O-アセチルセリン
O-アセチルセリン(O-acetylserine)は、α-アミノ酸の一つで、構造式がHO2CCH(NH2)CH2OC(O)CH3の化合物である。細菌や植物でシステイン生合成の中間体となる。
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物質名 | |
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(2S)-3-アセチルオキシ-2-アミノプロパン酸 | |
識別情報 | |
3D model (JSmol)
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ChemSpider | |
PubChem CID
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CompTox Dashboard (EPA)
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性質 | |
C5H9NO3 | |
モル質量 | 183.59 |
特記無き場合、データは標準状態 (25 °C [77 °F], 100 kPa) におけるものである。
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セリン-O-アセチルトランスフェラーゼ(EC 2.3.1.30)によるセリンのアセチル化によって生合成され、システインシンターゼ(EC 2.5.1.47)によって、硫黄源を用いてシステインに変換されると同時に酢酸を放出する[1]。
- HO2CCH(NH2)CH2OH → HO2CCH(NH2)CH2OC(O)CH3
- HO2CCH(NH2)CH2OC(O)CH3 → HO2CCH(NH2)CH2SH