八食サマーフリーライブ
八食サマーフリーライブ(はっしょくサマーフリーライブ)は、青森県八戸市で毎年8月に開催されている無料の野外ロック・フェスティバル。主催は八食センター。略称は「HSFL」。
概要
編集2001年、八食センターの駐車場にて八食パワーズ主催による「八食4社大祭」[1]が開催された。このときは、フリーマーケットなどを開催し、特設ステージでは音楽ライブがおこなわれ、ブレイク直前のMONGOL800もゲスト出演した。この行事は、事後的に、公式にサマーフリーライブの第1回目とされている。
2002年、好評を得て八食パワーズ4社(当時)主催で「八食サマーフリーライブ2002」を開催。以来しばらくの間、開催時期は8月第1週末が恒例となっていた。
出演するバンドは、基本的に、ライブハウス系のポップ・パンク系アーティストが多いが、ジャンルにこだわりはなく、アコースティックギターや鍵盤でのソロ弾き語りも出演したことがある。
また、「「すべてのアーティストを見てほしい」という主催者側の意向」から[2]、各日のトップバッターのみを発表し、出演順やタイムテーブルは公表していない[3]。
2012年の時点では、協賛会社のメルマガに、出演バンドは、ほぼノーギャラと記されていた。ただし企画側とバンド側との厚い信頼関係や、市場でしか味わえない空気&海の幸を味わいたいがために、出演を希望するバンドが跡を絶たないという。[要出典]
問題点
編集イベントとして広く知られるのに従い、青森県内だけでなく、夏休みを利用して他県、関東などからも観客が足を運ぶようになっていった。規模の拡大とともに、ライブ観客の長時間駐車で、通常の買い物客が駐車場を利用できなくなるなど、駐車場の利用者や、駐車場を併用している他店舗からの苦情が入ったり、路上駐車が問題となるなど、駐車場の確保が大きな課題となり、運営者側は、それに対処するとともに、車での来場を避け、「八食100円バス」「八食200円以下バス」など公共交通機関での来場を促している。
また、8月上旬に開催されていた頃には、同時期に八戸三社大祭が開催されており、三社大祭が運行される八戸市中心市街地近辺の有料駐車場は、満車または交通規制から車の出し入れが不可になるために、八食センター等の無料駐車場を利用し、そこから公共交通機関で街中心街へ行く観光客が多数いたため、八食センター付近の駐車場事情も逼迫していた。こうした事情から、2014年以降は、開催時期が8月下旬へ移された。
歴史
編集※太文字は初出場。バンドは公演順で掲載(開催済のみ)。
2002年
編集八食パワーズ4店合同 八食4社大祭 「八食サマーフリーライブ」が開催。
| 日程 | 出演者 |
|---|---|
| 8月4日 |
2003年
編集- 参加者とのツアーに同行してたLOST IN TIMEがシークレットとして急遽飛び入りで参加し、1曲のみ披露した。
| 日程 | 出演者 |
|---|---|
| 8月3日 |
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2004年
編集- 参加を予定していた「鴨川」は、メンバーのケガのため不参加となった。
- SABOTENの後、スコールにより40分中断。
| 日程 | 出演者 |
|---|---|
| 8月8日 |
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2005年
編集| 日程 | 出演者 |
|---|---|
| 8月7日 |
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2006年
編集本年度より2日間開催となる。またオープニングアクトのみ事前公表している。
| 日程 | 出演者 | 日程 | 出演者 |
|---|---|---|---|
| 8月5日 |
|
8月6日 |
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2007年
編集| 日程 | 出演者 | 日程 | 出演者 |
|---|---|---|---|
| 8月4日 |
|
8月5日 |
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2008年
編集今回より各日のトップバッターを事前発表している。
| 日程 | 出演者 | 日程 | 出演者 |
|---|---|---|---|
| 8月2日 |
|
8月3日 |
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2009年
編集| 日程 | 出演者 | 日程 | 出演者 |
|---|---|---|---|
| 8月1日 |
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8月2日 |
2010年
編集(2001年のイベントも含め)10周年記念として盛大に開催。今回から転換のタイムロスから2ステージ制となる。
また、2005年に解散したMAGNET COATINGが今回限りの再結成している[4]。
| 日程 | 出演者 | 日程 | 出演者 |
|---|---|---|---|
| 8月7日 |
|
8月8日 |
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2011年
編集東日本大震災の影響から開催が危ぶまれ、この年から八食センター単独主催となったが、過去最高の約2万人(2日間合計)を動員した。
| 日程 | 出演者 | 日程 | 出演者 |
|---|---|---|---|
| 8月6日 | 8月7日 |
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2012年
編集過去最高の3万人(2日間合計)を動員した。
| 日程 | 出演者 | 日程 | 出演者 |
|---|---|---|---|
| 8月4日 | 8月5日 |
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2013年
編集| 日程 | 出演者 | 日程 | 出演者 |
|---|---|---|---|
| 8月3日 |
|
8月4日 |
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2014年
編集毎回、八戸三社大祭の同時期の開催から、駐車場問題が大きく問いただされてきたため下旬での開催となる。
| 日程 | 出演者 | 日程 | 出演者 |
|---|---|---|---|
| 8月23日 |
|
8月24日 |
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2015年
編集- 毎年、4月頃に開催告知をしていたが、今回は2014年12月に開催発表された。
- 駐車場問題を緩和するため、八食サマーフリーライブにご来場のお客様の専用臨時駐車場を新八温泉に設置する。(各日限定100台)
- 1日目のトリを地元・八戸市を中心に活動する3ピースバンドRe:turnが務める。地元のバンドがトリを務めるのは八食サマーフリーライブ史上初。
- 2日目のROTTENGRAFFTY終了後、スタンディングエリアにおいて入場規制がかかる。なお入場規制がかかったのは八食サマーフリーライブ史上初。[5]
| 日程 | 出演者 | 日程 | 出演者 |
|---|---|---|---|
| 8月22日 |
|
8月23日 |
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2016年
編集- 昨年同様、八食サマーフリーライブにご来場のお客様の専用臨時駐車場を新八温泉に設置する。(各日限定100台)
- 八食センター館内に臨時の有料クロークが設けられる。
- 地元・八戸市を中心に活動するInterloperが初出場。
| 日程 | 出演者 | 日程 | 出演者 |
|---|---|---|---|
| 8月20日 |
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8月21日 |
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2017年
編集- 2015年に再結成された「SHACHI」が7年ぶりに参加。
- SABOTENが出場最多の15年連続出場となる。
- オープニングアクトとして、地元・八戸市を中心に活動するrhyrhyrhythmとInterloperがそれぞれ1日目、2日目に出演。
| 日程 | 出演者 | 日程 | 出演者 |
|---|---|---|---|
| 8月19日 |
|
8月20日 |
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2018年
編集| 日程 | 出演者 | 日程 | 出演者 |
|---|---|---|---|
| 8月25日 |
|
8月26日 |
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2019年
編集| 日程 | 出演者 | 日程 | 出演者 |
|---|---|---|---|
| 7月27日 |
|
7月28日 |
2023年
編集- 2019年以来、4年ぶりの開催となる。
- 20回目の開催となる。
- ライブスタートが10時からとなる。(2019年までは9時30分スタートだった。)
- この年はOPENING ACTの枠を設けなかった。
- FOUR GET ME A NOTSが8年ぶりに出演を果たす。
| 日程 | 出演者 | 日程 | 出演者 |
|---|---|---|---|
| 8月26日 |
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8月27日 |
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2024年
編集- MOROHAが6年ぶりに出演を果たし、初日のトリを務める。
| 日程 | 出演者 | 日程 | 出演者 |
|---|---|---|---|
| 8月24日 |
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8月25日 |
2025年
編集- 新たにThe MappysとOwLが初出演し、地元八戸市を拠点とするバンドが6年ぶりに出演した。
- 初日のオープニングは SHACHI、トリは THE CHERRY COKE$、2日目のオープニングは SABOTEN、大トリはTHE FOREVER YOUNGであった。
| 日程 | 出演者 | 日程 | 出演者 |
|---|---|---|---|
| 8月23日 |
|
8月24日 |
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注釈
編集- ^ この4社は八食センター、伊吉書院、ドリームサンワドー、カーメッセジャンボ(閉店)を意味する。
- ^ 「ARTIST 出演アーティスト」『八食サマーフリーライブ』八食センター。2025年8月26日閲覧。
- ^ 「8/23(土)・24(日)のトップバッター発表!」『八食サマーフリーライブ』八食センター、2025年8月17日。2025年8月26日閲覧。
- ^ 今回の再結成ライブは、八食SFL2010とライブハウス千葉柏Alive20周年を記念して
- ^ https://twitter.com/849center/status/635332788799930371
関連項目
編集外部リンク
編集- 八食サマーフリーライブ 公式サイト