神奈川中央交通橋本営業所
神奈川中央交通東・橋本営業所(かながわちゅうおうこうつうひがし・はしもとえいぎょうしょ)は、神奈川県相模原市緑区西橋本4-11-1に所在する神奈川中央交通東のバス営業所である[1]。最寄り停留所は「峡の原(はけのはら)車庫[1]」。


管轄する路線については、神奈川中央交通東の自社免許路線が一部存在するほかは、大半が神奈川中央交通からの管理委託路線となっている。橋本営業所で担当するコミュニティバスは橋本地区および大野北地区にてそれぞれ運行しており、コミュニティバスだが運賃取り扱いや運行は一般路線と同様とされ、車内掲示の営業所管内路線図の表示や系統番号の設定、乗降方式に加えて運賃の支払いにICカード、「かなちゃん手形」が利用可能である。長期休暇中には「ちびっ子50円キャンペーン」も適用される。
所属車両の社番の頭文字は「も」。
沿革
この節では、相模原営業所時代の沿革についても記述する。
- 1944年11月28日 - 「上溝営業所」として高座郡相模原町上溝(現:相模原市中央区上溝)に開設される。
- 1958年9月22日 - 営業所を相模原駅前の相模原市小山(現:相模原市中央区相模原)に移転し、「相模原営業所」に改称。
- 1971年7月1日 - 相模原市相原(現:相模原市緑区西橋本)に「峡の原操車所」を開設。
- 1973年9月28日 - 峡の原操車所に営業所機能を移転。
- 1996年8月1日 - 管内全路線でバス共通カードに対応。
- 1999年11月21日 - 相模原市下溝(現:相模原市南区下溝)に麻溝操車所を開設。北里大学方面の一部路線と古淵駅発着路線および小田急小田原線町田駅 - 相武台前駅間の各駅と相模原市内を結ぶ路線を担当することとなり、大規模な路線再編とダイヤ改正を実施する。
- 2001年
- 2003年12月1日 - 大規模な路線再編とダイヤ改正を実施(この際の廃止路線は神奈川中央交通東・相模原営業所#廃止・移管路線を参照)。多くの路線が廃止された一方、残った路線・新設路線の大部分がパターンダイヤでの運行となる。
- 2007年(平成19年)3月16日 - 全路線でGPSによるバスロケーションシステムの運用開始。
- 2008年
現行路線
◆印:神奈川中央交通東の自社免許路線
橋本駅 - 相模原駅方面
橋本駅 - 六地蔵 - 上溝方面
横浜線橋本駅から相模線上溝駅へ向かう路線で、1997年の湘南神奈交バス相模原営業所開設時に移管され、2001年の相模神奈交バス相模原営業所開設に伴い、そのまま相模神奈交バスの路線となった。
橋本駅 - 六地蔵 - 上大島方面
- ◆橋36:橋本駅南口 - 緑ヶ丘 - 六地蔵 - 内出 - 上九沢団地 - 上大島
上記の橋34(橋本駅 - 上溝)と同様に湘南神奈交バスから相模神奈交バスの担当となった路線で、2004年に大沢高校入口(現:相模原総合高校入口)から上九沢団地経由へ経路変更された。
橋本駅 - 六地蔵 - 田名バスターミナル方面
- ◆橋57:橋本駅南口 - 緑ヶ丘 - 六地蔵 - 榎戸 - 清水 - 堀の内 - 田名バスターミナル
- ◆橋57:橋本駅南口 - 緑ヶ丘 - 六地蔵 - 榎戸 - 清水 - 堀の内 - 田名バスターミナル - 望地キャンプ場入口
- ◆橋57:橋本駅南口 → 緑ヶ丘 → 六地蔵 → 榎戸 → 清水 → 堀の内 → 田名バスターミナル → 望地キャンプ場入口(深夜バス)
横浜線橋本駅と田名地区を榎戸経由で結ぶ路線で、平日には望地キャンプ場入口行きの深夜バスも運行される。2014年4月1日の田名バスターミナル新設による路線再編で望地キャンプ場入口発着は日中運休となり、大半が田名バスターミナル発着に変更している[2]。
橋本駅 - 塚場坂上 - 田名バスターミナル方面
- ◆橋59:橋本駅南口 - 南町 - 塚場坂上 - 下九沢 - 葛輪 - 堀の内 - 田名バスターミナル
- ◆橋59:橋本駅南口 - 南町 - 塚場坂上 - 下九沢 - 葛輪 - 堀の内 - 田名バスターミナル - 水郷田名
橋本駅と田名地区を下九沢経由で結ぶ路線で、橋57(橋本駅 - 六地蔵 - 田名バスターミナル)より先の2003年12月に水郷田名発着便として新設された。2014年4月1日の田名バスターミナル新設による路線再編で大半が田名バスターミナル発着へ変更され、水郷田名発着は日中運休となった[2]。2015年6月16日の経路変更により、橋本駅南口方面は「ふれあい科学館前」を経由するようになった。
橋本駅 - 塚場坂上 - 下九沢団地方面
- 橋58:橋本駅南口 - 南町 - 塚場坂上 - 宮の上 - 下九沢団地
2014年12月1日に新設された路線で[7]、途中の塚場坂上までは前述の橋59と同一経路となる[7]。系統番号は二代目で、初代は2002年に廃止された“橋本駅 - 愛川町役場線”で使用していたものである。
橋本駅 - 小沢方面
- 橋05:橋本駅南口 - 緑区合同庁舎前 - 二本松 - 城山総合事務所入口 - 久保沢 - 小倉 - 上葉山 - 葉山 - 小沢
- 宿01:原宿五丁目 - 城山総合事務所入口 - 久保沢 - 小倉 - 上葉山 - 葉山 - 小沢
横浜線橋本駅と愛甲郡愛川町角田字小沢を結ぶ路線で、小倉 - 小沢間は自由乗降区間が採用されている。当初は利用客が少ないために廃止も検討されたが、葉山島地区での公共交通機関確保のため、国・神奈川県・相模原市の補助を受けて運行が継続されている。かつては津久井営業所が担当していたが、2003年に橋本へ移管された。同時に橋本駅北口発着から南口発着へ変更され、区間便として他路線に乗り換え可能な宿01が新設された。
橋本駅 - 相模原協同病院方面
橋41は元々、上の原行きとして運行されていたが、2015年12月14日の経路変更で日本板硝子前 - 上の原間を廃止し、峡の原車庫発着へ変更された。2019年3月16日には県立相原高校の校舎が橋本台へ移転されるのを見据えて増便し、津久井営業所との共同運行路線となった(津久井営業所は往路のみ担当)。2021年1月4日には、同年元日に橋本駅近くから移転開院した「相模原協同病院」まで路線が延伸され、増便のうえで全便が協同病院行きとなり、同時に協同病院行きの急行便(途中無停車)が設定され、この急行便は厚木営業所から転入してきた連節バス(ツインライナー)を使って運行される。
相模原駅 - 相模大野駅方面
- 相02:相模原駅南口 - 矢部駅入口 - 淵野辺十字路 - 共和 - 古淵駅入口 - 鵜野森 - 相模大野駅北口
- 相05:相模原駅南口 - 西門前 - 市役所前 - 相生 - 青葉児童館前 - 淵野辺公園 - ゴルフ場前 - 大野台四丁目 - 大沼 - 相模大野駅北口
横浜線の相模原駅と小田急小田原線相模大野駅を結ぶ路線で、相02は大半の区間で国道16号を経由するために慢性的な渋滞に悩まされ、定時運行の確保が難しい。相05は相模原市役所・淵野辺公園などの公共施設へのアクセスも担っている。
相模原駅 - 上溝方面
- 相12:相模原駅南口 - 西門前 - 市役所前 - 星が丘住宅前 - 上溝
- 相14:相模原駅南口 - さがみ夢大通り - グッディプレイス前 - 日金沢上 - 横山団地 - 星が丘住宅前 - 上溝
- 相14:相模原駅南口 -(さがみ夢大通り→)- グッディプレイス前 - 日金沢上 - 横山団地 - 星が丘住宅前 - 上溝(早朝時間帯のみ)
相模原駅と相模線上溝駅を結ぶ路線で、相14については早朝時間帯の相模原駅方向のみ、相模原駅南口一つ手前の「さがみ夢大通り」を通過するダイヤが採用されている。
相模原駅 - 田名バスターミナル方面
- 相17:相模原駅南口 - さがみ夢大通り - グッディプレイス前 - 日金沢上 - 日金沢下 - 鳩川住宅前 - 田名バスターミナル - 水郷田名
- 相17:相模原駅南口 -(さがみ夢大通り→)- グッディプレイス前 - 日金沢上 - 日金沢下 - 鳩川住宅前 - 田名バスターミナル - 水郷田名(早朝時間帯のみ)
相模原駅から田名地区へ向かう唯一の路線で、2003年12月の路線再編までは上溝駅非経由のために本数が少なかったが、再編後は増便および深夜バスの新設が行われた。鳩川住宅前 - 水郷田名間は淵53と同一経路となっている。2014年4月1日の田名バスターミナル新設による路線再編で、旧・上田名停留所を経由する路線の大半が田名ターミナル発着に変更される中で、当路線は全便が水郷田名発着へ変更され、田名バスターミナルで橋本駅・淵野辺駅・北里大学病院からの路線と接続することで、水郷田名地区との交通の利便を図っている。相模原駅方面は、2015年6月16日の経路変更によって「ふれあい科学館前」経由となった。早朝時間帯の相模原駅方向のみ、相模原駅南口一つ手前の「さがみ夢大通り」を通過するダイヤが採用されている。
相模原駅 - 下九沢団地方面
- 相36:相模原駅南口 - さがみ夢大通り - グッディプレイス前 - 清新中央 - 昭和電線前 - 下九沢団地
- 相36:相模原駅南口 -(さがみ夢大通り→)- グッディプレイス前 - 清新中央 - 昭和電線前 - 下九沢団地
早朝時間帯の相模原駅方向のみ、相模原駅南口一つ手前の「さがみ夢大通り」を通過するダイヤが採用されている。
相模原駅 - 峡の原車庫方面
- 相31:相模原駅南口 - 大河原 - 橋本十字路 - 峡の原車庫
- 相32:相模原駅南口 - 大河原 - 橋本十字路 - 峡の原車庫 - 相模原協同病院
相31は、相模原駅と峡の原車庫を国道16号経由で結ぶ出入庫路線である。相32は、前述の橋41と同様、相模原協同病院の移転に伴い新規開業された。こちらは橋本駅方面と異なり、一部時間帯のみの運行にとどまっている。
淵野辺駅 - 上溝 - 田名バスターミナル方面
- 淵52:上溝 → 星が丘 → 千代田 → 淵野辺十字路 → 淵野辺駅南口
- 淵53:淵野辺駅南口 - 淵野辺十字路 - 千代田 - 星が丘 - 上溝 - 鳩川住宅前 - 田名バスターミナル
- 淵53:淵野辺駅南口 - 淵野辺十字路 - 千代田 - 星が丘 - 上溝 - 鳩川住宅前 - 田名バスターミナル - 水郷田名
- 淵59:淵野辺駅南口 - 淵野辺十字路 - 千代田 - 星が丘 - 上溝 - 鳩川住宅前 - 田名バスターミナル - 高田橋入口 - 箕輪辻 - 愛川バスセンター
2014年4月1日の田名バスターミナル新設による路線再編で、水郷田名発着便は大半が田名バスターミナル発着へ変更された[2]。淵53の淵野辺駅方向は、2015年6月16日の経路変更によって「ふれあい科学館前」経由となった。淵59は同日に新設された路線で、旧・淵59(淵野辺駅 - 上溝 - 田代 - 半原)を田名バスターミナルを境に分割したものだったが、平日1往復が愛川バスセンター発着として運行が開始された。
淵野辺駅 - 鶴川駅 - 登戸方面
- 淵24:淵野辺駅北口 - 東町 - 根岸 - 図師 - 野津田車庫 - 大蔵 - 金井入口 - 鶴川駅 - 柿生駅北口 - 新百合ヶ丘駅入口 - 読売ランド前駅前 - 生田折返場 - 登戸(土曜運行)
神奈川中央交通において数少ない川崎市内乗入れ路線で、土曜早朝に1往復が運行されるのみとなっている[8]。かつては向ヶ丘遊園への団体客輸送で当路線の存在が活用され、小田急バス生田営業所(当時)との共同運行路線だった。川崎市内への乗り入れ路線は他にも存在するが、いずれも麻生区の一部地域を走行する程度のため、多摩区を走行する路線は当路線が唯一である。また、唯一の川崎市交通局の運行エリアに乗り入れる路線であり、一部の停留所は川崎市交通局と共用している。根岸 - 藤の木間で東京都シルバーパスが使用可能。
神奈川中央交通の他路線と並行する区間が多数存在し、営業区間も町田・多摩両営業所管内を走行しているが、当初より橋本の管轄(以前は相模原営業所)となっている。登戸付近で狭隘道路を走行する関係から、中型車での運行となっている。
2019年3月17日の改正で淵野辺駅方向の経路が変更され、「向ヶ丘遊園駅」「多摩区役所前」に停車しなくなった(往路は、従来通り停車)[9]。
淵野辺駅 - 上溝団地循環
- 淵34:淵野辺駅南口 → 淵野辺十字路 → 千代田 → 上溝団地 → 光が丘一丁目 → 千代田 → 淵野辺十字路 → 淵野辺駅南口(午後運行)
- 淵34:淵野辺駅南口 → 淵野辺十字路 → 千代田 → 上溝団地 → 光が丘一丁目(深夜バス)
- 淵35:淵野辺駅南口 → 淵野辺十字路 → 千代田 → 光が丘一丁目 → 上溝団地 → 千代田 → 淵野辺十字路 → 淵野辺駅南口(午前運行)
淵野辺駅南側の上溝団地・光が丘地区を循環運行する路線で、かつて存在した淵58(淵野辺駅 - 上溝団地 - 市役所前 - 相模原駅)、淵61(淵野辺駅 - 上溝団地 - 横山団地 - 橋本駅)を補完する形で運行されていた。2003年12月の路線再編で終日運行へ増発されている。毎時3本程度の運行であったが、2018年12月16日のダイヤ改正で毎時2本程度に減便された。
淵野辺駅 - 青葉循環
- 淵36:淵野辺駅南口 → 共和 → 淵野辺公園 → 青葉児童館前 → 国民生活センター → 市立博物館前 → 淵野辺駅南口
- 淵37:淵野辺駅南口 → 市立博物館前 → 国民生活センター → 青葉児童館前 → 淵野辺公園 → 共和 → 淵野辺駅南口
淵野辺駅南側の住宅地と公共施設を循環する路線で、2003年12月の路線再編によって廃止された路線を統合して新設した。国民生活センター停留所は、かつて存在した淵62の運行時代は最寄り停留所だったが、当路線の新設でさらに近い弥栄一丁目停留所が新設されたため、現在の最寄り停留所は「弥栄一丁目」となった。なお、停留所名称の変更は2020年現在も実施されていない。毎時3本程度の運行であったが、2018年12月16日のダイヤ改正で毎時2本に減便された。
田名バスターミナル - 原当麻駅 - 北里大学方面
2003年12月の路線再編で廃止された大57・65(相模大野駅 - 昭和橋 - 上溝 - 水郷田名)の代替として、2002年2月から3月にかけて実証実験路線として運行された“北里大学 - 昭和橋 - 水郷田名”を基に、宅地造成された田名塩田地域と原当麻駅を通るように変更して新設された。その後、2014年4月1日の田名バスターミナル新設による路線再編で、田名バスターミナルに乗り入れることとなった[2]。
田名バスターミナル - 相模原協同病院方面
- 田05:田名バスターミナル - 堀の内 - 清水 -(←榎戸)- 内出 - 相模原協同病院(平日のみ運行)
前述の相模原協同病院の移転に伴い新規設定された路線。田名BT-榎戸間は橋57と同経路、上大島交差点-相模原協同病院入口間は津久井営業所の橋33と同経路で運行され、相模原協同病院入口-相模原協同病院間は往路と復路で経路が異なり、往路は病院入口バス停前の丁字路が右折進入不可のため、津久井広域道路に迂回するが、復路は病院敷地内道路を通って病院入口バス停へ向かう。運行は平日1往復のみで、免許維持のような形である。
相模原市コミュニティバス「せせらぎ号」
自家用車の普及や国道16号を始めとする幹線道路の慢性的な渋滞、雇用形態の悪化などで相模原市内の路線バスの利用者は減少傾向だった。これを踏まえて行われた2003年12月の大規模路線再編を経て、2005年4月から「コミュニティバス検討委員会」を設置することで、コミュニティバス運行方法などの検討を行っていた結果、2006年1月30日から橋本駅から相模川自然の村へ向かう路線を2年間を期限とした実証運行が行われることとなった。その後、2009年2月に累積の利用実績が25万人を超えたことから本格運行へ移行することが相模原市から発表、愛称も公募によって相模川の流れをイメージした「せせらぎ号」となった。なお、今後も運行継続条件が2年以上満たされなかった場合は、廃止される旨もあわせて広報されている。
専用塗装である薄緑色の日野・ポンチョ3台(も611〜613、初代車両の社番を引き継ぐ)を使用しており、2017年8月までは薄緑色の三菱ふそう・エアロミディME3台が使用されていた(相模神奈交バス時代はSK2014〜2016、神奈川中央交通東への移行に伴い「も611〜613」へ改番)。3台とも通常の軽油を使用するディーゼル仕様として導入されたが、2008年4月より1台(SK2016→も613)が廃植物油を元にしたバイオディーゼル燃料の試験車両として運用されていた。
2012年10月には、一部便がアリオ橋本まで延伸された。
大野北地区コミュニティバス
- ◆淵40:矢部駅(相模野病院前) → 淵野辺駅北口 → フェアロージュ淵野辺前 → 上矢部一丁目 → 馬場十字路 → 上矢部二丁目 → フェアロージュ淵野辺前 → 淵野辺駅北口 → 矢部駅(相模野病院前)
- ◆淵40:上矢部一丁目 → 馬場十字路 → 上矢部二丁目 → フェアロージュ淵野辺前 →(急行)→ 淵野辺駅北口 → 矢部駅(相模野病院前)
- ◆淵40:矢部駅(相模野病院前) → 淵野辺駅北口 →(急行)→ フェアロージュ淵野辺前 → 上矢部二丁目 → 馬場十字路 → 馬場橋南
2014年2月1日から、大野北地区コミュニティバス(淵40)の実証運行が開始された。運行経路はラケット型循環路線で、矢部駅を出ると淵野辺駅へ立ち寄った後、住宅街や上矢部地区を走行して東京都町田市に入り、馬場十字路停留所を経由した後に来た経路を戻る。
2016年2月1日に経路変更・ダイヤ改正が行われ、起点・終点が淵野辺駅北口から矢部駅(相模野病院前)に変更され、日中時間帯に淵野辺駅北口 - フェアロージュ淵野辺前間を急行運行する便が新設された。2017年3月末日をもって土曜・休日の運行を終了し、同年4月から平日のみ本格運行に移行された。運行時間が空く日中などは車庫に戻らず、相模原駅ロータリーで待機を行う場合がある。
専用車両として、麻布大学及び桜美林大学の学生を対象に公募し、沿線住民等による投票によって決定されたさくら色(濃いピンク色)の日野・ポンチョ2台(も614〜615)を使用する。検査等で車両が不足する場合は橋30(せせらぎ号)用の車両が用いられる。
廃止・移管路線
橋本営業所発足以降のものを記す。相模原営業所峡の原操車所時代に廃止された路線は神奈川中央交通東・相模原営業所#廃止・移管路線を参照。
廃止路線
- 橋40:橋本駅南口 - 緑ヶ丘 - 金属工業団地 - 峡の原車庫
- 前述の相模原協同病院移転に伴う路線再編で、2021年1月3日をもって廃止された。
移管路線
- 大15:相模大野駅北口 - 大沼 - 麻溝台入口 - 北里大学病院・北里大学 - 原当麻駅 - 下古山 - 亀ヶ池八幡宮前 - 上溝
- 2017年3月16日から相模原と共同運行だったが、2021年3月13日より相模原の単独運行に変更。
- 田01:田名バスターミナル - 高田橋入口 - 箕輪辻 - 田代 - 田代坂上 - 半原
- 2021年3月13日のダイヤ改正で厚木北に移管。
- 淵22:淵野辺駅北口 - 東町 - ニュー相模団地 - 竜像寺入口 - 古淵駅
- 2021年3月13日のダイヤ改正で相模原に移管。移管前までは管理委託の小型車だった三菱ふそう「エアロミディME」ノンステップバス1台(も137)が専属車として使用されていた。
車両
所属車両は一般路線車と貸切輸送対応の路線車、および特定輸送用車両であり、空港リムジン路線車は所属していない。
神奈川中央交通東の保有車
一般路線車は大型車が中心で、MBM・MFBM製車体を架装する三菱ふそう「エアロスター」ワンステップバス・ノンステップバスが大半を占めるが、橋30系統と淵40系統(いずれもコミュニティバス)用に、小型車も5台(日野・ポンチョ、ノンステップバス)保有している。
貸切輸送対応の路線車は、西日本車体工業(西工)製車体を架装する日産ディーゼル(現:UDトラックス)「スペースランナーRA」ワンステップバスを3台保有[10]しており、貸切輸送を中心としながらも時折一般路線運用にも充当される。
なお、社番は一般路線車が「も600」番台、貸切輸送対応の路線車は「も500」番台となる。
神奈川中央交通からの管理委託車
全て一般路線車であり、大型車がほとんどを占める。大型車は三菱ふそう「エアロスター」ワンステップバスが中心で、30台程度であるがノンステップバスも所属している。ノンステップバスも「エアロスター」が中心であるが、2台のみ西工製車体の「エアロスターS」も所属している。ノンステップバスは、当初は戸塚・多摩の各営業所と同じく全長11m級(M尺)で導入されていたが、2015年(平成27年)3月分の新車より、全長10m級(K尺)での導入に変更された。また、2015年11月には、横浜営業所からK尺の「エアロスター」ノンステップバスが2台転入している。さらに、2020年には同営業所初の連節バス「ネオプラン・セントロライナー」が厚木営業所から1台転入している。
中型車はジェイ・バス製車体のいすゞ「エルガミオ」ワンステップバスが6台[11]、ノンステップバスが1台[12]所属している。
なお、社番は「も100」番台となり、「も1」 - 「も100」の社番の車両は存在しない。
参考文献
- バスラマ・インターナショナル68号(ユーザー訪問・神奈川中央交通)
- バス・ジャパン・ハンドブックシリーズR・57「神奈川中央交通」
脚注
- ^ a b 営業所・路線図について - 神奈川中央交通(2017年01月08日閲覧)
- ^ a b c d e “田名バスターミナル供用開始に伴うダイヤ編成について”. 神奈川中央交通 (2014年4月1日). 2019年10月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月14日閲覧。
- ^ 県道・市道整備事業の紹介相模原市
- ^ 神奈川中央交通 相模原営業所峡の原操車所株式会社フジタ
- ^ “神奈中グループバス会社の会社名・営業所名の変更について”. 神奈川中央交通 (2016年12月26日). 2019年10月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月14日閲覧。
- ^ “神奈中グループバス会社の会社名・営業所名の変更について” (PDF). 神奈川中央交通 (2016年12月26日). 2019年10月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月14日閲覧。
- ^ a b 橋本駅南口~宮の上~下九沢団地線の運行開始について - 2014年11月20日、神奈川中央交通(2014年12月3日閲覧)
- ^ 1990年代以前は1日1往復の運行で、2020年10月のダイヤ改正までは休日早朝の運行だった。
- ^ “淵野辺駅北口~登戸系統の経路変更について(3/17実施)”. 神奈川中央交通 (2019年3月7日). 2019年10月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月14日閲覧。
- ^ 当初は5台保有していたが、2017年12月に2台が相模原に転属された。
- ^ うち3台は厚木北営業所からの転入である。
- ^ ノンステップバスは2代目エルガミオである。