マイク・ハガー

日本のゲームタイトル『ファイナルファイト』シリーズに登場する架空の人物

マイク・ハガーMike Haggar)は、カプコンアクションゲームファイナルファイト』シリーズに登場する架空の人物。同シリーズにおいては皆勤を果たしている。

マイク・ハガー
ファイナルファイトのキャラクター
ゲームでの初登場 ファイナルファイト
#担当声優を参照
詳細情報
肩書き プロレスラー
市長
配偶者 ナンシー
子供 ジェシカ(娘)
出身 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国ニューヨークマンハッタン
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キャラクターの設定

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『ファイナルファイト』シリーズ

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メトロシティの市長で、元ストリートファイター。通称「戦う市長」。娘にジェシカがいる(妻のナンシーは故人)。

初代『ファイナルファイト』において、メトロシティの巨大犯罪組織マッドギアに徹底的な弾圧を加えるが、その報復として愛娘のジェシカをマッドギアに誘拐されてしまう。ジェシカ救出のためにコーディーガイと共に殴り込みをかけ、ボスのベルガーを倒してマッドギアを叩き潰した。

その後も市長職を続け、『ファイナルファイト2』(以下『2』と表記)では彼の家に居候していたカルロス宮本とガイの妹弟子である源柳斎マキと共に新生マッドギアを、『ファイナルファイト タフ』(以下『タフ』と表記)ではメトロシティに帰って来たガイと女刑事ルシアと謎の青年ディーンと共に敵組織「スカルクロス」を、それぞれ壊滅させる。

50歳を超えていても筋力は衰えるどころか、ますますパワーアップしていると『タフ』のプロフィールで謳われている。また同作では髪を後ろまで伸ばしている。

戦闘服は上半身裸にサスペンダー1本のみ。『2』では手にグローブをはめて脚にプロテクターを装着し、『タフ』では長ズボンがスパッツ状の半ズボンに変更されたが、いずれの新コスチュームも上半身がサスペンダー1本のみは変わらない。

その他

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ストリートファイターZERO』(以下『ZERO』と表記)シリーズにおいては、『ZERO2』と『ZERO3』でガイのステージの背景に登場する。その他に『ZERO3』ではガイのサイドストーリーに登場しており、またコーディーのプロフィールの「嫌いなもの」には「ハガーの説教」とあることから、投獄の身となったコーディーに度々面会に行っては世話を焼いているようである。

ストリートファイターIII 2nd IMPACT』ではヒューゴーのエンディングの1つにハガーが名前のみ登場しており、プロレスのタッグトーナメントにおいてブラック・ウィドーと「スラムスターズ」を組み、ヒューゴーとエレナのチーム「ビューティー&ビースト」と対戦している。

ストリートファイターV』(以下『V』と表記)ではコーディーを裏工作によって釈放・無罪放免にさせて自身の市長の座を後継させている。『V』のコーディーのストーリーに登場する女性秘書・マーロウはかつてハガーの部下であった。また、ニューヨークに「ハガー投資銀行」を設けており、この銀行は『V』の「City of Chaos」ステージの背景に登場している。『V』でルシアが追加キャラクターになった際には、彼女のストーリーにおいて調査の依頼をしている。

同社のプロレスゲーム『マッスルボマー』シリーズにも「マイク“マッチョ”ハガー」のリングネームで登場している。『カプコンファイティングオールスターズ』にも登場が決定していたが、作品自体がお蔵入りになった[1]。その後に発売された『CAPCOM FIGHTING Jam』ではアレックスのエンディングに登場している。

MARVEL VS. CAPCOM 3 Fate of Two Worlds』(以下『MVC3』と表記)において、『ファイナルファイト リベンジ』(以下『リベンジ』と表記)以来の対戦型格闘ゲームにプレイヤーキャラクターとして登場。『NAMCO x CAPCOM』でも『ファイナルファイト』からガイと共にプレイヤーキャラクターとして登場している。

『V』の公式サイト「シャドルー格闘家研究所」の「キャラ図鑑」ではハガーと戦ったことがあるレスラーとして「アントラー猪木」が紹介されている。なお、アントラー猪木の名前は『クラブ☆カプコン創刊号』掲載の『マッスルボマー』関連の記事に掲載されている[2]

「なぜ、彼のような強面が市長になれたのか?」という理由について『ストリートファイター』シリーズのケンは「このことが不思議で仕方が無い」としつつも、「メトロシティのチンピラの間では先代の市長を脅したという噂があるが、実際はプロレスラーだった頃に有名になり、人柄もいいということで人望を集めて、正当な選挙を経て市長になった」と語っている[3]

反響

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雑誌『ゲーメスト』において、例年の大賞獲得キャラクターは春麗ワルキューレなどの女性キャラクターがほとんどを占めていた中、プロレスラーで、しかも市長という設定が人気を博して、1990年度のキャラクター部門で大賞を獲得した。日本国外でも人気があり、『MVC3』で登場するまでは「何でハガーが出ないのか」といった意見が多かったが、出ない理由は毎回マッチョ系の枠をザンギエフに持って行かれたため[4]

登場作品

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担当声優

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脚注

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