三遊亭 伊織(さんゆうてい いおり、1987年5月1日 - )は、落語協会に所属する落語家三遊亭歌武蔵門下の二ツ目。本名∶永田 岳郎

三遊亭さんゆうてい 伊織いおり
三遊亭(さんゆうてい) 伊織(いおり)
三遊亭伊織定紋「二つ巴」
本名 永田ながた 岳郎たけお
生年月日 (1987-05-01) 1987年5月1日(38歳)
出身地 日本の旗 日本神奈川県大和市
師匠 三遊亭歌武蔵
名跡 1. 三遊亭むい
(2013年 - 2016年)
2. 三遊亭伊織
(2016年 - )
出囃子 吉兆廻し
活動期間 2013年 -
配偶者 あり
所属 落語協会
公式サイト 三遊亭伊織のらくご
受賞歴
2021年 大和市文化芸術未来賞[1]

来歴

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神奈川県大和市出身。桜美林高等学校を経て、玉川大学農学部卒業後、三遊亭歌武蔵に入門。2013年11月1日に前座として楽屋入り、前座名は「歌むい」。

2016年11月1日柳家小はぜ柳家小かじと共に二ツ目昇進、「伊織」と改名。

2021年10月、大和市文化芸術未来賞受賞[1]

2026年3月21日柳家圭花改メ二代目華形家八百八、三遊亭ふう丈改メ二代目三遊亭円丈、柳家小はぜ改メ三代目柳家小はん、入舟辰乃助改メ八代目船遊亭扇歌とともに真打昇進し、「三遊亭歌奈女」に改名する予定[2][3]

芸歴

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人物

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趣味∶ゲーム、料理、野球観戦、読書。笛などの鳴り物を得意とする。

読書好きが高じ、奇数月に「圭花 伊織の国語Ⅰ」という会を柳家圭花と共に開いている。

「落語界の奥田民生」と言われている。

遅刻を嫌う師匠歌武蔵の門下で、遅刻は見習い時代の一度しかしなかった。その一回で破門を覚悟したが、歌武蔵は怒らず、「お前は歌太郎と違って遅刻しないと思ってたのに…」と言われ、そこから一度も遅刻をしていない。

生物教員免許を持っている。

夫人は薬剤師

大きなホールの落語会でモギリをやっていた時に、チケットを持たずに入り口を通ろうとする男性がいたので「ちょっと!おじさん!だめですよ!」と言って止めたら三遊亭好楽だったことがある[4]。なお、同じ要領で柳家喬太郎を止めた事もある[4]

脚注

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注釈

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出典

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  1. ^ a b 大和市文化芸術顕彰 令和3年度受賞者 文化芸術未来賞 三遊亭 伊織 ( さんゆうてい いおり ) 氏 落語家”. 神奈川県大和市 (2021年10月). 2021年10月7日閲覧。
  2. ^ 令和8年 春 真打昇進決定 | 最新情報 | 一般社団法人落語協会”. www.rakugo-kyokai.jp. 2025年5月2日閲覧。
  3. ^ 2026年春の新真打”. X (formerly Twitter). 2025年10月1日閲覧。
  4. ^ a b https://twitter.com/sanyutei_iori/status/1398768990810382336”. Twitter. 2021年5月31日閲覧。

外部リンク

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