ウルフギャング・ヴァン・ヘイレン
ウォルフガング[1]・ヴァン・ヘイレン(Wolfgang Van Halen、1991年3月16日 - )は、アメリカのベーシスト。ハードロックバンド・ヴァン・ヘイレンのメンバー。ニックネームは、ウルフ(Wolf)、またはウルフィー(Wolfie)。
| ウルフギャング・ヴァン・ヘイレン Wolfgang Van Halen | |
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2023年6月 | |
| 基本情報 | |
| 生誕 | 1991年3月16日(34歳) |
| 出身地 |
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| ジャンル |
ハードロック ヘヴィメタル |
| 職業 |
ミュージシャン ベーシスト |
| 担当楽器 | ベース・ギター・ドラム・ボーカル |
| 活動期間 | 2006年 - |
| レーベル | ワーナー・ブラザース・レコード |
| 共同作業者 | ヴァン・ヘイレン |
| 公式サイト | http://mammothwvh.com/ |
同バンドのギタリストのエドワード・ヴァン・ヘイレンの長男。母はイタリア系女優のヴァレリー・バーティネリ(Valerie Bertinelli)である。同バンドのドラマーのアレックス・ヴァン・ヘイレンは伯父にあたる。名前は、父エドワードが尊敬していたヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトを由来としている。エディとヴァレリーの離婚後も、両者が共同で親権を持っている。
経歴
編集2004年でのサミー・ヘイガーを迎えたラインナップによるヴァン・ヘイレン再結成ツアーで、エディのソロ演奏の際に特別出演し、親子でパフォーマンスを披露。資料によっては、これを彼の音楽デビューとする場合もある。その後、2006年にマイケル・アンソニーに代わりヴァン・ヘイレンのベーシストとなった。アルバムのレコーディングには、2012年リリースの『ア・ディファレント・カインド・オブ・トゥルース』より参加。なお、そのスケジュールは、学業期間などに合わせて調節され、エディのインタビュー内の発言通り、彼の成人後に当アルバムのレコーディングが行われている。
2020年11月17日、自身のソロプロジェクトであるマンモスWVHをスタートさせた。ソロプロジェクトでは、ギター、ベース、ドラムを演奏するほか、ボーカルもこなす。
他にも、ブライアン・マーシャルの後任として、マーク・トレモンティのソロバンドのツアーにも参加している[2]。
人物
編集小さい頃から父親・エディのスタジオでのリハーサルを自分の意志で見学しているうちに、少しずつ音楽をやってみたいという気持ちが芽生え始めた。このため、音楽活動に関心を持つようになった経緯を「父からの影響って言うより、自然の成り行きだね」[3]、と話している。ちなみに、最初に演奏したのは、父親から10歳の誕生日プレゼントとして買ってもらったドラムである。その後、息子の気持ちを知った父親からの誘いもあって、ギターを演奏するようになり、やがてベースに転向していった。ウォルフガングは、当時を振り返って「最初はずっとギターしてて、ベースなんてギターの簡単バージョンだろ?って思ってたけど甘かったよ」と語っている[3]。ただ、ギターを演奏したおかげでベースを上手に演奏するコツが掴めた、と付け加えている。
なお、バンド内の担当楽器であるベースや、先述のドラムやギターの他に、父親と同じくキーボードも弾くことができる。
好きなベーシスト・影響を受けたベーシストに、プライマスのレス・クレイプール、ザ・フーのジョン・エントウィッスル、クリームのジャック・ブルース、トゥールのジャスティン・チャンセラー、ミューズのクリス・ウォルステンホルムなどを挙げている。
ディスコグラフィ
編集ヴァン・ヘイレン
編集- 『ア・ディファレント・カインド・オブ・トゥルース』 - A Different Kind of Truth(2012年)
- 『ライヴ・イン・ジャパン』 - Tokyo Dome Live in Concert(2015年)
トレモンティ
編集- Cauterize(2015年)
- Dust(2016年)
マンモスWVH
編集- Mammoth WVH(2021年)
- Mammoth II(2023年)
参加作品
編集出典
編集- ^ 資料によっては、英語読みのウルフギャングとも表記される。公式サイトではこちらの表記を採用しているが、ここではヴォルフガング、あるいはウォルフガングで統一する。
- ^ “エディ・ヴァン・ヘイレンの息子ウルフギャングがマーク・トレモンティ(クリード/アルター・ブリッジ)のソロ・ライヴに参加”. amass (2012年9月13日). 2025年5月25日閲覧。
- ^ a b interview Wolfgang Van Halen Talks Bass, 'A Different Kind Of Truth' and More Guitar World