作特輯】《肥龍過江》HD中文字幕電影製作特輯【Enter the Fat Dragon】HD Movie”. YouTube. 2021年1月17日閲覧。
- ^ 谷垣健治 (2021年1月15日). “銀行も歌舞伎町も東○タワーもヘリも忘れ物保管室も警察署も全部セット。車内で戦うバンだって実寸だと人が立てないから一回り大きいサイズの車両を作った。”. 谷垣健治 公式Twitter. 2021年1月20日閲覧。
- ^ Transit Center UK. “Ford Transit MK7 - Specifications”. Transit Center UK. 2021年1月20日閲覧。
- ^ 該当のシーンに出演する車両の車体色は、日本ロケで使用されたマークXと同じシルバーだが、ハンドル位置、ライトやバンパーの形状、グリル内のエンブレムなどが異なるため、Reizと判別できる。よく見ると、ナンバープレートの数字も日本ロケの車両とは異なっている。
- ^ 該当のハイエースは日本の車検標章と点検ステッカーがフロントウィンドウに貼られており、日本の法規で義務付けられているサイドアンダーミラーが装備されていることから、右ハンドルであっても香港仕様ではなく、日本仕様と判別できる。
- ^ トヨタ・コロナは最終型まで中国での現地生産は行われなかった。
- ^ 映画公式パンフレット P.17
- ^ Japan Action Guild (2021年1月15日). “地獄の撮影現場!?「燃えよデブゴン/TOKYO MISSION」撮影秘話を谷垣健治と大内貴仁が語る!”. Japan Action Guild Blog. 2021年1月20日閲覧。
- ^ バービー (2020年5月30日). “香港映画デビューしました!!!”. バービー 公式Twitter. 2021年1月20日閲覧。
- ^ twin (2020年11月23日). “「今度の舞台はトウキョオオォウッ」超ベテラン声優・若本規夫さんが爆上げする激アツな予告編”. 映画『燃えよデブゴン/TOKYO MISSION』公式Twitter. 2021年1月17日閲覧。