番組対抗かくし芸大会
番組対抗かくし芸大会(ばんぐみたいこうかくしげいたいかい)は、かつて日本テレビ系列で毎年正月に放送されていたスペシャル番組。全9回
| 番組対抗かくし芸大会 | |
|---|---|
| ジャンル | 正月特別番組 |
| 司会者 |
福留功男 木村優子 徳光和夫 小倉淳 |
| 出演者 | 日本テレビ系列各番組の出演者たち |
| 審査員 |
回替わりの著名人審査員 一般審査員100名(1982年大会のみ) |
| オープニング | 「日本テレビフィーバー」 |
| 言語 |
|
| 製作 | |
| 制作 | 日本テレビ |
| 放送 | |
| 放送チャンネル | 日本テレビ系列 |
| 音声形式 | モノラル放送(1979年 - 1985年) ステレオ放送(1986年・1987年) |
| 放送国・地域 | |
| 放送期間 | 1979年1月1日~1987年1月3日 |
| 放送時間 | 別項 |
| 放送分 | 144分→204分→144分→112分→114分 |
| 回数 | 9回 |
| 番組年表 | |
| 前作 | 日本テレビ番組対抗歌合戦!! |
概要
その時期の日本テレビの番組の出演者たちが、番組ごとにチームを組んでかくし芸を披露、優勝チームはハワイ旅行に招待された。
新春の番組対抗戦としては、元々は歌合戦形式だったものが1979年以降かくし芸形式となり、1985年からはお年玉大会となった。番組対抗・宣伝企画はその後、期末期首特番の『NTVハプニング大賞』、『スーパークイズスペシャル』などに引き継がれた。
→詳細は「日本テレビ番組対抗歌合戦!!」を参照
放送タイトル
(参考:『下野新聞・縮刷版』下野新聞社、1975年1月1日 - 1987年1月3日のラジオ・テレビ欄 エラー: 日付が正しく記入されていません。(説明)。)
| タイトル | 放送年月日 | 放送時間(JST) | 備考 |
|---|---|---|---|
| 元旦ビッグスペシャル 人気番組対抗歌合戦 | 1975年1月1日 | 水曜14:00 - 16:00 | |
| 総出演!!有名人紅白対抗歌合戦 | 1976年1月1日 | 木曜14:00 - 15:00 | [1] |
| '77おめでとう日本テレビ番組対抗歌合戦!! | 1977年1月2日 | 日曜19:30 - 21:54 | [2][3] |
| '78おめでとう日本テレビ番組対抗歌合戦!! | 1978年1月2日 | 日曜19:00 - 21:54 | |
| '79おめでとう日本テレビ番組対抗かくし芸大会 | 1979年1月2日 | 火曜18:30 - 20:54 | [4] |
| '80おめでとう!!日本テレビ番組対抗かくし芸大会 | 1980年1月2日 | 水曜18:30 - 20:54 | |
| 第5回・おめでとう!!「日本テレビ番組対抗かくし芸大会」 | 1981年1月2日 | 金曜18:30 - 20:54 | |
| 82おめでとう!!第6回番組対抗かくし芸大会 | 1982年1月3日 | 日曜18:30 - 20:54 | |
| 開局30年記念83おめでとう!・日本テレビ番組対抗かくし芸大会 | 1983年1月3日 | 月曜18:30 - 21:54 | [3][5] |
| おめでとう!日本テレビ番組対抗かくし芸大会 | 1984年1月1日 | 日曜18:30 - 20:54 | |
| 輝け!日本テレビ番組対抗スターお年玉大会 | 1985年1月3日 | 木曜21:02 - 22:54 | [6] |
| 日本テレビ・番組対抗スターお年玉大会 | 1986年1月5日 | 日曜19:00 - 20:54 | [7] |
| 87おめでとう!番組対抗スターお年玉大会 | 1987年1月3日 | 土曜20:00 - 21:54 | [8] |
1981年までは1月2日を中心に放送していたが、1982年から『欽ちゃんの全日本仮装大賞(現 - 欽ちゃん&香取慎吾の~)』が新たに編成され、また1980年からTBS系列でも類似番組『超豪華!番組対抗かくし芸』が始まったため(その事については後述)、1月3日での放送が多くなり、1986年に至っては唯一の非三が日での放送だった。
披露演目
1979年
| チーム | 演目 | 出演者 |
|---|---|---|
| 姿三四郎 (勝野洋主演版) |
団体舞踊 | 勝野洋 |
| 笑点 | バレエ(白鳥の湖) | 三波伸介、桂歌丸、三遊亭楽太郎(現 - 六代目圓楽)、初代林家木久蔵(現 - 木久扇)、四代目三遊亭小圓遊、三笑亭夢之助、林家こん平、松崎真 |
| 西遊記 | NG集 | 堺正章、夏目雅子、岸部シロー(現 - 四郎)、西田敏行 |
| NTVザ・ヒット! ピンク百発百中 | ピンク・レディー、井上順、榊原郁恵 | |
| シャープ・スターアクション! | 金原二郎、坂上二郎、佐良直美、小松政夫 | |
| テレビ三面記事 ウィークエンダー | 加藤芳郎、青空はるお、青空うれし、桂朝丸(現:二代目ざこば) | |
| ミセス&ミセス |
1980年
| チーム | 演目 | 出演者 |
|---|---|---|
| 太陽にほえろ! | ドラム演奏「ボスにまねろ!」 | |
| ズームイン!!朝! | 「24部輪唱マルチコーラス」 | 徳光和夫 |
| ルックルックこんにちは | コント「'80年代は逆転の時代」 | 沢田亜矢子 |
| ルパン三世 | 声優陣による水中音楽会「水槽楽」 | 山田康雄、小林清志、井上真樹夫、増山江威子、納谷悟朗、大野雄二 |
| 笑点 | フレンチカンカン | 三波伸介、桂歌丸、三遊亭楽太郎、初代林家木久蔵、四代目三遊亭小圓遊、林家九蔵(現 - 三遊亭好楽)、林家こん平、松崎真 |
1981年
| チーム | 演目 | 出演者 |
|---|---|---|
| 紅白歌のベストテン | 「JAW'S CHORUS」 | 堺正章、榊原郁恵 |
| ズームイン!!朝! | 「人文字ズームイン」 | 徳光和夫 |
| アニメ | 鉄腕アトム:アトム(声清水マリ)、お茶の水博士(声勝田久) 鉄人28号:金田正太郎(声山田栄子) あしたのジョー2:矢吹丈(声あおい輝彦)、丹下段平(声藤岡重慶) |
1982年
| チーム | 演目 | 出演者 |
|---|---|---|
| JUSTニュース&NNN日曜夕刊 | 歌 | |
| ズームイン!!朝! | 劇「ズームインへの道」 | 徳光和夫 |
| 新・ど根性ガエル | 野沢雅子、千々松幸子、原田一夫、青空球児・好児 |
1983年
| チーム | 演目 | 出演者 |
|---|---|---|
| 全日本プロレス中継 | 世界名作童話ミュージカル「白雪姫」 | ジャイアント馬場、ジャンボ鶴田、大熊元司、大仁田厚、グレート小鹿、阿修羅原、ロッキー羽田、石川隆士、佐藤昭雄、百田義浩、ジョー樋口 |
| おもしろ博士クイズ | すき焼き | 愛川欽也、金田正一、原日出子、荒井注 |
1984年
| チーム | 演目 | 出演者 |
|---|---|---|
| クイズ笑って許して! | 所ジョージ、うつみ宮土理 | |
| 全日本プロレス中継 | 劇「青春グラフィティー オリンピックへアタック!!」 | 全日本プロレスの皆さん |
| アニメ | キャッツ・アイ:戸田恵子、藤田淑子、坂本千夏 伊賀野カバ丸:中尾隆聖 魔法の天使クリィミーマミ:水島裕 |
1985年
| チーム | 演目 | 出演者 |
|---|---|---|
| 全日本プロレス中継 | 劇「新春宝塚公演 ベルサイユのばら ―全日本プロレス組―」 | ジャイアント馬場、ジャンボ鶴田、マイティ井上、ジョー樋口、ミスター林、冬木弘道、ターザン後藤、マジック・ドラゴン、百田光雄、淵正伸、グラン浜田、石川敬士、川田利明、大熊元司、百田義浩、グレート小鹿 |
1986年
| チーム | 演目 | 出演者 |
|---|---|---|
| やす・きよのスター爆笑Q&A | 文楽劇「やす・きよの近松物語」 | 横山やすし・西川きよし |
| 全日本プロレス中継 | 劇「金メダルへのターン ―馬場女学園物語―」 | ジャイアント馬場、ジャンボ鶴田、石川敬士、マイティ井上、渕正信、大熊元司、ハル薗田、グレート小鹿、ロッキー羽田、百田義浩、百田光雄、ジョー樋口、小川良成、和田京平、仲田龍 |
1987年
| チーム | 演目 | 出演者 |
|---|---|---|
| 太陽にほえろ!PART2 | 劇「わんわん物語」 | 神田正輝、寺尾聰 |
| あぶない刑事 | オムニバスコント「あぶない恋愛講座」 | 舘ひろし、柴田恭兵、浅野温子、仲村トオル、ベンガル、長谷部香苗 |
| 銭形平次 | 風間杜夫 | |
| 全日本プロレス中継 | 劇「スーパージャンボの大冒険」 | ジャンボ鶴田、山瀬まみ、大熊元司、グレート小鹿、石川敬士、マイティ井上、天龍源一郎、ハル薗田、ロッキー羽田、サムソン冬木、渕正信、百田光雄、和田京平、小川良成、ジョー樋口、ジャイアント馬場 |
| 天才・たけしの元気が出るテレビ!! | ||
| 鶴ちゃんのプッツン5 | 片岡鶴太郎 |
この節の加筆が望まれています。 |
司会
ほか
スタッフ
- 制作:野崎元晴
- プロデューサー:保坂武孝、白石重昭、長富忠裕
- 総合演出:高井牧人
- ディレクター:増田昌昭、新沢浩
- 監修:白井荘也
- 構成:出倉宏
- 音楽:永作幸男
- 演奏:ガッシュ・アウト
その他
- 1979年の大会では笑点が「白鳥の湖」で大賞を受賞。その回でメンバーの桂歌丸が最優秀個人賞として車を獲得。その後、歌丸は賞品の車を即日売却、そのお金と大賞の賞金で家[9]を建てたという。その笑点は1983年の大会でもエントリー予定だったが、当時司会を務めた三波伸介がその前年(1982年)12月8日に急逝し、追悼の意からエントリーを見合わせた。そのとき放送する予定だった演技(歌劇「カルメン」)は、亡くなる数日前に収録済みでVTRがその後も保管され、2005年に発売されたDVD『笑点 大博覧会 DVD-BOX』でようやく陽の目を見た。
- 『水曜ロードショー』(現・『金曜ロードSHOW!』)からは、毎回解説の水野晴郎が単独で参加した。
- アニメでは、1980年の『ルパン三世(第2作)』、1981年の『鉄腕アトム(第2作)』・『太陽の使者 鉄人28号』・『あしたのジョー2』、1982年の『新・ど根性ガエル』、1984年の『伊賀野カバ丸』・『キャッツ・アイ(第1期)』・『キン肉マン』・『魔法の天使クリィミーマミ』が連合チームとして参加。この内1981年はオールアニメーション(他の出し物は全て声優がやる物)、それもアトム・お茶の水博士・矢吹丈・金田正太郎といったキャラクター達がヒゲダンスを始めとしたパフォーマンスをやるという作品となった(アニメは手塚プロダクションと東京ムービー新社の共同制作)。
- 一部地域のみ放送の『ルンルンあさ6生情報』や、札幌テレビ放送(STV)などで放送されていない『2時のワイドショー』(読売テレビ制作)も参加したことがある。
- 1988年以降は「箱根駅伝」の完全中継が拡大されていった(現在では同局系正月の恒例番組へと成長している)ために消滅している。
- 審査方法は、全番組の出し物が終わった所で、著名人による審査員が審査して賞を決めるのが多かったが、1982年では出場全番組を3番組ずつ複数のブロックに分け、一般視聴者から選ばれた100名の審査員がブロック別のトップを決め、最後はそのトップ同士で著名人審査員に審査させ、賞を決める方式だった。
- 前述の通り、1980年からはTBSでも類似番組『超豪華!番組対抗かくし芸』が始まったが( - 1984年)、1981年と1982年ではTBS版は同日の19:00 - 20:55枠で放送されたため、2時間ではあるが同じ内容の番組がぶつかる事となってしまった。
脚注
- ^ ここまでノンプライム。「1時間番組」はシリーズでも一番短い。
- ^ ここからゴールデンタイムでの放送。
- ^ a b 20:54 - 21:00は一旦番組を中断し、『NNNニューススポット』を放送。
- ^ ここからかくし芸番組。
- ^ 「3時間半」放送は歴代で一番長い。
- ^ 唯一のプライムタイム放送。21:00 - 21:02には「天気予報」を放送。
- ^ ここからステレオ放送。
- ^ 18:30 - 19:54に『全日本プロレス中継』拡大版が編成されたため(この時期の同番組は19:00 - 19:54での放送)、この時間での放送となった。
- ^ 5代目三遊亭圓楽が司会だった1990年代に、その自宅を払って新居に移っている(その次なる新居は5代目圓楽や他のメンバーに「エンピツビル」「螺旋階段しかない」などと罵倒ネタに使われていた)。
関連項目
- 日本テレビ番組対抗歌合戦!! - 前身企画。
- 超豪華!番組対抗かくし芸 - 1980年から1984年までTBSで放送された類似企画。