つきひざとは、相撲の非技(勝負結果)である。相手の力が加わらぬまま膝をついた場合に適用される。2001年から新たに追加された。『相撲』では「つきヒザ」と表記されることがある(例として2012年8月号34頁)。膝ではなく足の甲などをついた場合も、公式発表としては「つきひざ」の扱いとなる。

概説

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また実際はつきひざと思えるような場面でも館内は突き落とし等の決まり手をとる場合が多く、つきひざとされる場合は少ない。

昭和時代のつきひざ

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平成以前にもつきひざが非技として認められていたのは確かなようであり、日本体育叢書第八巻「相撲」(大正12年) には「負手」として突膝が規定されていた。記録明確な例では1928年10月場所2日目の鏡岩‐瀬戸山(瀬戸山●)が初めてであり、1929年1月場所10日目の劔岳‐荒熊(荒熊●)、1920年1月場所4日目の大蛇山‐武藏山(武蔵山●)、1933年1月場所5日目の錦華山‐双葉山(双葉山●)、1950年1月場所初日の神風‐鏡里(鏡里●)と続き、合わせて5例が報告されている。ただし戦前までは、各種マスコミにより決まり手報道はばらばらであったためにあくまでこのつきひざ5例は一般的な報告例に過ぎず、公式発表として扱うことは必ずしも適切と言い難い。1957年に日本相撲協会が決まり手70手と非技2つを制定した際つきひざが含まれなかったことで、以降2001年まで記録されなくなった。

関連項目

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外部リンク

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