猪原誠司
猪原 誠司（いのはら せいじ、1968年2月19日- [1]）は、日本の警察官僚。警察大学校長[2][3]。
| 猪原 誠司 いのはら せいじ | |
|---|---|
| 生年月日 | 1968年2月19日（57歳）[1] |
| 出生地 |
 日本・奈良県奈良市[4] |
| 出身校 |
奈良学園中学校・高等学校[4] 東京大学法学部[1][5] |
| 在任期間 | 2024年8月5日[2] - 現職 |
| 在任期間 | 2022年9月12日[6] - 2024年8月5日[2] |
| 在任期間 | 2021年8月30日[7] - 2022年9月12日[6] |
| 在任期間 | 2020年8月24日[8] - 2021年8月30日[7] |
来歴
編集奈良県奈良市出身[4]。奈良学園中学校・高校を経て、東京大学法学部を卒業後、1991年 (平成3年)、警察庁に入庁[4][5]。
入庁後、群馬県警察本部刑事部捜査第二課長、神奈川県警察本部刑事部捜査第二課長、京都府警察本部刑事部長、福岡県警察本部暴力団対策部長、警察庁刑事局組織犯罪対策部暴力団対策課長などを歴任[5]。
福岡県警察本部暴力団対策部長在任中、特定危険指定暴力団・工藤会の捜査・対策に携わった[9]。
2016年8月10日、 福井県警察本部長に就任[10][11]。約1年間の在任中、暴力団の抗争や原発へのテロの対応などに取り組んだ[12]。
その後、警察庁刑事局組織犯罪対策部組織犯罪対策企画課長、警察庁刑事局刑事企画課長、警視庁組織犯罪対策部長、警察庁長官官房審議官 (刑事局・犯罪収益対策・調整担当)兼生活安全局付などを歴任[5]。
2021年8月30日、宮城県警察本部長に就任[7][13]。約1年間の在任中、暴力団対策などに取り組んだ。
略歴
編集- 1991年4月- 警察庁入庁[5][4]
- 1994年8月- 群馬県警察本部刑事部捜査第二課長[15]
- 1996年3月- 北海道警察本部捜査第二課長[16]
- 1997年
- 1998年7月- 警察庁刑事局暴力団対策部暴力団対策第一課課長補佐[20]
- 2002年8月- 神奈川県警察本部刑事部捜査第二課長[21]
- 2004年4月- 警察庁刑事局組織犯罪対策部企画分析課課長補佐[22]
- 2008年8月- 京都府警察本部刑事部長[23]
- 2010年9月- 警察庁刑事局刑事企画課情報分析支援室長[24]
- 2012年
- 2014年8月- 警察庁刑事局組織犯罪対策部暴力団対策課長[27][28]
- 2016年8月- 福井県警察本部長[10][11]
- 2017年8月- 警察庁刑事局組織犯罪対策部組織犯罪対策企画課長[29][30]
- 2018年7月- 警察庁刑事局刑事企画課長[31][32]
- 2019年7月- 警視庁組織犯罪対策部長[33][34][注釈 1]
- 2020年8月- 警察庁長官官房審議官 (刑事局・犯罪収益対策・調整担当)兼生活安全局付[8][36]
- 2021年8月- 宮城県警察本部長[7][13]
- 2022年9月- 警察庁刑事局組織犯罪対策部長兼生活安全局付兼刑事局付[6][14]
- 2024年8月- 警察大学校長[2][3]
脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ a b c 政官要覧社 2025, 764頁.
- ^ a b c d e “人事異動発令通知 (令和6年8月5日付)”. 警察庁. 2025年6月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年7月29日閲覧。
- ^ a b c “人事、警察庁”. 日本経済新聞 (2024年7月22日). 2025年7月29日閲覧。
- ^ a b c d e “毎日フォーラム・霞が関人物録：奈良県”. 毎日新聞. 2025年7月28日閲覧。
- ^ a b c d e 朝日新聞社 2024.
- ^ a b c d “人事、警察庁”. 日本経済新聞 (2022年8月29日). 2025年7月29日閲覧。
- ^ a b c d “人事、警察庁”. 日本経済新聞 (2021年8月25日). 2025年7月29日閲覧。
- ^ a b “人事、警察庁”. 日本経済新聞 (日本経済新聞社). (2020年8月7日) 2025年9月27日閲覧。
- ^ 「宮城県警本部長が着任「安全安心のために全力尽くす」」『朝日新聞』2021年9月1日。オリジナルの2025年3月22日時点におけるアーカイブ。2025年8月6日閲覧。
- ^ a b “人事、警察庁”. 日本経済新聞 (2016年8月2日). 2025年7月29日閲覧。
- ^ a b 『官報 平成28年本紙第6847号7頁 人事異動 国家公安委員会』（プレスリリース）国立印刷局、2016年8月29日。
- ^ 「暴力団抗争やテロ「一定程度の抑止」猪原県警本部長、離任会見」『中日新聞』2017年8月22日、福井・朝刊・16頁。
- ^ a b 『官報 令和3年本紙第570号6頁 人事異動 国家公安委員会』（プレスリリース）国立印刷局、2021年9月7日。
- ^ a b 『官報 利和4年本紙第819号8頁 人事異動 警察庁』（プレスリリース）国立印刷局、2022年9月15日。
- ^ 「警察庁人事 (18日付)」『朝日新聞』1994年8月9日、群馬・朝刊。
- ^ 「警察庁人事 (14日付)」『朝日新聞』1996年3月12日、群馬・朝刊。
- ^ 「道警人事 (23日付)」『朝日新聞』1997年6月18日、道内地域版・朝刊。
- ^ 「国税庁人事 (10日付)」『朝日新聞』1997年7月12日、滋賀・朝刊。
- ^ 『官報 平成9年号外第151号頁 人事異動 国税庁』（プレスリリース）国立印刷局、1997年7月29日。
- ^ 「国税庁人事 (10日付)」『朝日新聞』1998年7月12日、滋賀・朝刊。
- ^ 「警察庁人事 (23日付)」『朝日新聞』2002年8月23日、神奈川・朝刊。
- ^ 「警察庁人事 (15日付)」『朝日新聞』2004年4月15日、神奈川・朝刊。
- ^ 「府警刑事部長に猪原誠司氏就任へ」『朝日新聞』2008年7月25日、京都市内・朝刊・地方面。
- ^ 「人事：府警」『毎日新聞』2010年8月27日、京都・朝刊・25頁。
- ^ 「「３大」対策に重点 県警人事」『朝日新聞』2012年2月22日、福岡全県・朝刊・地方面。
- ^ 「暴対部長と福岡市警部長、専任に 県警人事、取り締まり強化」『朝日新聞』2012年3月24日、福岡・朝刊・地方面。
- ^ “人事、警察庁”. 日本経済新聞 (2014年8月20日). 2025年7月29日閲覧。
- ^ 『官報 平成26年本紙第6372号9頁 人事異動 国家公安委員会』（プレスリリース）国立印刷局、2014年9月10日。
- ^ “人事、警察庁”. 日本経済新聞 (2017年8月8日). 2025年7月29日閲覧。
- ^ 『官報 平成29年本紙第7090号6頁 人事異動 警察庁』（プレスリリース）国立印刷局、2017年8月28日。
- ^ “人事、警察庁”. 日本経済新聞 (2018年7月23日). 2025年7月29日閲覧。
- ^ 『官報 平成30年本紙第7321号9頁 人事異動 警察庁』（プレスリリース）国立印刷局、2018年8月7日。
- ^ 「警視庁人事 (7月1日付)」『朝日新聞』2019年6月25日、東京四域・朝刊・地方面。
- ^ 『官報 令和元年本紙第47号8頁 人事異動 国家公安委員会』（プレスリリース）国立印刷局、2019年7月10日。
- ^ “警察庁 人事異動 (2019年8月8日発令)”. 日経WHO' SWHO人事異動情報 (日本経済新聞社). (2019年8月7日)
- ^ 『官報 令和2年本紙第323号8頁 人事異動 警察庁』（プレスリリース）国立印刷局、2020年9月1日。
参考文献
編集『政官要覧 令和7年春号』政官要覧社、2025年。「猪原 誠司 (いのはら・せいじ)」『朝日新聞人物データベース』、朝日新聞社、2024年。
| 官職 | ||
|---|---|---|
| 先代 田中俊恵 |
警察大学校長 2024年 - |
次代 現職 |
| 先代 渡邊国佳 |
警察庁刑事局組織犯罪対策部長 2022年 - 2024年 |
次代 江口有隣 |
| 先代 千野啓太郎 |
宮城県警察本部長 2021年 - 2022年 |
次代 原幸太郎 |
| 先代 太刀川浩一 |
警察庁長官官房審議官(刑事局・犯罪収益対策・調整担当) 2020年 - 2021年 |
次代 鎌田徹郎 |
| 先代 森内彰 |
警視庁組織犯罪対策部長 2019年 - 2020年 |
次代 鎌田徹郎 |