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この頃、石勝線沿線には当時の[[スキーブーム]]を背景にトマム([[勇払郡]][[占冠村]])・サホロ([[上川郡 (十勝国)|上川郡]][[新得町]])に大型[[リゾート]][[ホテル]]が作られた。道路事情の不便さもあり、両リゾートへのアクセスは千歳空港からのスキー客輸送を石勝線に頼っていたが、国鉄の運行する臨時列車は旧態化したキハ56系が主力で、「リゾート」の雰囲気とはほど遠くホテル・利用客の双方から不満があった。
 
そこでホテル側は、ホテルが宿泊客向けに列車を借り切り営業収入を保証するという国鉄にとっては有利な条件を提示して、新たな特別車両の開発を申し入れた。これは国鉄にとっても前代未聞のケースで、従来の国鉄の体質では受け容れ難い企画提案であったが、民営化を前にした増収政策への方針転換もあり、国鉄とホテルの提携([[タイアップ]])によってリゾート列車用の特別車の開発が行われることになった<ref>トマム地区に関しては、石勝線開通による交通アクセス向上が見込まれたことから、北海道の政財界・当時の札幌[[鉄道管理局]](北海道総局から一時的に分離)・[[日本交通公社 (財団法人)|日本交通公社]]がスキー場建設の調査・協議をした結果、1982年に[[関兵精麦]]が運営するホテルアルファと占冠村による[[第三セクター]]「シムカップ・リゾート開発公社」が設立されリゾート開発が行われた。そのために国鉄もホテル側からの企画提案には柔軟な姿勢を取ったともいわれている</ref>。
 
== 車両 ==