「市尾今田古墳群」の版間の差分
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Saigen Jiro (会話 | 投稿記録) 自身の奈良県立橿原考古学研究所附属博物館展示品の掲載見直し。 |
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'''市尾今田1号墳'''は、標高110メートルの場所にある円墳。墳形は円形で、直径22メートル・高さ2.5メートルを測る{{Sfn|奈良県の地名 刊行後版|2006}}。墳頂部には[[円筒埴輪]]を巡らし、中央に家形埴輪を置く{{Sfn|奈良県の地名 刊行後版|2006}}。
埋葬施設は墳丘中央部における刳抜式木棺{{Sfn|奈良県の地名 刊行後版|2006}}(または割竹形木棺{{Sfn|日本古墳大辞典|1989}})である。墓坑は南北方向を主軸として長さ6.6メートル・幅2.5メートルを測り、木棺は長さ5.5メートル・幅0.8メートルを測る{{Sfn|日本古墳大辞典|1989}}。南頭位とみられ、棺内では南端から首飾りとみられるガラス玉250以上が出土している。また、南小口から三角板革綴短甲1が、北小口から三角板鋲留短甲1・小札鋲留衝角付冑1・三角板革綴短甲片・頸甲2・肩甲・鉄鏃160以上・鉄鎌・鉄斧・鉄製手斧・鐏・漆塗竪櫛2・硬玉製勾玉が、棺外東辺から漆塗盾2・コ字状縁金具が、棺上から漆塗柄付鉄槍・鉄
築造時期は、古墳時代中期の5世紀中葉頃と推定される。
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'''市尾今田2号墳'''は、1号墳の南辺に接して築造された方墳。墳形は方形で、一辺18メートル・高さ2メートルを測る{{Sfn|奈良県の地名 刊行後版|2006}}。墳頂部縁辺と墳端には円筒埴輪・[[形象埴輪]](家形・盾形・靫形・蓋形埴輪など)を置く{{Sfn|日本古墳大辞典|1989}}。
埋葬施設は墳頂部における刳抜式木棺{{Sfn|奈良県の地名 刊行後版|2006}}(または割竹形木棺{{Sfn|日本古墳大辞典|1989}})である。墓坑は南北方向を主軸として長さ6.5メートル以上・幅3.3メートルを測り、木棺は長さ5.1メートル以上・幅0.8メートルを測る{{Sfn|日本古墳大辞典|1989}}。棺内からは鉄刀のみが、棺外からは[[石製模造品]]・鉄
築造時期は、古墳時代中期の5世紀後半頃と推定される{{Sfn|奈良県の地名 刊行後版|2006}}。
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