アイオキシニル

アイオキシニル^[1]
物質名
	IUPAC名 4-Hydroxy-3,5-diiodophenyl cyanide
	別名 Iodoxynil, Ioxinil, 3,5-ジヨード-4-オクタノイルオキシベンゾニトリル; アクチノール（商品名）
識別情報
CAS登録番号	1689-83-4 ;
3D model (JSmol)	Interactive image;
ChEBI	CHEBI:81821;
ChEMBL	ChEMBL509523;
ChemSpider	14774 ;
ECHA InfoCard	100.015.347
KEGG	C18546 ;
PubChem CID	15530;
UNII	8Y734M4V9E;
国連/北米番号	2588
CompTox Dashboard (EPA)	DTXSID8022161 ;
	InChI InChI=1S/C7H3I2NO/c8-5-1-4(3-10)2-6(9)7(5)11/h1-2,11H Key: NRXQIUSYPAHGNM-UHFFFAOYSA-N;
	SMILES C1=C(C=C(C(=C1I)O)I)C#N;
性質
化学式	C7H3I2NO
モル質量	370.92 g·mol−1
外観	白色の結晶
匂い	フェノールのような
融点	212 °C (414 °F; 485 K)
水への溶解度	0.05 g/L
アセトンへの溶解度	7 %w/v
ジメチルホルムアミドへの溶解度	74 %w/v
エタノールへの溶解度	2 %w/v
シクロヘキサンへの溶解度	14 %w/v
テトラヒドロフランへの溶解度	34 %w/v
ベンゼンへの溶解度	0.5 %w/v
蒸気圧	< 0.001 Pa
危険性
	GHS表示:
絵表示
重要な用語	Danger
危険性報告	H301, H319, H361, H410
	致死量または濃度 (LD, LC)
半数致死量 LD50	110 mg/kg (ラット, 経口)
半数致死濃度 LC50	0.38 mg/L (ラット, 吸入), 6.8 mg/L (fish)
関連する物質
関連物質	ブロモキシニル; クロロキシニル; オクタン酸ブロモキシニル
	特記無き場合、データは標準状態 (25 °C [77 °F], 100 kPa) におけるものである。

アイオキシニル（英: Ioxynil）は有機ヨウ素化合物の一種で、フェノール・ニトリル系除草剤として使用される。

歴史・用途

イギリスのメイ・アンド・ベーカー社が開発した薬剤で、日本では1967年3月10日に農薬登録を受けた^[6]。作用機序は、光合成の電子伝達系に作用し、広葉雑草の生存に必要なアデノシン三リン酸（ATP）の生成を阻害し枯死させるものと考えられている。適用作物にはムギ・野菜類・芝・樹木がある^[7]。商品名には「アクチノール」があり、日本では塩野義製薬などが乳剤を製造していた^[6]（2004年11月に塩野義の植物薬品部門がハヤシアグロサイエンスに事業譲渡）^[2]。

脚注

^ “アイオキシニル標準品”. 富士フイルム和光純薬. 2018年8月26日閲覧。
^ ^a ^b “2004年度環境報告書”. 塩野義製薬 (2004年). 2018年8月26日閲覧。
^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f ^g “Ioxynil SDS”. LGC. 2024年9月10日閲覧。
^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f “Technical Bulletin Ioxynil and Bromoxynil Selective Herbicides”. International Journal of Pest Management: Part C 14 (3): 301–322. (September 1968). doi:10.1080/05331856809438464.
^ “Safety Data Sheet: Genfarm Ioxynil 250 Herbicide”. Template:Cite webの呼び出しエラー：引数 accessdate は必須です。
^ ^a ^b (植村 2002, p. 2)
^ “水産動植物の被害防止に係る農薬登録保留基準の設定に関する資料アイオキシニルオクタノエート” (pdf). 環境省. 2018年8月24日閲覧。

参考文献

植村振作・河村宏・辻万千子・冨田重行・前田静夫著『農薬毒性の事典改訂版』三省堂、2002年。ISBN 978-4385356044。

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[wako-1] “アイオキシニル標準品”. 富士フイルム和光純薬. 2018年8月26日閲覧。

[Shionogi-2] “2004年度環境報告書”. 塩野義製薬 (2004年). 2018年8月26日閲覧。

[sds-3] ^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f ^g “Ioxynil SDS”. LGC. 2024年9月10日閲覧。

[maybaker_68-4] ^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f “Technical Bulletin Ioxynil and Bromoxynil Selective Herbicides”. International Journal of Pest Management: Part C 14 (3): 301–322. (September 1968). doi:10.1080/05331856809438464.

[gf_sds-5] “Safety Data Sheet: Genfarm Ioxynil 250 Herbicide”. Template:Cite webの呼び出しエラー：引数 accessdate は必須です。

[uemura-6] (植村 2002, p. 2)

[env-7] “水産動植物の被害防止に係る農薬登録保留基準の設定に関する資料アイオキシニルオクタノエート” (pdf). 環境省. 2018年8月24日閲覧。

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物質名

IUPAC名 4-Hydroxy-3,5-diiodophenyl cyanide
別名 Iodoxynil, Ioxinil, 3,5-ジヨード-4-オクタノイルオキシベンゾニトリル^[2] アクチノール（商品名）
識別情報
CAS登録番号	1689-83-4
3D model (JSmol)	Interactive image
ChEBI	CHEBI:81821
ChEMBL	ChEMBL509523
ChemSpider	14774
ECHA InfoCard	100.015.347
KEGG	C18546
PubChem CID	15530
UNII	8Y734M4V9E
国連/北米番号	2588
CompTox Dashboard (EPA)	DTXSID8022161
InChI InChI=1S/C7H3I2NO/c8-5-1-4(3-10)2-6(9)7(5)11/h1-2,11H Key: NRXQIUSYPAHGNM-UHFFFAOYSA-N
SMILES C1=C(C=C(C(=C1I)O)I)C#N
性質
化学式	C₇H₃I₂NO
モル質量	370.92 g·mol⁻¹
外観	白色の結晶 ^[3]
匂い	フェノールのような^[3]
融点	212^[3] °C (414 °F; 485 K)
水への溶解度	0.05 g/L ^[3]
アセトンへの溶解度	7 %w/v^[4]
ジメチルホルムアミドへの溶解度	74 %w/v^[4]
エタノールへの溶解度	2 %w/v^[4]
シクロヘキサンへの溶解度	14 %w/v^[4]
テトラヒドロフランへの溶解度	34 %w/v^[4]
ベンゼンへの溶解度	0.5 %w/v^[4]
蒸気圧	< 0.001 Pa ^[3]
危険性
GHS表示:^[5]
絵表示
重要な用語	Danger
危険性報告	H301, H319, H361, H410
致死量または濃度 (LD, LC)
半数致死量 LD₅₀	110 mg/kg (ラット, 経口)^[3]
半数致死濃度 LC₅₀	0.38 mg/L (ラット, 吸入), 6.8 mg/L (fish)^[3]
関連する物質
関連物質	ブロモキシニルクロロキシニルオクタン酸ブロモキシニル
特記無き場合、データは標準状態 (25 °C [77 °F], 100 kPa) におけるものである。