オンラインストレージ: online storage)、クラウドストレージ: cloud storage)、ファイル・ホスティング: file hosting)とは、ユーザーに貸し出したサーバーマシンのディスクスペースにファイルをアップロードすることでインターネット上でファイルを共有するサービスである。クラウドコンピューティングの語が一般的になるのとほぼ同時期にクラウドストレージとしても呼ばれるようになった。一般的には各ユーザーごとに個別にパスワードが与えられ、異なるユーザーのファイルには原則としてアクセスできないが、必要に応じて他人に公開できる機能を備えているものもある。

概要

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主な用途は以下の通りである。

利用方法としては、ウェブブラウザでストレージサービスのウェブサイトにアクセスし、アップロードやダウンロードなどの作業を行う。またブラウザよりも利便性を高めたクライアントアプリケーションを用意している場合もある。

クライアントによってはローカルの特定フォルダと同期を行うことが出来るものも存在し、俗に「クラウドサービス」などと呼ばれるものの多くがこれである。

オンラインストレージに似たサービスにアップローダーがある。機能的には電子掲示板に近く、自分のファイルを公開することを目的としたものである。アップローダーにアップロードしたファイルは原則として誰でも見ることができる。

主な事件・事故

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  • 2025年9月26日 - 韓国国家情報資源管理院の電算室で火災が発生[1]。電子政府業務システムの大半が使用不能になる被害を受けたほか、中央官庁の公務員12万5000人が使用してきたオンライン保存装置(Gドライブ)がバックアップもなく全焼。同年8月末基準で蓄積されていた858テラバイト相当の資料が消失した[2]

脚注

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  1. ^ 国家情報資源管理院で火災、韓国政府のオンラインサービスが一部まひ状態”. 朝鮮日報 (2025年9月27日). 2025年10月3日閲覧。
  2. ^ 火災収拾中に次々と表れる韓国電子政府の実情”. 中央日報 (2025年10月3日). 2025年10月3日閲覧。

関連項目

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主なサービス

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代表例