まぼろしの人」(まぼろしのひと)は、茶木みやこの通算6作目となるシングル。1977年5月1日ハーベスト・レコードから発売された。

「まぼろしの人」
茶木みやこシングル
初出アルバム『レインボウ・チェイサー』
B面 風の橋
リリース
規格 シングルレコード
ジャンル ポップス
歌謡曲
時間
レーベル ハーベスト・レコード
作詞 寺山寿和
作曲 茶木みやこ
チャート最高順位
茶木みやこ シングル 年表
冬支度
(1975年)
まぼろしの人
(1977年)
静かな夜
(1977年)
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概要

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表題曲「まぼろしの人」は、1977年4月から放送が開始されたTBSMBS系テレビ『横溝正史シリーズ[注 1]』の主題歌として使用された[2]

茶木によると、外部(ミリカ音楽出版)からの依頼があって初めて作った曲だといい、3作目のシングル「泪橋」の作詞を手掛けた山本勣と、大学の音楽仲間であった寺山寿和に作詞の協力を仰ぎ2曲を制作した[3]。結果的に、番組のプロデューサーの意向により「まぼろしの人」が主題歌(A面)となり、「風の橋」がB面となった。寺山には作詞を依頼する際「金田一耕助のイメージで」と伝え、横溝正史の作品を想起させるようなおどろおどろしい感じで、今まで無かったような奇を衒ったメロディーを意識して曲を作ったという[3]

編曲及び演奏で参加している″グッド・グリーフ″とは、ロック・バンド″四人囃子″のメンバーで構成されたグループ[4]。四人囃子はメンバーの入れ替わりが多かったことに加えて、当時は所属するレコード会社が違うと元の名称を使用できない風潮が強かったため、このグループ名が用いられた[3]

初回盤と再発盤とではタイトルの表記が異なる。初回盤が「まぼろしの人[5]」、再発盤は「幻の人[6]」と、″まぼろし″の部分が漢字表記に改められている。

収録曲

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SIDE A
まぼろしの人(2分45秒)
作詞: 寺山寿和 / 作曲: 茶木みやこ / 編曲: グッド・グリーフ
SIDE B
風の橋(3分40秒)
作詞: 山本勣 / 作曲: 茶木みやこ / 編曲: グッド・グリーフ

演奏

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  • グッド・グリーフ

関連項目

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脚注

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注釈

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  1. ^ レコードジャケットには"MBS系放映「横溝正史アワー」主題歌"と表記されている。

出典

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参考資料

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  • 映画秘宝編集部『金田一耕助映像読本』洋泉社、2014年6月30日。ISBN 978-4-8003-0288-5 

外部リンク

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