ローズうらら
バラの園芸品種の1つ
ローズうららは、バラの園芸品種の1つ。1993年に日本で、平林浩によって作出された[1][2][注 1]。作出時の品種名は「うらら」[3]。

フロリバンダ系のバラ[3]。母をミニ・ローズ、父をメヌエットにして交配された[3][2]。完全四季咲きのバラで日本の気候によく合った品種[3]。樹高1mくらいに育ち、ショッキングピンク色の大輪を咲かせる[3][4]。半横張り性で、株張りは100cm[2]。花型は丸弁咲きまたは丸弁平咲き、花径は8-14cm[4][2]。花は数輪が房状になって咲く[2]。花付きがとてもよく、厳冬期以外常に咲き続ける[3][4]。開花サイクルが短く、夏・秋ともに花付きがよい[1][2]。花は雨に強く、最後まで傷みにくい[1]。花の香りは微香[1][4]。樹勢、耐病性はともに普通である[1]。黒点病には耐性があるとの評もある[2]。シュートが発生しにくいが、古い枝の老化は遅い[2]。1995年に、日本バラ会のJRC金賞を受賞した[3]。枝変わりに、つるローズうららがある[4]。 つるローズうららの樹勢は強い[3]。
脚注
編集注
編集出典
編集- ^ a b c d e 河合伸志『美しく育てやすいバラ銘花図鑑』日本文芸社、2019年3月20日、83頁。ISBN 978-4-537-21667-7。
- ^ a b c d e f g h NHK出版 編『別冊NHK趣味の園芸 バラ大百科 選ぶ、育てる、咲かせる』日本放送出版協会、2006年4月20日、122頁。ISBN 978-4-14-645776-8。
- ^ a b c d e f g h i 村上敏『モダンローズ』誠文堂新光社、2017年3月11日、127頁。ISBN 978-4416-61698-7。
- ^ a b c d e f 講談社 編『決定版 ブランド別人気のバラ図鑑』講談社、2015年3月5日、46頁。ISBN 978-4-06-219382-5。