屋根裏部屋の公爵夫人

日本のライトノベル

屋根裏部屋の公爵夫人』(やねうらべやのこうしゃくふじん)は、もりによる日本ライトノベル小説投稿サイト小説家になろう」にて2017年12月10日から2019年12月29日まで連載された[2]。書籍版は2018年6月から、カドカワBOOKSKADOKAWA)より刊行されている。イラストは、1巻・2巻はアオイ冬子、3巻はアオイと珠梨やすゆき、4巻以降は甘塩コメコが担当。

屋根裏部屋の公爵夫人
ジャンル ファンタジー[1]
小説
著者 もり
イラスト
出版社 KADOKAWA
掲載サイト 小説家になろう
レーベル カドカワBOOKS
連載期間 2017年12月10日 - 2019年12月29日
刊行期間 2018年6月9日 -
巻数 既刊5巻(2024年1月10日現在)
漫画
原作・原案など
作画 林マキ
出版社 KADOKAWA
掲載誌 B's-LOG COMIC
レーベル B's-LOG COMICS
発表号 Vol.74 -
発表期間 2019年3月5日 -
巻数 既刊6巻(2024年12月現在)
テンプレート - ノート
プロジェクト ライトノベル漫画
ポータル 文学ライトノベル漫画

林マキによるコミカライズが、『B's-LOG COMIC』(KADOKAWA)にてVol.74(2019年3月5日発売)より連載中[3]。2022年には、コミックシーモアが主催する「みんなが選ぶ!!電子コミック大賞2022」で女性部門賞を受賞した[4]

あらすじ

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伯爵令嬢オパール・ホロウェイは16歳のとき、社交界にデビューして間もなくとある貴族令息に襲われ、未遂には終わったものの「未婚女性にあるまじきふしだらな貴族令嬢」と噂されるようになり、その噂を払拭できないまま3年の歳月を経ていた。既に結婚を諦めていたオパールは、将来祖母の遺領を経営するつもりで勉学に励んでいたが、ある日突然、父のホロウェイ伯爵からヒューバート・マクラウド公爵との結婚を言い渡される。マクラウド公爵家は経営難で多額の借金を抱えており、裕福なホロウェイ伯爵家から資金を借りるべくオパールとの結婚を承諾したと言う。

誰からも祝福されない結婚式を挙げたオパールは、王都の公爵家の屋敷で使用人の誰からも粗雑に扱われ、幼くして両親を失ったヒューバートの後見人ノーサム夫人とその娘ステラと会うことも禁じられる。自身が決して公爵家に受け入れられないと気付いたオパールはヒューバートとの離婚を決意し、ほとぼりが冷めるまで自ら屋根裏部屋に籠る中、偶然から公爵家の領地管理記録簿を見つけ、先代が亡くなって以降、領地経営で不正が行われていたことを知る。マクラウド公爵領は、正しく経営すれば借金を負うはずのない領地なのだと。オパールは自らの悪評を利用して、悪女を演じてでも不正を暴き、マクラウド公爵領を立て直すことを決意する。

既刊一覧

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小説

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  • もり(著)・アオイ冬子(イラスト、1巻 - 3巻[注 1])・珠梨やすゆき(イラスト、3巻[注 2])・甘塩コメコ(イラスト、4巻・5巻)『屋根裏部屋の公爵夫人』 KADOKAWAカドカワBOOKS〉、既刊5巻(2024年1月10日現在)
    1. 2018年6月9日発売[5]ISBN 978-4-04-072796-7
    2. 2018年12月10日発売[6]ISBN 978-4-04-072797-4
    3. 2022年10月7日発売[7]ISBN 978-4-04-074551-0
    4. 2023年10月10日発売[8]ISBN 978-4-04-075151-1
    5. 2024年1月10日発売[9]ISBN 978-4-04-075255-6

漫画

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脚注

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注釈

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  1. ^ a b 3巻はカバー・口絵イラスト、4巻以降はキャラクター原案
  2. ^ a b 口絵・本文イラスト

出典

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  1. ^ 評判が地に落ちた令嬢――原因はとある事件だった。彼女は1人で生きていくことを決意するが…/屋根裏部屋の公爵夫人①」『ダ・ヴィンチWeb』KADOKAWA、2023年12月30日。2025年3月22日閲覧。
  2. ^ 屋根裏部屋の公爵夫人”. 小説家になろう. 2025年3月22日閲覧。
  3. ^ 『屋根裏部屋の公爵夫人』のコミカライズ連載が本日発売のビーズログ・コミック74号より開始」『ラノベニュースオンライン』Days、2019年3月5日。2025年3月22日閲覧。
  4. ^ 工業高校生の日常コメディ「只野工業高校の日常」が電子コミック大賞2022の大賞に」『コミックナタリー』ナターシャ、2022年1月19日。2025年3月23日閲覧。
  5. ^ 「屋根裏部屋の公爵夫人」もり [カドカワBOOKS]”. KADOKAWA. 2025年3月22日閲覧。
  6. ^ 「屋根裏部屋の公爵夫人 2」もり [カドカワBOOKS]”. KADOKAWA. 2025年3月22日閲覧。
  7. ^ 「屋根裏部屋の公爵夫人 3」もり [カドカワBOOKS]”. KADOKAWA. 2025年3月22日閲覧。
  8. ^ 「屋根裏部屋の公爵夫人 4」もり [カドカワBOOKS]”. KADOKAWA. 2025年3月22日閲覧。
  9. ^ 「屋根裏部屋の公爵夫人 5」もり [カドカワBOOKS]”. KADOKAWA. 2025年3月22日閲覧。
  10. ^ 「屋根裏部屋の公爵夫人 1」林マキ [B's-LOG COMICS]”. KADOKAWA. 2025年3月22日閲覧。
  11. ^ 「屋根裏部屋の公爵夫人 2」林マキ [B's-LOG COMICS]”. KADOKAWA. 2025年3月22日閲覧。
  12. ^ 「屋根裏部屋の公爵夫人 3」林マキ [B's-LOG COMICS]”. KADOKAWA. 2025年3月22日閲覧。
  13. ^ 「屋根裏部屋の公爵夫人 4」林マキ [B's-LOG COMICS]”. KADOKAWA. 2025年3月22日閲覧。
  14. ^ 「屋根裏部屋の公爵夫人 5」林マキ [B's-LOG COMICS]”. KADOKAWA. 2025年3月22日閲覧。
  15. ^ 「屋根裏部屋の公爵夫人 6」林マキ [B's-LOG COMICS]”. KADOKAWA. 2025年3月22日閲覧。

外部リンク

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