仙台市体育館(せんだいしたいいくかん)は、宮城県仙台市太白区富沢一丁目にある市営の体育館である。1984年(昭和59年)9月1日に開設された。面積約2642平方メートル、固定席4681席の第一競技場の他、屋内プールやトレーニング室などを備えている[2]

仙台市体育館
(カメイアリーナ仙台)
Sendai City Gymnasium
Kamei Arena Sendai

地図
施設情報
愛称 カメイアリーナ仙台
Kamei Arena Sendai
正式名称 仙台市体育館
用途 屋内スポーツ、水泳
収容人数 5,705人(固定席:4,681席、可動席:1,024席)
事業主体 仙台市
管理運営 公益財団法人仙台市スポーツ振興事業団
敷地面積 19,733.26 m2[1]
竣工 1984年昭和59年)9月1日
所在地 982-0032
宮城県仙台市太白区富沢一丁目4番1号
位置 北緯38度13分4.6秒 東経140度52分8.6秒 / 北緯38.217944度 東経140.869056度 / 38.217944; 140.869056 (仙台市体育館
(カメイアリーナ仙台)
Sendai City Gymnasium
Kamei Arena Sendai
)
座標: 北緯38度13分4.6秒 東経140度52分8.6秒 / 北緯38.217944度 東経140.869056度 / 38.217944; 140.869056 (仙台市体育館
(カメイアリーナ仙台)
Sendai City Gymnasium
Kamei Arena Sendai
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2005年平成17年)より、Bリーグ仙台89ERS(せんだいエイティナイナーズ)のホームアリーナとして利用されている。2016年(平成28年)7月より命名権譲渡によりカメイアリーナ仙台の愛称を持つ。

2025年5月21日から2027年3月15日まで 大規模改修工事のため、全館休館となる。[3]

施設

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第一競技場(2006年バレーボール世界選手権)。1階の壁面収納可動席を使用せずに、仮設の土台の上にパイプ椅子を設置した例。
第一競技場
面積2642.59平方メートル(65.9メートル×40.1メートル)。バスケットボールバレーボールテニスの場合は3面、ハンドボールの場合は2面、バドミントンの場合は14面、卓球の場合は30面のコートをそれぞれ展開可能。観客席は5705席(2階・3階:固定席4681席、1階:可動席1024席(壁面収納))。アリーナにパイプ椅子を設けることで最大約1万人を収容することが可能であるが、コンサートなどでステージを設置するとキャパシティはこれより減少する。
第二競技場
面積770.80平方メートル(32.8メートル×23.5メートル)。バスケットボール、バレーボール、テニスの場合は1面、バドミントンの場合は4面のコートをそれぞれ展開可能。
温水プール
25メートル、5コース、水深1.1メートルから1.3メートル。
トレーニング室
体育室
体力測定室
軽運動場
研修室・会議室・和室
幼児体育室

利用

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仙台市体育館はジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ(Bリーグ)の仙台89ERSのホームアリーナとして使用されている。しかし、2007 - 2008シーズンは改修工事によって会場を確保できなかった関係から、青葉区仙台市青葉体育館で約半分のホームゲームを開催した。2008 - 2009シーズンからは、ほとんどの試合を仙台市体育館で開催した。2013 - 2014シーズンからは主会場があすと長町にあるゼビオアリーナ仙台に移ったが、仙台市体育館でも1シーズンあたり約8試合開いていた。2024-25年度のシーズンはゼビオアリーナのメインアリーナフロアの改修のため、暫定的にカメイアリーナを主本拠に移転する。

また、日本フットサルリーグ(Fリーグ)・ヴォスクオーレ仙台のホームゲームが、Fリーグ加盟以来開催されている。2014 - 2015シーズンは3試合を開催した。

スポーツ以外では、東北大学をはじめとする大学などの入学式や卒業式、成人式などの利用の他、コンサートなどにも使用される。かつては毎年、ディズニー・オン・アイスが開催されていた。

国際大会

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利用者数・決算

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かつてはアリーナ約47.7万人、プール約2.6万人の年間利用者だったようである[4]。仙台市に提出された指定管理者評価シート[5]に記載されているデータは以下の通り。2007年(平成19年)度は改修工事をしたため、利用者数などが減少した[6]


2005年[7] 2006年[7] 2007年[8] 2008年[9] 2009年[10]
利用者数 470,934人 438,440人 323,565人 398,493人 439,944人
市の支出 指定管理者費用 2億4886万円 2億5620万円 2億5328万円 2億4693万円 2億3807万円
その他 597万円 272万円 1億0958万円 3万円 927万円
市の収入 使用料 1億2710万円 1億2258万円 9698万円 8778万円 8440万円
その他 144万円 142万円 148万円 142万円 142万円

命名権

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2016年(平成28年)7月、募集していた命名権の優先交渉者が仙台市内に本社を置く総合商社のカメイに決まったと発表。愛称は「カメイアリーナ仙台」となった[11][12]

アクセス

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仙台市地下鉄南北線富沢駅が体育館の最寄り駅で、富沢駅から体育館までは徒歩で約10分の距離である[13]。また、JR東北本線太子堂駅からは徒歩で約20分の距離である。体育館の敷地に駐車場があるが、駐車台数に限りがありイベント開催時は公共交通機関の使用が望ましい。

脚注

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関連項目

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外部リンク

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