乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です

日本のライトノベル、メディアミックス作品

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乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です』(おとめゲーせかいはモブにきびしいせかいです)は、三嶋与夢によるライトノベル。通称は「モブせか[2]。イラストは孟達。

乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です
ジャンル 異世界ファンタジー
小説
著者 三嶋与夢
イラスト 孟達
出版社 マイクロマガジン社
掲載サイト 小説家になろう
レーベル GCノベルズ
連載期間 2017年10月1日 -
刊行期間 2018年5月30日 -
巻数 既刊9巻(2021年11月現在)
漫画
原作・原案など 三嶋与夢(原作)
孟達(キャラクター原案)
作画 潮里潤
出版社 KADOKAWA
掲載サイト ドラドラしゃーぷ#月刊ドラゴンエイジ
レーベル ドラゴンコミックスエイジ
発表号 ドラドラしゃーぷ#:
2018年10月5日 - 2021年12月2日
(以降は移籍したエイジからの再掲載)
月刊ドラゴンエイジ:
2022年2月号[1] -
発表期間 2018年10月5日 -
巻数 既刊7巻(2022年1月現在)
アニメ
原作 三嶋与夢
監督 三浦和也、福元しんいち
シリーズ構成 猪原健太
キャラクターデザイン 鈴木政彦
音楽 橋口佳奈新田目翔
アニメーション制作 ENGI
放送局 AT-Xほか
放送期間 2022年4月3日 -
テンプレート - ノート
プロジェクト ライトノベル漫画アニメ
ポータル 文学漫画アニメ

女尊男卑の乙女ゲーム世界に転生したモブが、ゲームの知識を使って運命を変えていくというストーリーである[3]。「小説家になろう」に投稿されていた小説であり[3]、2018年5月よりGCノベルズから書籍版の刊行が開始され、同年10月からは潮里潤によるコミカライズも行われている[4]。また、『このライトノベルがすごい! 2020』のランキングでは単行本部門の8位となった[5]

あらすじ

リオン・フォウ・バルトファルトは、ある日突然前世の記憶を思い出し、自分が前世でプレイした乙女ゲームの世界にいることに気がつく。彼は前世で、妹の我儘のために代わりにゲームをプレイしていたのだが、クリアした直後に体調を崩したことが原因で死亡し、ゲーム世界の男性モブキャラクターに転生してしまったのだ[3]

転生先は女尊男卑の世界であり、リオンは降りかかる苦難を打開するため、ゲームの知識を使って「ロストアイテム」を手に入れる[3]

しかし、今度は入学した学園で在学中に結婚相手を見つけなければならない試練が待ち構えていた[3]。辟易したリオンだが、そこで、マリエという謎の女性が主人公のいるべきはずの位置に立っていることに気付く[3]

前世のゲームのバッドエンドは世界の破滅に繋がっており、マリエがシナリオを歪めたことで最悪の未来が起こりうる懸念を抱いたリオンは、関わるまいと考えていたゲームのストーリーに嫌々関わっていくことになる[4]。やがてリオンは本来の乙女ゲームの主人公オリヴィア、そして悪役令嬢アンジェリカを味方として、成り上がりへの道を進んでいく[3]

登場人物

声の項はテレビアニメ版 / ドラマCDおよびボイスコミック版の順に記載。一人しか記載のないものは後者。

主要人物

リオン・フォウ・バルトファルト
声 - 大塚剛央[6] / 小林裕介[7][8]
本作品の主人公[4]。男爵家の子息[9]。転生者である[9]。前世は要領のいい妹に扱き使われる立場で、乙女ゲームの代理プレイを徹夜でさせられた結果、過労で階段から転落するという最期を迎えた[ep 1]
今世では男爵家の妾腹の三男で、本腹の長兄と長姉、妾腹の次兄と次姉および弟妹がいる[ep 2]。義母(正妻)に金銭目的の政略結婚をさせられそうになったため、冒険者となってゲーム知識を基にロストアイテム(ルクシオン)と財宝を発見するという功績を上げて結婚を回避する[ep 3]。しかし、功績を高く評価されすぎて実家から独立した男爵に叙されてしまい、狂った貴族社会に足を踏み入れることになる[ep 4]
自他ともに認める小物で、口が悪く金にも汚い。しかし実際にはひねくれているものの優しい性格[4]で、困っている人を見捨てきれないお人好しのため、打算的な理由を自分への建前にしたうえで助けようとすることもある[ep 5]。ただし、物事の見通しが甘いうえ、ゲーム知識が却って判断を半端に妨げるため、要領が悪く本人の思惑から外れることが多々あり、やり口の杜撰さ・中途半端さをルクシオンに窘められることもある[ep 6]
当人は平穏な人生を望んでおり[9]、出世は望んでいない[4]が、たびたび騒動の中心で活躍するため、本人の意思に反してどんどん昇進して重責を背負う身になっていく。
ルクシオン
声 - 石田彰[10] / 白井悠介[7]
リオンの相棒[4]。旧人類が作った移民輸送船の人工知能で、普段は赤い一つ目の球体端末という姿で活動しリオンの側に付いている。作中世界ではロストアイテムに分類される。
乙女ゲームでは高性能な課金アイテムという扱い(キャラクターとしては登場しない)で、それを求めて来たリオンと邂逅する[ep 7]。そして、彼が旧人類(日本人)の前世を持ち、肉体にも旧人類の遺伝子をわずかに残していたためマスターと認め[ep 8]、以降あらゆる面でサポートしていく。半自律型の作業ロボットや高度な工作システムをもち、資源さえあればほぼ無制限に生産が可能。それらを使ってリオン用の鎧「アロガンツ」やエアバイク「シュベールト」を製作する。旧人類を守るという目的から本体に備えられた武装類はあまりにも強力でシャレにならない戦力なので秘匿している。そのため表向きのロストアイテムとして大型船「パルトナー」や「アインホルン」を建造している。自身が手を掛けた機械にはただならぬ思い入れがあるようで、粗雑な扱いや気に入らない相手が乗り込むのを嫌がる。
元々新人類と敵対する立場のため、リオンを含め現生の人間に対してはシニカル[注 1]。劇中ではやりすぎるリオンに対するツッコミ役であり、素直ではない彼の内面を代わりに読者へ伝える役柄を担う[4]
クレアーレ
エルフの島に隠されていた遺跡を管理していた人工知能。ルクシオンがアクセスしたことで目覚める。管理していた施設(戦闘奴隷としての亜人を開発研究する実験施設)を自爆させたのち、ルクシオンの空きサーバに移動した。ルクシオンとは一つ目部分が色違いの球形端末で活動しており、リヴィアやアンジェリカ、マリエに付いていることが多い。元々は研究実験施設の管理をしていたためか好奇心を優先させるところがあり、新人類側から鹵獲した魔装を保存していたり、学園生徒・アーロン(3作目の攻略対象)を女装趣味に誘導した末に性転換して女子生徒・アーレに変えてしまったりした。
オリヴィア
声 - 市ノ瀬加那[6] / 花守ゆみり[7][8]
本作品のダブルヒロインの一人[4]。明るい茶髪のボブカット。リオンが前世でプレイした乙女ゲームでは主人公として活躍する[9]
平民出身だが学園への入学を特別に認められ、学園に入学する[9]。回復魔法の使い手。貴族ではないため、後述する男性蔑視の意識は無い。
後述するマリエによって主人公としての立場を奪われて孤立しており、そこで手を差し伸べに現れたリオンと出会い、交流していく。潜在能力は高く、リオンに保護されて勉強に集中できたとはいえ、聖女として必要なキーアイテムなしに強力な魔法を使うことが出来る。
作者によると、アンジェリカとの差異を出すために、優しい性格の正統派ヒロインとなっている[4]
アンジェリカ・ラファ・レッドグレイブ[9]
声 - ファイルーズあい[6] / 久保ユリカ[7]
本作品のダブルヒロインの一人[4]。公爵令嬢で王太子の婚約者[9]。本来の乙女ゲームでは悪役令嬢だった[9]。悪辣ではないが、厳格な性格。幼少期より婚約者が定められる高位貴族のため、オリヴィア同様、男性蔑視の意識は無い。
第1巻中盤にてゲーム通りに断罪イベントを迎えそうになるものの、リオンによって救われる[ep 9]。断罪イベント時に取り巻きを含むほぼ全員に見捨てられていたため、以降は取り巻きと距離を置き、はっきり味方してくれていたリオンとオリヴィアと交流していくようになる[ep 9]
作者によると、オリヴィアとの差異を出すために、厳しい性格の激情家となっている[4]
ノエル・ベルトレ
マリエ・フォウ・ラーファン[9]
声 - 佐倉綾音[11] / 種﨑敦美[7][8]
子爵令嬢[9]。乙女ゲームの主人公の役割を奪って、王子たち複数の男性と交際している[9]。漫画版3巻カバー下のルクシオンによる計測では身長は150センチ未満と同年代女子と比べても小柄で、AAカップの貧乳。比較的小さな箱の中にも隠れられる。実家の家族は借金まみれのロクデナシ。聖女のアイテムのひとつを手に入れ、聖女に認定されるも、さすがにリヴィアほどの潜在能力はないため、窮地に陥る。
その正体はリオンの前世での妹。乙女ゲー世界に転生したのを幸い、ゲーム知識を利用してオリヴィアの立場を乗っ取り逆ハーレムを目論んでいたが、元々自力でクリアしておらず、知識も中途半端だった上、リオンの介入によってシナリオが崩壊したため、以降は世間知らずな男達を養う苦労人という立場になっていく[ep 10]
前世では要領よくしていたが、リオンが亡くなる寸前にリークしたメールで親から勘当される。その後は面食いが災いしてロクデナシな男に振り回されて苦労した。その影響で無駄遣いと借金にトラウマがある。第1巻から第3巻と読み進めることで、キャラクターの印象が大きく変わり、結果として人気キャラクターとなっている[4]
カイル、カーラ・フォウ・ウェイン
マリエの付き人を務めるエルフの少年と貴族の少女。3巻以降はマリエと共にダメンズたちの行動に振り回される。
カイルは乙女ゲーでは主人公が雇えるユニット。毒舌。実はハーフ・エルフであり、同族からも嫌悪されていた。
カーラは準男爵家の次女。寄親であるオフリー伯爵令嬢の命令で空賊騒動を起こすがリオンにより失敗し、その空賊の悪事にオフリー家も関わっていたため、オフリー家とその一派は一掃されカーラも実家から捨てられることになり途方に暮れていたところをマリエに拾われる。

攻略対象

リオンが前世でプレイした乙女ゲーの攻略対象たち。全員容姿と身分に恵まれた貴公子だが、ゲームでは全く使えないキャラばかり。オリヴィアの立場を乗っ取ったマリエにベタボレしているが、その結果として実家からは縁を切られる。生まれてこの方、金に困った経験が無く、リオンとの決闘やマリエへの贈り物のために生活費を使い込むなど、ゲーム以上のダメンズぶりを発揮する。

ユリウス・ラファ・ホルファート
声 - 鈴村健一[11] / 逢坂良太[7][8]
乙女ゲーム内の攻略対象の1人で、ホルファート王国の王太子。王太子という立場にプレッシャーを感じており、(ゲーム知識から)理解を示したマリエに惚れてアンジェリカとの婚約を破棄する。それ以降は実母であるミレーヌが呆れるほど抜けた行動をとるようになる。美的感覚もずれており、父親秘蔵の鎧とコスチュームに身を包んた「仮面の騎士」に扮した際もリオンたちに正体がバレバレだとは気付かなかった。意外と貧乏舌で露店の串焼肉が好物。使い込みが過ぎてマリエに追い出された際には串焼き屋でバイトして食べるだけでなく調理することにもハマった。
ジルク・フィア・マーモリア
声 - 鳥海浩輔[11] / 橘龍丸[7][8]
乙女ゲーム内の攻略対象の1人で、ユリウスに付き従う上級貴族の子息。ユリウスと自身のためなら裏工作も辞さない腹黒な性格。使い込みが過ぎてマリエに追い出された際には骨董美術品の目利きに挑戦するが悉くハズレを引くなどヘッポコ。
ブラッド・フォウ・フィールド
声 - 立花慎之介[11] / 酒井広大[7][8]
乙女ゲーム内の攻略対象の1人で、広大な土地を有する辺境伯の跡取り。5人の中では魔法が得意だが最弱。自分の容姿に酔うナルシスト。使い込みが過ぎてマリエに追い出された際には、手品師に師事していた。
クリス・フィア・アークライト
声 - 遊佐浩二[11] / 藤井達也[7][8]
乙女ゲーム内の攻略対象の1人で、剣聖と呼ばれる父を持つ伯爵家の跡取り。家の流儀に固執して剣しか使わないため近接一辺倒。感情表現が下手で、男女問わず気になる相手には素直になれず回りくどい態度をとる。使い込みが過ぎてマリエに追い出された際には、なぜか神輿を担いだ集団と帰ってきた。
グレッグ・フォウ・セバーグ
声 - 檜山修之[11] / 左座翔丸[7][8]
乙女ゲーム内の攻略対象の1人で、冒険者としての実績を持つ伯爵家の跡取り。自身の能力に絶大な自信をもっているが、逆に鎧などの装備に拘らず旧式の量産品(他の4人は特注品)を使っている。その結果として実力を発揮しきれない脳筋。使い込みが過ぎてマリエに追い出された際には、より筋肉に傾倒して帰ってきた。

バルトファルト家

元々は準男爵(世襲は可能だが平民扱い)だったが、リオンの祖父の代にコツコツ開発していた領地の規模が大きくなったため、国から男爵位に認定される。男爵としては最低レベルな規模なのに貴族としての義務は発生するため、リオンが冒険に成功するまではカツカツだった。

リオンが実家にダンジョンで得た金銀財宝などを投資したため領地の開発が進み、さらにリオンが出世しまくったことで高位貴族との付き合いが増えた。

バルカス
リオンの父で男爵家当主。陞爵した家を保つためにゾラと結婚したが、別居状態で金だけを搾り取られている。後に、公国軍が王都へ侵攻してきた時に、ゾラがルトアートとメルセがバルガスの子供ではないことを吐露したため、離縁をする。
リュース
バルカスの妾でリオンの母親。領地で暮らしており、のちに正妻となる。
ニックス
リオンとは同腹の兄で次男扱いだったが、のちに長男となって男爵家次期当主となる。そのため縁談が持ち上がり、ローズブレイド伯爵家の令嬢・ドロテアと結婚する。
ジェナ
リオンとは同腹の姉で次女扱いだったが、のちに長女となる。悪い意味で王国女子として染まっており、リオンに専属使用人を買わせたりしていた。後に男女の優位差が是正されると最低限の家事能力を身に着けなければ嫁に出せないこととなり四苦八苦していた。
フィンリー
リオンとは同腹の姉で三女扱いだったが、のちに次女となる。王国女子としては染まりかけで、リオンによって女尊の風潮が革められたことから混乱する。不安定な状況でクーデター騒ぎが起こり、逆恨みしたゾラたちに拉致された際にはジェナが暴行を受けたことでキレてしまい、メルセに逆襲していた。
コリン
リオンとは同腹の弟で四男扱いだったが、のちに三男となる。
ゾラ
バルカスの正妻。王都で暮らしており、領地の運営に関係なく仕送りを要求するが、実際には愛人との子を跡継ぎとしていた。「淑女の森」と称する団体で貴族家の次男以下を身売りさせ、奴隷扱いしたり国からの年金目当てに戦場送りして私腹を肥やしている。王国の危機に際して逃亡したことから貴族位を取り消される。リオンを逆恨みした末、クーデター騒ぎに乗じて復讐しようとするが、息子であるルトアートすら男というだけで使えなければ役立たず呼ばわりして魔装の欠片を埋め込むが暴走したルトアートに食い殺された。
ルトアート
ゾラの息子で長男だったが、王国の危機に際して逃亡したことから貴族位を取り消される。リオンを逆恨みした末、役立たずと罵られてゾラによって魔装の欠片をを埋め込まれて怪物化し、母と妹を食い殺した末に暴れまわり処分される。
メルセ
ゾラの娘で長女だったが、王国の危機に際して逃亡したことから貴族位を取り消される。リオンを逆恨みした末、母に追従してジェナに暴行するが、フィンリーに逆襲された末に暴走したルトアートに食い殺される。
ユメリア
バルトファルト家のメイドで、カイルの母親。複数の魔力をもつ「混ざりもの」と呼ばれ、同族からも嫌悪されていた(これは文化的なものではなく、生理的嫌悪感らしい)。郷の外に出て大道芸で暮らしていた間に人間との間にカイルを産んでしまい、愛人奴隷として働くエルフたちにとって危険な存在とされていたが、リオンによって実家のメイドとして雇われることとなった。
通常の魔法が使えない代わりに「植物を急成長させる魔法」が使える。生理的嫌悪感だけで彼女をきらうエルフたちにリオンやルクシオンは疑問を呈していた。

ホルファート王国

ローランド・ラファ・ホルファート
ホルファート王国国王。良い格好しいで、3巻では公の場で自分の見せ場を奪ったとへそを曲げ、半ば嫌がらせに近い意図でリオンを出世させた。それ以来リオンとは仲が悪く、互いに嫌がらせをやり合うなど、喧嘩相手となっている。女癖も悪く、何人もの側妃や愛人がおり、そのため元々政略結婚だったとはいえ、ミレーヌとの仲も冷え切っている。
ミレーヌ・ラファ・ホルファート
ホルファート王国王妃。ユリウスの実母であるがまだ30代であり、前世をもつリオンからみても可愛らしい女性で何かと口説かれている。
ジェイク・ラファ・ホルファート
ホルファート王国第2王子。ユリウスの2つ下の異母弟。3作目の攻略対象。
エリカ・ラファ・ホルファート
ホルファート王国王女。ユリウスの2つ下の同母妹。3作目の悪役令嬢だったが、リオンを王国に囲いこむために婚約が提案される。アンジェ同様高貴な身分としての義務と責任を弁えている。転生者でマリエの前世の娘。
クラリス・フィア・アトリー
伯爵令嬢。ジルクの婚約者だったが、一方的に婚約を破棄されてやさぐれていた。本来は心優しく情が深い女性で取り巻きからも慕われている。
ジルクに婚約破棄された後、専属使用人を多数侍らせ不良のように遊びまわるなどをしており、ジルクへの恨みから体育祭のエアバイクのレースで彼に対し激しい妨害工作を行っていたが、リオンが負傷したジルクの代わりに優勝し、その交換条件としてジルクが彼女に謝罪をしたため誤解が解ける。その後吹っ切れたようであり、クラリスの父であるバーナードからリオンに感謝の言葉と特注のエアバイク(後のシュベールト)を送られている。
ジルクの件で本人もリオンに好意を持ったようであり時々リオンのお茶会に参加している。
ディアドリー・フォウ・ローズブレイド
伯爵令嬢。金髪縦ロールと絵に描いたようなお嬢様で女王様気質。修学旅行での出来事でリオンを評価する。姉であるドロテアがリオンの兄・ニックスと結婚したことで義理の姉妹となる。
ダニエル・フォウ・ダーランド、レイモンド・フォウ・アーキン
学園の上級クラスに通う生徒で、実家も貧乏貴族であり似たような境遇のリオンと仲の良い友人となる。
オスカル
ジェイクの側役。3作目の攻略対象だが、最終的にはジェナに篭絡される。

ファンオース公国

元々はホルファート王国の公爵領だった独立して対立、戦争をしていた国家。互いに侵略してきたのは相手側と認識していたが、実際は配下の寄子貴族の謀略によって戦争を引き起こされており、先代の公爵夫妻は講和をしようとして謀殺されていた。

ヘルトルーデ・セラ・ファンオース
ファンオース公国の公女にしてゲームの「第1作目」のラスボスである少女。長い黒髪で、白い肌に赤い瞳が特徴的な細身で貧乳。リオン達とは公国の先遣隊として王国の学園の修学旅行を襲撃した時に出会う。魔笛と呼ばれる魔物を操るロストアイテムを使い敵対をする。修学旅行帰りの学園生の船を襲撃しアンジェ拉致するが、リオンに拉致され返される。しばらく王国にいたが、宝物庫に死蔵されていた魔装の腕を公国に送った。ヘルトルーデが亡くなり、配下の寄子貴族の謀略によって踊らされていたことを知ると自らも守護神を呼び出すが、マリエが理解を示したことによって翻意する。その後は王国の支配下となった公国を立て直すために働く。
ヘルトラウダ・セラ・ファンオース
ヘルトルーデの妹。魔笛の扱いでは上回る能力を持つ。実は「3作目のラスボス」だったが、リオンによってヘルトルーデが拉致されていたため、守護神を呼び出して亡くなった。
バンデル・ヒム・ゼンデン
公国子爵。「黒騎士」の二つ名を持ち、公国の英雄。王国との戦争で妻子を亡くしており、忠誠心以上に復讐心が強い。

舞台設定

あらすじ節に記述されている通り、本作はリオンが前世でプレイしていた乙女ゲームの世界を舞台としているという設定である。元となったゲームは、恋愛シミュレーションでありながら、RPG要素と戦略シミュレーション要素が混ざっており、さらに戦闘パートが課金アイテム前提としか思えないゲームバランスのため、作り込みに反して評価の低いゲームだった[ep 11]

空に多くの浮島が存在する世界で[ep 12]、そこを領土として国々が成り立ち、浮島間を移動する手段として飛行船が発達している。また、魔法が存在しており、「鎧」と呼ばれる魔法の力で動くパワードスーツのような有人ロボットがある。

第1巻〜第3巻の舞台となるのは主人公たちが所属する「ホルファート王国」という国である。封建制のような制度を取っている国で、領主用の公爵・男爵といった爵位のほかに、領地を持たない宮廷貴族用の階位があり、一位(国王)から九位(騎士)まで存在する[ep 13][注 2]。領主にも宮廷階位は与えられているが、彼らにとっては国王への面会権程度の恩恵しかないため、階位の高さは爵位に必ずしも比例はしない[ep 13]。それはつまり領主の宮廷階位を上げることは王家にとって余計な権利を与えずに相手への評価を示せるということになるため、作中序盤でのリオンの昇進ラッシュの一因にもなっている。

冒険者が興した国である[ep 14]ため、冒険を尊ぶ思想を持つ傾向があり、特に貴族は冒険者の末裔であることを誇りに思う者が多い[ep 15]。そのような国柄のため、冒険者の功績とそれに付随する権利は固く保証されている[ep 14]

さらに本作の物語にも大きく関わるこの国の特徴として、主に中流貴族を中心に極端な女尊男卑思想が蔓延していることが挙げられる。男性貴族は結婚しないと不良物件扱いされる[ep 16]ため、結婚してもらうために女性を厚遇しなくてはならない[ep 17]。そのため足元を見た女性側(特に男爵家~伯爵家の令嬢[ep 18])は男性に対して尊大な態度をとる傾向があり[ep 19]、結婚後も夫を冷遇する一方で自身は公然と愛人を抱え[ep 20]、ひどい場合は愛人との子を夫に養わせる[ep 21]。しかし、いわゆる男女逆転世界というわけではなく、一家の大黒柱としての役割を課せられるのは男性側のままで、立場だけが女性優位[ep 22]。リオンはこの歪な社会を乙女ゲームゆえのご都合主義と認識していた[ep 23]が、後にとある理由が存在したことが明らかにされる。

また、この世界には科学技術に優れた旧人類(現代人の系譜)と魔法技術を有する新人類の戦争によって旧人類が滅んだという歴史が存在しており[ep 24]、旧人類の文明(ロボットや宇宙船)がロストアイテムとして登場する[ep 25]。また、新人類側にも魔装(まそう)と呼ばれるロストアイテムが存在している。これは人体と融合することで鎧と同等のパワーを発揮するが、中枢コアとなる人工知能が無ければ人体を侵食し、黒騎士の様な強固な意志の持ち主でも遠からず化物になってしまう。

エルフや獣人といった亜人種も存在しているが、旧人類が戦力として開発した種が野生化したもの。彼ら自身はそれを忘れ去っており、長い寿命も高い戦闘力も「戦奴隷として使役するために与えられた能力」とは知らずに自分たちを上位種だと思い込んでいる[ep 26]

主人公を含めて各地に転生者が存在しており、それぞれがゲーム知識を利用した結果、ゲームのストーリーからは乖離していく。

制作背景

本作品は、男性向け小説であり、主人公は乙女ゲームの世界のモブに転生した男性である[4]。ただ、作品執筆のきっかけとなったのは、女性向けの「悪役令嬢もの[注 3]の作品であったという[4]。同ジャンルは「小説家になろう」の中でも人気の高いのジャンルだが、モチーフ柄女性向けの作品が多く、「男性が楽しむ乙女ゲーの作品があってもいいんじゃないか?」と思い立ったのが発端とのこと[13]。世界観は男性向けのハーレムものの男女を逆転させており、また、そのような女尊男卑の世界になったことについては明確な理由を用意するように意識している[4]

本作は「小説家になろう」への投稿作品として発表され、その後商業出版された[3]。ただし、「二作目の悪役令嬢」を新たに登場させるなど、単行本4巻は大幅な書き直しが行われており、第5巻はまったく別の内容となっている[4]

単行本3巻以降のアンケート特典にはIFルート「マリエルート」が掲載されており、6巻時点ですでに2冊分に近い文字数になっている[14]

2018年からは潮里潤の作画でコミカライズが行われており[4]、2020年2月には小林裕介主演のボイスコミック化が行われた[8]。同年7月には単行本6巻の限定版・特装版の付録として、ドラマCD化が行われている[7]

社会的評価

本作品は、2019年11月に小説の既刊4巻全巻が重版となっており[15]、2021年6月時点でシリーズ累計発行部数は76万部を突破している[16]

KADOKAWAグループの電子書籍サイトBOOK☆WALKERが行った「新作ラノベ総選挙2019」新文芸・ブックス部門3位に選ばれた[17]。また、『このライトノベルがすごい! 2020』のランキングでは単行本部門の8位に選出されている[5]。また、2019年10月30日 - 11月10日の「GCノベルズ5周年 ボイスドラマ化投票」で1位となった結果、前述のドラマCD化が行われた[7]

KADOKAWAのダ・ヴィンチニュースは、ゲーム世界のモブに転生しながらも活躍するという本作品のストーリーについて「自分の力で物語を進めていく楽しさと充実感を存分に教えてくれる」ものだと評した[3]。声優の小林裕介と白井悠介は、本作品の特徴として、主人公の行動の爽快感を挙げている[18]

既刊一覧

小説

  • 三嶋与夢(著) / 孟達(イラスト) 『乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です』 マイクロマガジン社〈GCノベルズ〉、既刊9巻(2021年11月30日現在)
    1. 2018年5月30日発行(同日発売[19])、ISBN 978-4-89637-753-8
    2. 2018年10月30日発行(同日発売[20])、ISBN 978-4-89637-830-6
    3. 2019年3月29日発行(同日発売[21])、ISBN 978-4-89637-864-1
    4. 2019年8月30日発行(同日発売[22])、ISBN 978-4-89637-911-2
    5. 2020年1月30日発行(同日発売[23])、ISBN 978-4-89637-975-4
    6. 2020年7月30日発行(同日発売[24])、ISBN 978-4-86716-033-6
    7. 2021年1月30日発売[25]ISBN 978-4-86716-106-7
    8. 2021年6月30日発売[26]ISBN 978-4-86716-157-9
    9. 2021年11月30日発売[27]ISBN 978-4-86716-214-9

漫画

テレビアニメ

2022年4月よりAT-Xほかにて放送予定[35]

スタッフ

主題歌

「サイレントマイノリティー」[37]
伊東歌詞太郎によるオープニングテーマ。作詞・作曲は伊東歌詞太郎、編曲はakkin
「selfish」[37]
安月名莉子によるエンディングテーマ。作詞はタナカ零、作曲・編曲は白戸佑輔

放送局

日本国内 テレビ / 放送期間および放送時間[35]
放送期間 放送時間 放送局 対象地域 [38] 備考
2022年4月3日 - 日曜 20:00 - 20:30 AT-X 日本全域 CS放送 / 字幕放送[39] / リピート放送あり
2022年4月4日 - 月曜 0:30 - 1:00(日曜深夜) TOKYO MX 東京都
2022年4月5日 - 火曜 0:00 - 0:30(月曜深夜) BS日テレ 日本全域 BS/BS4K放送 / 『アニメにむちゅ〜』枠
火曜 2:59 - 3:29(月曜深夜) 読売テレビ 近畿広域圏 MANPA』第3部

インターネットでは、dアニメストアにて2022年4月3日より毎週日曜23時より地上波先行・単独最速配信予定[35]

脚注

注釈

  1. ^ 作中でも度々、新人類の殲滅を提案しており、リヴィアが見た夢(ゲームのBADエンドに近い流れの展開)の中では実行していた。
  2. ^ 王侯貴族の名前には、王族関係が「ラファ」、領主が「フォウ」、宮廷貴族が「フィア」というミドルネームが入っており[12]、これで登場人物のおおよその立場が判別可能になっている。
  3. ^ 乙女ゲームの悪役に女性主人公が転生し、活躍する作品のこと[4]

出典

本編

  1. ^ 「プロローグ」単行本第1巻pp. 007-022。
  2. ^ 「プロローグ」「第1話 戦う理由」単行本第1巻pp. 25-26, 35。
  3. ^ 「第1話 戦う理由」「第2話 ロストアイテム」単行本第1巻pp. 34-94。
  4. ^ 「第3話 入学」単行本第1巻pp. 100-104。
  5. ^ 「第7話 白い手袋」単行本第1巻pp. 221-222。
  6. ^ 「エピローグ」単行本第1巻p. 366、「第6話 八つ当たり」単行本2巻p. 185-187、等。
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その他

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外部リンク