マストドン

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マストドン（英語：Mastodon、Mammut）は、ゾウ目マムート科マムート属に属する、大型の哺乳類の総称。原始的なゾウ類でありマンモスや現生のゾウに似ている。約4000万年前から11000年前まで生存していた。

マストドン
生息年代: 40–0.011 Ma PreЄ Є O S D C P T J K Pg N
アメリカマストドンの骨格（国立科学博物館）
保全状況評価
絶滅（化石）
地質時代
中新世 - 更新世
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota 界 : 動物界 Animalia 門 : 脊索動物門 Chordata 亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata 綱 : 哺乳綱 Mammalia 亜綱 : 獣亜綱 Theria 下綱 : 真獣下綱 Eutheria 上目 : アフリカ獣上目 Afrotheria 階級なし : （未整理[1]）近蹄類 Paenungulata （未整理）テティス獣類 Tethytheria 目 : 長鼻目（ゾウ目） Proboscidea 科 : †マムート科 mammutidae 属 : †マムート属（マストドン属） Mammut
学名
Mammut (Blumenbach, 1799)
シノニム
Mastodon Cuvier, 1817 Tetracaulodon Godman, 1830 Missourium Koch, 1840 Leviathan Koch, 1841 (Emend. Koch, 1843) Pliomastodon Osborn, 1926
和名
マストドン
英名
Mastodon
種
M. americanum (Kerr, 1792) M. matthewi Osborn, 1921 M. raki Frick, 1933 M. cosoensis Schultz, 1937

名称

シノニム Mastodon および英名 Mastodonの由来は、ギリシャ語μαστός 「胸」と ὀδούς「歯」。 また他のシノニム Leviathan は怪物レヴィアタン(リヴァイアサン)に由来する。

生息域

中新世から更新世にかけて、ユーラシア大陸、アフリカ大陸、北アメリカ、南アメリカなどに生息していた。

系統

	アメリカマストドン Mammut americanum†       ゴンフォテリウム Gomphotherium sp.†       ステゴドン Stegodon zdanskyi†       アフリカゾウ Loxodonta africana       アジアゾウ Elephas maximus     コロンビアマンモス Mammuthus columbi†

種

体高は2～3メートルで、短い褐色の毛を持っていたとも言われる。1万1000年前までアメリカに生息していたアメリカマストドン（M. americanum）をはじめ、数種類の化石が発見されている。

ギャラリー

•  
  アメリカマストドンと人間の大きさ比較
•  
  マストドンの想像図（Heinrich Hard）
•  
  アメリカマストドンの大臼歯。State Museum of Pennsylvaniaにて
•  
  ケナガマンモス（左）とアメリカマストドン（右）の比較

脚注

1. ^ 分類学上、現在のところ未整理の階級。階級未定の分類群。以下同様。

外部リンク

 

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• マストドンの復元画像