台湾小吃(たいわんシャオチー)は、台湾で食されている「小吃[1][2]。台湾を代表する食文化であり、定番のB級グルメである[1][2][3]

概要

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台湾における庶民の食べ物であると共に「台湾美食」の核心とされる[4]

飲食店や屋台で食する中華料理の一品料理である[1]。安価な値段で提供されていることが多く、量も1人分ほど、食べ歩き可能な料理も多い[1]。食事や軽食として以外にも、小腹が空いた際のおやつ感覚でも食されている[1][2]

市街にはさまざまな小吃を提供する店が点在している[2]。中華料理だけではなく、サンドイッチ三明治)も台湾小吃として注目を集めている[1][2]

歴史

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「台湾小吃」として注目を集めるようになったのは1990年代以降であり、2000年代に入ると「台湾小吃」は台湾の食文化を代表する記号として認識されるようになった[4]

「台湾小吃」は台湾政府、研究者、メディア、美食ライターなどが一体となって取り上げることで、徐々にその輪郭が鮮明になっていった[4]

2000年以降には「国宴」[注釈 1]にも、台湾の原住民料理や客家料理と共に台湾小吃が提供されるようになった[4]

代表例

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台湾の夜市や屋台で販売されているローカルフードが台湾小吃の代表格である[5]

麺類
飯物
餅類[注釈 2]
包子
その他

脚注

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注釈

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  1. ^ 台湾の国家元首が友好国の元首を正式にもてなす宴会[4]。通常は夜に開催される[4]
  2. ^ 日本で言うところの粉物[5]

出典

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  1. ^ a b c d e f 「食べ歩き小吃の看板メニュー」『台湾完全版2019』JTBパブリッシング、2018年、54頁。ISBN 978-4533125430 
  2. ^ a b c d e 「B級グルメの代表、小吃」『ララチッタ 台湾』(2019年版)JTBパブリッシング、2018年、34頁。ISBN 978-4533128110 
  3. ^ a b c 「屋台料理、B級グルメ」『台湾 台湾中国語+日本語・英語』JTBパブリッシング、48頁。ISBN 978-4533074707 
  4. ^ a b c d e f 横田浩一「「台灣菜」的文化史」(PDF)『華僑華人研究』第18号、日本華僑華人学会、2021年。 
  5. ^ a b c d e 「小吃」『るるぶ台湾'14』JTBパブリッシング、2013年、49頁。ISBN 978-4533094538 
  6. ^ Yukiko Kuguminato「旅するグルメ「台湾」」『ESSE』2024年05月号、扶桑社、2024年、4頁。 
  7. ^ 『D10 地球の歩き方台湾 2023~2024』地球の歩き方、2023年、311頁。ISBN 978-4059210771 
  8. ^ 「グルメ指さしカタログ」『行く前に知っておきたい 台湾の得ワザ300』朝日新聞出版、2016年。ISBN 978-4023339262 

関連項目

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