小海線統括センター

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小海線営業所(こうみせんえいぎょうしょ)は、長野県佐久市中込に所在する東日本旅客鉄道(JR東日本)小海線中込駅構内にある、同線の運営を所管する組織である。長野支社の管轄。中込駅東側に車両基地を有し、運転士車掌が所属する乗務員基地の機能も併せ持つ。

小海線営業所
基本情報
鉄道事業者 東日本旅客鉄道
帰属組織 長野支社
所属略号 長コミ
配置両数
気動車 21両
合計 21両
備考 2014年4月1日現在のデータ[1]
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配置車両の車体に記される略号

 
小海線営業所 所属略号

長コミ」…長野支社を意味する「長」と、小海を意味する「コミ」から構成される。

歴史

  • 1934年9月1日:佐久鉄道の国有化により長野庫中込機関分庫として発足[2]。配置車両は、1265形及び気動車キハ40500・キハ40600。
  • 1935年11月29日:長野庫の分庫から独立して中込機関庫となる[3]。配置車両は、1265形・C12形・C56形及び気動車キハ40500・キハ40600。
  • 1936年9月1日:規則改正により中込機関区に改称。
  • 1959年4月3日:小海線管理所発足。配置車両はC56形。
  • 1960年4月1日:小海線定期旅客列車の気動車化完了。これによりC56形の運用が激減し、両数も大幅に減少。
  • 1969年1月:この頃小海線管理所廃止、中込機関区復活。配置車両はC56形・キハ10・キハ11・キハ51・キハ52。
  • 1980年4月1日現在、配置車両はDD16・キハ。
  • 1986年11月1日:長野車掌区のうち中込支区を中込駅に統合。
  • 1987年(昭和62年)4月1日国鉄分割民営化により東日本旅客鉄道に移管。
  • 1988年3月13日:中込機関区と中込駅乗務員(車掌)を統合し、中込運転区が発足。
  • 1989年12月:中込運転区を中込運輸区に改称。
  • 1991年4月1日:中込運輸区と小海線の全有人駅を統合し、小海線営業所が発足。

配置車両

小海線で運用される車両が配置されている。 2014年4月1日現在の配置車両は以下の通り[1]

電車 気動車 機関車 客車 貨車 合計
0両 21両 0両 0両 0両 21両
  • キハ110系気動車
    • キハ110形(12両)
      • 100番台12両が配置されている。かつては18両配置されていたが、2007年に2両(キハ110-118, 122)が盛岡車両センターへ、2013年2月中旬に3両(キハ110-106, 107, 108)が小牛田運輸区へ転出、2013年9月には1両(キハ110-105)が「TOHOKU EMOTION」用として八戸運輸区に転出した。
      • キハ110-121は、2015年に開業80周年を記念し、かつて小海線で運転していたキハ52形気動車をモチーフとした朱色の塗装となっている[4]
    • キハ111・112形(6両)
      • 100番台2両編成3本が配置されている。
      • キハ111-111・キハ112-111は、2015年に開業80周年を記念し、かつて小海線で運転していたキハ58系気動車をモチーフとしたクリーム色と朱色の塗装となっている[5]

検査等で長野総合車両センターとの入出場回送の際は、小淵沢駅から中央本線篠ノ井線を経由する。

脚注

  1. ^ a b 交友社鉄道ファン』2014年7月号 「JR旅客会社の車両配置表」
  2. ^ 『鉄道省年報. 昭和9年度』(国立国会図書館近代デジタルライブラリー)
  3. ^ 『鉄道省年報. 昭和10年度』(国立国会図書館近代デジタルライブラリー)
  4. ^ 懐かし朱色の車両 JR小海線、全線開通80周年記念で運行信濃毎日新聞
  5. ^ 旧国鉄カラーの車両20日運行開始 小海線全線開通80周年記念信濃毎日新聞

関連項目