ノアビル
ノアビルは、東京都港区麻布台にある建築物。桜田通りと外苑東通りが交叉する飯倉交差点の南東角に位置し、黒い円筒形の特徴的な外観を持つ。
| ノアビル | |
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| 情報 | |
| 用途 | オフィスビル |
| 設計者 | 白井晟一 |
| 構造設計者 | 竹中工務店設計部 |
| 施工 | 竹中工務店 |
| 建築主 | ノアビルディング |
| 構造形式 | 鉄骨鉄筋コンクリート構造 |
| 敷地面積 | 1,495.8 m² |
| 建築面積 | 1,259.44 m² |
| 延床面積 | 10,386.04 m² |
| 階数 | 地上15階・塔屋2階・地下2階 |
| 高さ | 61.75m |
| 竣工 | 1974年6月 |
| 所在地 |
〒106-0041 東京都港区麻布台二丁目3番5号 |
| 座標 | 北緯35度39分33.6秒 東経139度44分33.3秒 / 北緯35.659333度 東経139.742583度座標: 北緯35度39分33.6秒 東経139度44分33.3秒 / 北緯35.659333度 東経139.742583度 |
建物は3つの部分で構成される。楕円の円筒部分は、表面は硫酸銅で黒く処理され、ところどころに縦長の窓が設けられている。中央付近の外壁には「NOΛ」の金色のロゴが描かれている。円筒の根元はレンガ造りで、入口の階段はスウェーデン産の赤御影石、壁面はフランス産の黒御影石が配されている[1]。交差点から見て裏手にあたる部分は、エレベータや階段、機械室などが入る白いタワーとなっている。
円筒部分の内部は主にオフィスとして使われ、企業や駐日フィジー大使館[2]などが入居する。その独特な形状から駐日ロシア大使館や教会と間違えられることもあり、入口の階段に花が置かれることもあったという[1]。
設計構想は白井晟一によるもので、本建築物は日本サインデザイン協会の第9回SDA賞を受賞している。
脚注
編集参考文献
編集- 森喜則、今吉賢一『ビル紳士録』毎日新聞社、1992年。ISBN 4-620-30885-4。