樋之沢駅

かつて長野県上田市に存在した上田交通真田傍陽線の駅

樋之沢駅(ひのさわえき)は、かつて長野県上田市に存在した上田交通真田傍陽線廃駅)である。

樋之沢駅
ひのさわ
HINOSAWA
神科 (1.3 km)
(1.0 km) 伊勢山
所在地 長野県上田市樋之沢
北緯36度24分22.7秒 東経138度17分25.9秒 / 北緯36.406306度 東経138.290528度 / 36.406306; 138.290528座標: 北緯36度24分22.7秒 東経138度17分25.9秒 / 北緯36.406306度 東経138.290528度 / 36.406306; 138.290528
所属事業者 上田交通
所属路線 真田傍陽線
キロ程 6.0 km(電鉄上田起点)
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
開業年月日 1927年昭和2年)11月20日
廃止年月日 1972年(昭和47年)2月20日
備考 路線廃止に伴う廃駅
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歴史

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小県郡神科村大字樋之沢地区に設置されたため、この駅名となった。豊里村(現・上田市)の住民が上田市市街地へ通勤するのに利用していて、乗降客は多かった[1]

  • 1927年昭和2年)11月20日:上田温泉電軌北東線の開通に伴い開業[2]
  • 1939年(昭和14年)8月30日:上田温泉電軌の社名変更および線名改称に伴い、上田電鉄菅平鹿沢線の駅となる。
  • 1943年(昭和18年)10月21日:会社合併に伴い、上田丸子電鉄の駅となる。
  • 1960年(昭和35年)4月1日:線名改称に伴い、真田傍陽線の駅となる。
  • 1969年(昭和44年)6月1日:上田丸子電鉄の社名変更に伴い、上田交通の駅となる。
  • 1972年(昭和47年)2月20日:真田傍陽線の廃線に伴い廃止。

駅構造

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相対式ホーム2面2線を持つ交換駅[1]、真田傍陽線の開業時は唯一の交換可能駅であった。

駅は田んぼの中にあったが、配置された駅員が駅舎で切符を販売した。駅舎は駅の東側(真田・傍陽方面に向かって右側)にあった[1]

廃止後の状況

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2015年(平成27年)現在、駅跡には草木が生い茂るもののホーム跡が現存している。駅の廃止後は上田交通→上電バス→上田バスのバス停留所となっている。

隣の駅

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上田交通
真田傍陽線
神科駅 - 樋之沢駅 - 伊勢山駅

脚注

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  1. ^ a b c 信濃毎日新聞社出版部 編『鉄道写真集 上田丸子電鉄の記憶 丸子線・真田傍陽線・別所線』2022年6月、118 - 119頁。 
  2. ^ 「地方鉄道運輸開始」『官報 1927年11月29日』 - 国立国会図書館デジタルコレクション

関連項目

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