削除された内容 追加された内容
解消。
タグ: 手動差し戻し
編集の要約なし
タグ: モバイル編集 モバイルウェブ編集 改良版モバイル編集
 
(2人の利用者による、間の3版が非表示)
1行目:
{{Location map|Japan Nara Prefecture|relief=1|lat_deg=34|lat_min=26|lat_sec=20.8|lon_deg=135|lon_min=46|lon_sec=17.9|label=市尾今田<br/>古墳群|position=topbottom|width=220|mark=Red pog.svg|marksize=10|caption={{Center|市尾今田古墳群の位置}}}}
'''市尾今田古墳群'''(いちおいまだこふんぐん)は、[[奈良県]][[高市郡]][[高取町]]市尾にあった[[古墳群]]。現在では墳丘は失われている。
 
9行目:
== 一覧 ==
=== 1号墳 ===
[[ファイル:市尾今田1号墳 小札鋲留衝角付冑.JPG|thumb|220px|right|{{center|1号墳 小札鋲留衝角付冑}}{{small|[[奈良県立橿原考古学研究所]]附属博物館企画展示時に撮影。}}]]
[[ファイル:市尾今田1号墳 三角板鋲留短甲.JPG|thumb|250px|right|{{center|1号墳 三角板鋲留短甲}}{{small|奈良県立橿原考古学研究所附属博物館企画展示時に撮影。}}]]
'''市尾今田1号墳'''は、標高110メートルの場所にある円墳。墳形は円形で、直径22メートル・高さ2.5メートルを測る{{Sfn|奈良県の地名 刊行後版|2006}}。墳頂部には[[円筒埴輪]]を巡らし、中央に家形埴輪を置く{{Sfn|奈良県の地名 刊行後版|2006}}。
 
埋葬施設は墳丘中央部における刳抜式木棺{{Sfn|奈良県の地名 刊行後版|2006}}(または割竹形木棺{{Sfn|日本古墳大辞典|1989}})である。墓坑は南北方向を主軸として長さ6.6メートル・幅2.5メートルを測り、木棺は長さ5.5メートル・幅0.8メートルを測る{{Sfn|日本古墳大辞典|1989}}。南頭位とみられ、棺内では南端から首飾りとみられるガラス玉250以上が出土している。また、南小口から三角板革綴短甲1が、北小口から三角板鋲留短甲1・小札鋲留衝角付冑1・三角板革綴短甲片・頸甲2・肩甲・鉄鏃160以上・鉄鎌・鉄斧・鉄製手斧・鐏・漆塗竪櫛2・硬玉製勾玉が、棺外東辺から漆塗盾2・コ字状縁金具が、棺上から漆塗柄付鉄槍・鉄2・鉄剣・鉤状鉄器が出土している{{Sfn|日本古墳大辞典|1989}}。
 
築造時期は、古墳時代中期の5世紀中葉頃と推定される。
20 ⟶ 18行目:
'''市尾今田2号墳'''は、1号墳の南辺に接して築造された方墳。墳形は方形で、一辺18メートル・高さ2メートルを測る{{Sfn|奈良県の地名 刊行後版|2006}}。墳頂部縁辺と墳端には円筒埴輪・[[形象埴輪]](家形・盾形・靫形・蓋形埴輪など)を置く{{Sfn|日本古墳大辞典|1989}}。
 
埋葬施設は墳頂部における刳抜式木棺{{Sfn|奈良県の地名 刊行後版|2006}}(または割竹形木棺{{Sfn|日本古墳大辞典|1989}})である。墓坑は南北方向を主軸として長さ6.5メートル以上・幅3.3メートルを測り、木棺は長さ5.1メートル以上・幅0.8メートルを測る{{Sfn|日本古墳大辞典|1989}}。棺内からは鉄刀のみが、棺外からは[[石製模造品]]・鉄・鉄鏃・漆塗盾・鐏が出土しているほか、盗掘坑内から肩甲・方形鉄板・刀剣などが出土している{{Sfn|日本古墳大辞典|1989}}。
 
築造時期は、古墳時代中期の5世紀後半頃と推定される{{Sfn|奈良県の地名 刊行後版|2006}}。
39 ⟶ 37行目:
{{small|(記事執筆に使用していない関連文献)}}
* {{Cite book|和書|editor=奈良県立橿原考古学研究所|author=|year=1983|chapter=|title=市尾今田古墳群|series=高取町文化財調査概報第1冊|publisher=高取町教育委員会|isbn=|ref=}}
{{coord|34|26|20.8|N|135|46|17.9|E|region:JP-29_type:landmark|display=title}}
 
{{デフォルトソート:いちおいまたこふんくん}}
[[Category:奈良県の古墳]]