三島ゴム焼きそば

静岡県三島市のソウルフード。

三島ゴム焼きそば(みしまゴムやきそば)は、かつて静岡県三島市焼きそば店で提供されていたご当地グルメソウルフード。オリジナル品を提供していた料理店が2013年(平成25年)に閉業したため一時断絶したが、2022年(令和4年)に地元の有志により復刻された。

楽寿園の売店で販売されている三島ゴム焼きそば(復刻版)。

起源

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かつて、伊豆箱根鉄道駿豆線三島広小路駅近くにあった焼きそば店「一福(いちふく)」で提供されていた焼きそばである[1]ゴムの様な独特の食感をもつ事から地元民(主に学生)から「ゴム焼きそば」や「ゴムそば」と呼ばれ人気を博した。ただし、あくまで「ゴム」は客側が勝手に付けた通称であり、店主夫妻は「ゴム」と付けられる事をあまり快く思っていなかったという[1]。しかし「一福」は2013年(平成25年)12月に惜しまれながら閉業した[1]

復刻版

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ゴム焼きそばを販売している楽寿園内の休憩施設。※写真撮影時期は、現在、焼きそばを販売する売店が開業する前の2021年(令和3年)。

その後、「一福」の焼きそばを日常的に食べていたという地元企業の経営者が復活を切望し、「一福」の店主のアドバイスを受けながら40回前後の試作を重ね、2022年(令和4年)に復刻版を完成させた[1]。ただし、再現度については2025年(令和7年)3月時点で「今のところ80%くらい」であるという[2]

現在は、JR三島駅前にある三島市立公園楽寿園内の休憩施設に同企業が2022年(令和4年)7月5日に開業した売店でのみ販売されている[1]

2025年(令和7年)にはテレビ静岡が取材し、アナウンサーの大森万梨乃が試食した[2]

脚注

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  1. ^ a b c d e 三島・楽寿園に売店「ブレーメン」老舗店の「ゴム焼きそば」再現”. 沼津経済新聞 (2022年7月20日). 2025年9月28日閲覧。
  2. ^ a b 【三島】誰が呼んだか「ゴム焼きそば」 あまり知られていないソウルフードの復活秘話”. テレビ静岡 テレしずWasabee(わさびー) (2025年3月26日). 2025年9月28日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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