岡部 武彦 (おかべ たけひこ、 (1965-09-29) 1965年9月29日(60歳))は、日本の声楽家指揮者音楽教育者音楽監督音楽プロデューサー

岡部 武彦
基本情報
生誕 (1965-09-29) 1965年9月29日(60歳)
出身地 日本の旗 日本東京都
学歴 洗足学園音楽大学・同専攻科
ジャンル クラシック
職業 声楽家、指揮者、音楽教育者、音楽監督、音楽プロデューサー
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人物

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東京都出身。洗足学園音楽大学[1]声楽専攻卒業、同専攻科声楽専攻修了、研究テーマはジュゼッペ・ヴェルディウィーン国立音楽大学[2]声楽科へ留学、同時にイタリアミラノに留学。帰国後は主にウィーンとの交流ある音楽祭等での音楽監督や顧問、コンクール審査員等を務め、現在は音楽監督の他に、声楽指導や大学教授としての活動も行いつつ、一般社団法人ウィーン国際音楽文化協会[3]理事長(東京)、ウィーン国際文化協会[4]第一副会長兼音楽監督(ウィーン)。やまなし大使を務める。

経歴

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留学後、スペインバルセロナで研鑽を積みながらヨーロッパ各地で音楽活動に勤しみ、2008年12月に約15年間のヨーロッパ生活にピリオドを打ち帰国。帰国後も特にウィーンとは強固な関係にあり、ウィーン国際交流音楽祭音楽監督、読売ウィーン国際音楽祭音楽監督、中日ウィーン国際音楽祭音楽監督等の他、コンクール審査員、オペラ歌手指導の他、ウィーン少年合唱団[5]他の指揮、ウィーン・フィル[6]メンバー、ウィーン国立オペラ座[7]メンバー等とのコンサート活動を行っている。

2024年のベートーベン第九」初演200年記念では、ウィーン楽友協会[8]大ホールにて、ビリー・ジョエルの弟で指揮者のアレクサンダー・ジョエル[9]とウィーン国立オペラ座歌手と共に記念公演を行い音楽監督兼合唱指揮を担当した。コンサートマスターはウィーン・フィルコンサートマスターのYamen Saadi。

声楽以外にも、ウィーンの音楽家達より信頼が厚く、長年ウィーン・フィルコンサートマスターを務めたウェルナー・ヒンク等と共に、ウィーンの主要オーケストラにより編成されるKulturverein Orchester Wienを設立。伝統あるウィーン・ヨハン・シュトラウス管弦楽団[10]顧問も務めている。

ウィーン以外では特にバルセロナでの声楽セミナー指導、アジア各国での声楽、合唱指導、審査員、芸術監督等行っており、海外での活動が多い。

また、若手育成、教育活動にも力を注ぎ、東京藝大大学院修了生による声楽アンサンブルSolo-Ensemble Viebartoでの産経新聞社主催コンサート[11]、海外公演、子ども国際交流音楽祭等の音楽監督としても活動。桐蔭学園音楽科講師を務めた後、現在、山梨県立大学[12]客員教授、西武文理大学[13]特命教授、獨協大学混声合唱団音楽監督を務めている。一般社団法人ウィーン国際音楽文化協会[3]理事長(東京)、ウィーン国際文化協会[4]第一副会長兼音楽監督(ウィーン)。やまなし大使。

受賞歴

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2006年ウィーン市ファヴォリーテン[14]名誉金賞受賞。2022年長年のオーストリア共和国との関係とオーストリアと日本の音楽関連功績に対してオーストリア大統領より国家勲章、オーストリア共和国有功栄誉金賞受勲[15]

脚注

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出典

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  1. ^ 洗足学園音楽大学”. 2025年9月3日閲覧。
  2. ^ ウィーン国立音楽大学”. 2025年9月3日閲覧。
  3. ^ a b 一般社団法人ウィーン国際音楽文化協会”. 2025年9月3日閲覧。
  4. ^ a b ウィーン国際文化協会”. 2025年9月3日閲覧。
  5. ^ ウィーン少年合唱団”. ウィーン少年合唱団. 2025年9月3日閲覧。
  6. ^ ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団”. 2025年9月3日閲覧。
  7. ^ ウィーン国立オペラ座”. 2025年9月3日閲覧。
  8. ^ ウィーン楽友協会”. 2025年9月3日閲覧。
  9. ^ アレクサンダー・ジョエル”. 2025年9月3日閲覧。
  10. ^ ウィーン・ヨハン・シュトラウス管弦楽団”. 2025年9月3日閲覧。
  11. ^ 産経新聞社主催 Solo-Ensemble Viebarto コンサート”. 2025年9月3日閲覧。
  12. ^ 公立大学法人 山梨県立大学”. 2025年9月3日閲覧。
  13. ^ 西武文理大学”. 2025年9月3日閲覧。
  14. ^ ウィーン市ファヴォリーテン”. 2025年9月3日閲覧。
  15. ^ 声楽家・岡部武彦氏にオーストリアが勲章 - 産経ニュース”. 2022年6月7日閲覧。