裾払い(すそはらい)とは、相撲日本相撲協会制定決まり手八十二手、掛け手の一つである。旧称裾返し(すそがえし)。

解説

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出し投げを打った際、相手が踏み出した右(左)足の足首を左(右)足で払って後ろ向きに倒す技[1]

白鵬日馬富士が、この決まり手で勝ったことがある。

時天空が得意としており、2015年(平成27年)1月場所では、3日目の幕内の取組で松鳳山に、11日目の幕内の取組で妙義龍に、13日目にも裾払いで勝ち時天空は一場所で3回裾払いで勝った。また同年5月場所9日目の十両最後の一番で天風に、同年7月場所6日目の幕内の取組で琴勇輝にこの決まり手で勝利している。

2018年5月場所2日目に旭大星が安美錦にこの決まり手で勝っている。また、2019年7月場所12日目に鶴竜千代大龍にこの決まり手で勝った。

裾払いは、『古今相撲大全』では「裾返し」と呼ばれていた。

相撲』誌1995年9月号によると、柔道出足払相撲決まり手では裾払いにあたる技である[2]

脚注

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  1. ^ 『大相撲ジャーナル』2017年7月号 p76
  2. ^ 下川哲徳「技を語る(9)「裾払い」」『相撲』第44巻第9号、ベースボール・マガジン社、1995年9月、122-123頁、NDLJP:7911269/62。「裾払いは柔道の技で言うと出足払いに当たる。」 

関連項目

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外部リンク

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