アイコナール方程式

光の伝播をあらわす基礎方程式

幾何光学において、アイコナール方程式(アイコナールほうていしき)は光の伝播をあらわす基礎方程式である。

形式的には解析力学ハミルトン=ヤコビの方程式と同じ形である。

幾何光学の近似(波長が十分小さい)のもとで、マクスウェルの方程式から等位相面をあらわす量アイコナール)をあらわす以下の式を得る。

ここで n は屈折率で、

成分で表示すると、

等位相面は となる であらわされ、光線は等位相面の法線をつないだものとして定義できる。


なお、屈折率勾配の光線方程式、

つまり、光の屈折率勾配量∇nと光の加速度a,媒質中の光速度の関係式は、


a/v^2 = ∇n/n (vは媒質中の光速度でv=c/n)

で表される。


導出式は、

x = ct

t = x/c

Y=(1/2)gt^2

=(1/2(g(x/c)^2=(1/2)(g /c^2)x^2

a(/x)=g/c^2


これにより、従来のアイコナール方程式では曖昧だった、

光線方程式の定量化に成功した。

参考文献

編集
  • 鶴田 匡夫 (1990). 応用光学I. ISBN 4-563-02331-0 
  • New Ether Theory(2025).https://zenodo.org/records/17360129