オーディオラインアウト英語: AudioLineout LLC)は、アメリカ合衆国オレゴン州マルトノマ郡ポートランドに本社を置く音響機器メーカー。ブランドとして、キャンプファイヤー オーディオ英語: Campfire Audio[1]エーエルオー オーディオ英語: ALOaudio[2]を用いている。

オーディオラインアウト
現地語社名
Audiolineout LLC
種類
LLC
業種 電気製品
事業分野 音響機器
設立 2006年
創業者 ケネス・"ケン"・ボール
本社 2400 SE Ankeny St、
製品 イヤフォンケーブルアンプ
ブランド キャンプファイヤー オーディオ
エーエルオー オーディオ
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略歴

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2006年に、ケーブルデザイナーケネス・"ケン"・ボール英語: Kenneth "Ken" Ball)によって設立[3][4]。設立から、エーエルオー オーディオ英語: ALOaudio)のブランドを使用する。同ブランドで、オーディオケーブルとアンプの製造を行っている[3]

2015年に、イヤフォン・ヘッドフォンブランドとして、キャンプファイヤー オーディオ英語: Campfire Audio)を設立[5]

ブランド

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キャンプファイヤー オーディオ

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キャンプファイヤー オーディオ
Campfire Audio
種類 音響機器ケーブル
所持会社 オーディオラインアウトLLC
使用会社 オーディオラインアウトLLC
使用開始国   アメリカ合衆国
主要使用国   アメリカ合衆国
使用開始 2015年
関連ブランド エーエルオー オーディオ
ウェブサイト www.campfireaudio.com
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キャンプファイヤー オーディオ英語: Campfire Audio)は、オーディオラインアウトのイヤフォン・ヘッドフォンブランド[5]2015年設立[5][6]

略歴

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2015年に、新たな視点でイヤホンを製造することを目的に設立[6]。新規参入には、エーエルオー・オーディオで培われたアンプケーブルの製造経験が活きたという[6]。同年に、ブランド初製品となるインイヤーモニター英語: In Ear Monitor、IEM)・「Jupiter」を発売した[7]。同年中に、「Orion」と「Lyra」というIEMも発売し、1年で3機種をリリースしている[7]。その後も、有線イヤホンの開発・製造・販売を行っていた。2018年には、初となる有線ヘッドホン「Cascade」を発売した[7][8]。「Cascade」はCampfire Audio設立後間もなく開発が始まり、発売まで約3年の期間を要した[8]。なお、「Cascade」以降2025年3月までオーバーヘッド型ヘッドフォンを発売しておらず、キャンプファイヤー オーディオ唯一のオーバーヘッドヘッドフォンモデルとなっている。2022年には、初となるトゥルー・ワイヤレス・ステレオ(英語: True Wireless Stereo、TWS)モデル・「Orbit」を発売[7]、日本でも翌2023年3月3日から販売された[9]。しかしながら、発売から1週間と経たない3月8日、「特定アプリでの動作[注釈 1]」と「対応コーデックでの接続ができない[注釈 2]」という問題について、解決までに時間がかかることから、自主回収することが発表された[10]。ただし、継続使用自体に危険性はなく、安全上の問題はないとされた[10]。「Orbit」は、同年8月10日より再販売されることとなったが、「対応コーデックでの接続ができない」という問題は解決することができず、製品仕様の修正と販売価格の改定が行われた[11]2025年3月現在、「Orbit」以外にキャンプファイヤー オーディオが発売したTWS製品はなく、キャンプファイヤー オーディオ唯一のTWS製品である。

製品

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  • 有線イヤホン(インイヤーモニター(英語: In Ear Monitor、IEM))
  • カスタムIEM
  • 無線イヤホン
  • 有線ヘッドフォン
  • オーディオケーブル
  • オーディオアクセサリー

エーエルオー オーディオ

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エーエルオー オーディオ
ALOaudio
種類 ケーブルアンプ
所持会社 オーディオラインアウトLLC
使用会社 オーディオラインアウトLLC
使用開始国   アメリカ合衆国
主要使用国   アメリカ合衆国
使用開始 2006年
関連ブランド キャンプファイヤー オーディオ
ウェブサイト aloaudio.com
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エーエルオー オーディオ英語: ALOaudio)は、オーディオラインアウトのオーディオケーブルアンプブランド[3]2006年設立[3]。独自の熱処理技術である「クライオ処理」と「アニール処理」を保有しており、職人によるハンドメイドでケーブル製造を行っている[3]

2025年3月現在は、オーディオケーブルのみがカタログに掲載されている[12]

製品

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  • オーディオケーブル
  • アンプ

注釈

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  1. ^ メーカーアプリで接続・操作ができない。
  2. ^ 機器仕様上、aptX Adaptive対応と謳っていたが、実際にはaptXでしか接続できない状態だった。

脚注

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  1. ^ Privacy policy” (英語). Campfire Audio. 2025年3月4日閲覧。
  2. ^ Privacy policy” (英語). ALOaudio. 2025年3月4日閲覧。
  3. ^ a b c d e ALO audio”. ミックスウェーブ株式会社. 2025年3月4日閲覧。
  4. ^ Contact” (英語). ALOaudio. 2025年3月4日閲覧。
  5. ^ a b c Campfire audio”. ミックスウェーブ株式会社. 2025年3月4日閲覧。
  6. ^ a b c About Us” (英語). Campfire Audio. 2025年3月28日閲覧。
  7. ^ a b c d Product History” (英語). Campfire Audio. 2025年3月28日閲覧。
  8. ^ a b CASCADE”. ミックスウェーブ株式会社. 2025年3月28日閲覧。
  9. ^ 【新製品情報】Campfire Audio「Orbit」取り扱い開始のご案内”. ミックスウェーブ株式会社 (2023年3月1日). 2025年3月28日閲覧。
  10. ^ a b Campfire Audio製品「Orbit」の自主回収のお知らせ”. ミックスウェーブ株式会社 (2023年3月8日). 2025年3月28日閲覧。
  11. ^ Campfire Audio製品「Orbit」販売再開のお知らせ”. ミックスウェーブ株式会社 (2023年8月4日). 2025年3月28日閲覧。
  12. ^ Products” (英語). ALOaudio. 2025年3月28日閲覧。

外部リンク

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