高良久美子
高良 久美子(たから くみこ)は、日本の打楽器奏者、作編曲家。ヴィブラフォンやマリンバを中心に幅広い分野で活動している。
| 高良 久美子 | |
|---|---|
| ジャンル | ジャズ、現代音楽、舞台音楽 |
| 職業 | 打楽器奏者、作編曲家 |
| 担当楽器 | 打楽器、ヴィブラフォン、マリンバ |
| 共同作業者 | 坂田明、仙波清彦、大友良英、ホッピー神山、大貫妙子、UA、Orquesta Libre、Bondage Fruit、Warehouse、Vincent Atmicus、Orquesta Nudge! Nudge! |
経歴
編集幼少期から打楽器に親しむ。東京芸術大学器楽科を卒業後、吹奏楽、室内楽、オーケストラ、ミュージカル、映画や舞台音楽、スタジオワークなどの活動を開始した。仙波清彦率いる「はにわ隊」への参加をきっかけにバンド活動を本格化させた。「Bondage Fruit」「Warehouse」「Vincent Atmicus」「大友良英ONJO」「Orquesta Libre」「Orquesta Nudge! Nudge!」などに参加し、国内外のフェスティバルにも出演している。[1][2][3]
2011年には、ノルウェーのドラマーPaal Nilssen-Love、イタリアのベーシストMassimo Pupilloと共に『Raids On The Unspeakable』を録音。高良はヴィブラフォンとティンパニで参加し、その演奏は「開放感と柔らかさ」を作品にもたらしたと評価されている。[4]
同時期にデンマークのギタリストMartin Vognsenのプロジェクト「State Changes According To A Wind」にヴィブラフォンとパーカッションでクレジットされている。[5] [6]
坂田明、小室等、仙波清彦、大友良英、ホッピー神山、大貫妙子、UA、ヤドランカ、チェンミン(二胡)ら多くのアーティストと共演し、レコーディングやコンサートに参加している。[7] [8]
舞台・オペラ
編集映画音楽、NHKのテレビドラマ、フィルムワークス、無声映画の伴奏などを多数手がけるほか、文学座や三谷幸喜演出の舞台作品に音楽制作として関わっている[要出典]。
2007年からはオペラシアターこんにゃく座に参加し、『クラブ・マクベス』を皮切りに多数の作品に出演。2024年には『リア王』(吉祥寺シアター公演)に出演した[9]。
映画音楽
編集テレビ
編集- NHK大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺〜』(2019年) - 音楽参加[12]
脚注
編集- ^ “Time Capsule – Bondage Fruit” (英語). Pitchfork (2011年8月15日). 2025年9月6日閲覧。
- ^ 「プロフィール」『Rhythm & Drums Magazine』2005年10月号、リットーミュージック、2005年10月、22頁。
- ^ 「プロフィール」『Rhythm & Drums Magazine』2009年7月号、リットーミュージック、2009年7月、51頁。
- ^ “Kumiko Takara/Massimo Pupillo/Paal Nilssen-Love: Raids On The Unspeakable – Album Review” (英語). All About Jazz (2011年9月25日). 2025年9月6日閲覧。
- ^ “State Changes According to a Wind / King Hussein Bridge”. ディスクユニオン. 2025年9月6日閲覧。
- ^ “Allenby Bridge Crossing Point / State Changes According to a Wind”. ディスクユニオン. 2025年9月6日閲覧。
- ^ “出演者紹介(夢の森にて2003)”. 喜劇映画研究会. 2025年9月10日閲覧。
- ^ “UA × Naruyoshi Kikuchi – Cure Jazz (Credits)” (英語). Discogs. 2025年9月10日閲覧。
- ^ “こんにゃく座 オペラ『リア王』”. オペラシアターこんにゃく座. 2025年9月6日閲覧。
- ^ “高良久美子”. MOVIE WALKER PRESS. 2025年9月6日閲覧。
- ^ “映画『ぶぶ漬けどうどす』劇伴に芳垣安洋と高良久美子が参加”. リズム&ドラム・マガジンWeb. 2025年9月6日閲覧。
- ^ “大友良英 〜 大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺』総集編”. JazzTokyo (2019年12月30日). 2025年9月10日閲覧。