カメーナ: Camēna複数形: カメーナエ)は、ローマ神話における水のニュンペー[1]。日本では長母音を省略してカメナとも表記する[2]

ローマのカペーナ門 (en) の外に神聖な森と泉があり、ヌマ・ポンピリウスによって捧げられたといわれている[3]ウェスターリスはその泉から祭儀用の水を汲んだ[1][3]。カメーナの祝祭日は8月13日だった[1]。また、カルメンタエーゲリアもカメーナエに含まれる[1]

ギリシア神話ムーサと同一視された[1][3]

脚注

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  1. ^ a b c d e 松原國師『西洋古典学事典』京都大学学術出版会、2010年。ISBN 9784876989256 428頁。
  2. ^ ジャン=クロード・ベルフィオール 著、金光仁三郎 監訳『ラルース ギリシア・ローマ神話大事典』大修館書店、2020年。ISBN 9784469012897 289頁。
  3. ^ a b c 高津春繁『ギリシア・ローマ神話辞典』岩波書店、1960年。ISBN 978-4000800136 99頁。

関連項目

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