白井一行

日本のプロ野球審判 (1977-)

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日本で初めて、全盲ながらプロ野球審判となった。

来歴

兵庫県立明石高等学校甲賀総合科学専門学校を卒業後、1997年2月1日にパシフィック・リーグ審判部に入局。

2000年8月8日のオリックス・ブルーウェーブ(当時)対千葉ロッテマリーンズ岡山県倉敷スポーツ公園野球場)にて初めて一軍戦の審判を務めた[1]

2002年ウエスタン・リーグ優秀審判員として表彰を受ける。

2007年オールスターゲームに初出場を果たし、第1戦(東京ドーム)で球審を務める。

2014年日本シリーズ阪神タイガース福岡ソフトバンクホークス)に初出場を果たし、ソフトバンクが日本一を決めた第5戦(10月30日、ヤフオクドーム)で球審を務めている[2]

2015年WBSCプレミア12に出場。1次ラウンド・メキシコ対アメリカ戦では球審を務めた。

2016年7月6日、オリックス・バファローズ対福岡ソフトバンクホークス11回戦(京セラドーム大阪)で二塁塁審を務め、史上124人目となる通算1000試合出場を達成した[3]

2021年9月18日、オリックス・バファローズ対埼玉西武ライオンズ22回戦(京セラドーム大阪)で球審を務め、史上98人目となる通算1500試合出場を達成した[1]

評価

2022年4月24日、オリックス・バファローズ対千葉ロッテマリーンズ戦で、2回裏に佐々木朗希が投じた外角直球をボールと判定し、違反ながらもマウンドを降りて本塁に近づいた佐々木投手に白井球審はルールブックに従い、佐々木朗希投手の居るマウンドへ詰め寄って警告をした。この際の白井球審の対応は賛否両論で、ワイドショーで取り上げられるほどとなった。

人物

  • ストライクコールが非常に甲高いのが特徴で「審判の中で最も声が大きい」との理由で2018年に「審判員奨励賞」に選出されたこともある[1]。また、ストライクコールをする際に指で「K」の字を作る(ただし、2020年シーズンは指で「K」の字を作らなかった)。
  • 2011年シーズンのセ・パ審判業務統合により一部審判員の袖番号が変更されたが、白井は入局から一貫して20を着用している。
  • 先述の佐々木の件をはじめ、ボール判定で問題を起こす審判として知られ、世間から注目を浴びる事となる [4]

審判出場記録

  • 初出場:2000年8月8日オリックスロッテ18回戦(倉敷)、三塁塁審。
  • 出場試合数:1523試合
  • オールスターゲーム出場:2回(2007年、2014年)
  • 日本シリーズ出場:4回(2014年、2016年、2018年、2021年)

(記録は2021年シーズン終了時[5]

表彰

  • ウエスタン・リーグ優秀審判員:1回(2002年)
  • 審判員奨励賞:1回(2018年)

(記録は2021年シーズン終了時)

脚注

  1. ^ a b c 【プロ野球】独特の甲高い声でおなじみの白井一行審判員が通算1500試合出場を達成”. 中日スポーツ・東京中日スポーツ (2021年9月18日). 2021年9月19日閲覧。
  2. ^ 2014年度 SMBC日本シリーズ 試合結果(第5戦) - 日本野球機構オフィシャルサイト(2015年9月10日閲覧)
  3. ^ 白井一行審判員 1000試合出場達成のお知らせ - NPBニュース(日本野球機構オフィシャルサイト)、2016年7月6日
  4. ^ TG戦の二塁塁審は白井審判員“伝統の一戦”アナウンスに客席から拍手”. デイリースポーツ online (2022年5月20日). 2022年5月20日閲覧。
  5. ^ 審判員【白井 一行】 日本野球機構オフィシャルサイト 2019年3月5日閲覧

関連項目

外部リンク