情熱の砂漠
概要
この楽曲はザ・ピーナッツの活動が晩年に入った時期に発表されたものである。作曲は当時ザ・ワイルドワンズのリーダーであった加瀬邦彦が担当していた。加瀬はほぼ同時期に、同じくザ・ピーナッツの楽曲である「指輪のあとに」の作曲も手掛けている。作詞は前年1972年発表の「さよならは突然に」を手掛けた山上路夫であった。
ザ・ピーナッツの活動が晩年(1970年代)に入ると加瀬以外にも沢田研二、クニ河内、中村泰士、鈴木邦彦等が楽曲を提供していた。何れも歌手出身者が提供している。
歌詞は2番まで作成されている。この楽曲は各発売のCDにより少なくとも2ヴァージョンある事が確認されている。
NHK紅白歌合戦で歌唱された事は1度もなかったものの、1975年4月5日の「ザ・ピーナッツ さよなら公演」(東京公演)では、この楽曲の1番の歌詞と「さよならは突然に」の2番の歌詞とを接続して歌唱されていた。この時の公演での歌唱に付いては、ザ・ピーナッツデビュー45周年となった2004年11月26日にリリースされた「ザ・ピーナッツ メモリーズBOX」や2009年6月24日にリリースされたDVD「P-Legend」にも収録されている。現在でもザ・ピーナッツの全曲集CDに収録されている事が多い。1978年には近田春夫&ハルヲフォンによるカヴァーバージョンも発表されている。
作成者
- 作詞 山上路夫
- 作曲 加瀬邦彦
参考文献・出典
- キングレコード ザ・ピーナッツ メモリーズBOX付属解説書