銀魂の主要でない登場人物
銀魂の主要でない登場人物(ぎんたまのしゅようでないとうじょうじんぶつ)は、空知英秋作の漫画『銀魂』に登場する、登場回数が1回もしくは極端に少ないキャラクターについて解説したものである。
天人
茶斗蘭星大使(ちゃとらんせいたいし)
- 豹のような外見をした、中~上位にあたる天人。
- 地球人を心底から見下しており、ちょっかいとして甲斐甲斐しく働く新八を苛めた。直後、それに巻き込まれてパフェを台無しにされた銀時の一方的な怒りにより、新八をしごいて働かせていた店長ごと倒される。
金貸しの社長/声優:長島雄一
- マッシュルームカットと関西弁に似た口調が特徴的な、本名不明の性悪天人。
- 妙と新八の父に金を貸し、死後も部下を連れて執拗なほど志村家に取り立てに来ていた。飛空挺でノーパンしゃぶしゃぶ天国(アニメではテレ東チェックにより危惧、自主規制のためか「ハイレグしゃぶしゃぶ天国」に変わっており、ハイレグが好きという一面を見せている)を経営していたが、銀時に遊覧船を破壊され、違法として逮捕される。
- モデルはMr. BATER。
会員No.49(かいいんなんばー49)/声優:福原耕平
- 寺門通親衛隊の隊員の一人。
- 見た目が「大きなマスコット」のような風貌で腹部には大きな口がある。正体は好きな相手を食べることに快楽を得る、食恋族の男。新八からはマスコット人形だと思われていた。お通の初ライブでお通を食べようとし、大騒ぎを起こした。相手をたべるのは相手が好きという純粋な気持ちの現れだが地球人からは「変態」の一言で済まされる悲しき種族。アニメでは腹の口から触手のようなものを出していた。
陀絡(だらく)/声優:中尾隆聖
- 銀河系で最大の規模を誇る犯罪シンジケート・宇宙海賊『春雨』の末端組織の頭目。
- 地球で麻薬「転生郷」を売りさばいていた。新八が気付かないほどの小さな服のゴミが気になったり、服に少しでも血が付くことを異様に嫌悪するなど、病的なほど潔癖性。嫌いなタイプは仕事の邪魔する奴・トイレに入っても手を洗わない奴・天然パーマの奴。銀時が真剣で相手をする程の腕前(アニメでは過激になってしまうのか木刀で戦った)。再戦して銀時に倒された後の消息は原作では不明だが、ニンテンドーDS『銀時vs土方!?かぶき町銀玉大争奪戦!』では春雨の本部に帰還するも上層部に見捨てられたところを『棒棒鳥』なる宇宙海賊に拾われ『メカ陀絡』として復活する。
禽夜(きんや)/声優:坂口侯一
- 陀絡の組織と癒着していた幕府の官僚。
- ガマガエルを思わせる風貌を持つ天人で、真撰組隊士からは陰口で「ガマ」と呼ばれている。地球人を「猿」呼ばわりし、ゴミのように思っている。自分を庇った近藤にも同じ様に発言してしまったために、怒りを買った沖田に酷い目に遭わされた上、麻薬シンジケートとの癒着が公のものとなってしまった。アニメではキャラを軽くしたいのか、語尾に「ケロ」が付いている。
海老名(えびな)/声優:うえだゆうじ
- 河童のような姿の天人。
- 舌が伸びる。皿が割れると何故かシャイになる。故郷の星が荒廃したため、はるか昔、生きる為に必要な水を求めて地球に舞い降りた。心を通い合わせた病気の娘(声優:下屋則子)との約束を胸に、今でもとある豪邸の池に住み着いている。土地を狙う地上げ屋たちに対して歯向かい続けていた。
クリカン
- 盗賊団『キャッツパンチ』のリーダー格。ルパン三世似の天人(名前もルパン役の声優・栗田貫一の略称である)。
- 脱退した元メンバーのキャサリンを誘い、再び悪の道に走らせようとするが、脅迫されても反抗したキャサリンに逆上し、ボコボコに痛めつける。直後、近くまでいた銀時に仲間と共に成敗された。ちなみにキャッツパンチの他のメンバーは次元似の柏谷、五ェ門似の服部。
- 「キャッツパンチ」の名前の由来はルパン三世の原作者・モンキーパンチと思われる。「柏谷」の名前は単行本の質問コーナーで彼の名前を聞いてきた投稿者から取っている(要はそれまで決めていなかったということになる)。
蚊みたいな天人/声優:久嶋志帆
- 有名ホラー映画に出てくる幽霊(むしろ悪霊)のような風貌をした天人の女性。
- 会社の上司と不倫の間に出来た子供を産み、育てる為に血を求めていたところ、真選組を格好の餌場として見つける。その見た目から真選組内に「赤い着物の女」の怪談が広まることとなる。顔の影を強くするのが怖い。
岩慶丸(がんけいまる)/声優:梁田清之
- 鋼の身体を持つ、玄武族という種族の天人。
- 宇宙最強を目指し武者修行の旅をしており、最強の武器を求め刀の強奪を繰り返す。銀時の木刀を妖刀「星砕」と勘違いし、それを勝手に持ち出した神楽と戦うが、浣腸で敗れる。アニメ版では牛若丸似の人物と戦い、勝利している。
- モデルは武蔵坊弁慶。
根津三屋(ねづみや)/声優:鈴木清信
- 悪徳高利貸し。鼠のような頭をした天人。
- 猿飛あやめ(さっちゃん)率いる『始末屋』のターゲットになった。たまたま彼女と知り合った銀時の助けにより成敗された。
鬼獅子(おにじし)/声優:松本大
- 傭兵部族・荼吉尼族の天人。見た目は鬼そのもの。
- 巨大な棍棒を駆使し、並の侍では歯が立たない戦闘力を持っている。脱走を企てた道信を殺害し煉獄関の頂点に立つが、煉獄関に殴りこんできた銀時に倒される。
斗夢(とむ)/声優:石原凡
- カルト宗教団体『夢幻教』の教祖。
- 入信すれば夢が叶うと謳われているが、実際は入信者の欲しい物を調べて提供し、信者から金を巻き上げていたインチキ教祖。「ドリームキャッチャー」のトリックを銀時らに露見され、お妙と花子に成敗された。ドリームキャッチャーの演出として服部全蔵を雇っていた。
- デリバリー大工。
- 坂本が誤って銀時の家を大破したため、送ってきた小人の天人。その大きさのため銀時に「シルバニアファミリーの家しか作れないシルバニア大工(アニメでは、お菓子の家)なんだろ」と言われた。江戸を象徴するターミナルの給湯室のおたまをひっかけるアレを作ったという。大工の腕は確かなもの。銀時の口車に踊らされてしまい、持ち出しで仕事をする羽目になる。
- 見た目のモデルは東大寺南大門金剛力士像、名前のモデルは運慶と快慶。
孔雀姫華陀(くじゃくひめ かだ)
- かぶき町四天王の一人である天人。
- かぶき町のほとんどの賭場を仕切り、自身も博打好き。彼女の縄張りでトラブルを起こした者は生きて帰ることが出来ないというが、銀時・長谷川・勘兵衛は無事帰還できた。
- 名前のモデルは『三国志演義』に登場した医者の華陀と思われる。
怪盗キャッツイアー・エロメス/声優:鹿野優以
- 猫耳の萌えを悪用する怪盗の天人。恐らく、キャサリンやキャッツパンチらと同じ種族。
- 酔った片栗虎に電車で絡まれているところを新八に助けられ、その猫耳を見た新八は彼女に心を奪われ(萌え)てしまうのだが、可愛らしい外見とは裏腹に性悪。酔っ払いである松平を(嫌がるふりして)たぶらかしていたことが明らかになり、たまたま電車内で出会った新八を誘惑し、ラブホテル(アニメでは、「エロメスハウス」という名のいかがわしいホテル)に誘って財布を奪った。しかし、最後は半ば騙される形で惹かれてしまった新八の怒りにより成敗された。
- 元ネタは電車男のヒロイン・エルメス、およびキャッツ・アイ。
魔破のり子(まっは のりこ)
- 快速星出身の天人。飛脚を勤めている。
- 夢は宇宙一の飛脚になることだが、風を感じ続けないと死の危機に陥ってしまうという何とも厄介な体質を持つが故に、数々の星を転々としてしまっている。地球で雇われたが、事故により銀時と出会う。
- 余談だが、このキャラクターは読者が考えた天人を募集し、選ばれたキャラクターである。
ベン(べん)/声優:宇垣秀成
- サンタのそりを引くトナカイ(だが見た目は化け物で、おそらく天人)。
- 今時の若者らしく短気で気性が荒く、口も悪いためサンタとはよく衝突し口論する。父親のカールは先代のそり引きだった。
- 名前のモデルはベン・ジョンソンからと思われる。
酔唾(すいつ)
- 甘味処『餡泥牝堕(あんどろめだ)』の店主。
- 江戸に「本当の甘露」を広めるためにやってきた天人。『魂平糖』と甘味王決定戦というイベントで戦った。結構プライドが高い。
バブルス王女
- 地球と関係が悪化している猩猩(しょうじょう)星の第三王女。
- 近藤の見合い相手で、外見は巨大なゴリラの雌。何の因果か結婚式を挙げ婚礼を行う際、殴りこみに来たお妙に跳び蹴りを食らってしまい、式を台無しにされた。
えいりあん・宇宙生物
ペス
- ハタ皇子が飼っていた巨大タコのようなエイリアン。
- 町を暴れまわり、新八を食べようとしたが銀時に倒された。アニメでは小型生物となっており、お湯を浴びると巨大化する。
砂蟲(すなむし)
- 巨大なミミズのようなエイリアン。
- 銀時ら、坂本の乗った船が革命組織『萌える闘魂』によりハイジャックされ、坂本によって操作不能に陥り不時着した星に住む。仲間を救おうとした坂本を食べようとする。しかし坂本は銀時によって救出された(砂蟲に地中に引きずり込まれるそうになった時に引っ張り出しされた)。
ポチ
- ハタ皇子の屋敷に住む辺境の星で発見された珍種。
- 可愛らしい犬の頭と凶暴な化け物の頭を持つ猛獣で、油断した相手を捕食する。息子を救うために駆けつけた西郷特盛に一蹴された。
地球人・地球生物
井上(いのうえ)/声優:郷里大輔
- 極道・班池組(パンチぐみ)のリーダー。パンチパーマにこだわりを持ち、グラサンをかけている。
- 神楽を雇って喧嘩をさせていたが、仕事内容がエスカレートしていくことに嫌気が差し班池組から逃げ出した神楽を始末しようとする。駅の電車で身動きが取れなくなった神楽(ついでに新八)を殺そうとしたが、銀時に助け出されたことで失敗してしまい、神楽に倒された後、パンチパーマを剃られる。
お通の母親/声優:勝生真沙子
- 寺門通の母親であり、アイドルである自分の娘のマネージャーを務めている。
- 仕事に対する姿勢は厳しいが、それも娘・お通を思ってのことである。アニメ版30話ではGOEMONとお通を別れさせる為に、脅迫状をお通に送りつけていた。
お通の父親/声優:中村秀利
- 寺門通の父親で、現在殺人の罪で服役中。
- お通が歌手になった時に百万本の薔薇を渡すと約束しており、その約束を果たすために脱獄した。銀時に渡された花を変装しながら娘・お通に渡したが、当のお通は正体に気付いていた様である。その後は大人しく服役の身に戻ったが、お通が脅迫状を送りつけられていると聞いた時は再度脱獄して彼女を助けようと考えていたようである。ちなみに、お通に万事屋を紹介したのは彼。
死にかけの老人/声優:島田敏
- 相当若い頃、女遊びが過ぎたせいで身寄りの無い(本名不明の)老人。
- 若い頃に団子をただで食べさせてくれた女性に彼女のかんざしを返すため、万事屋に人探しを依頼する。最期にかんざしの持ち主である寺田綾乃(お登勢)に会うことができ、笑いながら息を引き取った。
ハム子/声優:青山桐子
- 「代々幕府につかえてきた由緒正しい名家」の娘。ガングロギャル。
- 麻薬中毒の不良少女だったが、銀時に救われ更正する。顔に似合わず母性的で、麻薬の禁断症状を克服するというたくましい一面を持つ。本名は公子(きみこ)。その後の彼女は単行本の質問コーナーによると、ダイエットで減量に成功したが太助とは別れたらしい。
石田・ピエール・源八左右衛門(いしだ・ぴえーる・げんぱちざえもん)/声優:梅津秀行
- かぶき町町内会相談役兼大工。68歳。乙女座。
- 万事屋に大工の手伝いの依頼をしにやって来た。アニメでは回想中に本人の主観でかなり美化されている。ちなみに原作では名前や年齢等は特定されていない。
イバラキ/声優:小室正幸
- 海老名が住んでいる池とその周辺を買い占めた土建屋。
- 海老名を追い出してゴルフ場建設を画策していた。銀時扮する太郎河童に締め上げられ(アニメでは急所を握り潰され)、成敗される。その翌日は土地を売り、その場所から逃げるように去ったようだ。
- モデルはジャンプの編集長、茨木氏。
野島(のじま)/声優:坂口候一
- イバラキの部下。
- イバラキの命令により、ブルドーザーで海老名の住む池を埋めようとしたが、三郎河童に扮した神楽に成敗されてしまう。
小東(こひがし)/声優:太田哲治
- イバラキの部下。
- イバラキの命令により、ブルドーザーで海老名の住む池を埋めようとする際、野島の異変に気づくも、次郎河童に扮した新八に成敗されてしまった。
- 彼のモデルは『銀魂』原作の作者・空知英秋の担当である大西氏。ただしアニメでは、小東に当たるキャラの名前が本名の「大西」に変更されていた。
GOEMON(ごえもん)/声優:諏訪部順一
- アイドルグループ・『反侍(はんさむ)』のリーダー。
- 元は侍であったからか語尾に「~ござる」をつける。遊び目的でお通を彼女にしたが、スクープされる。お通と別れる為に彼女の事務所に脅迫文を送っていた(しかしアニメ版では前述の通り、お通の母親が脅迫文を送っている)。偶然真相を知った新八の怒りを買って襲撃され、失禁してしまった。後の彼はできちゃった結婚をしたと報じられた。
- 名前のモデルは、戦国期の忍者・石川五右衛門と人気アーティストのGackt。
辰巳(たつみ)
- 昔、火事で両親を失い、め組の頭に引き取られた少女。
- 銀時を放火魔と間違えて捕まえる。頭に認めてほしい一心で連続放火魔を追っていた。本物の放火魔による火事が起きた際、家具の下敷きになり動けなくなった頭を助けようとしたが、頭に諭され、火事場に居つく痴呆の老人を優先に救助した。この後に火消しとして本格的に活動を始めた様で、大活躍したことを新聞に報じられた事がある。
め組の頭
- 両親を亡くし失望に暮れる辰巳を引き取り、育てた男。
- 幼い辰巳を火事場から救い出した際に、彼女の両親を救えなかったことをずっと悔やんでいる。その時に左目に傷を負った。自身と同じ火消しとしての運命(人の灰)を背負わせたくないという思いで、娘として育ててきた辰巳を火消しとして認めなかった頑固親父。放火が発生した際、辰巳を庇って家具の下敷きになり動けなくなってしまったが、辰巳に火消しの極意と宿命を諭した後、銀時に助けられた。
太助(たすけ)/声優:川上貴史
- ハム子の(元)彼氏。アフロヘアーはオシャレカツラ。「マジヤバイ」が口癖。
- かつて2年ほどひきこもってTVゲームばかりしていたが、父がリストラされたことを知り、グレて麻薬の売人(ヤーさん)になる。組織を抜け出す時に麻薬を持ち出し、命を狙われる。彼女であった公子(ハム子)と銀時らに助けられた後に更正し、鳶職人になったという。父親はマムシの蛮蔵。
怪盗フンドシ仮面/声優:園部啓一
- 江戸の町を騒がせている下着泥棒。
- 赤いふんどしで顔を隠して、ブリーフ一丁で闇夜を駆け回り、盗んだ下着をモテない男たちにバラ撒く。新八いわく「鼠小僧の変態バージョン」。お妙の下着も盗んだが、それがお妙の怒りを買い、お妙と銀時たちの活躍(?)によって捕まる。しかし後に脱走。おそらく現在も逃亡中のようである。
海の家の親父/声優:宇垣秀成
- 海の家『ビーチの侍』の親父。
- エイリアンが海に出没したため、客が来なくなり、エイリアンに懸賞金をかけた。実は酒席でのジョークだったらしく懸賞金など用意しておらず、銀時らに磔にされた。が、後にそのエイリアンのおかげで営業は繁盛した。
舞蹴(まいける)
- 通販番組で色んな物を紹介する外人。
- なぜかパンツ一丁で登場する。仕事は漫画家。魔理鈴という女性が側にいるが、本人はジェニファーのことが好きな様子。
魔理鈴(まりりん)/声優:AKIKO
高屋八兵衛(たかや はちべえ)/声優:吉野裕行
- 新八の幼馴染で、あだ名は男子らしく「タカチン」。当初は暴走族「舞流独愚(ブルドッグ)」メンバーのヤンキーだった。
- 少年期はイジメられっ子で、新八やお妙によく助けてもらっていたが、脱糞事件を境に新八と仲違いしてしまい、その数年後、舞流独愚に入隊。しかし、舞流独愚を脱退する時の勝負をきっかけに和解。その後、寺門通親衛隊の一員となり、寺門通親衛隊が出ているシーンで見かけるようになった。
舞流独愚の総長(ぶるどっぐのそうちょう)/声優:浜田賢二
- 暴走族「舞流独愚」のリーダー。
- 黒髪のリーゼントで決めているが、実はカツラ。本人は隠し通しているつもりだったが、メンバー全員にバレている。元は武士であったのか馬に乗っている。
西郷特盛(さいごう とくもり)/声優:江川央生
- オカマの店『かまっ娘倶楽部』のママ。かぶき町四天王の一人。通称「鬼神 マドマーゼル西郷」。
- 男よりも女よりも美しい心(魂)を持つオカマ。若い頃は「白ふん(白ふんどしの意)の西郷」と呼ばれ、天人襲来時に敵の戦艦に白ふん一丁で乗り込み、ふんどしが鮮血に染まるまで敵を倒し続けた攘夷派の大先輩。その頃の腕は劣っていない様で、巨大な宇宙生物を素手で倒す程である。
- 名前のモデルは、幕末に活躍した西郷隆盛。
西郷てる彦(さいごう てるひこ)/声優:青山桐子
- 西郷特盛の一人息子。
- オカマとなった父親に育てられた為、よっちゃんら悪ガキ二人にイジメられた。父・特盛が母を亡くした自分の為にオカマになったことを負い目に感じているが、特盛を認めており、彼を誇りに思っている。
- 名前のモデルは同じ西郷つながりであることから西郷輝彦。
マムシの蛮蔵(まむしのばんぞう)/声優:宇垣秀成
- 記憶喪失に陥った銀時を雇った工場の工場長。太助の親父。
- 仕事の無い浪人を雇ってくれる人情派だが、実は自身の工場で同士を集い、幕府への復讐を目論むテロリスト。昔は悪党に恐れられてた同心だったが、幕府にリストラされており、息子が更にグレた原因として、その事を恨んでいる。工場の爆発に巻き込まれたがその後の消息は不明。実は意外な人気と印象を残した「ジャスタウェイ」の生みの親。
- 名前のモデルは「妖怪マムシ」と恐れられた鳥居耀蔵と思われる。
摩理之介(まりのすけ)
- 正宗を追う狩人。
- かつて狩りの対象であった熊・正宗の親を殺し、幼い正宗を育てた。だが里の掟により、村人から正宗を取り上げられた挙句捨てられてしまったことを悔やんでいる。正宗を葬った後、自由に生きれなかった正宗の分、自由に生きようと決意した。
正宗(まさむね)
- 巨大な熊。
- かつては賢い熊であったが、毒キノコに支配され暴走していた。最期は幼い頃の記憶が蘇ったのか、育て親である摩理之介に自分を殺させた。
道信(どうしん)/声優:中田譲治
- 多くの孤児達を育てている廃寺の和尚。
- 礼儀正しく心優しい人物で、子供達から「先生」と慕われているのだが、裏では違法賭博が行われてる地下闘技場・煉獄関で最強を誇る闘士鬼道丸(きどうまる)として賭け試合に出場している(この時は鬼の面を着用し、試合に挑む)。昔は人斬りで、牢獄につながれていたところを天導衆に腕を見込まれたため煉獄関で戦うようになった。そうするうち芽生えた罪悪感をぬぐおうと捨て子を引き取るようになるが、彼の心は徐々に子供たちへの深い愛情へと変わっていった。その後、彼らの住む廃寺に来た銀時と心を触れ合ったことを機に、「あの子達(孤児ら)に胸を張って父親といえる男になりたい」と思い、養っていた孤児達と共に天導衆から逃れようとするが、鬼獅子によって致命傷を負わされてしまうも、最期は子供たちへの愛情を胸に息を引き取る。彼の死後、彼が使っていた鬼の面は、彼が育てていた子供達の依頼を引き受けた銀時が使用し、鬼獅子を倒した後に銀時によって「(道信には)似合わない」と割られた。
内野さん(うちのさん)
- 大江戸病院の人気看護士(ナースさん)。
- 桂に好意を寄せていると思われたが、実際はエリザベスに好意を寄せていた。好意を寄せたエリザベスの彼女になるが、その後、後の関係は不明。彼女いわく、エリザベスは「まっすぐで凄く綺麗な目をした、違う世界を生きる彼」であり、この三つは桂にもどうにか当てはまるため、銀時たちが勘違いした要因になった。
茂吉(もきち)/声優:仲木隆司
- 銀時がウンケイとカイケイをたきつける為に語った作り話に登場する、腕のいい大工。
- 「釘が打てればメシはいらない」と豪語するほどの職人気質。自分を貶めるために、長者の息子で腕はいいが金回しもうまい大工・五兵衛(声優:太田哲治)によって無茶な仕事ばかり押し付けられた時も心底大工仕事を楽しみ、「おかげで腕がも一つあがった」と言い放ち、五兵衛の企みに全く気がついていなかった。このほかにも彼に関する秘密は隠されているようだが当然、全ては銀時の創作なので全くのデタラメである。
松平栗子(まつだいら くりこ)/声優:斎藤千和
- 片栗虎の愛娘。父親とは似ても似つかず美しい顔立ちをしており、内面も純真無垢そのもの。
- 彼氏に一時間も待たされても許してしまうという正に恋人の鑑だが、男をあっさりとっかえる面がある(その面から、グレているところがあると思われる)。語尾にやたら「ございまする」を付けるのが特徴。厳つい父親に溺愛されて育ったのか、いささかセンスが世間一般とズレているところが見られる。彼氏・七兵衛とのデートを父・片栗虎と近藤、沖田らによって阻止されそうになるが、その時二人を救った土方に惚れてしまい、あっさり七兵衛とは別れる。
七兵衛(しちべえ)/声優:小尾元政
- 松平栗子の彼氏であるチャラチャラした男。だが栗子への想いは本物だったらしく、見かけほど悪い人物ではない。
- 栗子と遊園地でデート中、栗子の父・片栗虎と近藤、沖田らの陰謀で脱糞させられたり狙撃されそうになったりする。その時、二人を救った土方に栗子が惚れてしまい、あっさり破局。
韋駄天の剛(いだてんのごう)
- フリーター戦隊『シノビ5』の一人。人一倍の強い意志を持つが、報われない人物。
- 桂の下剤入りカレーを食べ、腹を壊しながらも対抗しようと忍法「分身の術」を使うが、本体がバレバレだったため、新八に即行で倒された。
毘沙門天の修輪(びしゃもんてんのしゅわ)
- フリーター戦隊『シノビ5』の一人。忍術より格闘術が得意な様子の男。
- 忍法「怒品愚(ドーピング)」を使い、肉体を強化しようとするが間違って脱糞してしまい、新八のキレが入った突っ込みにより敗北した。
- 名前のモデルはハリウッドスターのアーノルド・シュワルツェネッガー。モデルの人物と同じように政界に進出を検討している。
弁財天の薫(べんざいてんのかおる)
- フリーター戦隊『シノビ5』の一人。本名は脇薫(わきかおる)。
- 言動どおり高飛車な性格で、猿飛あやめ(さっちゃん)とは忍者学校に通っていた頃からライバルのような関係であった模様。忍法「呪縛旋花」で銀時を苦しめるが、さっちゃんの忍法「ねばーぎぶあっぷ」で忍法を破られ、さっちゃんに納豆を顔面に叩き付けられ敗北。実家は花屋を経営しており、たまに営業を手伝うが売り上げが悪い。
広目天の松尾(こうもくてんのまつお)
- フリーター戦隊『シノビ5』の一人。インテリらしく眼鏡をかけた男。
- データを分析するのが得意。それ以外は戦力にならなかったのか、一コマで敗北。
ツキヨミの勘兵衛(つきよみのかんべえ)
- 伝説のカリスマギャンブラー。
- 仲間を助けるためにツキが読める右目を潰した過去がある。それ以降はイカサマを繰り返していた。
百音(もね)
- 巫女の双子姉妹の妹。引きこもり・テレビっ子を自称している。
- 双子の姉・阿音とは対照的なのか、神殿を追い出されても(天人らに神殿を取り壊されても)巫女としての立場を全うにする意思があるのか、単に(というより、むしろ)姉の手法が嫌いだからなのか、阿音にキャバクラ稼ぎなどを紹介され働かされそうになっても、すぐに辞めたり断ったりしている。運動神経は非常に鈍い。
- この双子の名前の由来は、植物のアネモネから。
狛子(こまこ)
- 先代狛神の遺した子供で、定春の兄弟にあたる。
- 定春が攻めの狛神であるのに対し、狛子は守りをつかさどる狛神。まだ子犬程度の大きさだが、覚醒時には強力な結界を張ることができる。ただし、まだ幼いのか定春とは違い覚醒しても大きさは変化しない。定春との外見の違いは、体の大きさと眉が上下反対になっていること。
梨本(なしもと)
八留虎三兄弟(ぱるこさんきょうだい)
- ゴルゴ13似の攘夷派三兄弟。
- 土方(ついでに銀時)の命を狙うが、思わぬ不幸で失敗する。
全蔵の父
- 登場する殆どの元・お庭番達の師匠。故人。高齢であるが、お庭番としての身体能力はかなりのもの。
- 稚気溢れる人物で缶けりとエロDVDが大好きだった。缶けりへの想いからか、彼の葬式の当日にかぶき町の片隅で万事屋の前に霊として現れ、缶けりに興じた。そして缶けりが終わった後、棺の中で永眠する彼の顔は満足そうに笑っていた模様。ちなみに生前、息子・全蔵が集めていたジャンプを古本屋で売り飛ばし、売った金でエロDVDを買い込んだという。
橋田賀兵衛(はしだ かへえ)
- 『橋田屋』を営む大財閥の老人。
- 自分の築き上げた橋田屋を守るためならば手段を選ばない卑劣な老人。テロリスト寄りの攘夷浪士達のパトロンをしていた。彼の用心棒として岡田似蔵を雇っていた。唯一の血縁者である勘七郎を、無理やり母親・お房から奪おうとしたが、銀時らによる騒ぎの後、お房と和解する。
橋田勘七郎(はしだ かんしちろう)
- 賀兵衛の孫。
- あまりに銀時と酷似している容姿のため、万事屋メンバーらに銀時の隠し子だと勘違いされた。拾われた縁からか、銀時とは意思が通じ合っている。滅多に泣かない強い子だが、銀時と別れる際には大声で泣いた。
橋田勘太郎(はしだ かんたろう)
- 賀兵衛の息子。既に故人(回想のみ登場)。
- 生まれた時から体が非常に病弱で、箱入り息子・寝たきりの生活を送っていた。いたずら好き。
お房(おふさ)
- 勘七郎の母親。
- かつては橋田屋の使用人であったが、勘太郎の世話をするうち心を通じ合わせ、駆け落ちした。後に妊娠し、しばらく幸せな時を過ごすも、勘太郎の容態が悪化してしまったことを機に引き離されてしまい、結局勘太郎の最期を看取ることが出来なかった。勘太郎の息子である勘七郎を守ろうとした為、賀兵衛に拷問を受けられたが、真相を知った新八らに助けられる。母性愛によるものか賀兵衛と対等に接し、彼の傷心を癒す。
リサイクルショップ『地球防衛基地』の店主/声優:恒松あゆみ
- からくり技師であった「十徳の娘」。本名は不明。
- 父・十徳が悪党(声優:平井啓二)達に脅されて作った最後の発明品・偽金製造機「銭封機(せんぷうき、と読む。ちなみにアニメでは画面を覆わんばかりに長い正式名称が披露された)」を隠匿、人知れず戦っていた。なお、銭封機の一件以後も、銀時は彼女の店を訪れているようである。
落さん(おちさん)
- かぶき町のイベント・肝試しに命を懸けている町内会役員。
- 町内会役員の肩書きを除けば頼りない男であり、職場や家庭に居場所が無い分、町内会を張り切っては当り散らすオッサン。および可哀想な小物キャラに位置する。最終的に勇気を振り絞って屁怒絽を驚かそうと(?)するが、無残に殴り飛ばされる。
角屋の先代
- 花火会社『角屋』の創始者。
- 江戸一と謳われた花火職人だったが、加齢と共にかなり痴呆が進んでいる。痴呆が進んでも職人としての腕は劣っておらず、自我を保っているようで、身体を壊した妻・松(まつ)のために、こっそりと花火を作っていた。
黒田平八郎(くろだ へいはちろう)
- 大江戸病院の悪徳医師。
- やたら「爆発します」と言っては手術して患者の臓器を売りさばいていた。潜伏していた(?)さっちゃんによって成敗された。
村田鉄子(むらた てつこ)
- 村田鉄矢の妹。自ら鬼兵隊に入った兄と共に刀鍛冶を営んでいた。
- 父を越えるために最強の剣を追い求める兄を尊敬しつつも疑問を抱いており、「最強の剣」ではなく「護る剣」を造ろうと志し、紅桜と闘うために自らの打った真剣を銀時に渡した。兄とは逆に気が弱いためか、ぼそぼそとしゃべる。鬼兵隊による事件の後、銀時に礼を言うため志村家に向かったが、志村家の人(お妙や新八)が出なかったので、やっとの潜入操作から抜け出してきた山崎に「色々あったけど、今は元気にやっている」と言伝を頼んだ。
- 余談だがその後、山崎がそのことを報告書にまとめて(「旦那は攘夷活動ではなく、あの娘の笑顔が見たかったんだ」と書きとめて)提出したが、土方に「作文!?」と怒って机に叩きつけられた。
- 子供達の夢をかなえるお馴染みの人。
- 相棒のトナカイであるベンとの仲はそれほど良くない。世知辛さによるものかプレゼントは自腹で用意しているらしく、子供の希望にそぐわないことも多々ある。
八郎の母
- 大仏パーマと厳つい顔が特徴的な中年女性。
- いつの間にか万事屋本舗で家事をしており、直後に「息子の八郎を探して欲しい」と銀時達に依頼した。いかにも絵に描いたような、典型的な母親のような人。その後整形して昔の面影がない息子(本城狂死郎)に遭遇するが、自分の息子だと気づいていた。人を見る目は確かである。
- モデルは『おかんとマー君』に登場するキャラ・おかんと思われる。
本城狂死郎(ほんじょう きょうしろう)
- ホストクラブ『高天原(たかまがはら)』のオーナー兼No.1ホスト。
- 本名は黒板八郎(くろいた はちろう)。上京した後、幾度の整形で顔を変えた美青年。そのことから母に顔向けできないと自分を探し追いかけ上京した母の前でも他人の素振りをしていたが、母には正体を見破られていた。
- 「黒板八郎」の名前の由来は、『北の国から』に登場する青年・黒板五郎と思われる。
八郎(はちろう)
- ホストクラブ『高天原』のホスト兼狂死郎の相方的存在。
- 爆発したようなアフロ頭に、鼻毛につながる程のヒゲが生えた顔だが、本名は「花子」という元女性。一人称は「オラ」。性転換の一環として狂死郎と同じく整形をし(だが失敗した)、源氏名として「八郎」と名乗っている(このせいで銀時たちは人違いをした)。怪力の持ち主。
泥水次郎長(どろみずじろちょう)
- かぶき町四天王の一人であり、溝鼠(どぶねずみ)組の親分。
- 台詞のみ登場。狂死郎の本名を知っていた。相当の実力を持っている模様。
- この名前からモデルは清水次郎長と思われる。
黒駒勝男(くろごまかつお)
- 溝鼠組の若頭。
- 髪型は七三分けで、7対3を「黄金比」と称えるこだわりがある。狂死郎に麻薬密売を持ちかけようとしたが、銀時たちに成敗された。だが本人は麻薬が嫌いで「密売失敗の口実が出来た」と銀時達に感謝している。愛犬のメルちゃん(ダックスフンドのメス)にはメロメロの愛犬家。
- 名前の由来は侠客の黒駒勝蔵。
川崎(かわざき)
『魂平糖』の親父(こんぺいとうのおやじ)
- 四百年続く老舗団子屋の老主人。
- 時代の流れに押されても頑なに団子作りに拘る職人肌。顔がそっくりな巨漢の娘(銀時いわく「岩盤娘」)がおり、銀時に惚れている。
天眼通の阿国(てんがいつうのおくに)
- 天眼通(未来を予知する能力)を持つ巫女の少女。
- 自身の予知能力を持ってしても、漫画のストーリーの先を予知できないという。たとえ自分の向かう先を予知できても、周囲に利用され続ける未来を変えることは出来ないとを憂いている。才蔵ら悪人達に付け狙われていたが、少女漫画を懐で持ってきた全蔵に救われる。
- 名前の元ネタは歌舞伎の始祖出雲、阿国とされる。
才蔵(さいぞう)
蔵場当馬(くらば とうま)
- 『転海屋』を経営する商人。沖田ミツバの婚約者。
- 攘夷志士との裏取引をしているため土方が付け狙っていたが、沖田はミツバの幸せを考え逮捕を遅らせようとした。表向きは礼儀正しく、ミツバを妻として接しつつも、裏ではミツバを道具のようにしか見ていない卑劣漢。攘夷志士達を扇動し激闘を繰り広げたが、土方らに敗北した事で逃走するも、沖田により始末された。
- 名前のモデルはイギリスの武器商人、トーマス・グラバー。
怪盗 狐火の長五郎
- 小銭形が二十数年追い続けている大泥棒。
- 昔は決して殺しはせず、悪しき金持ちからしか盗まず弱い民衆に盗品を配ると言う義賊だったが、現在は隠居生活を送っていた。盗んだ後には必ず食べかけの油揚げを置いて行くなどと、お茶目なこともする。正体は小銭形の行きつけの「バー」の「マスター」(おでん屋の親父)。気取っていないのに立派で、小銭形の何倍もハードボイルドである。幼少の小銭形の家に押し入った強盗でもあり、皮肉にも彼がハードボイルドに生きるきっかけにもなった(?)人物。かつて盗賊団『九尾』の一員だったが、三十年前に抜け江戸に逃げた。(その際に、幼い小銭形を助け出した)。最近では狐による凶悪な強盗事件が発生したが、それらは全て、九尾によるものだった。
- モデルは池波正太郎作「鬼平犯科帳」の「狐火」(1971年作)に出てくる義賊「狐火の勇五郎」。登場人物の名前だけにとどまらず、随所に「狐火」のパロデイが見られる。原作における勇五郎の名をかたって弟文吉が急ぎ働きを働く筋立と勇五郎が犯行現場に狐火札を貼って行くエピソード、さらに第百三十七訓で平次が長五郎に「急ぎ働きの凶賊」と呼んでいるなど、がそれである。
林流山/伍丸弐號(はやし りゅうざん)/(ごまるにごう)
- からくり人形(メイドロボ)「悦子ちゃん」の開発者である博士。源外の旧友にあたる人物。
- 孤独な娘・芙蓉の為にからくりを作っていたが、芙蓉が死んだ後、自身も「からくりになりたい」と思うようになった。後に実験を重ね、自らをからくりと化す。からくりとして芙蓉を再生させた際、寂しくないように沢山のからくり人形(メイドロボ)を作り出し、からくりが支配する世の中を作り出そうとしていたが、実際それは自分が娘を失った寂しさ故であり、人間時の林博士から人格がかけ離れ暴走したせいでもあった。大量のメイドからくり軍団を率いて、一度は江戸のエネルギーの源であるターミナルを支配する。しかし、銀時らの活躍によりその野望は阻止される。銀時の一撃で満ち溢れる膨大なエネルギーに叩き込まれ、最期を迎えた時には人格を取り戻し、自分の行いを後悔して、娘を思いながら消え去った。
- 名前は江戸期の儒学者、林羅山から。
林芙蓉(はやし ふよう)
- 流山の娘。難病により故人。
- 幼少の頃から外に出れず独りぼっちであった為、父・流山が造るからくりが友達だった。からくり人形の零號(後の「たま」)とは話し友達として慕っていた。