回廊亭の殺人
(回廊亭殺人事件から転送)
『回廊亭の殺人』(かいろうていのさつじん)は、東野圭吾の推理小説。単行本は光文社から1991年7月にカッパ・ノベルス版が刊行され、1994年11月に光文社文庫版が刊行された。文庫化の際に『回廊亭殺人事件』と改題された。
回廊亭の殺人 | ||
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著者 | 東野圭吾 | |
発行日 | 1991年7月25日 | |
発行元 | 光文社 | |
ジャンル | ミステリー、推理小説 | |
国 |
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言語 | 日本語 | |
形態 | ノベルス | |
ページ数 | 238 | |
コード | ISBN 4-334-02932-9 | |
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2011年6月24日に常盤貴子主演でテレビドラマが放送された。
概要
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旅館を舞台にした長編推理小説。
2011年には「金曜プレステージ」枠でテレビドラマ化されている。
あらすじ
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巨万の富を築いた実業家・一ケ原高顕が死んだ。彼の死から一か月後、高顕の遺言書公開を見届けるために一ケ原一族が回廊亭に集まる。「恋人がこの旅館に集まる誰かに殺された」と確信する高顕の秘書・桐生枝梨子は姿を老婆に変え、回廊亭に乗り込む。枝梨子の最初で最後の青春を奪った犯人への、執念の復讐が始まる。
登場人物
編集- 桐生枝梨子(きりゅう えりこ)
- 高顕の秘書。本間菊代に変装し、高顕の遺言書公開に参加する。
- 里中二郎(さとなか じろう)
- 枝梨子の恋人。枝梨子と無理心中をはかったとされている、
- 一ヶ原高顕(いちがはら たかあき)
- 実業家・会長。回廊荘の経営者(故人)。
- 一ヶ原蒼介(いちがはら そうすけ)
- 高顕の弟。大学教授。
- 一ヶ原直之(いちがはら なおゆき)
- 高顕の異母弟。高顕の会社の米国支社にいた。事業の後継者。
- 一ヶ原健彦(いちがはら たけひこ)
- 蒼介の息子。劇団関係者。
- 一ヶ原紀代美(いちがはら きよみ)
- 高顕の弟(故人)の妻。
- 一ヶ原由香(いちがはら ゆか)
- 紀代美の娘。
- 藤森曜子(ふじもり ようこ)
- 高顕の異母妹。
- 藤森加奈江(ふじもり かなえ)
- 曜子の娘。
- 小林真穂(こばやし まほ)
- 回廊荘の女将。高顕の元愛人。
- 古木(ふるき)
- 高顕の顧問弁護士。
- 鯵沢弘美(あじさわ ひろみ)
- 古木の助手。高顕の友人の子。
- 本間重太郎(ほんま しげたろう)
- 高顕の学校の先輩で親友(故人)。
- 本間菊代(ほんま きくよ)
- 健太郎の妻。茶道をたしなむ(故人)。
書籍情報
編集- 単行本:『回廊亭の殺人』、1991年7月、カッパ・ノベルズ、ISBN 4-334-02932-9
- 文庫本:『回廊亭殺人事件』、1994年11月、光文社文庫、ISBN 4-334-71968-6
- 文庫本新装版:『回廊亭殺人事件』、2020年10月20日[1]、光文社文庫、ISBN 978-4-334-79101-8
テレビドラマ版
編集2011年6月24日、フジテレビジョン系列の「金曜プレステージ」において、『回廊亭殺人事件』のタイトルで、「東野圭吾3週連続スペシャル」の第3弾として放映された[2]。桐生枝梨子は姿を一ヶ原高顕の姪っ子の美女に変えた(原作では老婆に変えた)。視聴率13.6%。
キャスト
編集- 本間美代子(桐生枝梨子):常盤貴子
- 里中二郎:田中圭
- 矢崎警部:内藤剛志
- 一ヶ原高顕:北村総一朗
- 一ヶ原蒼介:伊武雅刀
- 一ヶ原直之:田中哲司
- 一ヶ原健彦:趙珉和
- 一ヶ原紀代美:片平なぎさ
- 一ヶ原由香:入来茉里
- 高野刑事:松尾諭
- 藤森曜子:とよた真帆
- 藤森加奈江:徳永えり
- 小林真穂:国生さゆり
- 古木:平泉成
- 本間菊代:井口恭子
- その他:古澤蓮、増田修一朗、角野哲郎
スタッフ
編集脚注
編集出典
編集- ^ “回廊亭殺人事件”. 光文社 書籍情報サイト. 光文社. 2025年2月22日閲覧。
- ^ “超人気ミステリーを永作博美&藤原竜也&常盤貴子で初テレビドラマ化 東野圭吾3週連続スペシャル”. シネマトゥデイ. シネマトゥデイ (2011年5月19日). 2025年7月10日閲覧。