落合晃

日本の中距離走選手

落合 晃(おちあい こう、2006年8月17日[2] - )は、日本陸上競技選手[3]。専門は中距離走[3]。2025年3月時点で男子800メートル (m)の日本記録保持者。駒澤大学在学。

落合 晃
おちあい こう
選手情報
ラテン文字 Ko Ochiai
国籍 日本の旗 日本
競技 トラック競技 (中距離走)
種目 800m, 1500m
大学 駒澤大学
生年月日 (2006-08-17) 2006年8月17日(19歳)
出身地 滋賀県の旗滋賀県高島市
身長 165cm[1]
体重 57kg
成績
世界選手権 U20 2024英語版
国内大会決勝 日本陸上競技選手権大会
自己ベスト
800m 1分44秒80 (2024年)日本記録
1500m 3分44秒18(2025年)
獲得メダル
陸上競技
日本の旗 日本
U20世界陸上競技選手権大会
2024 リマ英語版 800m
U20アジア陸上競技選手権大会
2024 ドバイ 800m
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来歴

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滋賀県高島市出身[3]。幼少時は各種のスポーツに取り組んだが、中学生になって陸上競技に絞る[3]滋賀学園高等学校に進学する[4]。1年生時に、全国高等学校総合体育大会陸上競技大会(インターハイ)近畿大会800mで1分50秒19の1年生最高記録を樹立する[4]同年秋の国民体育大会の少年共通の部では8位だった[4]。2年生時はインターハイ全国大会で800mを制覇、1500mでも6位に入賞し、国体少年共通の部では2位入賞を果たす[3][4]

3年生となった2024年4月の第21回U20アジア陸上競技選手権大会の代表選手に選ばれ、800mで優勝した[3]。5月の静岡国際陸上競技大会では1分46秒54のタイムで高校ならびにU20の日本記録を樹立した[3]。6月の第108回日本陸上競技選手権大会では予選で1分45秒82の大会記録を作り、決勝は1分46秒56で初優勝を達成する[3]。ただ、落合自身は2024年パリオリンピック参加標準記録(1分44秒70)に届かなかったことを不満に感じたという[3]。7月のインターハイで1分44秒80の日本新記録を樹立して2連覇を達成した[5]。この結果により、第20回U20世界陸上競技選手権大会英語版リマ)の代表に選出され[5]、本番では決勝に残って1分47秒03で3位入賞を果たした[1][3]

2024年12月、高校卒業後に駒澤大学に進学することが報じられた[6]

2025年3月上旬には駒澤大学の学生寮に入り、監督の大八木弘明が指導するGgoatに帯同してアメリカ合衆国アルバカーキで3週間の合宿に参加した後、4月8日の入学式に出席した[7]。9月16日の世界陸上東京大会の男子800mに出場。予選で世界陸上における日本人最高記録となる1分46秒78となるも、7着で準決勝進出とはならなかった[8]

脚注

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出典

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  1. ^ a b “【陸上】落合晃、男子800mで銅メダル!日本勢初決勝で快挙 久保凛は6位/U20世界選手権”. 日刊スポーツ. (2024年8月30日). https://www.nikkansports.com/sports/athletics/news/202408300001592.html 2025年3月22日閲覧。 
  2. ^ ggoatgohanのポスト(DNezoo9o2Wv)”. Instagram. 2025年8月21日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g h i j 田中幸文「男子800m日本記録樹立の落合晃が見つめる東京2025世界陸上、そしてロサンゼルス2028」 - Olympic.com(2024年12月11日)2025年3月22日閲覧。
  4. ^ a b c d 落合晃選手が日本新記録を樹立されました!! - 高島市(2024年8月20日)2025年3月22日閲覧。
  5. ^ a b 酒井政人「パリ五輪を本気で目指した高校生・落合晃が日本新記録で男子800mを連覇、日本人初の1分44秒台が結実したストーリー|インターハイ陸上(3)男子800m」 - JBpressオートグラフ(2024年8月2日)2025年3月22日閲覧。
  6. ^ 800m日本記録保持者・落合晃が駒大へ進学!駅伝の超名門から世界目指す - 月陸Online(2024年12月9日)2025年3月22日閲覧。
  7. ^ “800m日本記録保持者・落合晃が駒大に入学! 「これから大学生活が始まるんだ」”. 月陸Online. (2025年4月8日). https://www.rikujyokyogi.co.jp/archives/166285 2025年4月9日閲覧。 
  8. ^ 駒大・落合晃「もっともっと力をつけて、また世界の舞台へ」予選敗退ながら大会日本人最高1分46秒78/東京世界陸上”. 月陸Online. 月刊陸上競技 (2025年9月16日). 2025年11月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年11月7日閲覧。

外部リンク

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