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[[日立製作所]]は[[1952年]]([[昭和]]27年)にウインドウ形ルームエアコン(EW-50)を日本で最初に発売している。その後、冷房能力が小さいものしか生産できなかったこと、宣伝不足、(今で言えば、高級車に相当する位)非常に高価であったことなどを理由に[[1954年]](昭和29年)から一時生産を中止していたが、[[1958年]](昭和33年)に「ウィンドウ型エアーコンディショナー」の名称で生産を再開した。翌年の[[1959年]](昭和34年)には、現在の日立エアコンを象徴する「白くまマーク」を取り入れた。現在の名称である「白くまくん」が登場したのは[[1975年]](昭和50年)からで、それから40年以上親しまれている。
 
尚、2010年7月から日立アプライアンスが扱う[[白物家電]]全般に[[嵐 (グループ)|嵐]]を起用していることもあり、「白くまくん」のTVCMにもメンバーが出演している(2011年モデルは[[松本潤]]、2012年モデルは[[相葉雅紀]]と[[二宮和也]]、2013年モデルは松本と相葉がそれぞれ出演、2014年モデルは2012年モデルの時と同じメンバー、2015年モデルは松本、2016年モデルは[[櫻井翔]]、2017年モデルは櫻井相葉がそれぞれ出演する)。
 
2013年・2014年には、[[柏レイソル]]の練習着広告として、胸にロゴがプリントされていた。
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* 2015年10月
** 「白くまくん」の製造を日立アプライアンスとアメリカの[[ジョンソンコントロールズ]]による[[合弁会社]]として設立した日立ジョンソンコントロールズ空調へ移管(販売はこれまで通り日立アプライアンスが担当)。
** 既存の「くらしカメラ3D」に「お部屋カメラ」を追加したことで、日本国内の家庭用ルームエアコンで初めて人の居る場所の床の種類まで判別できる「くらしカメラ4」に進化し、手前側だけでなく奥側のフラップも3分割にした「ステンレスフラップ6」を採用した2016年モデル「ステンレス・クリーン 白くまくん」Xシリーズ(RAS-X**F/X**F2)を発売。
* 2016年
** 2016年3月 - 室内機の本体高を24cmに抑えたスリムタイプの新シリーズ「ステンレス・クリーン 白くまくん」Wシリーズ(RAS-W**F/W**F2)を発売。
** 10月 - 既存の「くらしカメラ4」に日本国内の家庭用ルームエアコンで初めて、在室時間による体感温度の変化を予測する機能を加え、湿度カメラ(RAS-X90G2を除く)も備えた「くらしカメラAI(エーアイ)」に進化した2017年モデル「ステンレス・クリーン 白くまくん」Xシリーズ(RAS-X**G/X**G2)を発売。
 
== 製品ラインナップ ==
=== ルームエアコン ===
; ステンレス・クリーン 白くまくん X/XJシリーズ
: RAS-X22FX22G/X25FX25G/X28FX28G/X36FX36G/X40F2X36G2/X56F2X40G2/X63F2X56G2/X71F2X63G2/X80F2X71G2/X90F2(X80G2/X90G2(一般用Xシリーズ)
: RAS-XJ22FXJ22G/XJ25FXJ25G/XJ28FXJ28G/XJ36FXJ36G/XJ40F2XJ36G2/XJ56F2XJ40G2/XJ63F2XJ56G2/XJ71F2XJ63G2/XJ80F2XJ71G2/XJ90F2(XJ80G2/XJ90G2(住宅設備用XJシリーズ)
: CV-PAM制御([[カスケード]][[ベクトル]]制御方式PAM)搭載プレミアムモデル。
: 温度カメラと画像カメラ(30万画素[[CMOSイメージセンサ|CMOSイメージセンサー]]を採用)と画像カメラ用フィルターの起動で近赤外線画像にすることで家具の位置や形状を検知する「ものカメラ」に加え、床材・下がり壁・吊り戸棚・窓の位置や大きさを検知する「お部屋カメラ」を新たに備えた「くらしカメラ4」に、既搭載の「3分割フロントフラップ」は手前側に加えて奥側のフラップも3分割にした「ステンレスフラップ6」にそれぞれ進化。リモコンの「気流通り道」ボタンを押すことで室内環境を認識し、「気道の通り道」を見つけると同時に人がいる床の種類を見分けて、必要な場所に向けて風向や風量をコントロールする。併せて、「風よけエリアセレクト」も新搭載され、部屋を9通り(2.2kW~3.6kWクラスは4通り)のエリアパターンに分割し、リモコンの「エリア選択」でエリアパターンを選択することで選択したエリアへの送風を避けながら気流をコントロールする。この機能はリモコンの「あて/よけ」ボタンを押すことで風あてエリアを設定することも可能である。また、部屋の形状と大きさを認識して風向・風量を自動調整して間仕切りの変化まで検知する独自機能の「新・[[間取り]]サーチ」やワンタッチ操作で足もとを中心に暖房運転を行う「ゆか暖」を搭載するほか、フラップ・通風路・フィルターにステンレス(フィルターはステンレスコーティング)を採用し、フィルター自動お掃除を搭載した独自の「ステンレス・クリーン システム」を採用するとともに、ファン(ビッグ&ウェーブファン)には[[銀]][[イオン]]を、熱交換器には[[チタン]]をそれぞれ採用した。さらに、[[ビタミンC]][[誘導体]]を空気中に浮遊させるための「ビタミンカセット」を装備した(ビタミンカセットは本体に同梱するほか、定期的な交換が必要なため交換用が別売部品として用意されている)。
:なお、2014年モデルまではリビングでの用途を想定したシリーズのため、ラインアップは冷房能力4.0kWクラス(14畳用)からとなっていたが、2015年モデルで2.2kWクラス(6畳用)・2.5kWクラス(8畳用)・2.8kWクラス(10畳用)・3.6kWクラス(12畳用)を新設して最上位モデルの位置づけとなり、カラーラインナップは白系のクリアホワイトのみとなった。また、2016年モデルは「白くまくん」で初めてとなる9.0kWクラス(29畳用)を新設。2017年モデルは、3.6kWクラス(12畳用)の単相200V電源モデルを新設した。
 
; ステンレス・クリーン 白くまくん ZJシリーズ(住宅設備用)
: RAS-ZJ22FZJ22G/ZJ25FZJ25G/ZJ28FZJ28G/ZJ36FZJ36G/ZJ40F2ZJ40G2/ZJ56F2ZJ56G2/ZJ63F2ZJ63G2/ZJ71F2ZJ71G2/ZJ80F2ZJ80G2
: CV-PAM制御搭載ハイグレードモデル。
: 既搭載の「くらしカメラ ツインF」は画像カメラ用フィルターの起動で近赤外線画像にすることで切り替え、家具の位置や形状を検知する「ものカメラ」を備えた「くらしカメラ3D」に進化するとともに、リモコンに追加された「気流通り道」ボタンを押すことで「くらしカメラ3D」が部屋を立体的にとらえて「気流の通り道」を見つけることで気流をコントロールする。さらに、冷房・除湿・健康冷房[涼快]運転時にセットしておくことでタイマー時間経過後に運転を停止した後でも室温変化を検知して再運転する「みはっておやすみ」タイマーにも発揮し、室温変化に加えて大きな寝返りの頻度を見て再運転を行うようにした(ただし、室外機の真下は検知できず、寝ている状態によっては正しく検知されない場合があるので注意が必要)。さらに、「気流の通り道」に合わせた風を送るために、ダブルフラップの手前側を3分割した「3分割フロントフラップ」も採用した。そのほか、XJシリーズにも搭載されている「新・間取りサーチ」や「ゆか暖」も搭載している。
 
; ステンレス・クリーン 白くまくん E/ELシリーズ