杏野このみ
宝塚歌劇団雪組に所属する娘役
略歴
編集2006年4月、宝塚音楽学校に入学。同期に珠城りょう、麻央侑希、仙名彩世、華雅りりか、早乙女わかばらがいる。
2008年3月、宝塚歌劇団に94期生として入団。入団時の成績は27番[3]。月組宝塚大劇場公演『ME AND MY GIRL』で初舞台。その後、雪組に配属。
2015年7月から2017年6月まで、TAKARAZUKA SKY STAGEの第3期スカイ・ナビゲーターズを務めた[4]。
2026年2月22日の「ボー・ブランメル〜美しすぎた男〜/Prayer〜祈り〜」東京宝塚劇場公演千秋楽をもって、宝塚歌劇団を退団することが公式ホームページで発表された[5]。
主な舞台
編集初舞台
編集- 2008年3 - 5月、月組『ME AND MY GIRL』(宝塚大劇場のみ)
雪組時代
編集- 2008年8 - 11月、『ソロモンの指輪/マリポーサの花』
- 2009年3 - 5月、『風の錦絵/ZORRO 仮面のメサイア』 - 新人公演:ヌリア(本役:白渚すず)
- 2009年7 - 10月、『ロシアン・ブルー -魔女への鉄槌-/RIO DE BRAVO!!』
- 2009年11 - 12月、『情熱のバルセロナ/RIO DE BRAVO!!』(全国ツアー) - 夫人
- 2010年2 - 4月、『ソルフェリーノの夜明け/Carnevale 睡夢』
- 2010年6 - 9月、『ロジェ/ロック・オン!』
- 2010年10月、『オネーギンEvgeny Onegin -あるダンディの肖像-』(日本青年館・宝塚バウホール)
- 2011年1 - 3月、『ロミオとジュリエット』
- 2011年4 - 5月、『黒い瞳/ロック・オン!』(全国ツアー)
- 2011年7月、『ハウ・トゥー・サクシード』(梅田芸術劇場) - 田舎者女
- 2011年9 - 11月、『仮面の男/ROYAL STRAIGHT FLUSH!!』 - ウサギ、新人公演:オランプ・マンシーニ夫人(本役:此花いの莉)[注釈 1]
- 2012年3 - 5月、『ドン・カルロス/Shining Rhythm!』 - 新人公演:幻覚(本役:舞園るり)
- 2012年7 - 8月、『双曲線上のカルテ』(宝塚バウホール・日本青年館) - エルダ
- 2012年10 - 12月、『JIN-仁-/GOLD SPARK!-この一瞬を永遠に-』 - 朝霧、新人公演:お千代(本役:沙月愛奈)
- 2013年2月、『若き日の唄は忘れじ/Shining Rhythm!』(中日劇場) - おとら
- 2013年4 - 7月、『ベルサイユのばら-フェルゼン編-』 - 新人公演:農民(本役:大澄れい)
- 2013年8 - 9月、『春雷』(宝塚バウホール) - イレーネ
- 2013年11 - 2014年2月、『Shall we ダンス?/CONGRATULATIONS 宝塚!!』 - 新人公演:ダンサー
- 2014年3 - 4月、『心中・恋の大和路』(ドラマシティ・日本青年館) - おたつ
- 2014年6 - 8月、『一夢庵風流記 前田慶次/My Dream TAKARAZUKA』 - 七軒茶屋かか、新人公演:国(本役:透水さらさ)
- 2014年10月、『伯爵令嬢 -ジュテーム、君を愛さずにはいられない-』(日生劇場) - セリーヌ
- 2015年1 - 3月、『ルパン三世 -王妃の首飾りを追え!-/ファンシー・ガイ!』 - 新人公演:ノアイユ伯爵夫人(本役:梨花ますみ)
- 2015年5 - 6月、『アル・カポネ - スカー・フェイスに秘められた真実 -』(ドラマシティ・TBS赤坂ACTシアター) - キャサリン
- 2015年7 - 10月、『星逢一夜/La Esmeralda』 - 福姫/ゆり
- 2015年11月、『銀二貫 -梅が枝の花かんざし-』(宝塚バウホール) - おたき
- 2016年2 - 5月、『るろうに剣心』 - ベルクール夫人/天神
- 2016年6 - 8月、『ローマの休日』(中日劇場・赤坂ACTシアター・梅田芸術劇場) - 果物売り
- 2016年10 - 12月、『私立探偵ケイレブ・ハント/Greatest HITS!』
- 2017年2月、『星逢一夜/Greatest HITS!』(中日劇場)- 珠姫/やまめ
- 2017年4 - 7月、『幕末太陽傳/Dramatic “S”!』 - 芸者音吉
- 2017年8 - 9月、『琥珀色の雨にぬれて/“D”ramatic S!』(全国ツアー)- カトリーヌ
- 2017年11 - 2018年2月、『ひかりふる路〜革命家、マクシミリアン・ロベスピエール〜/SUPER VOYAGER!』 - 娼婦
- 2018年3 - 4月、『誠の群像 -新選組流亡記-/SUPER VOYAGER!』(全国ツアー) - 近江の女中
- 2018年6 - 9月、『凱旋門 -エリッヒ・マリア・レマルクの小説による-/Gato Bonito!!』 - デミアン夫人
- 2018年11 - 2019年2月、『ファントム』 - ミレイユ
- 2019年3 - 4月、『20世紀号に乗って』(東急シアターオーブ)
- 2019年5 - 9月、『壬生義士伝/Music Revolution!』 - オカネ
- 2019年10 - 11月、『はばたけ黄金の翼よ/Music Revolution!』(全国ツアー) - サンドラ
- 2020年1 - 3月、『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』 - ジュリー
- 2020年8 - 9月、『炎のボレロ/Music Revolution! -New Spirit-』(梅田芸術劇場) - カルメン
- 2021年1 - 4月、『fff -フォルティッシッシモ-/シルクロード〜盗賊と宝石〜』 - ルートヴィヒの家政婦
- 2021年6月、『ヴェネチアの紋章/ル・ポァゾン 愛の媚薬 -Again-』(全国ツアー) - ロクサーナ
- 2021年8 - 11月、『CITY HUNTER/Fire Fever!』 - ねこまんまのママ
- 2022年3 - 6月、『夢介千両みやげ/Sensational!』 - 梅次
- 2022年7 - 8月、『ODYSSEY -The Age of Discovery-』(梅田芸術劇場)
- 2022年10 - 12月、『蒼穹の昴』 - 西太后付き女官
- 2023年2 - 3月、『BONNIE & CLYDE』(御園座) - エマ・パーカー
- 2023年4 - 7月、『Lilacの夢路/ジュエル・ド・パリ!!』 - コンスタンツ
- 2023年8 - 9月、『双曲線上のカルテ』(ドラマシティ・日本青年館ホール) - ボーナ・サルディ
- 2023年12 - 2024年2月、『ボイルド・ドイル・オンザ・トイル・トレイル/FROZEN HOLIDAY』 - アンナ・クルックス夫人
- 2024年4 - 5月、『仮面のロマネスク/Gato Bonito!!』(全国ツアー) - ローズモンド夫人
- 2024年7 - 10月、『ベルサイユのばら-フェルゼン編-』 - シッシーナ夫人
- 2024年11 - 12月、『愛の不時着』(東京建物 Brillia HALL・梅田芸術劇場)- ナ・ウォルスク
- 2025年3 - 6月、『ROBIN THE HERO/オーヴァチュア!』- 乳母ルチアナ
- 2025年8月、『ステップ・バイ・ミー』(宝塚バウホール) - ミシェル・エバンス
- 2025年11 - 2026年2月、『ボー・ブランメル〜美しすぎた男〜/Prayer〜祈り〜』 - ヤーマス夫人 退団公演
出演イベント
編集- 2013年10月、第52回『宝塚舞踊会』
脚注
編集注釈
編集- ^ 新人公演の配役は東京宝塚劇場公演のみ。
出典
編集- ^ a b c 宝塚おとめ 2025年度版 p.73。
- ^ “タカラヅカの観覧の案内について”. 大阪府立槻の木高等学校 (2018年2月26日). 2025年9月18日閲覧。
- ^ 110年史 2024, p. 247
- ^ “スカイ・ナビゲーターズ(第3期生)”. タカラヅカ・スカイ・ステージ. 宝塚クリエイティブアーツ. 2025年9月18日閲覧。
- ^ “雪組 退団者のお知らせ”. 宝塚歌劇公式ホームページ. 2025年9月18日閲覧。
参考文献
編集- 監修・著作権者:村上浩爾『宝塚おとめ 2025年度版』宝塚クリエイティブアーツ、2025年4月11日。ISBN 978-4-86649-294-0。
- 監修・著作権者:村上浩爾『宝塚歌劇110年史』宝塚クリエイティブアーツ、2024年9月1日。ISBN 978-4-86649-267-4。