宮城まり子
日本の女性歌手、女優、福祉事業家
来歴
貧しい母子家庭に出生、幼くして母、弟と相次ぎ死別するつらい少女時代を送った。1955年「ガード下の靴磨き」で歌手デビュー。その後女優業に進出し1958年には「12月のあいつ」で芸術祭賞、1959年「まり子自叙伝」でテアトロン賞を受賞。
1968年に肢体不自由児の社会福祉施設「ねむの木学園」を静岡県浜岡町(現御前崎市)に発足。(1997年から掛川市に移転)このころよりタレント活動は事実上引退状態となる。1974年には記録映画『ねむの木の詩』を製作・監督し、第6回国際赤十字映画祭で銀メダル賞を受賞した。また、1977年には『ねむの木の詩がきこえる』を製作した。1979年には「ねむの木養護学校」を発足。また1975年と1981年に実施された近畿放送(京都放送=KBS京都)テレビ番組「宮城まり子のチャリティーテレソン」を通して身体障害者の社会参加を訴えた。これらが評価され1979年総理大臣表彰された。
また身体障害者に対する手描き友禅、合唱の指導なども行っている。
なお、ねむの木学園設立時のエピソードは、1980年代にテレビ朝日系でアニメ化されたことがある。
作家吉行淳之介と彼の死までよきパートナー関係(都内の互いの自宅も隣同士)であったことはあまりにも有名。また信心厚いクリスチャン(プロテスタント)でもある。
代表曲
監督作
- ねむの木の詩(1974年)
- ねむの木の詩がきこえる(1977年)
- HELLO KIDS!がんばれ子どもたち(1986年)
その他の表彰歴
関連施設(いずれも掛川市)
- ねむの木のどかな家
- 森の喫茶店MARIKO
- がらすやさん
- 雑貨屋さん
- 毛糸やさん
- 地域交流インフォメーションセンター
- 吉行淳之介文学館
- ねむの木こども美術館