椿昇
1953-, 現代美術家
椿 昇(つばき のぼる、1953年 - )は、日本の現代美術家。京都芸術大学附置機関アルトテック所長[1]、京都芸術大学教授。ARTISTS’ FAIR KYOTO ディレクター[2]。
椿昇 | |
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生誕 | 1953年 |
国籍 |
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出身校 | 京都市立芸術大学 |
著名な実績 | 現代美術 |
代表作 |
《フレッシュ・ガソリン》(1989年) 椿昇+室井尚《飛蝗(プロジェクト・インセクト・ワールド)》(2001年) 《aTTA》(2008年) 《Mammalian》(2012年) 《Fragmenta》(2013年) |
受賞 |
28回京都府芸術文化功労賞(2009年) 文化庁長官賞“妙心寺退蔵院襖絵プロジェクト”(2019年) 京都市芸術振興賞(2021年) |
来歴
編集1980年代から、美術と社会の関係を問い直す作品を発表している[3]。2001年の横浜トリエンナーレで発表した全長50メートルの巨大なバッタ(椿昇+室井尚「インセクト・ワールド-飛蝗」[4])等が知られている。
1989年にタイトルを自ら命名したアメリカでの展覧会「アゲインスト・ネイチャー」への参加など、世界を舞台に活動。2011年から退蔵院襖絵専攻科プロジェクト、2018年からは「ARTIST‘S FAIR KYOTO」を構想してディレクターに就任。アートの自立市場構築に取り組んでいる。現在は大学院附属のコマーシャルギャラリー「アルトテック」の代表としてユニバーサルミュージック本社・OCA TOKYO・DMG森精機などのコーポレートコレクションのマネージメントを多数行う[5]。
瀬戸内国際芸術祭「醤+坂手プロジェクト」(2013)、「小豆島未来プロジェクト」(2016)、AOMORIトリエンナーレ2017、ARTISTS’ FAIR KYOTO (2018-)等のディレクターを務める[6]。
京都芸術大学においてはマンデイプロジェクトの始動、ウルトラファクトリーの創設、卒業制作展のアートフェア化、附置機関アルトテックの創設などを行っている[7]。
略歴
編集主な個展
編集脚注
編集- ^ “椿 昇 | 教員紹介”. 京都芸術大学. 2025年5月19日閲覧。
- ^ “ABOUT | ARTISTS’ FAIR KYOTO 2025 (AFK2025) | 京都発アート・オブ・シンギュラリティ 既存の枠組みを超えたアートフェア”. artists-fair.kyoto (2018年1月16日). 2025年5月18日閲覧。
- ^ 「椿昇 2004?2009:GOLD/WHITE/BLACK」『京都国立近代美術館』。
- ^ 「Artist data sheet」『YOKOHAMA 2001-サイバープロジェクト』。
- ^ “椿 昇|六甲ミーツ・アート 芸術散歩2023 beyond”. 六甲ミーツ・アート 芸術散歩2023 beyond. 2025年5月19日閲覧。
- ^ “DMG MORI ART GALLERY|DMG森精機”. DMG MORI ART GALLERY|DMG森精機. 2025年5月19日閲覧。
- ^ “アートを普遍的職業にする:椿昇インタビュー 京都芸術大学の現在 vol.1 | TD”. TD|Talking and thinking about designing. (2021年12月17日). 2025年5月18日閲覧。
外部リンク
編集関連項目
編集- 霧島アートの森 彫刻作品「ライト シープ2012」野外常設展示