KABA.ちゃん
KABA.ちゃん(カバちゃん[1]、1969年(昭和44年)6月19日 - )は、日本のタレント、振付師。本名、椛島 永次(かばしま えいじ)。
| かばちゃん KABA.ちゃん | |
|---|---|
| 本名 |
椛島 永次 (かばしま えいじ) |
| 生年月日 | 1969年6月19日(56歳) |
| 出生地 |
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| 国籍 |
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| 民族 | 日本人 |
| 血液型 | A型 |
| 職業 | タレント、振付師 |
| ジャンル | バラエティ、音楽 |
| 活動期間 | 1996年 - 現在 |
| 活動内容 |
歌手グループ「dos」元メンバー 2010年よりプラチナムプロダクションに移籍 |
| 公式サイト | KABA.ちゃんオフィシャルブログ「DISKABA.RY」 |
| 主な作品 | |
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振付作品 SMAP「世界に一つだけの花」 安室奈美恵「Body Feels EXIT」「Chase the Chance」他 テレビ番組 「笑っていいとも!」「もしもツアーズ」他 | |
福岡県福岡市出身。プラチナムプロダクション所属。以前はジールアソシエイツ、アンセムに所属していた。
熊本県立熊本北高等学校中退。小室哲哉プロデュースの元dosのメンバー。安室奈美恵や華原朋美、SMAPの代表曲「世界に一つだけの花」の振付師としても有名である。身長172cm。
人物
兄弟・姉、長男、次男(KABA.ちゃん)、三男
来歴
高校中退後、世界トップレベルで学びたいとニューヨークへのダンス留学を決意、NYに単身渡米し、ハリウッドスターも通う一流ダンス教室で学ぶ。この時、同居男性に600万円を貢ぐものの相手に香港人の彼氏ができてしまう。
1996年(平成8年)、小室哲哉がプロデュースする三人組のダンスユニット・dosのメンバーとして『ASAYAN』(テレビ東京)からデビュー。dos結成以前から現在まで振付師としても活躍している。安室奈美恵の小室プロデュース初期のヒット曲のほとんどや、SMAP×SMAP歌コーナー・コンサートツアーの振り付けなどを担当、シングルでは2003年(平成15年)に発売されたSMAPの代表曲『世界に一つだけの花』の振付も担当した。
dos時代、話すとついオカマ(オネエ)口調とキャラクターが出てしまい、ゲイであることがばれるため、事務所サイドから緘口令を敷かれていたという。『ASAYAN』でのオーディションの合否を自宅に伝えに行くVTRの中でも、当時付き合っていた男性との同居先にスタッフが出向いたが、テロップでは兄と一緒に住んでいる自宅と書かれた。また『笑っていいとも!』の名物コーナー「テレフォンショッキング」にも、他のメンバー(taeco・asami)は出演したが、本人だけ「風邪」という理由で欠席した。だが、数年後にはdosとしてではなく「SMAPの振付師」という肩書きでオカマキャラのまま出演するようになり、2005年(平成17年)3月23日までは『笑っていいとも!』の隔週水曜レギュラーとなった。
2001年(平成13年)に、BSフジで放送された『鈴木あみのアイドルダウンロードショー』では本名の椛島永次でゲスト出演。その後、出演アイドルに振り付けを教える企画で、アイドルにオネエ言葉で厳しく指導するシーンが放送され、既にオカマキャラとなっていた。
2002年(平成14年)頃、『踊る!さんま御殿!!』などのバラエティ番組にてゲイであることをカミングアウトし、以降『笑っていいとも!』の水曜日の隔週レギュラーになるなど、バラエティに次々と進出。更にはCMにも出演するなど「オネエキャラ」として定着している。
オカマキャラだが自称「イケメン振り付け師」であり、賢いイケメンをイメージした「イケメンダンス」や、棒を使って光栄を意味する「光栄のダンス」を披露したこともある。
2004年(平成16年)7月7日に、タレントの千秋とのデュエットCD『つらいね赤ちゃん!/最近ハヤリのメイク歌』を「千秋 with KABA.ちゃん」のアーティストネームでリリースした。「最近〜」は、アニメ『とっとこハム太郎』のエンディング曲になっていた。
2005年(平成17年)2月18日放送のフジテレビ金曜エンタテイメント『おかしな二人 〜伊豆・天城越えオネエ旅 女郎蜘蛛伝説殺人事件〜』で筧利夫とテレビドラマで共演し、ドラマ初出演で主役を務めた。
芸能界での一番の親友は光浦靖子(次いで相田翔子、辺見えみりや前述の千秋など)。最近ではみのもんたや大沢あかね、坂下千里子らと共演する機会が多い。特に大沢あかねと若槻千夏とは月に何度か集い、報告会をしている。本人曰く、好きな芸能人は乙葉。彼女が藤井隆と結婚した後も乙葉のファンを熱心に続ける。野沢直子からも『KABA.は私の大切な親友の一人』と自身のブログ内で紹介された。
現在は振付師、タレント活動の他、to be candidateというゲイだけのユニットに携わっており、プロデューサーとしてメンバー達を育成中である。
テレビ出演の際はカラフルな色の衣装を着用する事が多く、ブランドとしてはルシアンペラフィネ、トゥモローランド、ツヨシエトワールなどが多い。
エピソード
- 以前、現在お笑い芸人であるマイケルにダンスを教えていた。当時、マイケルに本気で恋してしまい告白したが振られた。その後KABA.ちゃんは、マイケルに対する態度を豹変、スパルタ指導を繰り返し、結果、マイケルはダンサーとしての将来に不安を感じ、芸人に転じた。
- 母親は放浪癖があり何度も家出している。KABA.ちゃんは大人になった今でも幼い頃母親が家出をしたことがかなりのトラウマになっている。
- KABA.ちゃんが子供の頃に母親は男性と駆け落ち、現在になって「老後が心配」という事で実家に戻った。とある全国ネットの番組の実家訪問コーナーでKABA.ちゃんの実家が放映された際にKABA.ちゃんはいつもの陽気な感じで兄弟や父親を紹介するも、KABA.ちゃん本人が撮影するホームビデオに母が映ったのは一瞬であった。
- 後に「とんねるずのみなさんのおかげでした」のワンコーナー「とんねるずを泊めよう」において、とんねるずの尽力もありKABA.ちゃんの家族は和解した。また、KABA.ちゃんには姉がおり「とんねるずのみなさんのおかげでした」の「モジモジ君」にも出演した事がある。以前は葬儀屋に勤務していたが、「とんねるずを泊めよう」で全国ネット規模で顔が割れてしまった事から「笑いは葬儀屋に似つかわしくない」として解雇されてしまった。
- 「世界に一つだけの花」の振付は女子トイレの鏡を見て考えたと本人が話している。
- 公式ブログには、以前レイザーラモンHGとのツーショットが掲載されていた。またブログにてファンのコメントへの返事もまめにしており、画家の御座総一の作品を評価するなど他アーティストとの交流も深い。
- 中日ドラゴンズの投手、佐藤充が「カバちゃん」と呼ばれるほどに自分に似ていることについて、2006年6月21日付の中日スポーツの一面で「自分も(佐藤投手が自分に)似ていると思っていた。佐藤投手には一度お会いしてお話したい」と語り、交流戦での彼の活躍を称えるとともに佐藤投手にエールを贈った。
- 女性に耳を触られるのがとても嫌いである。ダウンタウンDXにおいて、熊田曜子が話の流れで、隣に座っていたKABA.ちゃんの耳たぶを触ろうと手をのばした瞬間、真顔で「テメエ触んじゃねえよ!!」と叫んで熊田の手を払いのけ、あまりの拒否反応ぶりで共演者を驚かせた。
- 「世界に一つだけの花」の影響か、男女問わず振り付けをしていると思われがちだが、実際は女性歌手への振り付けが多い。本人曰く「女の子専門だから」らしい。[2]
- ORANGE RANGEの大ファン。
- お尻のレーザー脱毛中に出力を上げ過ぎて火傷した。[3]
- 2008年(平成20年)のクリスマスは一人寂しく過ごしたらしい
- 普段はオネエキャラだが振付を指導するときは厳しい。
- NHK教育テレビで放送されている教育番組『天才てれびくん』の企画で「なりきりシンガーズ」(てれび戦士がアーティストになりきるコーナー)があり、当時SMAPの振付を担当していたということから『世界に一つだけの花』などの振付を、SMAPになりきったてれび戦士に指導。その際、レッスン中に雑談していたてれび戦士に、男言葉で注意していた。
- 『人生が変わる1分間の深イイ話』の企画「京都新選組プロジェクト」の最終オーディションでは候補者11名の振付指導を行った。動きが悪い候補者たちに「(オーディションに落ちて最終候補者になれず)ここに来られなかった人たちの気持ちも考えてやって欲しい」と語り、チャンスが目の前にあるのに必死にならない候補者を叱った[4]。
- 美容外科の先生に「平均的な男性の顔より5mm長い」と言われたのでアゴを5mm削った。[5]
振付作品
| SMAP | 関西テレビ・フジテレビ『SMAP×SMAP』 2003年/『世界に一つだけの花』 CONCERT TOUR 2000・2001・2002・2003 等 |
| 安室奈美恵 | 1995年/『Body Feels EXIT』『Chase the Chance』 1996年/『Don't wanna cry』『You're my sunshine』『LET'S DO THE MOTION』『a walk in the park』 1997年/『How to be a Girl』 1999年/『toi et moi』 2007年/『It's all about you』(『NAMIE AMURO PLAY TOUR 2007』より) |
| 華原朋美 | 1995年/『keep yourself alive』『I BELIEVE』 2003年/朋ちゃん&コロッケ『ありがとね!』 |
| dos | 1996年/『Baby baby baby』『more kiss』『CLOSE YOUR EYES』 |
| ジョビジョバ | フジテレビ『胸さわぎの土曜日』 |
| 米倉利紀 | 「98'NASTY GROOVE NIGHT Vol.4」コンサートツアー 「flave」コンサートツアー'99 「99'NASTY GROOVE NIGHT Vol.5」コンサートツアー 「2000 power」コンサートツアー |
| タンポポ | 1998年/『ラストキッス』 |
| MAX | 1999年/『Love impact』『銀河の誓い』(HIM『AQUARIUS』のカバー) 2010年/『どんなときも。』(槇原敬之『どんなときも。』のカバー) |
| AN-J | 1999年/『笑顔が見える場所〜I WANNA GO〜』(華原朋美『I WANNA GO』のカバー) |
| AI-SACHI | 2001年/『BEFORE DAWN』 |
| 観月ありさ | 『ナースのお仕事 ザ・ムービー』『ナースのお仕事4』(『ナースのお仕事』より) |
| 三瓶 | 2001年/『SANPEI DAYS』『三瓶の39days』 2002年/『三瓶のエブリディ』 |
| RAG FAIR | 2002年/『ラブラブなカップル フリフリでチュー』 |
| 千秋 with KABA.ちゃん | 2004年/『つらいね赤ちゃん!』 |
| フルーツポンチ | 『それゆけ! おはマーチ』 |
| The Students | 『ハトマメ 〜Say Hello To The World.〜』(『さんまのSUPERからくりTV』より) |
| 松坂慶子 | 『愛の水中花』(NHK 第36回思い出のメロディー) |
| ピンク・レディー | メモリアルコンサート |
| ピーター | 「人間狩り」(35th.ドラマチックコンサート) |
| びゅーちふるず | 『みんなだいすきモンチッチ』 |
| エナポゥ | 『テキワナタイン』(NHK『おでんくん』テーマソング) |
| AWA DANCE | 映画『阿波DANCE』(オリジナルAWA DANCE) |
| Pabo | 2007年/『恋のヘキサゴン』(作詞:島田紳助、作曲:高原兄) |
| 笑顔体操 | フジテレビ『体操の時間。』『FNS27時間テレビ!! みんな笑顔のひょうきん夢列島!!』より |
| 矢島美容室 | 2009年/『はまぐりボンバー』 |
| 麻生夏子 | 2011年/『にゃんぱいあ体操』(作詞・作曲・編曲:前山田健一) |
その他
- CM振付
- Jミート「お肉スキスキ」
- ピーチ・ジョン「PEACH JOHN」
- 東芝・薄型大型テレビ「beautiful"face"」、face「テレビを2倍」
- ロッテ・ピュアホワイトガム「噛んでホワイト」
- ダイアナ「ダンス篇」
- ミュージカル振付
- 青山劇場『リトル ショップ オブ ホラーズ』テーマ曲(2005年)
- イベント振付
- サンリオピューロランドパレード「Believe」テーマ曲「ココロつなぐリズム」(作詞・作曲:大江千里 2007年)
- USJ10周年記念ソング 「グッキー GOOD LUCKY!!!!!」 唄 GReeeeN×ベッキー#
ディスコグラフィ
シングル
- KABA.ちゃん with 愉快な仲間×3『ポケモン言えるかな? 2004』(2004年4月28日、メディアファクトリー)
- 千秋 with KABA.ちゃん『つらいね赤ちゃん!/最近ハヤリのメイク歌』(2004年7月7日、ソニー・ミュージックレコーズ)
- テレビ東京『とっとこハム太郎』エンディングテーマ「最近ハヤリのメイク歌」
- C.K.M.(秋元康プロデュース)『踊りませんか?』(2005年8月24日、ソニー・ミュージックレコーズ)
- JFN『ミッドナイトランブラー』デビュープロジェクト『青空にTAKE OFF 〜きらきら輝くの〜』(2006年3月3日、JFN ONLINE)
- 「パトロールシスターズの天下取り大作戦」より
出演
テレビ番組
- 『笑っていいとも!』金曜→水曜→水曜隔週レギュラー(フジテレビ系・2002年10月 - 2005年3月)
- 『週刊ポケモン放送局』準レギュラー(テレビ東京系・2003年11月 - 2004年8月)
- 『決定!これが日本のベスト』(テレビ朝日系・2003年11月 - 2004年9月)
- 『アンデュ』司会(中京テレビ・2004年5 - 9月)
- 『ジャスト』月1水曜レギュラー(TBS系) - 番組終了
- 『クイズプレゼンバラエティー Qさま!!』(テレビ朝日系・2004年10月 - 2005年10月)
- 『もしもツアーズ』隔週(フジテレビ系)
- 『(秘)ひらめ筋』(日本テレビ系・2005年4 - 9月)
- 『ひらめ筋GOLD』(日本テレビ系・2005年10月 - 2006年3月)
- 『おやじ味噌』(住商ホームショッピング)
- 『スーパーモーニング』(テレビ朝日系、コメンテーター) - 本名の椛島永次名義
- 『午後は○○おもいッきりテレビ』→『おもいッきりイイ!!テレビ』(日本テレビ系) - 前者は不定期、後者は木曜レギュラー
- 『リトル・チャロ ケータイで試そうあなたの英語力』(NHK教育)
- 『気になる通販ランキング!ポシュレデパート深夜店』(日本テレビ)
- 『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ 2010年1月14日)- 「とんねるずを泊めよう」SP
ラジオ番組
CM
- ワーナーホームビデオ・2003年101タイトルキャンペーンKABA.ちゃん編(2003年11月21日 - ワンクール)
- 『K4 TETRA』(貝印・2004年3月 - 2005年3月)
- 『セボン』『消臭たまご』(アース製薬・2004年10月 - 2006年9月)
映画
- 『あらしのよるに』ヤギのおばさん役((C)2005あらしのよるに製作委員会・2006年12月10日公開)
- 『恋するマドリ』(オフィス・シロウズ・2007年8月18日公開)
- 「喰いしん坊! 大喰い苦闘編」(2007年8月公開、メディアワークス)
- トロと旅するTHE MOVIE(2009年4月) - 本人 役
- 『劇場版ポケットモンスター アドバンスジェネレーション 裂空の訪問者 デオキシス』 - 本人役の声優として特別出演
- 『矢島美容室 THE MOVIE 〜夢をつかまネバダ〜』(2010年4月29日公開、松竹) - 謎の掃除婦 役
テレビドラマ
- 『悪いオンナ「シャッフル」』第3話ゲスト土田信治役(TBS系・2000年3月15日)
- 『OLヴィジュアル系』本人(椛島永次名義)役(テレビ朝日系金曜ナイトドラマ・2001年4 - 6月)
- 『父娘探偵・金造&ミチル「ホストクラブ殺人事件」』マモル役(フジテレビ系金曜エンタテイメント・2002年7月5日)
- 『おかしな二人 〜伊豆・天城越えオネエ旅 女郎蜘蛛伝説殺人事件〜』本人役(フジテレビ系金曜エンタテインメント・2005年2月18日)
- 『刑事部屋〜六本木おかしな捜査班〜』第4話ゲスト高橋剛役(テレビ朝日系・2005年7月27日)
- 『刑事吉永誠一・涙の事件簿3 雨に殺せば』(テレビ東京系水曜ミステリー9・2005年11月16日)
- 『ガチバカ!』五十嵐忍役(TBS系連続ドラマ・2006年1 - 3月)
- 『和田アキ子殺人事件』(TBS系・2007年2月12日)
- 『警視庁捜査一課9係 season2』鳥越輝明役(テレビ朝日系連続ドラマ・2007年4 - 6月)
- 『わたしが子どもだったころ』(NHK・2007年8月)
- 『スペシャルドラマ 必殺仕事人2012』(ABC・2012年2月19日)
- 『クレオパトラな女たち』第5話ゲスト(日本テレビ系・2012年5月16日)
テレビアニメ
- 『ジャングル大帝』(フジテレビ・2009年秋)カバ役
舞台
- 『メルシィ! 僕ゥ?』振付&出演(CX事業部・2007年6・7月)
著書
- 半分少女 僕とアタシ(近代映画社) ISBN 4-7648-1994-5
- KABA.ちゃんの燃焼系ダンスで楽しくやせよう(宝島社) ISBN 4-7966-3762-1
- KABA.ちゃん発!オ・カ・マ・セ・エアライン(主婦と生活社) ISBN 4-391-13039-4
- ようこそ、KABA.ちゃんキッチンへ(ソニー・マガジンズ) ISBN 4-7897-2498-0
関連項目
脚注
外部リンク
- KABA.ちゃんオフィシャルブログ「KABA.R GIRL 2」(2010年3月からのブログ)
- 辺見えみりのHappy Talk(辺見えみりとの対談 GiRLSGATE)
- 田舎料理 鈴(両親が経営する食堂;2008年4月頃までに閉店したがサイトはそのまま存続)
- 公式プロフィール