如懿伝 〜紫禁城に散る宿命の王妃〜
『如懿伝 〜紫禁城に散る宿命の王妃〜』(にょいでん しきんじょうにちるしゅくめいのおうひ、繁体字: 如懿傳、簡体字: 如懿传、拼音: 、英語: Ruyi's Royal Love in the Palace)は、2016年8月23日から撮影開始、2017年5月5日製作終了、そして2018年に放映された中国のテレビドラマ。
如懿伝 〜紫禁城に散る宿命の王妃〜 | |
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ジャンル | 時代劇、恋愛 |
原作 | リュウ・リエンズー『後宮・如懿伝』 |
脚本 | リュウ・リエンズー |
監督 | ワン・ジュン |
出演者 |
ジョウ・シュン ウォレス・フォ チャン・チュンニン ドン・ジエ シン・ジーレイ トン・ヤオ リー・チュン |
国・地域 |
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言語 | 普通話 |
話数 | 87 |
製作 | |
製作総指揮 | 黄瀾 |
撮影地 | 横店影視城 |
製作 | 新麗電視文化投資有限公司 |
放送チャンネル | 江蘇衛星テレビ 東方衛星テレビ |
放送国・地域 | ![]() |
小説版が『宮廷の諍い女』の続編であることに対して、テレビドラマが完全なる続編では無く、一部の設定は異なっている。また、前編のように派閥争いに関する描写もあるが、主に女達の恋愛や嫉妬を中心に物語を展開している。
あらすじ
物語の前半では、前作の『宮廷の諍い女』のように派閥争いを中心に物語を展開している。如懿の幼名は青桜で、顔は緑梅の花に似てて名を付けされた。乾隆帝の即位に伴い嫻妃に封じられ入宮し、乾隆帝となった愛新覚羅弘暦と静かに愛を育む如懿だった。それに対して、甘んじる境遇に不満を持っていたもう一人の側室「高晞月」は正室である「富察瑯嬅」と連携し、次々と如懿に襲い掛かっている。高晞月は慧貴妃で、富察瑯嬅は皇后、どっちも如懿が持つ階級「嫻妃」より上でした。高晞月は表の敵として如懿へ罵倒する役割を担当し、富察瑯嬅はわざわざ如懿の行為の中の不合理なところを探して、このコンビネーションの下に如懿に猛烈な攻撃をした。ある日、この二人は如懿に皇子殺しの濡れ衣を着せられ、冷宮に送られてしまう。冷宮とは罪を犯した妃嬪が幽閉される宮殿のことであり、如懿はそこに一生の親友である凌雲徹や海蘭に救われ、陰謀の前に機転で乗り越えtた。敵の配下に窮余を救う素振りことによって、高晞月や富察瑯嬅が如懿を加害した証拠も見つけ、彼女達を自業自得を喰らわせた後殺した。後ろ盾が危うくなるたびに、真の黒幕、玉氏王国の嘉貴人「金玉妍」は自ら出動した。知恵を徹底的に磨いた如懿は、彼女を幾つかの陰湿な策略で窮地に追い込んでいた金玉妍に勝利し、その化けの皮も剥げさせ、終に「皇后」の階級を手に得た。
物語の後半では、派閥争いに関しての描写は減って、如懿は相思相愛している乾隆帝の間で、徐々に隙間が生じていた。皇后となった如懿は一安心と思った時、まさか生涯最大の敵「衛嬿婉」が現れた。衛嬿婉は生き残った金玉妍を利用し、彼女と如懿海蘭派の恨みを煽動しつつ、若い肉体と併せて老いへの恐怖さえも利用して乾隆帝の歓心を買うことに腐心した。乾隆帝は衛嬿婉と出会ったことにより、彼女が提出した華やかな未来を信じ、玉氏王国での人望を得られずの金玉妍に情けない死刑を与え、密やかな愛しか出せない如懿にも重ね傷つけている。最初に衛嬿婉と如懿の間では決定的に距離を置かれていて、既に皇后なった如懿も自身の後宮地位をちらつかせなく、衛嬿婉の存在に危惧させることも無かった。この大きな警戒心不足のせいで、終盤になると衛嬿婉は乾隆帝も含めて後宮内の大半の人々を集め、如懿を孤立していく。何度も裏切りを受けた如懿はやっと髪を切って、それは清王朝の文化の中で「未練がありながらも永遠に縁を切る」の意味を象徴し、如懿も肺結核の感染を発見した。何十年後、乾隆帝をずっと見下ろしている皇太后甄嬛、海蘭、そして衛嬿婉の配下たちはもう我慢できなく、彼女達は手を組み、乾隆帝の目の前に衛嬿婉の正体を曝露させた。最終回では、如懿が少女期の自分が乾隆帝に向かう様子を想像して、一人でこの世を去り逝いた。真相を知った乾隆帝は涙が止まらなく噴い、その時、彼の傍の緑梅は再び花が咲いていた。
キャスト
以下書いた役名・分類は日本版公式サイトによる。
主演
主人公
- 演者:ジョウ・シュン[1]
- 女性貴族→格格→宝親王の側福晉→嫻妃→冷宮の庶人→嫻妃→嫻貴妃→皇貴妃→継皇后→(死後)無名氏
- 幼なじみだった如懿は愛新覚羅弘暦の皇子妃選びに参加し、正室に当たる嫡福晋に選ばれるが、雍正帝の皇后の烏拉那拉宜修の姪にあたるため、愛新覚羅弘暦の母の鈕祜禄甄嬛に疎まれ、側福晋として嫁いだ。やっと乾隆帝となった愛新覚羅弘暦の側室として後宮に迎え入り、皇帝の寵愛を一心に受けていることに嫉妬した妃嬪達の様々な陰謀に巻き込んだ。彼女は何度も陥れられるも皇帝の愛に守られる。そんな愛し合い信頼したが、如懿が皇后に冊封されて以降、二人の愛は知らず知らずのうちに暗雲が立ち込められいる。その後、如懿は脳内の完璧な乾隆帝を妄想しつつ、目の前の乾隆帝は既に人格が変わったことを一度も気付いていなかった。この油断から、終盤では乾隆帝から物凄く嫌われ、乾隆帝も彼女に「二度と会わない」の命令を与えた。如懿はやっと事態の重さを発覚し、だがもはや遅くなって、雍正帝の皇后「烏拉那拉宜修」の境地と同じことになり、そのまま宮殿の中に幽閉された。一人で悲しい一生を過ごしていた如懿は、最後まで純情期の乾隆帝を愛する初心を維持し、運命の酷さを飲み込み、命の最後に向かう。
- 演者:ウォレス・フォ[2]
- 皇子→宝親王→皇太子→乾隆帝
- 母の鈕祜禄甄嬛とお互いを利用しつつ、玉座に昇った清国の第六代の皇帝「乾隆帝」。初期では傀儡のように皇太后になった甄嬛や雍正帝の時に残された大臣たちに操されていたが、如懿から真の愛に囲まれた。物語の後半ではますます陰湿になり、女への軽率さによってな狂気な夢を芽生えた。やがって皇太后甄嬛の束縛から解放され、独裁的な帝王となり、彼を愛する女達さえもドンドン傷付けていく。最終回では後悔していたが、もうはや二度と自分に愛した女と会わない。
親友
- 演者:チャン・チュンニン
- 刺繡労働者→格格→海常在→海貴人→愉嬪→愉妃→(死後)愉貴妃
- 格格(称号無しの側室)として親王時代の弘暦に嫁ぐ。内向的な性格で後宮になじめず辛い宮廷生活を送っていたが、唯一の友達である如懿が冷宮入りした事を機に覚醒し、如懿の敵なら皇帝や皇太后でさえも決定打ちとなる。陰謀うごめく後宮で如懿を助け生きる為、艶やかな装いで乾隆帝の目に留まり寵愛を受け懐妊し男児(永琪)を出産し、陰日向なく如懿を支える。如懿が皇后になった後、その後宮差配役としての能力が常に問われ、海蘭はその時で如懿を無条件に支え、彼女の右腕的な存在となった。如懿に対する愛は男の乾隆帝よりも深く、自分の家族さえも切り捨てて、如懿だけの為に様々な排除を断行した。
悪役
- 演者:ドン・ジエ
- 女性貴族→宝親王の嫡福晉→皇后→(死後)孝賢皇后
- 物語中盤の悪役で、如懿にとっては表の最大の敵。
- 乾隆帝の嫡福晋と元皇后。優しい目を周りの人に展示するが、本心は嫉妬深い性格。
- 他の側室にとっては慎み深く、穏やかな後宮の主人であるが、如懿だけを苛め込んでいて、何度も冤罪の罠の中にかける。最初はただ如懿と乾隆帝の関係を羨ましく思っていたが、やがて妻としての立場を奪った如懿を恨むことになった。如懿に対しては、屡々質素倹約・乾隆帝を支えることを理由として、捏造された責任を彼女に被せる。高晞月と共に人の多い場面でも堂々と如懿を貶める。如懿への執着は一生消えないほど重く、死ぬ直前も、絶対に如懿を倒すと乾隆帝に言う。
- 愛を欲しいが、家族の富察氏の誇りを優先する。自分の宮女や宦官を乾隆帝の傍に派遣し、乾隆帝の趣味を調査し、その結果を応じて乾隆帝の好みの女性の様子を演じながら、皇后としての立場を維持する。富察家の栄光を自ら導き、息子が病気であっても、彼を一生懸命に勉強させた。娘である和敬公主を愛するという側面もあり、娘がモンゴルハンと結婚することを必死に防ぐため、皇太后にも背を向けました。これらの結果として、皇太后と乾隆帝の嫌悪感を引き起こした。
- 富察琅嬅が死んだあと、彼女の悲願の影響で乾隆帝との第3皇女、和敬公主璟瑟は衛嬿婉と手を組み、物語の後半で如懿を虐めていた。この和敬公主は乾隆帝一番かわいがった娘であり、清国の富察家とモンゴルのホルチン家の架け橋でもある。立場的には年上の継皇后如懿よりも上なので、自分の母親を圧勝した如懿に無礼な行為をし続き、機会を見つけたら直ぐに罵倒する。
- 演者:シン・ジーレイ[3]
- 貢女→宝親王の格格→嘉貴人→嘉嬪→嘉妃→嘉貴妃→(死後)淑嘉皇貴妃
- 物語前半と中盤の真の黒幕で、高晞月と富察瑯嬅を自らの傀儡にし、異国からの謀略家。
- 玉氏王国(李氏朝鮮がモデル)の貴族出身で、清に献上された貢女。容姿は後宮の中でも特に色気が溢れ、男を真っ直ぐ誘惑するタイプ。同じ玉氏王国出身の医女貞淑と共に如懿と海蘭を含む多くの側室、子供、そして胎児や妊産婦までも慈悲無く排除した人殺し。
- 高晞月と同様富察琅嬅の配下だが、忠誠心は全く無い。表向きは乾隆帝に媚びを売っていて、下品で俗っぽい外国人として振る舞っているたが、実は狡い賢い人で、常に陰謀計略をめぐらしている。乾隆帝への愛は一切無く、玉氏王国の王世子とは情を通じる。彼女の狙いは乾隆帝との皇子を産み、この皇子の力を借りって属国である玉氏王国を清国の支配下から解放すること。だから祖国にとって利用価値の無い者をそそのかし罪に加担させ、取り捨てる。
- 高晞月と富察瑯嬅が死ぬことによって、利用できる盟友が全滅した。この状況下で自分から動き、如懿と直接対決したあと遂に悪女の姿を露呈した。罰として、金玉妍の軍師である貞淑は玉氏へ強制送還された。だが彼女は野望を諦めず、変えて後宮の諸事情から意図的に離れ、紫禁城の外部で政治操作をし続けた。金玉妍はもう皇子を産んだから、次の目標は乾隆帝を殺し、自分の皇子を次代の皇帝になって清国全土を操ることであった。彼女の皇子は朝廷内で最優秀であるが、自分は後宮の最下位の答応の地位に転落。かつて彼女に虐まれた衛嬿婉と海蘭の両方から狙われ、物語の後半でずっと側室達の非難を受けつつ、精神病になるほどの最悪の状況になった。
- 彼女は一生王世子の為に忠誠心を尽くして生きていたが、如懿から王世子が自分を見捨てることを聞いた後、精神が遂に崩壊し、躊躇無く自殺する。
- 演者:トン・ヤオ
- 大臣の娘→宝親王の格格→宝親王の側福晉→慧貴妃→(死後)慧賢皇貴妃
- 物語前半の悪役。出自と美貌から乾隆帝の寵愛を欲しいままにする実力者。
- 乾隆帝の側室の中では一番の琵琶の技術を有する。てらいのない愛嬌を持ち合わせ、男には魅力的な性格だが、大臣の娘であり美貌の誉れ高く琴碁書画に秀でているため、プライドも高い。
- 乾隆帝に対しては女性らしいの愛嬌持ち、父親の権力を後宮内でも利用し、皇后である富察琅嬅に次ぐ絶対的な立場を誇示する。侍女や宦官を叱責することが多く、後宮内において富察琅嬅以外の側室達には敬意を払うことも一度無く、表向きは共謀者である金玉妍にさえも見下した態度をとる。
- 乾隆帝との初夜では、同じく冷たい態度を袖にされた富察琅嬅に対し親近感を抱き、主動的にその配下になった。如懿のほか、乾隆帝の寵妃たりうる存在を率先して害するという癖がある。乾隆帝の真の愛を得ている如懿に対しては嫉妬から嫌悪していたが、同じく子供に恵まれない共通点において、一定な心情理解を示していた。第一皇子の養育権を巡って如懿への憎悪を深めていくと共に、歯牙にもかけていなかったが海蘭に対しても如懿の腹心であるとしてターゲットに定める。
- 当初、その素直さは乾隆帝に愛されていたが、後宮内の闘争を経て、如懿に比べると格段に浅慮な面が目立った。親友と思っていた富察琅嬅は彼女のこの弱点を利用し、策謀の隠れ蓑として扱わされ、悪質な軽挙を重ねる事になる。
- 演者:リー・チュン
- 四執庫の女官→純嬪の女官→花房の女官→嘉妃の女官→衛答応→炩貴人→炩嬪→炩妃→炩貴妃→炩皇貴妃→(死後)炩懿皇貴妃→(死後)孝儀純皇后
- 物語後半の悪役で、何の後ろ盾も持たない一介の女官から皇貴妃まで昇りつめた努力家。
- 負けず嫌いの野心的な性格を持っている。勉強熱心で、自分以外の全ての側室達の芸・技・説得法・人との遣り取りなどの優秀な点を暗記し、自己流に身に着ける。
- 家は貧しく、屡々お金を支えることに押し付けられ、しかも母は弟のみを偏愛している。幼馴染や恋人である凌雲徹とは、女官時代に幾度となく助けられ親密な関係を築きつつあった。元々後宮の争いと全く関係ない彼女は、如懿の若い頃に似ている故に金玉妍から選ばれ、如懿を侮辱するだけの為にわざわざ衆前で衛嬿婉を虐める。凌雲徹は彼女の過酷な遭遇を知った上、何の解決や慰めることが出来無く、衛嬿婉は彼と頼りない家族を切り捨てることを決意した。変えて乾隆帝の傍の宦官である進忠と共謀し、金玉妍と如懿に復讐の旗を掲げる。
- 前半では金玉妍から虐めを受けたが、後半では策謀の内の幾つかを彼女の所業に見せかけ、金玉妍を全後宮の虐めに喰らわせることが成功した。当初、如懿に対しては金玉妍ほどの遺恨が抱け無かったが、凌雲徹から冷たい態度を受け、凌雲徹が如懿を愛することも発見し、また如懿派のモンゴル系の側室達に差別されることによって、自分の人生の不幸は全て如懿のせいだと思い込んだ。如懿と海蘭を始め、あらゆる如懿派の側室達を天才的な策略で次々と窮地に追い込み、死や幽閉を与えた。如懿との攻防で一時的に答応の地位へ降格されるが、富察琅嬅の娘である和敬公主と手を組むことによって返り咲いた。
- 乾隆帝に娯楽を供した時の失敗から、一時の若さに頼るよりも自身の教養を高める必要性を痛感し、本格的に清王朝の頂点を目指し始める。舞踏・崑曲・弓道・騎馬・宝石鑑定・柳琴など様々な芸を習得でき、乾隆帝側の視点で見れば、全ての女の利点を一人に集結する有能者である。こうして衛嬿婉は莫大な寵愛を享けされつつ、答応→貴人→嬪→妃と出世していく。この寵愛が真の愛では無いという自覚があり、男より女の盟友に信頼する。虐めの酷さを実感した彼女は人心掌握術には急速に磨きを駆け、窮余を救うことで数々の協力者(妃達・皇帝の助産師・国師・朝廷の官・皇子の妻など)を集め、意のままに操るようになり、急速に皇貴妃の地位まで登り詰めた。
- 物語のクライマックスでは、乾隆帝までもを罵倒して壮絶な最期を迎える。
宮廷の住人
- 演者:ヴィヴィアン・ウー
- 熹貴妃→聖母皇太后→(死後)孝聖憲皇后
- 前作『甄嬛伝』の主人公。雍正帝の皇后、烏拉那拉宜修との闘争に決着を付け、皇帝の権威よりも上の皇太后として残酷な宮廷の諍いを静かに見守る。
- 侍衛 凌雲徹(りょううんてつ)
- 演者:ジン・チャオ
- 冷宮の侍衛→宮門の三等侍衛→騎馬場の清掃員→皇帝御前の一等侍衛→宦官→(死後)無名氏
- 冷宮の侍衛。衛嬿婉とは幼なじみで将来を誓い合った仲だったが振られてしまう。当初は飲酒をしながら勤務にあたるなど不真面目な態度だったが、如懿のピンチを何くれとなく救い、如懿から信頼されるようになる。とある筋からとある密命を受けている。
助演
後宮の妃達
- 古参
- 演者:フー・カー
- 大臣の娘→宝親王の格格→純嬪→純妃→純貴妃→(死後)純惠皇貴妃
- 如懿や海蘭とは同時期に嫁いだ仲。穏やかな人柄で他の妃嬪に先んじて男児を出産し妊娠や育児の先輩的な立場にあるが、それを金玉妍達に利用されてしまう。皇后が溺れたときは、責められるのではないかと狼狽していた。
- 演者:曹曦文
- 大臣の娘→宝親王の格格→婉答応→婉常在→婉貴人→婉嬪
- 侍女出身
- 演者:韓丹彤
- 富察瑯嬅の侍女→格格→儀貴人→(死後)儀嬪
- 演者:ツォン・イーシュエン
- 如懿の侍女→慎常在→慎貴人→慎嬪→庶人→(死後)無名氏
- 如懿が嫁ぐ前から懇意にしている侍女だが、美貌や賢さ、父親が功をなしたことなどを鼻にかけており高慢な性格。自身に比べ家柄の低い惢心を下働きと見下したり、宦官との結婚が決まった富察瑯嬅の侍女・蓮心に罵詈雑言を浴びせたりしていた。そのことを如懿が諫めると、今度は美しい自分に如懿が嫉妬していると思い込み、密かに敵と手を結び如懿を裏切る。その後、乾隆帝に見初められ慎常在となる。
- 太后派
- 演者:ハー・ホンシャン
- 南府の楽伎→玫答応→玫常在→玫貴人→玫嬪→(死後)玫嬪
- 市井の芸妓出身で琵琶の演奏に長け、乾隆帝の目に留まり入宮。身分が低いため他の妃嬪に軽んじられており、そのためか不遜な振る舞いが多く慧貴妃を怒らせたことも。乾隆帝即位後、初となる子供を身篭る。
- 演者:チェン・ハオユー
- 女性貴族→舒貴人→舒嬪→舒妃→(死後)舒妃
- 演者:于洋
- 大臣の娘→慶常在→慶貴人→慶嬪→慶妃
- モンゴル出身
- 演者:劉美彤
- モンゴルハンの娘→恪貴人→恪嬪
- 演者:張佳寧
- モンゴルハンの娘→穎嬪→穎妃
- 演者:趙柯
- モンゴルハンの娘→豫嬪→豫妃→庶人→(死後)豫妃
- 寒部出身
その他
- チェン・シャオユン — 如懿の侍女 惢心(ずいしん) 役
- 如懿の侍女。控えめだが思慮深く、幼なじみの侍医・江与彬、宦官の李玉と協力し如懿に誠実に仕える。両名から思いを寄せられていたが、後に江与彬と結ばれる。
- ホアン・ヨウミン — 太監 李玉(りぎょく) 役[4]
- ユエン・ウェンカン — 太医 江与彬(こうよひん) 役
- ジョアン・チェン — 雍正帝皇后 烏拉那拉(ウラナラ)氏 役[5]
- チャン・フォンイー — 雍正帝 役
- ジャン・シュエミン — 太監 進忠(しんちゅう) 役
- 胡明 — 太監 王欽(おうきん) 役
- 斉歓 — 如懿の侍女 容珮(ようはい) 役
- 李解 — 雍正帝の第3皇子 弘時(こうじ) 役
- シュエン・ルー — 雍正帝の皇女 長公主 恒娖 役
- 関雪盈 — 乾隆帝の第3皇女 璟瑟(けいしつ) 役
- 丁橋 — 乾隆帝の第1皇子 永璜(えいこう) 役
- チョン・シンユエン — 乾隆帝の第3皇子 永璋(えいしょう) 役
- フー・シエンシュー — 乾隆帝の第4皇子 永珹(えいせい) 役
- チュー・チューシアオ — 乾隆帝の第5皇子 永琪(えいき) 役
- ウー・チェン — 第5皇子の側女 胡芸角(こうんかく) 役
- マー・ボーチュエン — 乾隆帝の第8皇子 永璇(えいせん) 役
- シュー・リンチェン — 乾隆帝の第12皇子 永璂(えいき) 役
- 沈保平 — 雍正帝の宦官 蘇培盛 役
- Steven Boergadine — 郎世寧 役
- ユィ・シャオチュン — 西蔵大喇嘛 安吉大師 役
- 王勁松 — 如懿の父 那爾布(ナルプ) 役
- 張予曦 — 江南名妓 水玲瓏 役
各話タイトル
- 第1話 「如意の行方」
- 第2話 「移りゆく時代」
- 第3話 「新帝即位」
- 第4話 「新しい名」
- 第5話 「“音”がつなぐ思い」
- 第6話 「新しい妃嬪」
- 第7話 「雪夜の裁き」
- 第8話 「疑惑の塗り薬」
- 第9話 「後宮の新年」
- 第10話 「冷遇」
- 第11話 「皇子の選択」
- 第12話 「悲しき婚礼」
- 第13話 「やまない雨」
- 第14話 「心ない噂」
- 第15話 「新妻の妙計」
- 第16話 「取り戻した信頼」
- 第17話 「啓蟄の悪夢」
- 第18話 「裏切り」
- 第19話 「断ち切れぬ情」
- 第20話 「冷宮送り」
- 第21話 「凌霄花と銀子」
- 第22話 「返り咲き」
- 第23話 「出会いと別れ」
- 第24話 「ひそかな見守り」
- 第25話 「身ごもらぬ理由」
- 第26話 「止まぬ攻撃」
- 第27話 「冷宮を出る日」
- 第28話 「寵愛の裏側」
- 第29話 「毒の贈り物」
- 第30話 「命懸けの出産」
- 第31話 「亡霊騒動」
- 第32話 「身代わり」
- 第33話 「末期の報復」
- 第34話 「献身と思惑」
- 第35話 「女官の野望」
- 第36話 「敵討ち」
- 第37話 「譲れぬ親御心」
- 第38話 「権勢と犠牲」
- 第39話 「皇后の死」
- 第40話 「貴妃の台頭」
- 第41話 「疑心暗鬼」
- 第42話 「窮余の一策」
- 第43話 「翊坤宮の刺客」
- 第44話 「対句の意味」
- 第45話 「七宝の赤い石」
- 第46話 「侍女の門出」
- 第47話 「孤独な頂へ」
- 第48話 「戒めの耳飾り」
- 第49話 「子宝の薬」
- 第50話 「腹いせの昇格」
- 第51話 「太監の誤算」
- 第52話 「最後の告白」
- 第53話 「甘言と苦言」
- 第54話 「皇子か公主か」
- 第55話 「木蘭囲場の罠」
- 第56話 「君主の苦悩」
- 第57話 「絶望の果てに」
- 第58話 「抜け駆け」
- 第59話 「寵妃の復活」
- 第60話 「誤算」
- 第61話 「皇子の悲劇」
- 第62話 「赤い衣の公主」
- 第63話 「ついえた野心」
- 第64話 「虚しい最後」
- 第65話 「悲しみの雪」
- 第66話 「深い溝」
- 第67話 「非情な選択」
- 第68話 「新たな後ろ盾」
- 第69話 「大局と忍耐」
- 第70話 「異郷の公主」
- 第71話 「偏愛の波紋」
- 第72話 「皇后の責任」
- 第73話 「届かぬ想い」
- 第74話 「剣と琴」
- 第75話 「勇敢な侍衛」
- 第76話 「雲の刺繍」
- 第77話 「沈黙の夕餉」
- 第78話 「御花園の幻」
- 第79話 「残された指輪」
- 第80話 「舟上の誘惑」
- 第81話 「決別」
- 第82話 「愛と復讐」
- 第83話 「格格の告発」
- 第84話 「残された時間」
- 第85話 「口封じ」
- 第86話 「暴かれた真実」
- 第87話 「緑梅の記憶」
脚注
- ^ “《如懿传》将拍 周迅担任女主首入清宮” (中国語). 新浪網. (2016年1月14日)
- ^ “霍建华确认加盟《如懿传》与周迅搭档” (中国語). 新浪網. (2016年5月27日)
- ^ “《如懿传》辛芷蕾演升級版华妃 手段狠辣” (中国語). 新浪網. (2016年11月7日)
- ^ “黄明牵手《如懿传》 最帅公公李玉备受关注” (中国語). 騰訊網. (2016年12月13日)
- ^ “《如懿传》再曝阵容 陈冲李沁胡可等入宮” (中国語). 新浪網. (2016年9月23日)